え?この私が異世界に転生されたんだけど?

ムロヒ

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8話

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フォルスと勇者は冒険者ギルドの依頼で洞窟ダンジョンに来ていた

<洞窟ダンジョン>

「ひっ助けてフォルス!はぁはぁ何でこんなバケモナが…
最初は弱そうな魔物とかが出てくるんじゃ?」

「グオおおおおおおおおおおお!」

「これは…
半神半人の魔物何でこの世界に?
またユーノ様の仕業ね
だが問題ない」

“キュィーーーーーーーーーーーーーン”
“ドシュ”

「は?剣で一撃…倒した…」

「勇者様大丈夫?」

「クリスタル魔石…これ…金貨10枚…」

「そうなの?!やった~
1匹倒しただけで金持ち!今の魔物は比較的弱いわパワーはあるけど鈍い
私の世界にいた半神半人の魔物」

「…今の…魔物が弱い?…」

「手の内知ってるから簡単よ!」

「俺は何もできなかった…
やっぱりレベル1じゃどうしよも…
何でフォルスは攻撃力強いんだ?ポンコツだろ?」

「ポンコツって言うな!
魔力を剣に注ぎ込んだのよこれが私の新しいスキル
今日は宴会じゃ~!」

「うん…」





<冒険者ギルド>

「あら?
今朝の勇者様とフォルス様お帰りなさいませ」

「ギルドの嬢ちゃん覚えててくれたのね!」

「今朝はとても忘れられない出来事でしたので」

「夜は食事と酒を提供してるって聞いたから飲みにきたのよ
それとクリスタル魔石を換金してくれるかしら」

「すごいですね1日目でクリスタル魔石だなんてこれをどこで?」

「まぁこれくらいは余裕ねちょっと遠かったけど洞窟ダンジョンに入ったのよ!」

「ええええっ…
あの洞窟は最上級の魔物しかいないんですよ
よく2人とも生きて戻って来られましたね!」

「まぁ実際は私1人で倒したんだけどね」

「あの十字軍ですら5~6人のパーティ組んでやっと1匹倒せるかどうかなんです
すごいですよ
こちらで初討伐成功を祝ってお酒とおすすめ食事をお持ちしますね」

「ありがとう!よろしく!今夜は宴じゃ~って
勇者様さっきから黙ってテンション低いわね?
どうしたの?」

「…何でもない…」

「おいおいみんな見ろよ!こいつだ
お前だろ?
前代未聞の最弱勇者は?
レベル1で魔物を倒せるのか?
そこの可愛い女の子に助けてもらったのかな?
女の子に助けてもらうなんて情けないな!
弱小勇者だって町中の噂になってるぞ笑える
これじゃ依頼もこねぇよな!」

「何よあんた急になんなの?うざいわよ!
変えてあげようか?貴様の運命」

「くっフォルスいいんだ本当の事だし…」

「認めてやんの」

「俺…先に帰るわ…」

「え?ちょっと待ってよ勇者様…こんな夜にどこ行くのよ!」








<森林ダンジョン>

「ここなら魔物も比較的弱い魔物がいるはず
フォルスのレベルに合わせてダンジョンしたら迷惑がかかる早くレベルを上げなければ」

“ピョコン”

「うさぎ?牙がナゲェこの魔物ならウリャ!」

“ドシュ”

「はぁはぁやっと倒した意外と素早い…」

「魔石…銅貨ってとこか…フォルスには世話にならない俺で魔物を倒して…」

“ピョコンピョコンピョコンピョコンピョコンピョコンピョコンピョコンピョコンピョコンピョコンピョコンピョコンピョコンピョコンピョコンピョコンピョコンピョコンピョコンピョコンピョコンピョコンピョコンピョコンピョコンピョコンピョコン”

「え?何だこの数20~30匹はいる俺死んだ…」







<冒険者の町>

「勇者様どこに行ったのかしら朝にもなって帰って来ないなんて」

「フォルス…ただいま…」

「傷だらけじゃないどうしたの?
勇者様しっかりして」

「俺…1人で倒したよ…
うさぎみたいな小さい魔物これ青の魔石…」

「すごいじゃない50個はある」

「フォルス俺…すごいだろ?
レベル2になったんだぜ…
朝まで戦ってレベル2だぜ…
へへへごめんな恥ずかしい思いさせてしまって…
俺といたら恥ずかしいだろ…」

「そんな事ないしっかりして!今治癒魔法で
魔法スキル:アポロー」

“ピカーンピーーーーーーーーー

「傷は完全に治したけど起きないわね…
こんなボロボロになって…バカ…」


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