え?この私が異世界に転生されたんだけど?

ムロヒ

文字の大きさ
上 下
7 / 45

7話

しおりを挟む
「勇者様だめーーーーーーーーー!」

「じゃまをするなら殺す2回戦と行こうか?」

「幸運をもたらし人々にできる限りのことをするって約束…」

「え?人々は俺も入っているのか?」

「当たり前でしょ!
それに目の前に困ってる人がいたら助けるんでしょ!
あなたから学んだ事よ!
助けるのに理由なんていらないんでしょ!
まだ1日目ヤケにならないで!」

「フォルスお前…」

「私もサポートするから一緒に頑張ろ!
イイじゃない最初は弱小でも頑張ればいずれ強くなれる
努力して強くなったかっこいい勇者様が見たい」

「お前変わったな性格は魔王級だったのに
いいのか最強十字軍の騎士団に入らなくても?」

「いいの
それに“嫌なのよあなたが魔王”になる事が…」

「そっか…そうだよな…
俺達仲間だしなフォルスの気持ち分かってなかった
俺ってほんとポンコツだな」

「バカ…
そうね全然分かってない
ストーリーがごちゃごちゃになる…」

「へ?ストーリー?」

「テメェが魔王になったら
このストーリーがごちゃごちゃになるだろうが!」

「えええ…」

「何が『2回戦と行こうか?』だよ
私は王道の勇者の旅がしたいの!
弱小勇者が努力して最強勇者になる感動的なストーリー!
最初から無双状態で何が楽しいの?
あなたが無双したら私の出番がないじゃない
側で見とけってか?
それに自分自身にフォルトゥーナの瞳は使えないって言ったじゃん!」

「そうだっけ?それが俺を魔王にさせない理由?」

「そうよ他に何があるのよ
ばーか」

「相変わらずだな!」

「もう一度手をかざして初期設定で始めるよ
いい加減この町から出よ
まだ魔物とさえ戦ってない」

「分かったよ…諦めるよ」

「最初からそうしてよ!」

「でもなぁ最強のあの感覚が忘れられないんだよな」

「殺すぞ!
ぐちぐちうるさい私がサポートするって言ったでしょ最強になるのは程遠いけどあなたの努力次第でまた最強になるから努力もしないで最強とかクソか!」

「お前はいいよなもうすでに最強だし」

「私は元が可愛いし女神だし
それに私が主人公だからいいじゃない」

「何だよそれ」

「あの~勇者様
いい加減お決まりになりましたか?
さっきからずっと待ってるんですが?」

「ごめんなさいもう勇者様の意見は無視して
初期設定から始めて下さい」

「かしこまりましたでは勇者様手をかざして下さい」

「もうわかったよ諦めるよ…」

”ぴかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん“

『“初期設定にしました全ての数字が1です
初期設定にしました全ての数字が1ですぷぷっ”』

「このクリスタル今笑わなかったか?」

「気のせいよ!」

「色々あったけど俺達の旅いよいよここからだな」

「ええそうよ行きましょ」

「お客様最後に大事な事を言い忘れていました
パーティ組んで魔物を倒した場合
通常でしたら皆さにステータスポイントが振り分けるんですが”倒した方“だけがステータスポイントに入りますそれでは行ってらっしゃいませ」



“私は決めた幸運の女神フォルスはこの異世界で魔王を倒し元の世界に戻る為冒険にでる
そしてオリンボスに戻りユーノ様を殺す事を目標に
私はこの楽しくもない下界で下々の世界から一緒には暮らせない不自由さと不便さのこの世界から早く抜け出さないといけない
このポンコツ勇者と共に
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-

ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。 断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。 彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。 通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。 お惣菜お安いですよ?いかがです? 物語はまったり、のんびりと進みます。 ※本作はカクヨム様にも掲載しております。

転売屋(テンバイヤー)は相場スキルで財を成す

エルリア
ファンタジー
【祝!第17回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞!】 転売屋(テンバイヤー)が異世界に飛ばされたらチートスキルを手にしていた! 元の世界では疎まれていても、こっちの世界なら問題なし。 相場スキルを駆使して目指せ夢のマイショップ! ふとしたことで異世界に飛ばされた中年が、青年となってお金儲けに走ります。 お金は全てを解決する、それはどの世界においても同じ事。 金金金の主人公が、授かった相場スキルで私利私欲の為に稼ぎまくります。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!

仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。 しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。 そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。 一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった! これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

美少女に転生しました!

メミパ
ファンタジー
神様のミスで異世界に転生することに! お詫びチートや前世の記憶、周囲の力で異世界でも何とか生きていけてます! 旧題 幼女に転生しました

タブレット片手に異世界転移!〜元社畜、ダウンロード→インストールでチート強化しつつ温泉巡り始めます〜

夢・風魔
ファンタジー
一か月の平均残業時間130時間。残業代ゼロ。そんなブラック企業で働いていた葉月悠斗は、巨漢上司が眩暈を起こし倒れた所に居たため圧死した。 不真面目な天使のせいでデスルーラを繰り返すハメになった彼は、輪廻の女神によって1001回目にようやくまともな異世界転移を果たす。 その際、便利アイテムとしてタブレットを貰った。検索機能、収納機能を持ったタブレットで『ダウンロード』『インストール』で徐々に強化されていく悠斗。 彼を「勇者殿」と呼び慕うどうみても美少女な男装エルフと共に、彼は社畜時代に夢見た「温泉巡り」を異世界ですることにした。 異世界の温泉事情もあり、温泉地でいろいろな事件に巻き込まれつつも、彼は社畜時代には無かったポジティブ思考で事件を解決していく!? *小説家になろうでも公開しております。

異世界召喚?やっと社畜から抜け出せる!

アルテミス
ファンタジー
第13回ファンタジー大賞に応募しました。応援してもらえると嬉しいです。 ->最終選考まで残ったようですが、奨励賞止まりだったようです。応援ありがとうございました! ーーーー ヤンキーが勇者として召喚された。 社畜歴十五年のベテラン社畜の俺は、世界に巻き込まれてしまう。 巻き込まれたので女神様の加護はないし、チートもらった訳でもない。幸い召喚の担当をした公爵様が俺の生活の面倒を見てくれるらしいけどね。 そんな俺が異世界で女神様と崇められている”下級神”より上位の"創造神"から加護を与えられる話。 ほのぼのライフを目指してます。 設定も決めずに書き始めたのでブレブレです。気楽〜に読んでください。 6/20-22HOT1位、ファンタジー1位頂きました。有難うございます。

あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公 じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい …この世界でも生きていける術は用意している 責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう という訳で異世界暮らし始めちゃいます? ※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです ※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています

処理中です...