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ルセラ編
6話 異世界なんかで女の子と一晩寝たくたいけど
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十夜とレイは今夜泊まる宿屋に来ていた。
「え!部屋1つしか空いてないんですか!」
「えぇ、すいません。なんでも今夜大掛かりなクエストがあるらしくて、それで他の所からも冒険者が来てるんですよ」
大がかりなクエストというのも気になるが、今はそんなことを考える余裕はない。
今夜を安全に越すのが今一番重要だ。
「そうなんですね。わかりましたそれじゃ――」
「その部屋でおねがいしまーす!」
俺が他の宿屋を探すため諦めようとした時レイが話しているところに割り込んできた。
「割り込んでくるんじゃねー!」
「ダーリンと一緒の部屋なのが嬉しくて」
レイはそう言いながらそそくさと部屋の鍵を受け取り走って部屋に逃げ込んだ。
「...やられた...」
こうなれば仕方ないと思うしかなかった。
女の子と一つの部屋に2人。人生初体験。
小綺麗な廊下を歩き部屋に向かった。
中に入ると最初に目に入ったのは2人用の大きなベッドだった。
「今日私はこのベッドでダーリンと一線を」
「こえねーよ!ったくいきなり変な事言うんじゃねぇ」
「はーい」
残念そうにレイが言った。
そんなにしょんぼりされたら正直俺だって変な気を起こしかねない。
俺はあと何日理性を保てるのだろう。
「今日は疲れたろ。早く風呂入ってこい」
「わかりましたー!」
はー、今日で持ち金がだいぶ減ってしまった。自分の物はなるべく後回しで無駄遣いは避けないとな。
「しかし眠たいな」
大きなあくびをしながらふとつぶやいた。
しかしこのベッドで2人で寝るのか。
あんな天使と2人で...
変な想像をして少し息をのんだ。
ダメだ今日は早く寝て何もしないようにしよう。
そのまま十夜はレイがお風呂に入っている間に寝てしまった。
“十夜ー生きてるかー”
この声、魔王だ。
「生きてるぞー」
またこの空間。
体が浮くようなフワフワした不思議な感覚..,正直慣れない。
「おぉやっと起きたか、もう30分も起こしてたんだぞ!」
それは申し訳ないことをした。
いや、こんな時間に呼び出す方がわるいのではなかろうか?
「すいません」
「よろしい」
今日は一体何のようなんだ。
こちらとしても色々聞きたいことがあったし丁度良かったが。
「今日はお前の持ってる魔剣についてだ。魔法を吸収してその力を魔剣の力にするあれ、お前どうやってあんな技をてに入れた」
今日の話題は思ってたものとは全く違う魔王も知らないという魔剣の力についてだった。
あの力は元々備わっていたものでもなくどうやら所有者が変わったことによって生まれた魔剣の新たな力だと魔王は推測している。
「魔剣自身が主人を選んだ結果というべきか」
「魔剣って主人によって能力が変わるものなのか?」
「魔剣は未だ判明していない事も多いと言われている。主人によって能力が増えてもおかしくはないな」
魔王は色々と考えを巡らしているようで数分口元に手を当てブツブツと独り言を喋っていた。
「じゃぁこれから増える事はあるのか?」
もし増えるなら魔剣の使い道も増える。
もっと効率よく魔物を倒せたり魔王を倒すための手がかりになるかも知れない。
「お前しだいだろうな」
結果的に魔王もよく分かってないらしいし自分で解明するしかない。
「そろそろ時間だ。2人で仲良くな!」
嫌な予感がする。
正直似た展開は前にもあった。ここに来た時に一瞬思い出したのだが考え込んでいて忘れていた。
このパターンってもしかして――
「ん?やっぱりもう朝か、昨日風呂入らず寝ちゃったのか」
妙に左腕が重い、そう感じ右腕を見てみると。
「うわぁ!何やってんだレイ!」
腕にはタオル1枚巻いたレイがいた。
フラネさんとニーベさんの時もこんな感じで驚いていた。
「ダーリン、おはよー」
俺の驚く声で起きたのだろう。
ゆっくりと体を起こしながら今にもはだけそうなタオルを軽く押さえている。
目がしょぼしょぼとしていた。とても可愛い。
「かっ可愛い!あっ...」
思わず声に出ていた。それほどまでに可愛く見えた。
「ん?ダーリン、急にどうしたの?」
「い、いや、べつになんでも」
明らかに動揺していた俺はレイから目をそらした。
その行動を不審に思ったレイは俺の方に身を乗り出し俺の目をじっと見つめる。
更に挙動不審になった俺は目を泳がせてしまった。
「絶対嘘だー!」
「嘘じゃないよ――っ!」
その時、俺の言葉を遮るかのように唇にレイの柔らかく小さな指が触れた。
「ちょっちょっとレイさん?」
「しー、ダーリン静かにダーリンは私に全て任せてください」
まて、このままじゃ襲われる!
正直このまま身を任せても良かった。
だが俺とレイはまだ出会って少ししか経っていない。そんな浅い関係のまま一線を越えてしまうのはダメな気がした。
「...やめろ...」
そんな小さく情けない声が俺の口から漏れ出た。
1人のか弱い女の子にここまでされるとは、思ってもみなかった。
「そんな顔されたら...」
嬉しくはあったが少し怖くも感じた。だが向こうもそうだったのだろう。勇気をふりしぼって向かってきてくれたのに「やめろ」なんて、傷ついてもおかしくはない。
「ゾクゾクします!」
なんて俺が申し訳なく思っていたのに、レイが抱いていたものは俺が考えていた事とは別の感情であったらしい。
「何言ってんだ!早く服きろー!」
「はーい、ケチ」
「ケチもクソもあるかー!」
指摘したらレイが頬を膨らませ不服そうにこちらを見た。
「早く着替えて朝飯食いにいくぞ」
「はーい!ダーリン!」
十夜達が服を着替えて宿屋を出た時多くの冒険者が列を作って歩いていた。
ん?これって昨日宿の人が言ってた大がかりなクエストを受けた冒険者達だろうか。
「ダーリン!なんか傷だらけの冒険者達がいるよー」
レイが指を指した方には傷を負った冒険者達がどこかに向かっていた。
「俺は事情を聞いてくる。レイは朝食にそこのパン屋のサンドイッチ買ってきてくれ」
「はーい!ダーリン!」
十夜はそう言ってレイにお金を渡し冒険者の方に向かった。
「あのー何があったんですか?」
十夜は近くで冒険者達を見守っていたお兄さんに尋ね寄った。
「昨日の夜に大掛かりなクエストがあったらしくてなーボロボロになって帰って来たんだよ」
「そうなんですか、それって魔物退治なんですよね?」
「あぁ、確かフェンリルとか言ったかな?」
「やっぱり、ありがとうございます」
十夜はお兄さんにお礼をしその場を後にした。
十夜には行くべきところがあった。
それは今朝から決まっていた。
そのまま急いでレイを迎えに行った。
「レイ!いくぞ!」
俺はそう言いながらレイを抱きかかえ大衆の中をを走り抜けた。
「え!ちょっとどこに行くんですかー!」
こうして十夜達が来たのはギルドだった。
ある目的のためにこの場に足を運んだ。
途切れた息も気にせず急いでフラネさんの元に向かった。
「フラネさん!」
「十夜様!おはようございます」
「昨日の夜フェンリルとか言う魔物がでたんですよね?それってどこですか!」
身を乗り出しとても食い気味に聞く俺に少し戸惑いながらもフラネさんは答えてくれた。
「確か山の頂上に住み処があるとか」
「わかりました!そのクエストうけます!」
「え!なんでですか!相手はフェンリルなんですよ!」
「大丈夫です!ちゃんと対策してますから」
実は昨日魔王から十夜はこんな話を聞いていた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「フェンリル?」
「あぁ今日お前が戦う事になると思うだから忠告をしに来た」
どうやら魔王は未来予知ができるらしい。
忠告と言うほどだからなにか危険な場面に直面するのだろうという予想はついた。
「お前が戦う事になるフェンリル知性を持っている」
「知性?」
魔王が言うにはフェンリルは昔暴走した他のフェンリルに親を殺されその恨みを晴らすため今もそのフェンリルを探していると言われてる。基本的に人間は襲わないが1度敵とみなすと襲いかかるそうだ
「そうなのか、魔物にも色々あるんだな。
よし決めた!俺そいつを――」
俺はこの時から決めていた。
1人で心細い思いをしている奴はほっとけない。魔王の言葉に救われたように、今度は俺がフェンリルを救う。
「正気か?お前は冒険者としては駆け出しなんだぞ!今死なれたら困る!いくらお前でもそんな簡単にそんな事できるわけないだろ!」
十夜は何か大切な事を魔王に伝えていた。
魔王は無理だと言ったが俺にはできるという確信があった。根拠はない。
レイも俺を止めるだろう。
だが気持ちは変わらない。
「やってみなくちゃわかんねーよ!」
少し笑いながら俺の真剣な目を見て魔王は笑った。
「わかったよ。そのかわり死ぬな」
「あぁ、そのつもりだ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「レイ!さっき買ったポーションは持ったか?」
「はい!でも私回復魔法なら使えますけど」
「でもお前の回復魔法は魔物には使えないだろ?」
「もしかしてフェンリルにポーションを使うのですか!」
「あぁ!だって俺はフェンリルを仲間にするために山へ行くんだ!」
そして俺達はフェンリルのいる山へ向かった。
「え!部屋1つしか空いてないんですか!」
「えぇ、すいません。なんでも今夜大掛かりなクエストがあるらしくて、それで他の所からも冒険者が来てるんですよ」
大がかりなクエストというのも気になるが、今はそんなことを考える余裕はない。
今夜を安全に越すのが今一番重要だ。
「そうなんですね。わかりましたそれじゃ――」
「その部屋でおねがいしまーす!」
俺が他の宿屋を探すため諦めようとした時レイが話しているところに割り込んできた。
「割り込んでくるんじゃねー!」
「ダーリンと一緒の部屋なのが嬉しくて」
レイはそう言いながらそそくさと部屋の鍵を受け取り走って部屋に逃げ込んだ。
「...やられた...」
こうなれば仕方ないと思うしかなかった。
女の子と一つの部屋に2人。人生初体験。
小綺麗な廊下を歩き部屋に向かった。
中に入ると最初に目に入ったのは2人用の大きなベッドだった。
「今日私はこのベッドでダーリンと一線を」
「こえねーよ!ったくいきなり変な事言うんじゃねぇ」
「はーい」
残念そうにレイが言った。
そんなにしょんぼりされたら正直俺だって変な気を起こしかねない。
俺はあと何日理性を保てるのだろう。
「今日は疲れたろ。早く風呂入ってこい」
「わかりましたー!」
はー、今日で持ち金がだいぶ減ってしまった。自分の物はなるべく後回しで無駄遣いは避けないとな。
「しかし眠たいな」
大きなあくびをしながらふとつぶやいた。
しかしこのベッドで2人で寝るのか。
あんな天使と2人で...
変な想像をして少し息をのんだ。
ダメだ今日は早く寝て何もしないようにしよう。
そのまま十夜はレイがお風呂に入っている間に寝てしまった。
“十夜ー生きてるかー”
この声、魔王だ。
「生きてるぞー」
またこの空間。
体が浮くようなフワフワした不思議な感覚..,正直慣れない。
「おぉやっと起きたか、もう30分も起こしてたんだぞ!」
それは申し訳ないことをした。
いや、こんな時間に呼び出す方がわるいのではなかろうか?
「すいません」
「よろしい」
今日は一体何のようなんだ。
こちらとしても色々聞きたいことがあったし丁度良かったが。
「今日はお前の持ってる魔剣についてだ。魔法を吸収してその力を魔剣の力にするあれ、お前どうやってあんな技をてに入れた」
今日の話題は思ってたものとは全く違う魔王も知らないという魔剣の力についてだった。
あの力は元々備わっていたものでもなくどうやら所有者が変わったことによって生まれた魔剣の新たな力だと魔王は推測している。
「魔剣自身が主人を選んだ結果というべきか」
「魔剣って主人によって能力が変わるものなのか?」
「魔剣は未だ判明していない事も多いと言われている。主人によって能力が増えてもおかしくはないな」
魔王は色々と考えを巡らしているようで数分口元に手を当てブツブツと独り言を喋っていた。
「じゃぁこれから増える事はあるのか?」
もし増えるなら魔剣の使い道も増える。
もっと効率よく魔物を倒せたり魔王を倒すための手がかりになるかも知れない。
「お前しだいだろうな」
結果的に魔王もよく分かってないらしいし自分で解明するしかない。
「そろそろ時間だ。2人で仲良くな!」
嫌な予感がする。
正直似た展開は前にもあった。ここに来た時に一瞬思い出したのだが考え込んでいて忘れていた。
このパターンってもしかして――
「ん?やっぱりもう朝か、昨日風呂入らず寝ちゃったのか」
妙に左腕が重い、そう感じ右腕を見てみると。
「うわぁ!何やってんだレイ!」
腕にはタオル1枚巻いたレイがいた。
フラネさんとニーベさんの時もこんな感じで驚いていた。
「ダーリン、おはよー」
俺の驚く声で起きたのだろう。
ゆっくりと体を起こしながら今にもはだけそうなタオルを軽く押さえている。
目がしょぼしょぼとしていた。とても可愛い。
「かっ可愛い!あっ...」
思わず声に出ていた。それほどまでに可愛く見えた。
「ん?ダーリン、急にどうしたの?」
「い、いや、べつになんでも」
明らかに動揺していた俺はレイから目をそらした。
その行動を不審に思ったレイは俺の方に身を乗り出し俺の目をじっと見つめる。
更に挙動不審になった俺は目を泳がせてしまった。
「絶対嘘だー!」
「嘘じゃないよ――っ!」
その時、俺の言葉を遮るかのように唇にレイの柔らかく小さな指が触れた。
「ちょっちょっとレイさん?」
「しー、ダーリン静かにダーリンは私に全て任せてください」
まて、このままじゃ襲われる!
正直このまま身を任せても良かった。
だが俺とレイはまだ出会って少ししか経っていない。そんな浅い関係のまま一線を越えてしまうのはダメな気がした。
「...やめろ...」
そんな小さく情けない声が俺の口から漏れ出た。
1人のか弱い女の子にここまでされるとは、思ってもみなかった。
「そんな顔されたら...」
嬉しくはあったが少し怖くも感じた。だが向こうもそうだったのだろう。勇気をふりしぼって向かってきてくれたのに「やめろ」なんて、傷ついてもおかしくはない。
「ゾクゾクします!」
なんて俺が申し訳なく思っていたのに、レイが抱いていたものは俺が考えていた事とは別の感情であったらしい。
「何言ってんだ!早く服きろー!」
「はーい、ケチ」
「ケチもクソもあるかー!」
指摘したらレイが頬を膨らませ不服そうにこちらを見た。
「早く着替えて朝飯食いにいくぞ」
「はーい!ダーリン!」
十夜達が服を着替えて宿屋を出た時多くの冒険者が列を作って歩いていた。
ん?これって昨日宿の人が言ってた大がかりなクエストを受けた冒険者達だろうか。
「ダーリン!なんか傷だらけの冒険者達がいるよー」
レイが指を指した方には傷を負った冒険者達がどこかに向かっていた。
「俺は事情を聞いてくる。レイは朝食にそこのパン屋のサンドイッチ買ってきてくれ」
「はーい!ダーリン!」
十夜はそう言ってレイにお金を渡し冒険者の方に向かった。
「あのー何があったんですか?」
十夜は近くで冒険者達を見守っていたお兄さんに尋ね寄った。
「昨日の夜に大掛かりなクエストがあったらしくてなーボロボロになって帰って来たんだよ」
「そうなんですか、それって魔物退治なんですよね?」
「あぁ、確かフェンリルとか言ったかな?」
「やっぱり、ありがとうございます」
十夜はお兄さんにお礼をしその場を後にした。
十夜には行くべきところがあった。
それは今朝から決まっていた。
そのまま急いでレイを迎えに行った。
「レイ!いくぞ!」
俺はそう言いながらレイを抱きかかえ大衆の中をを走り抜けた。
「え!ちょっとどこに行くんですかー!」
こうして十夜達が来たのはギルドだった。
ある目的のためにこの場に足を運んだ。
途切れた息も気にせず急いでフラネさんの元に向かった。
「フラネさん!」
「十夜様!おはようございます」
「昨日の夜フェンリルとか言う魔物がでたんですよね?それってどこですか!」
身を乗り出しとても食い気味に聞く俺に少し戸惑いながらもフラネさんは答えてくれた。
「確か山の頂上に住み処があるとか」
「わかりました!そのクエストうけます!」
「え!なんでですか!相手はフェンリルなんですよ!」
「大丈夫です!ちゃんと対策してますから」
実は昨日魔王から十夜はこんな話を聞いていた
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「フェンリル?」
「あぁ今日お前が戦う事になると思うだから忠告をしに来た」
どうやら魔王は未来予知ができるらしい。
忠告と言うほどだからなにか危険な場面に直面するのだろうという予想はついた。
「お前が戦う事になるフェンリル知性を持っている」
「知性?」
魔王が言うにはフェンリルは昔暴走した他のフェンリルに親を殺されその恨みを晴らすため今もそのフェンリルを探していると言われてる。基本的に人間は襲わないが1度敵とみなすと襲いかかるそうだ
「そうなのか、魔物にも色々あるんだな。
よし決めた!俺そいつを――」
俺はこの時から決めていた。
1人で心細い思いをしている奴はほっとけない。魔王の言葉に救われたように、今度は俺がフェンリルを救う。
「正気か?お前は冒険者としては駆け出しなんだぞ!今死なれたら困る!いくらお前でもそんな簡単にそんな事できるわけないだろ!」
十夜は何か大切な事を魔王に伝えていた。
魔王は無理だと言ったが俺にはできるという確信があった。根拠はない。
レイも俺を止めるだろう。
だが気持ちは変わらない。
「やってみなくちゃわかんねーよ!」
少し笑いながら俺の真剣な目を見て魔王は笑った。
「わかったよ。そのかわり死ぬな」
「あぁ、そのつもりだ!」
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「レイ!さっき買ったポーションは持ったか?」
「はい!でも私回復魔法なら使えますけど」
「でもお前の回復魔法は魔物には使えないだろ?」
「もしかしてフェンリルにポーションを使うのですか!」
「あぁ!だって俺はフェンリルを仲間にするために山へ行くんだ!」
そして俺達はフェンリルのいる山へ向かった。
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