インピオ

ハイパーキャノン

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インピオ~春の日の追憶~

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 透が絶倫チックなのには訳があります、彼は大和民族なのです、だから生命力が一般の男性に比べて強いんですね。



 そこへ持ってきて父親からは柔道を、そして母親からは気功と言うかヨガみたいな事をやらされていたためにそれらが開花し始めたのです。



 そしてもう一つがこの日は柚希ちゃんがイキ安い日だったんです、そこへ持ってきて透が“好きだ”といったもんだから舞い上がってしまったんです(加えて恥ずかしさの余り感じてしまった、と言う)。



 つまりはそう言う事なのです。

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 その日は五月にしては暑い日だった、天気予報では六月下旬並みの気温だと言っていたがその通りで日中は二十七度近くにまで上がった。



 普通に歩いていて汗ばむ陽気だった、だから透は早くからお風呂に入っていたのだが柚希はそうではない。



「私もお風呂に入りたい」



 と言うのを無理矢理捩じ伏せて透は柚希との行為に臨んだ。



「ううっ。どうしても駄目なの・・・?」



「だめ、もし断るんだったらしばらく柚希としないからね」



「解ったよぅ・・・」



 好きな人には弱いと言うか、甘い柚希は結局は透の言いなりだ。



 正式に告白をされた後だった事も手伝って感極まっていた彼女だから、少年の横暴とも言える要求を聞き入れてしまった、つまり汗をかいたままの格好でエッチを始めたのだ。



 ピンとたった乳首、汗ばむ体、蒸れたままの股間。



 そしてそこから立ち上る甘酸っぱくて生臭い少女の体臭。



「んぱ、ちゅぷ、ちゅぷっ。はぁぁぁん・・・」



(ひゃあああっ。恥ずかしいっ。恥ずかしいよぅっ!!!)



「柚希、いつもより感じてる・・・?」



「はむ、ちゅぷっ。そ、そんなことないもん・・・っ。ひゃあああああっ!?」



 全裸にさせられて恋人に抱きしめられ、唇を奪われる。



 更にその上で乳首や乳房、脇腹や肩甲骨などを指で優しく撫で回されるが恋人の感じるところも感じさせ方も子供ながらにしっかりと把握していた透はいつもと変わらぬ舌使いと指使いとで柚希を徐々に燃え上がらせて行った。



「はむ、んむっ。ちゅぱ、ああん、そこぉっ!!」



「ここも気持ちいいんだ」



「やあぁぁん、イジワルゥ・・・」



(ううっ。恥ずかしいっ。恥ずかしいのに感じちゃう。私の臭い所もエッチな所もっ。みんなみんな透に見られちゃってる、触られちゃってるよぉっ!!!)



 責められながら柚希は段々と自分が興奮してくるのをハッキリと感じていた、それと呼応するかのように体の感度は増し始めて彼氏の愛撫に一々反応してしまう。



 一方で透はそんな少女の様子を楽しむかのように体への刺激を続けていた、一頻りあちらこちらを撫で回した後は膨らみかけの乳房を下から包み込むようにもみ上げ、更には中心のポッチを摘まんで指先で捏ねくり回す。



「はん、あんっ❤ひゃあああんっ。あん、あん♪♪♪と、透ぅ・・・」



「すごい、柚希のここもうグッチャグチャだよ!?」



「やぁん。恥ずかしい、よ・・・」



 声に甘いものが混ざり始めた事を確認した透は乳首を口に含んでなめ回し、更にはしゃがみ込んで少女の股間へと手を伸ばすがそこはすでに愛液で濡れそぼっており特に前戯の必要は無いように思える。



「はあはあっ、はあ・・・」



「柚希、入れていい?」



「・・・う、うん。良いけど。今日はどうすればいいの?」



「ベッドの上で四つん這いになって。こっちにお尻を向けてくれ」



「・・・・・」



 カァッと柚希の顔が真っ赤になるがいつもこの入れられる直前の照れ臭さはどうにももどかしくて苦しくて、でも待ち遠しくて興奮する。



 透に早くぶち込んでもらいたい、透だけのモノにして滅茶苦茶にして欲しいとそんなことまで考える。



 そんな少女の気持ちを知ってか知らずか透は無言でイチモツを掴むと先端を割れ目に宛がった、そして。



「ふんっ!!」



「おっはあああぁぁぁぁぁっっっ❤❤❤❤❤」



 そのまま思いっきりバチコーンと奥までぶち込むが、すると途端に柚希が仰け反り加減となり、舌を突き出して絶叫した。



 膣奥の子宮口付近を圧迫された少女はたったそれだけで達してしまったのだ。



 だけど。



「くああぁぁぁぁぁっ!!?あっひいいぃぃぃぃ・・・・・っっ!!!!!」



「・・・ふんっ!!」



「おあぁぁぁあああぁぁぁぁあああああ~~~・・・・・っっっ❤❤❤❤❤」



 痙攣が治まるまで待っていた透は一度腰を引いて結合を浅くし、グルグルと陰茎を回して焦らさせた。



 そして。



 そのまま再度の突き込みを行って少女を再び果てさせると、後はもう欲望の赴くままに両手で腰をしっかりと掴んで長いストロークを素早く連続して打ち込み始めた。



「ひゃああああ、あん、あん。あっひいいぃぃぃぃぃぃっっ❤❤❤」



 パンパンパンパンと音がして、ブルブルブルと少女の可愛らしい尻肉が揺れる。



 結合部からは大量の愛液が溢れ出してしたたり落ち、シーツに数滴のシミを作った。



「はあはあっ、ひぁぁぁあああああっ!?とおるっ。とおるうぅぅぅぅぅっ❤❤❤」



「はあはあっ、ゆ、柚希の中すげっ。相変わらず凄い気持ちいいよ・・・っ!!!」



 お互いの性器の感覚を互いの性器で確かめ合う。



 後ろからされているために、普段とは違う場所が奥の奥まで刺激され、力尽くで透に犯されているかのような被虐感を覚える。



 膨張した透の男根がキュウキュウと窄まる柚希の膣を中からズンズン、ゴリゴリと圧迫して少女を散々に戦慄かせた。



「ひい、はあ、はあぁっ。はあぁぁぁんっっ❤❤❤気持ちいいっ、気持ちいいよぉぉぉっっっ♪♪♪♪♪」



「ちゅ、ちゅ、ちゅぱっ、ちゅぱっ。ちゅる、ちゅる、ちゅるるるるる~っ!!!」



「ひあぁぁぁぁぁっ、だめだめっ。それやっちゃだめぇぇぇぇぇぇぇっ❤❤❤❤❤」



 元々イカされていた柚希は既に限界が近いようで膣が奥から収縮し始めていた、瞳がトロンとなり、全身から汗が噴き出し始めて甘酸っぱいその匂いが周囲に強く漂った。



 そんな彼女に覆い被さるようにして透は首筋や背中にキスの雨を降らせ、更には片手でその乳首を摘まんでギリギリと捏ねくり回す。



「だめえぇぇっ、イク、イクイクイクイクイクイクッ。イックウウゥゥゥゥゥッッ❤❤❤❤❤」



「くっ。締め付けられる・・・っ!!!」



 キュウキュウ、ギュウウウゥゥゥゥゥッッ。ビクゥゥゥ、ビクビクビクビクビクンッ!!!



「くはあぁぁぁっ。はあはあはあはあ・・・っ♪♪♪と、透、透うぅぅ・・・・・っっ❤❤❤❤❤ふ、ふえぇぇっ!?」



 三度目の絶頂を迎えた柚希だったが意識が涅槃から戻って来た時に気が付いた、すなわちまだ行為が終わってはいないのだと言うことに。



「はあはあっ。と、透っ。透ううぅぅぅっ!!!?」



「柚希まだだよ、もっともっと責めてあげる、滅茶苦茶にしてやる!!!」



「あぁぁぁあああぁぁぁぁあああああっっ!!?いやあぁぁっ。透っ、透ううぅぅぅっっ♪♪♪♪♪」



 そう叫ぶと同時に透は律動の速度を上げた。



 小さな時から柔道で鍛えられていた彼の肉体はここに来てついにその持てる実力の片鱗を発揮し始めた、後ろから少女を串刺しにしたまま、少しも休まず責め立てる。



 パンパンパンパンパンパンパンパンッ!!



「イクゥゥ、イクイクイクイクイクイクッ!!」



 パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンッッ!!!



「イクイク、イッちゃうっ。またイク、イックウウゥゥゥゥゥッッ♪♪♪♪♪」



 パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンッッッ!!!!!



「ひあぁぁぁっ!?まらイクッ。イクイク、イックウウゥゥゥゥゥッッッ❤❤❤❤❤❤❤」



 少女のくびれを鷲掴みにしたまま縦横無尽に腰を振り続ける透。



 それはもはや単なる持続力とか体力と言った問題では無かった、一番重要なファクターである生命力そのものが彼は違い過ぎたのだ。



 セックスとは命と命のぶつかり合いであり、そして透の場合、幼い頃からの両親の厳しい指導が功を奏してこの時期になると腕力でも生命力でも柚希を圧倒するに至っていたのだ。



 その上。



「うやあああああああああああっっ、お、お腹がっ。わらひのお腹があぁぁぁぁぁ~~~っっ❤❤❤❤❤」



 突如として少女が悶絶するが透がいつもやっているマッサージの要領で自身の気を陰茎から放出し、それを少女の膣奥、即ち子宮へと浴びせ始めたのだ。



「柚希いつも体が凝ってたよね?ここもマッサージしてあげるよ。ほら、ちょうどなんかコリコリしてるのがあるし・・・」



「いやあぁぁっ、だめぇっ。そこやっちゃだめぇっ。そこやっちゃ・・・っ。うっぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ♪♪♪♪♪」



 何事か言い掛けた少女の口から、再びの喜悦の悲鳴が溢れ出した、透が子宮口の中にまで肉棒を突き入れたからだがそんな思い人に滅茶苦茶にされる喜びと、その当人から与えられる快楽ー苦痛すらも快感に変換させられる程のーに少女の理性は完全に吹き飛ばされた。



 いまや柚希は少年に好きなように抱かれる人形でしかなかった、透の真っ直ぐで、ともすれば暴発的な思いの丈をぶち当てられる人形である。



 パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンッッッ!!!!!



「うごあぁぁぁぁぁぁっ!!!!!こ、壊れるっ。柚希壊れちゃうよおおおぉぉぉぉぉっっ♪♪♪♪♪」



 パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンッッッ!!!!!



「やめてぇ、許して。気持ちいいっ。飛んじゃう、壊れりゅっ。助けて誰かああぁぁぁぁぁぁぁっっっ❤❤❤❤❤」



 パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンッッッ!!!!!



「ひああぁ、はあはあ・・・っ。だ、だめぇぇ、許してっ。もう許してえええぇぇぇぇぇぇぇっっっ❤❤❤❤❤❤❤」



「うわあぁぁぁっ!!?柚希っ。柚希いぃぃぃぃぃっっ!!!!!」



「いっぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーー・・・・・っっっ❤❤❤❤❤」



 突然の絶叫と共に透のスパートが開始されて柚希は更に滅茶苦茶に掻き抱かれてゆく。



 イチモツが更に大きく膨らんで熱く硬くそそり立ち、ピクピクと脈を打ち始めた、射精が始まるのだ。



「イクゥゥ、イクイクイクイクイクイクッ。イックウウゥゥゥゥゥッッ!!!!!」



「・・・・・・っっ!!!!?~~~~~~~~~~~~っっっっっ!!!!!!!あへえぇぇぇぇぇ・・・・・・・・っっっっっ❤❤❤❤❤❤❤」



 ビュクー、ビュクビュクビュクビュクビュクビュクビュクッ。ドピュピュピュピュピュ~・・・・・ッッッ!!!!!



 ビックウゥゥゥゥゥゥゥッ、ビクビクビクビクビクビクビクビクビクッ。ピシャーーー・・・・・・・ッッッ!!!!!



 数発分を一発にまとめたかのような怒濤のザーメンの奔流に柚希は意識を一気に涅槃の彼方にまで吹き飛ばされた。



 最後にそう短く呟くと、白眼を剥いたまま少女はグッタリとなり十分間ほど目を覚まさなかった。

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