幼馴染から恋人へ

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「はあはあ。柚希入れたい、もういいだろ?」



「はあはあっ。い、いいよもう。来てぇ・・・!!」



 その後も何度かクンニでイカされた挙句指で散々いじくり回され、すっかり解れてトロトロになった柚希の膣はヒク付きながらも少年のそれが入って来るのを待ちわびていたが、その直後。



「んっくうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっっ!!!!!?」



(うわ、すげぇ・・・!!)



 柚希の口からくぐもった悲鳴が漏れて顔には苦痛の色が浮かんだ、体を起こした透が男根の竿の部分を手で握るようにして膣口にあてがい、そのまま挿入を開始したのだ。



 無知な少年の突き込みはセーブしているつもりでも少女の純潔をあっさり散らしてそのままグイグイと奥へ進み、最深部分でようやく止まる。



「うはぁぁぁぁぁあああああああっっ!!!!!?はあ、はあ、はあ・・・っ♥♥♥♥♥」



「・・・柚希、大丈夫?」



「はあ、はあ・・・っ。う、うん。平気だけど。ちょっとだけ痛いかも」



 そう答える柚希だったが表情には余裕は一切なくて体もかなり強張っていた、それとは対照的に少年が感じていたのは圧倒的な快楽だった。



 愛液に濡れた膣壁がウネウネ、ゾワゾワとしながら陰茎に絡みつき、締め付けて来る感触はそれまで彼が味わったどんな快楽よりも心地よく、段違いに気持ちいい。



「あ、透・・・」



「柚希。動いても大丈夫?」



「・・・ん。平気だよもう。でも優しくしてね?」



 そう言って無理に笑顔を見せてくれる幼馴染の少女を透は思わず抱きしめたくなった、こんな時まで気丈にふるまい気を使ってくれる柚希と言う女の子がメチャメチャ可愛く感じられて堪らなくなってしまう。



 一方の柚希も“最後までしてほしい”と言う思いもあって彼氏の言葉に同調するが、しかしそれでも透の腰が動き始めると結合部からはまだジンジン、ビリビリとする痛みが走り、表情が少し険しくなる。



「くはああぁぁぁぁぁぁっ!!!!?はあはあっ。あ、あん、あんっ♥♥♥あああああ~っ♪♪♪♪♪」



 もっともそれも一時的なモノに過ぎなかった、ずっと彼に思いを寄せており、意識を向け続けていた彼女の体はその当の本人に触られ続けていたこともあってすぐさま透に順応して行く。



 出し入れの度に膨大な量の快楽が際限なく溢れ始めて少女を喘ぎよがらせるが、特に奥をゴツンと突かれると一瞬、意識が飛ぶ感じがして体がフワッと軽くなった、たったそれだけで柚希はイキかけてしまっていたのだ。 



「は、ひっ。ひゃあぁぁぁぁ、はあ、はあ・・・っ!!!」



「はあはあっ。ゆず、ゆず・・・!!」



「はあっ、はあっ。とおる、とおるぅ・・・っ♥♥♥」



 気が付くと互いを抱きしめ合いながら名を呼び合っていた、二人の体は汗にまみれて呼吸も荒くなっていく。



 透の腰の動きは早まりそれと呼応するかのように柚希のお腹が激しく収縮し始める。





「とおる、とおるぅっ。はあああぁぁぁぁぁぁぁぁんっっ♥♥♥♥♥♥♥」



「うああああああああっ。柚希、でる!!」



 ビクウゥゥ、ビクビクビクビクビクビクビクビクゥゥゥゥゥ・・・・・・ッッ!!!!!



 ドピューッ。ドリュリュリュ、ドプドプドプドプドプドプドプドプドプ・・・・・・ッッッ!!!!!!!!!



「・・・・・~~~~~~~っっっ♥♥♥♥♥♥♥♥♥ふあぁぁぁぁっ。はあっ、はあっ、はあっ、はあっ、はあっ、はあっ。はあぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・っっ!!!!!!!」



「~~~~~~~っっっ!!!!!・・・はあはあはあっ、ふぅ。柚希」



「はあはあ、はあはあっ!!!・・・とおる」



 行為が終わって落ち着いて来ると、二人は再び互いを呼び合いキスをかわすが、しかし。



「え、えっ?とおる・・・!?」



「柚希・・・。ごめんね、もう一回!!」



 そう告げると戸惑う彼女を抱きしめたまま透は律動を再開させた。



「とおる・・・っ。あっ♥♥♥あ、あああっ。ああああーーーっっ♪♪♪♪♪」



 最初はびっくりしていた柚希もすぐにまた甘い声を漏らしながら回した腕に力を込めるが結局その日、二人は5回も連続して交わり続け、透がようやく満足する頃には柚希は完全に気を失ってしまっていた。



 自身に組み敷かれた状態のままでだらしなく口をあけ放ち、白目を剥いて脱力している恋人の姿にますます興奮してしまった透はもっと繫がっていたいと思ったのだが、さすがにくたびれたのと、誰かが帰って来たら困ることになるので結合を解いて周りを片付け、室内を急いで換気した。



 特に後片付けは大変だった、なにしろ5回も出した柚希のお股は透の精液と彼女自身の愛液の混ざった白濁液でベチョベチョになってしまっており、抱き合っていたシーツもまた二人の汗で濡れていたのだ。



 それらを何とか片付け終えてようやく透が一息付いていたころに大悟と実里が帰宅して来た。



 あのままやりまくっていたらやばかったと、少年は内心ビクッとするが、それはすぐに満たされた幸福感と多大な疲労へと変わって行った。



 2012年7月7日、曇りのち晴れ。



 この日、少年は勇者になった(冒険はまだ始まったばかり)。
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