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マッサージする方
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実はこの小説を書き始めたのにはいくつかの訳がありました。
その一つが“どうすれば子宮姦が可能だというこじつけが出来るか”というモノでした。
もちろん小さな頃からエッチをしていることは重要でしょう、それも成長期を迎える前からです。
だけどそれだけではまだ心もとなかったので今回、もう一つ付け足すことにしました、それが房中術です。
今回、透が気功を用いたマッサージを行いますがこれが後々、重要な役割を持ってきます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ねえとおる、ちょっと背中もんでくんない?」
「いいけどさ。この前もやったばっかじゃんか、僕は柚希のしもべじゃないんだよ?」
「解ってるって。いいじゃんちょっとくらい!!」
ベッドに俯せで横たわりながら上から目線でそう告げる柚希に対して透はしぶしぶ体を起こすと上からまたぐようにして両手を彼女の背中に添えた。
「・・・ほんとにこれで最後だからね?」
「わかってるわかってる。苦しゅうないぞ、とおるーっ!!」
「・・・・・!!」
(苦しゅうあるよ、こっちは!!)
昨日見た大河ドラマの影響からか、急にお殿様口調でそう答える幼馴染に心の中で反目しつつも透はマッサージを開始する。
柔道をやっている上に実里から色々と指導を受けている彼の整体は本当に気持ち良くて、癖になるような心地よさだ。
「ああ~、気持ちいいーっ!!!疲れが取れるぅ~ッッ♥♥♥」
「よかったね、ったくもう。こっちはたまる一方だよ・・・!!」
ご満悦と言った表情で悶える幼馴染に毒づきつつもマッサージを続ける透だったが確かに柚希の体は凝っていた、つい二週間ほど前にも施術をしたはずなのに、これでは疲れがたまるというのも頷ける。
「柚希さ、姿勢悪いんじゃないの?すごい凝ってるよ」
「うーん、どうだろう。そんなこと考えたことも無かったけれど・・・」
「だってこの前マッサージしたばっかなのにもうこんなになってるよ?なんか酷使してるんじゃないの?体・・・」
「うーん。特に勉強以外はしていないんだけどなぁ。でもあれじゃない?家ってさ、お母さんたちが遅いじゃん。だから家事も全部私がしてるんだよね、それで疲れちゃうんだよ」
「そうだったんだ・・・!!」
それを聞いた透はちょっと反省した、考えればわかる事だったのだが宮下のおじさんやおばさんは大学病院の医師をしており仕事で帰りが遅くなることはしょっちゅうだった。
当然、そうなって来ると誰かが家の掃除や洗濯などを担当しなくてはならなくなるが、一人っ子である柚希の家では彼女以外にやれる人間がいない。
となると答えは一つだ、今までも勉強の傍らで全ての家事を彼女がこなしていたのだろうことは容易に想像がついた。
「ごめん、なんかさ・・・」
「えっ、なんでなんで?別にいいよ。それよりさ、早くしてよ早く。解ったんなら早くして。ちゃっちゃかやってよ、ちゃっちゃか!!」
「わかったよ!!」
ガッデム!!と透は再び毒づいた、正直柚希のこういう部分は好きだったしそれで救われたことも何度かあったが一方で、“なんだかなー”と思ってしまうのも事実だ。
彼女の性格上、もしかしたらわざとやっているのかも知れないが、とにもかくにもそんな心の中の綱引きを人は“葛藤”と呼ぶのだと彼が気付くのはもう少し経ってからの事である。
その一つが“どうすれば子宮姦が可能だというこじつけが出来るか”というモノでした。
もちろん小さな頃からエッチをしていることは重要でしょう、それも成長期を迎える前からです。
だけどそれだけではまだ心もとなかったので今回、もう一つ付け足すことにしました、それが房中術です。
今回、透が気功を用いたマッサージを行いますがこれが後々、重要な役割を持ってきます。
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「ねえとおる、ちょっと背中もんでくんない?」
「いいけどさ。この前もやったばっかじゃんか、僕は柚希のしもべじゃないんだよ?」
「解ってるって。いいじゃんちょっとくらい!!」
ベッドに俯せで横たわりながら上から目線でそう告げる柚希に対して透はしぶしぶ体を起こすと上からまたぐようにして両手を彼女の背中に添えた。
「・・・ほんとにこれで最後だからね?」
「わかってるわかってる。苦しゅうないぞ、とおるーっ!!」
「・・・・・!!」
(苦しゅうあるよ、こっちは!!)
昨日見た大河ドラマの影響からか、急にお殿様口調でそう答える幼馴染に心の中で反目しつつも透はマッサージを開始する。
柔道をやっている上に実里から色々と指導を受けている彼の整体は本当に気持ち良くて、癖になるような心地よさだ。
「ああ~、気持ちいいーっ!!!疲れが取れるぅ~ッッ♥♥♥」
「よかったね、ったくもう。こっちはたまる一方だよ・・・!!」
ご満悦と言った表情で悶える幼馴染に毒づきつつもマッサージを続ける透だったが確かに柚希の体は凝っていた、つい二週間ほど前にも施術をしたはずなのに、これでは疲れがたまるというのも頷ける。
「柚希さ、姿勢悪いんじゃないの?すごい凝ってるよ」
「うーん、どうだろう。そんなこと考えたことも無かったけれど・・・」
「だってこの前マッサージしたばっかなのにもうこんなになってるよ?なんか酷使してるんじゃないの?体・・・」
「うーん。特に勉強以外はしていないんだけどなぁ。でもあれじゃない?家ってさ、お母さんたちが遅いじゃん。だから家事も全部私がしてるんだよね、それで疲れちゃうんだよ」
「そうだったんだ・・・!!」
それを聞いた透はちょっと反省した、考えればわかる事だったのだが宮下のおじさんやおばさんは大学病院の医師をしており仕事で帰りが遅くなることはしょっちゅうだった。
当然、そうなって来ると誰かが家の掃除や洗濯などを担当しなくてはならなくなるが、一人っ子である柚希の家では彼女以外にやれる人間がいない。
となると答えは一つだ、今までも勉強の傍らで全ての家事を彼女がこなしていたのだろうことは容易に想像がついた。
「ごめん、なんかさ・・・」
「えっ、なんでなんで?別にいいよ。それよりさ、早くしてよ早く。解ったんなら早くして。ちゃっちゃかやってよ、ちゃっちゃか!!」
「わかったよ!!」
ガッデム!!と透は再び毒づいた、正直柚希のこういう部分は好きだったしそれで救われたことも何度かあったが一方で、“なんだかなー”と思ってしまうのも事実だ。
彼女の性格上、もしかしたらわざとやっているのかも知れないが、とにもかくにもそんな心の中の綱引きを人は“葛藤”と呼ぶのだと彼が気付くのはもう少し経ってからの事である。
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