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夫婦の絆と子供への思い
永遠なる恋と輪廻の絆(中編)
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メリアリアは蒼太とは生まれ変わる前からの付き合いであり、その関係は友人・同志から始まって兄弟姉妹、親戚や恋人、果ては夫婦や親子等実に多岐に渡っていた。
この内でもっとも多いのは友人や同志であり、ついで親戚や兄弟姉妹、親子に恋人、最後に夫婦となっていたのだが、これは彼等は魂が生み出されてから最初の内はお互いへの思いや恋恣よりも“自身の生きる力”や“身を守るための戦闘技術”等を求めた事と、“様々な面を知っていた方が夫婦となった際により相互理解がしやすいから”と言う蒼太の思惑が反映された結果だと言えた。
もっとも。
今になってみればだが、メリアリアとしては蒼太の主張に多大なまでの不満があった、“自分としてはもっと蒼太と一緒にいたい”、“夫婦や恋人となって生涯を添い遂げたい”と考えていたのである。
特にメリアリアの場合は蒼太への深すぎる愛恋の情故に友人・同志の人生を送っていても例えば“異性の幼馴染として痛烈な片思いをする”だとか、また或いは“親戚や兄弟姉妹に生まれ落ちて禁断の慕情を彼に抱いた”等という事も、今までの過去世全体を見渡した時に数え切れない程にまで存在していたのだ。
要するに“成就できなかった恋”を体験したり、また或いは“道ならぬ愛慕”を蒼太に覚えたのは、無事に思いを遂げて結ばれた道筋の実に数十倍に昇っており、その欲求不満の反動もあって、夫婦となれた際には魂の底から彼を激しく求めるに至っていたのである。
ちなみに蒼太の場合は7割方が男性としての人生であり残りの3割が女性、即ち“男性性的な魂”であってメリアリアの場合はその反対であったから、そう言った意味でもお互いの相性は良かった、と言えたのだがだからこそ。
あまりにも女性であり過ぎたメリアリアはそれ故の葛藤を抱えていた、それは“女性の持つ脆さ”に付いてであって、特に蒼太と恋仲になってからは彼女は一層、自分の身の回りには注意を払うようになっていたのだ。
(自分は、弱い・・・)
度重なるセイレーンの任務をこなして行く只中に於いて、何度となく蒼太に助けてもらっていた彼女はだから自身の、ともすれば“女性の持つ危うさ”を存分に認識していた。
(女の子って、弱いんだ・・・)
好きな相手に一途な恋をすればするほど、そして真剣な愛情を覚えれば覚える程に、メリアリアはつとにそう思うようになっていったが普段は確かに強い自分で居られても、どうしても男性の持つ狂暴さや猛々しさに抗し切れない時があるかも知れない、等という考えが頭を掠めてその度にメリアリアは言いようの無い程の不安と恐怖と悍ましさとに襲われるモノの、そんな彼女から暗さと怖さと冷たさとを取り去ってくれたのが、幼馴染であり2歳年下の彼氏である“綾壁 蒼太”だ。
彼に抱かれて貫かれている間は、彼女は全てを忘れていられた、彼だけに夢中になれていたし、現にその事だけに集中する事が出来ていたのだが、そんな彼等は夫婦となる前からイチャラブにして濃厚なセックスを繰り返して来た仲であり、それは結婚してからはますます盛んになっていた。
特に小さな時分からの付き合いであったメリアリアはそれ故に蒼太の長所短所を良く知っており、それでもそれらを苦もなく受け止める事が出来ていたから成人して番となった後も問題なく彼と共に在り続けては人生を謳歌していたのである。
それだけではない、いくつものエピソードを重ねて来た彼との絆が織り成す深い相互理解に加えてここの所、蒼太がセックスのインターバルに於いて自分を回復してくれる最中、生命力のみならず精神力をも分け与えてくれるようになっていた影響からか、彼の意識や思念が直接、自分の内側に流れ込んで来るようになっていた為、その真心に触れた彼女は嬉しくて嬉しくて堪らなくなり、また一層蒼太の事が恋しくて恋しくてどうにもならなくなってしまっていたのであった。
要するに“精神感応伝達”を誘発させての一種の“テレパス”が使えるようになっていたのだがその為に、余計に蒼太が自分に抱くどこまでも真面目で真っ直ぐな思いを直に感じ取る事が出来ており、それ故にだから彼女もまた夫への愛意と慕情が限界を突破してしまっていて、最早自分でも自分を止める事が出来なくなってしまっていたのだ。
そんな只中にあって。
「・・・・・」
ある日の事、いつものように滅茶苦茶になるまで彼に掻き抱かれた後で心身共に回復の術式を施して貰っていたメリアリアはその際、強固な絆で結ばれていた事と深い領域まで同調していた事も手伝って蒼太の意識の一部が自身の中に流入しつつも溶け込んで来るのを感じた。
無心無我の境地の中で、蒼太は語ってくれたのである、“誰にどんなに汚されようとも、乱されようとも、狂わされようとも構わないから最後の最後で自分の側にいて欲しい”と。
「忌まわしい記憶なんか、僕が全部忘れさせてやるし。もしどうしても相手を忘れられなかったのならば、その時はその思い出ごと、僕も一緒に背負うから。それでも共に生きて欲しい・・・」
「・・・・・っっっ!!!!!」
「女の子って、本当に悲しい生き物なんだねメリー。こんな事を言ったならば君に怒られるかも知れないけれど、僕は君達がいっそ憐れで仕方が無いよ・・・」
「・・・蒼太」
その言葉を聞かされた時に、メリアリアは自然と泣いてしまっていた、だって彼女は出会ってしまったのである、自身の弱さと憐れさを知り、女性であるが故の悲しさを知り、それでもそれらを黙って受け止めて尚も共に生きてくれる男に。
現実世界でも精神世界でも夫にしっかりと抱き締められたまま、彼女は嗚咽を漏らして肩を震わせていた、青空色の両の瞳からは熱い涙が後から後から溢れ出して来てどうにも止まらなくなってしまっていた。
「ウェ、グスッ。うわああぁぁぁ~んっっっ!!!!!」
メリアリアが泣いている間中、蒼太は彼女を抱擁してくれていた、そしてそんな彼にメリアリアもまたしがみ付いたまま、いつまでもいつまでも泣き腫らしていたのである。
・・・やがて。
「ウェ、グスッ。ヒグ、ヒッグ・・・ッ!!!も、もう蒼太ったら。本当にもう・・・っ❤❤❤❤❤」
「あはは・・・っ。落ち着いた?メリー」
「うん・・・。ねえあなた」
「うん?」
「有り難う・・・」
“私、凄く嬉しいっ!!!”とメリアリアは満面の笑みを浮かべて彼の耳元で囁いた。
彼女の中にあった不安は消え去った、即ち“自分が蒼太を忘れる時が来るかも知れない”と言う不安である。
蒼太は以前から言ってくれてはいたのだ、“もし任務か何かで怖い目にあったなら。そしてそれが抱え込めない程にまで辛くて悲しいモノだったなら遠慮なく言って欲しい”と。
“俺が忘れさせてやる”と。
それは正直に言ってとても嬉しかったし、凄く頼もしい言葉であった。
だけど。
(・・・もし、自分が“女の弱点”を突かれて蒼太を忘れさせられてしまったら。相手の虜になってしまったのならば、その時はどうすれば良いのだろう)
絶対に口には出せない言葉だと思った、蒼太に聞かせてはいけない内容だと思った。
(そんな事は流石に起きないだろうし、何が何でも起こしてはいけない・・・!!!)
第一そこまで彼に寄り掛かってはいけないのだ、それは甘えでしか無いのだ、と。
しかし。
(この世の中に於いて、“絶対”は“絶対に”無い!!!)
歳が行くに従って嫌でもその真実に気付かされたメリアリアはだから、一人で密かに恐怖しては終わりなき疑心暗鬼に陥っていた、“誰にも相談出来るわけが無い”、“一人で抱え込むしか無いのだ”と。
だけど。
「蒼太。私嬉しいっ、本当に有り難う・・・っ❤❤❤❤❤」
「・・・あははっ。良かったメリー、でも何かあったらまずは自分が生き残る事を第一に考えてくれよな。本当だよ?」
「うん・・・。有り難う!!!」
夫からの言葉に頷いて、漸く己の闇から完全に解き放たれたメリアリアは輝かしい笑顔で頷いた。
この日を境にメリアリアは自身を苛む根本的な懸念の悉くから見事に救われたのであったがしかし、その一方で彼女はますます蒼太に傾倒して行ってしまい、最早いっそ“ヤンデレ”を遙かに超えて“超愛”と“狂愛”の極致とでも言って良い領域にまで達してしまったのである。
この内でもっとも多いのは友人や同志であり、ついで親戚や兄弟姉妹、親子に恋人、最後に夫婦となっていたのだが、これは彼等は魂が生み出されてから最初の内はお互いへの思いや恋恣よりも“自身の生きる力”や“身を守るための戦闘技術”等を求めた事と、“様々な面を知っていた方が夫婦となった際により相互理解がしやすいから”と言う蒼太の思惑が反映された結果だと言えた。
もっとも。
今になってみればだが、メリアリアとしては蒼太の主張に多大なまでの不満があった、“自分としてはもっと蒼太と一緒にいたい”、“夫婦や恋人となって生涯を添い遂げたい”と考えていたのである。
特にメリアリアの場合は蒼太への深すぎる愛恋の情故に友人・同志の人生を送っていても例えば“異性の幼馴染として痛烈な片思いをする”だとか、また或いは“親戚や兄弟姉妹に生まれ落ちて禁断の慕情を彼に抱いた”等という事も、今までの過去世全体を見渡した時に数え切れない程にまで存在していたのだ。
要するに“成就できなかった恋”を体験したり、また或いは“道ならぬ愛慕”を蒼太に覚えたのは、無事に思いを遂げて結ばれた道筋の実に数十倍に昇っており、その欲求不満の反動もあって、夫婦となれた際には魂の底から彼を激しく求めるに至っていたのである。
ちなみに蒼太の場合は7割方が男性としての人生であり残りの3割が女性、即ち“男性性的な魂”であってメリアリアの場合はその反対であったから、そう言った意味でもお互いの相性は良かった、と言えたのだがだからこそ。
あまりにも女性であり過ぎたメリアリアはそれ故の葛藤を抱えていた、それは“女性の持つ脆さ”に付いてであって、特に蒼太と恋仲になってからは彼女は一層、自分の身の回りには注意を払うようになっていたのだ。
(自分は、弱い・・・)
度重なるセイレーンの任務をこなして行く只中に於いて、何度となく蒼太に助けてもらっていた彼女はだから自身の、ともすれば“女性の持つ危うさ”を存分に認識していた。
(女の子って、弱いんだ・・・)
好きな相手に一途な恋をすればするほど、そして真剣な愛情を覚えれば覚える程に、メリアリアはつとにそう思うようになっていったが普段は確かに強い自分で居られても、どうしても男性の持つ狂暴さや猛々しさに抗し切れない時があるかも知れない、等という考えが頭を掠めてその度にメリアリアは言いようの無い程の不安と恐怖と悍ましさとに襲われるモノの、そんな彼女から暗さと怖さと冷たさとを取り去ってくれたのが、幼馴染であり2歳年下の彼氏である“綾壁 蒼太”だ。
彼に抱かれて貫かれている間は、彼女は全てを忘れていられた、彼だけに夢中になれていたし、現にその事だけに集中する事が出来ていたのだが、そんな彼等は夫婦となる前からイチャラブにして濃厚なセックスを繰り返して来た仲であり、それは結婚してからはますます盛んになっていた。
特に小さな時分からの付き合いであったメリアリアはそれ故に蒼太の長所短所を良く知っており、それでもそれらを苦もなく受け止める事が出来ていたから成人して番となった後も問題なく彼と共に在り続けては人生を謳歌していたのである。
それだけではない、いくつものエピソードを重ねて来た彼との絆が織り成す深い相互理解に加えてここの所、蒼太がセックスのインターバルに於いて自分を回復してくれる最中、生命力のみならず精神力をも分け与えてくれるようになっていた影響からか、彼の意識や思念が直接、自分の内側に流れ込んで来るようになっていた為、その真心に触れた彼女は嬉しくて嬉しくて堪らなくなり、また一層蒼太の事が恋しくて恋しくてどうにもならなくなってしまっていたのであった。
要するに“精神感応伝達”を誘発させての一種の“テレパス”が使えるようになっていたのだがその為に、余計に蒼太が自分に抱くどこまでも真面目で真っ直ぐな思いを直に感じ取る事が出来ており、それ故にだから彼女もまた夫への愛意と慕情が限界を突破してしまっていて、最早自分でも自分を止める事が出来なくなってしまっていたのだ。
そんな只中にあって。
「・・・・・」
ある日の事、いつものように滅茶苦茶になるまで彼に掻き抱かれた後で心身共に回復の術式を施して貰っていたメリアリアはその際、強固な絆で結ばれていた事と深い領域まで同調していた事も手伝って蒼太の意識の一部が自身の中に流入しつつも溶け込んで来るのを感じた。
無心無我の境地の中で、蒼太は語ってくれたのである、“誰にどんなに汚されようとも、乱されようとも、狂わされようとも構わないから最後の最後で自分の側にいて欲しい”と。
「忌まわしい記憶なんか、僕が全部忘れさせてやるし。もしどうしても相手を忘れられなかったのならば、その時はその思い出ごと、僕も一緒に背負うから。それでも共に生きて欲しい・・・」
「・・・・・っっっ!!!!!」
「女の子って、本当に悲しい生き物なんだねメリー。こんな事を言ったならば君に怒られるかも知れないけれど、僕は君達がいっそ憐れで仕方が無いよ・・・」
「・・・蒼太」
その言葉を聞かされた時に、メリアリアは自然と泣いてしまっていた、だって彼女は出会ってしまったのである、自身の弱さと憐れさを知り、女性であるが故の悲しさを知り、それでもそれらを黙って受け止めて尚も共に生きてくれる男に。
現実世界でも精神世界でも夫にしっかりと抱き締められたまま、彼女は嗚咽を漏らして肩を震わせていた、青空色の両の瞳からは熱い涙が後から後から溢れ出して来てどうにも止まらなくなってしまっていた。
「ウェ、グスッ。うわああぁぁぁ~んっっっ!!!!!」
メリアリアが泣いている間中、蒼太は彼女を抱擁してくれていた、そしてそんな彼にメリアリアもまたしがみ付いたまま、いつまでもいつまでも泣き腫らしていたのである。
・・・やがて。
「ウェ、グスッ。ヒグ、ヒッグ・・・ッ!!!も、もう蒼太ったら。本当にもう・・・っ❤❤❤❤❤」
「あはは・・・っ。落ち着いた?メリー」
「うん・・・。ねえあなた」
「うん?」
「有り難う・・・」
“私、凄く嬉しいっ!!!”とメリアリアは満面の笑みを浮かべて彼の耳元で囁いた。
彼女の中にあった不安は消え去った、即ち“自分が蒼太を忘れる時が来るかも知れない”と言う不安である。
蒼太は以前から言ってくれてはいたのだ、“もし任務か何かで怖い目にあったなら。そしてそれが抱え込めない程にまで辛くて悲しいモノだったなら遠慮なく言って欲しい”と。
“俺が忘れさせてやる”と。
それは正直に言ってとても嬉しかったし、凄く頼もしい言葉であった。
だけど。
(・・・もし、自分が“女の弱点”を突かれて蒼太を忘れさせられてしまったら。相手の虜になってしまったのならば、その時はどうすれば良いのだろう)
絶対に口には出せない言葉だと思った、蒼太に聞かせてはいけない内容だと思った。
(そんな事は流石に起きないだろうし、何が何でも起こしてはいけない・・・!!!)
第一そこまで彼に寄り掛かってはいけないのだ、それは甘えでしか無いのだ、と。
しかし。
(この世の中に於いて、“絶対”は“絶対に”無い!!!)
歳が行くに従って嫌でもその真実に気付かされたメリアリアはだから、一人で密かに恐怖しては終わりなき疑心暗鬼に陥っていた、“誰にも相談出来るわけが無い”、“一人で抱え込むしか無いのだ”と。
だけど。
「蒼太。私嬉しいっ、本当に有り難う・・・っ❤❤❤❤❤」
「・・・あははっ。良かったメリー、でも何かあったらまずは自分が生き残る事を第一に考えてくれよな。本当だよ?」
「うん・・・。有り難う!!!」
夫からの言葉に頷いて、漸く己の闇から完全に解き放たれたメリアリアは輝かしい笑顔で頷いた。
この日を境にメリアリアは自身を苛む根本的な懸念の悉くから見事に救われたのであったがしかし、その一方で彼女はますます蒼太に傾倒して行ってしまい、最早いっそ“ヤンデレ”を遙かに超えて“超愛”と“狂愛”の極致とでも言って良い領域にまで達してしまったのである。
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