406 / 476
夫婦の絆と子供への思い
蒼太と花嫁達 5
しおりを挟む
花嫁達の自分に対する蟠りを解いて恋心を取り戻させ、挙げ句に愛情を再確認させる事にも成功した蒼太であったが、そんな彼でもまだまだ気が付いてはいない事があった、確かにセックスの効果は絶大なモノがあったが、それが最大限の力を発揮出来たのは何より、それまでの彼の花嫁達に対する真摯で一途な真心があったればこそなのだ、と言う事を。
それがメリアリア達に伝わって彼女達の心の扉を解き放ち、己に対する侮蔑と憤慨とで冷え固まってしまっていたその精神を、意識を融溶させたからこそ自身の気持ちを受け止めてもらえたのだ、と言う事を。
その中心に“真なる愛”があるからこそ快楽も肉欲も光り輝くのだ、と言う事を、彼はまだ理解し切れてはいなかったのだ。
蒼太がそれに気が付いたのは妻達の心を改めて掴み取り、自身に惚れ直させた後の事であり、その時にはもう既に花嫁達は彼の第3子、並びに第4子となる子供達をそれぞれ妊娠していた、第1子、第2子と同じく双子で生まれて来た彼等の世話は思った以上に大変だったが既にこれ以上無い程にまで強固な絆で結ばれていた蒼太と愛妻達は時には周囲の助けも借りながら、共に手を携えて子育てを完遂していったのである。
「ねえ蒼太・・・」
「なにさ?メリー・・・」
「セイレーンの時だけじゃなくてさ・・・。育児に関しても私達、もう戦友だよね?」
「・・・嬉しいなメリー、君からそんな風に言ってもらえるなんて!!!」
それは第5子と第6子、そして末子となる第7子の時も同様であったがそんな日々を送っている内に愛妻淑女からの最大級の信頼と賞賛とを欲しいままにした蒼太は“漸く一区切りが着いた”と思った、これで“子育て”と言う最難関を突破して尚、妻達からの愛情を保ち続けていられた訳であり、しかも彼は育児に付いてもそれなりのスキルをゲット出来たのである、そう言った自分の内面的な事も合わせて最初の子供達の時に比べると蒼太を取り巻く状況や環境は天と地程の差があった、と言えたのだ。
だけど。
蒼太は間違っても“全てを知る者”では無かったから無理も無いが、花嫁達の愛情を繋ぎ止めていたのは実は彼の普段の彼女達や子供達への偽り無き真心と献身的な振る舞いにあった、それらがメリアリア達の心にしっかりと伝わっていたからこそ、そしてその精神の本質を絶えず感謝と感心とで打ち震わせていたからこそ、人生の中でも一番大変な節目である“子育て”に於いて“この人は所詮は他人なんだ”、“自分とは違う人間なんだ”と言う最低評価を妻達から下されなくて済んだのであった。
勿論、蒼太だって生まれて来てくれた我が子は可愛かったし、それに世話をしてゆく中で愛着も湧いて来たからそれは一入であったのであるが、やはり彼の生き甲斐と言うのは間違っても子供達ではなく、妻達であったのである。
「ごめんなさい、私。うっかり寝ちゃって・・・!!!」
「あはは・・・っ。メリー疲れているんだろ?僕があやしておくから休んでなよ・・・」
ある日。
夜泣きをしていた我が子達をあやしながら蒼太が慌てて起きてきたメリアリアに笑顔で応えるモノの本音を言えば彼女も終日ずっと子供達の世話に終われていた為に心の休まる暇が無く、流石に疲れ果てていたのだ。
そんな時には蒼太の存在は、とても心強かったし何より助けになった、元来が暖かくて優しい心根の持ち主であった彼の本質を感じたのだろう、まだ幼すぎる子供達も安心したのか最初は大泣きしていたモノが徐々にグズるだけになって行き、終いには泣き止んでスヤスヤと寝息までをも立て始めていったのである。
「僕が見ておくから、メリーは少し休んでよ。さっきおしめも取り替えておいたからさ?こっちは大丈夫だから・・・。昼間も全然、休めて無いんだろ?」
「はぁ~、有り難う。正直疲れちゃって手が回らないよぉ~・・・!!!でも良いの?あなただって昼間は任務があって・・・」
「あはは・・・。僕はね?メリー、夜しかこの子達のお世話が出来ないんだよ。今ぐらい僕に世話をさせてくれよ・・・」
夫に笑顔でそう言われると疲れている事もあってメリアリアは“うん、解った・・・”と応えるのが精一杯だった、この頃の蒼太の育児には間違いなく我が子に対する愛情が込められており、まだまだ至らないながらもそれでも、立派に父親としての責務を果たし続けていたのであった。
「ごめんなさい。それじゃあ私、寝るね・・・?」
「ああ、お休み。メリー・・・」
「・・・・・」
夫の心配りに感謝しつつもベッドに潜り込むメリアリアだったがこの時、彼女は改めて自分がどれだけ蒼太に助けられて来たのかを知った、それは単に子育てに限った話では無い、今までの人生に於いて彼は常に何くれとなく彼女達を気遣っては支えてくれて、尚且つ“共にあろう”とし続けてくれていたのである。
それなのに。
(蒼太、ごめんなさい・・・)
子守等の育児が中々、思うように出来ないでいる彼を見ている内につい鬱憤が溜まってしまい、心無い言葉を投げ付けてしまった。
夫に悪いと思ったメリアリアはその後、事ある毎に蒼太に謝ったが彼はその度に“気にしていないから”、“大丈夫だから・・・”と明るく笑って受け止めてくれていたのだ。
(蒼太って、こんなに強かったんだ・・・!!!)
そんな花婿の優しさを存分に思い知らされる格好となったメリアリアであったがこれは何も彼女に限った話し等では決して無くて、アウロラもオリヴィアも五十歩百歩な状況にあったのであり、花嫁達はだから皆、揃いも揃って彼の本質的な強靱さと暖かさとに改めて感動すると同時に見惚れ、その猛烈さや確かさと言った“人となり”を大いに見直してその結果、自然と再び芯の部分から蒼太に対する純慕の熱情に染まり尽くしていったのである。
「蒼太、最近凄いよね?あやすコツを掴んだって言うのかな。子守が滅茶苦茶上手くなってる・・・っ!!!」
「正直に言って今までも一生懸命に取り組んでくれていた、とは思いますけど・・・。何て言うか、とても手慣れましたよね?」
「どうにもぎこちなさが目立っていたのが、一気に解消されたみたい。一体どうやってこんな短期間でスキルを上げたの・・・?」
そんな彼女達から愛情と共に信心をも取り戻す事が出来た蒼太は毎日が充実しており、人としても男としてもますます光り輝いていった。
「ねえ蒼太・・・」
「なにさ?メリー・・・」
「・・・ううん、何でも。その、あのね?」
「うん・・・?」
「最近さ。凄く頼もしいって言うのかな?格好良いよ、とっても・・・っ❤❤❤❤❤」
「蒼太さん、あの・・・っ!!!ステキです。物凄くっ❤❤❤❤❤」
「あなたに見つめられるとね?その・・・。ドキドキとしてどうしようもなくなって来るの・・・っ❤❤❤❤❤」
夫に対する異性的意識と恋慕を再び燃え上がらせていたメリアリア達はそれまでの態度が嘘のように彼の前ではしおらしくなり、1人の女の子として振る舞い始めた、蒼太の願いがまた1つ、叶った瞬間だった。
「・・・・・」
(“誠意を尽くす”ってとても大切な事なんだな。それ自体は決して目立たないし地味なんだけど、やっぱり人の生きる本質ってゆーか。それに・・・)
“チンポってスゲーな!!!”と、忙しくも満ち足りた毎日を送る内に、蒼太はふとそんな事を思うが考えてみればそれまでの状況を一変させたのが彼の誠意とイチモツだったのであり、改めて自分自身に感謝を向けて行くモノの、もしもあの時。
子育ての最中に彼が全てを投げ出してしまっていたのならば、間違ってもメリアリア達は“同志”として認めてくれなかったであろうし、彼女達から再びの関心を買う事も出来なかったに違い無かった。
それに例え誠意があったとしても、彼の意思に十全に応えてくれる肉体が無ければこの世に於いては妻達に自分の愛を、思いの丈を示す事が出来なかったに違い無く、それでは結局は“何もしていない”事と同じになってしまうのである。
(そう考えると・・・。かつての“大和男児”の生き方って言うのは、実は結構な真理に基づいたモノだったんだな。改めて気付かされたよ・・・!!!)
蒼太が更に考えるモノの確かに、日本人男性と言うのは面白味や刺激は薄いかも知れないし、無口で無愛想で何を考えているのか解らない箇所も多々ある人種なのだろう。
しかしながら本来の意味での“大和男児”と言うモノは多分、“誠意”や“真心”、そして“根性”と言うモノを弁えると同時にしっかりと持っていた存在だったのだろう、多分。
(確かに刺激的では無いのかも知れないけれども・・・。それでも人が人として生きる上で大切なモノを、キチンと内包している人達だったんだ、理解していた人達だったんだ。・・・今の俺ならばそれが解る、そう感じる!!!)
そんな思慮を頭の片隅で巡らせながらも、蒼太はその日も子供達の世話をヤキながら、愛妻達を愛でていった。
それがメリアリア達に伝わって彼女達の心の扉を解き放ち、己に対する侮蔑と憤慨とで冷え固まってしまっていたその精神を、意識を融溶させたからこそ自身の気持ちを受け止めてもらえたのだ、と言う事を。
その中心に“真なる愛”があるからこそ快楽も肉欲も光り輝くのだ、と言う事を、彼はまだ理解し切れてはいなかったのだ。
蒼太がそれに気が付いたのは妻達の心を改めて掴み取り、自身に惚れ直させた後の事であり、その時にはもう既に花嫁達は彼の第3子、並びに第4子となる子供達をそれぞれ妊娠していた、第1子、第2子と同じく双子で生まれて来た彼等の世話は思った以上に大変だったが既にこれ以上無い程にまで強固な絆で結ばれていた蒼太と愛妻達は時には周囲の助けも借りながら、共に手を携えて子育てを完遂していったのである。
「ねえ蒼太・・・」
「なにさ?メリー・・・」
「セイレーンの時だけじゃなくてさ・・・。育児に関しても私達、もう戦友だよね?」
「・・・嬉しいなメリー、君からそんな風に言ってもらえるなんて!!!」
それは第5子と第6子、そして末子となる第7子の時も同様であったがそんな日々を送っている内に愛妻淑女からの最大級の信頼と賞賛とを欲しいままにした蒼太は“漸く一区切りが着いた”と思った、これで“子育て”と言う最難関を突破して尚、妻達からの愛情を保ち続けていられた訳であり、しかも彼は育児に付いてもそれなりのスキルをゲット出来たのである、そう言った自分の内面的な事も合わせて最初の子供達の時に比べると蒼太を取り巻く状況や環境は天と地程の差があった、と言えたのだ。
だけど。
蒼太は間違っても“全てを知る者”では無かったから無理も無いが、花嫁達の愛情を繋ぎ止めていたのは実は彼の普段の彼女達や子供達への偽り無き真心と献身的な振る舞いにあった、それらがメリアリア達の心にしっかりと伝わっていたからこそ、そしてその精神の本質を絶えず感謝と感心とで打ち震わせていたからこそ、人生の中でも一番大変な節目である“子育て”に於いて“この人は所詮は他人なんだ”、“自分とは違う人間なんだ”と言う最低評価を妻達から下されなくて済んだのであった。
勿論、蒼太だって生まれて来てくれた我が子は可愛かったし、それに世話をしてゆく中で愛着も湧いて来たからそれは一入であったのであるが、やはり彼の生き甲斐と言うのは間違っても子供達ではなく、妻達であったのである。
「ごめんなさい、私。うっかり寝ちゃって・・・!!!」
「あはは・・・っ。メリー疲れているんだろ?僕があやしておくから休んでなよ・・・」
ある日。
夜泣きをしていた我が子達をあやしながら蒼太が慌てて起きてきたメリアリアに笑顔で応えるモノの本音を言えば彼女も終日ずっと子供達の世話に終われていた為に心の休まる暇が無く、流石に疲れ果てていたのだ。
そんな時には蒼太の存在は、とても心強かったし何より助けになった、元来が暖かくて優しい心根の持ち主であった彼の本質を感じたのだろう、まだ幼すぎる子供達も安心したのか最初は大泣きしていたモノが徐々にグズるだけになって行き、終いには泣き止んでスヤスヤと寝息までをも立て始めていったのである。
「僕が見ておくから、メリーは少し休んでよ。さっきおしめも取り替えておいたからさ?こっちは大丈夫だから・・・。昼間も全然、休めて無いんだろ?」
「はぁ~、有り難う。正直疲れちゃって手が回らないよぉ~・・・!!!でも良いの?あなただって昼間は任務があって・・・」
「あはは・・・。僕はね?メリー、夜しかこの子達のお世話が出来ないんだよ。今ぐらい僕に世話をさせてくれよ・・・」
夫に笑顔でそう言われると疲れている事もあってメリアリアは“うん、解った・・・”と応えるのが精一杯だった、この頃の蒼太の育児には間違いなく我が子に対する愛情が込められており、まだまだ至らないながらもそれでも、立派に父親としての責務を果たし続けていたのであった。
「ごめんなさい。それじゃあ私、寝るね・・・?」
「ああ、お休み。メリー・・・」
「・・・・・」
夫の心配りに感謝しつつもベッドに潜り込むメリアリアだったがこの時、彼女は改めて自分がどれだけ蒼太に助けられて来たのかを知った、それは単に子育てに限った話では無い、今までの人生に於いて彼は常に何くれとなく彼女達を気遣っては支えてくれて、尚且つ“共にあろう”とし続けてくれていたのである。
それなのに。
(蒼太、ごめんなさい・・・)
子守等の育児が中々、思うように出来ないでいる彼を見ている内につい鬱憤が溜まってしまい、心無い言葉を投げ付けてしまった。
夫に悪いと思ったメリアリアはその後、事ある毎に蒼太に謝ったが彼はその度に“気にしていないから”、“大丈夫だから・・・”と明るく笑って受け止めてくれていたのだ。
(蒼太って、こんなに強かったんだ・・・!!!)
そんな花婿の優しさを存分に思い知らされる格好となったメリアリアであったがこれは何も彼女に限った話し等では決して無くて、アウロラもオリヴィアも五十歩百歩な状況にあったのであり、花嫁達はだから皆、揃いも揃って彼の本質的な強靱さと暖かさとに改めて感動すると同時に見惚れ、その猛烈さや確かさと言った“人となり”を大いに見直してその結果、自然と再び芯の部分から蒼太に対する純慕の熱情に染まり尽くしていったのである。
「蒼太、最近凄いよね?あやすコツを掴んだって言うのかな。子守が滅茶苦茶上手くなってる・・・っ!!!」
「正直に言って今までも一生懸命に取り組んでくれていた、とは思いますけど・・・。何て言うか、とても手慣れましたよね?」
「どうにもぎこちなさが目立っていたのが、一気に解消されたみたい。一体どうやってこんな短期間でスキルを上げたの・・・?」
そんな彼女達から愛情と共に信心をも取り戻す事が出来た蒼太は毎日が充実しており、人としても男としてもますます光り輝いていった。
「ねえ蒼太・・・」
「なにさ?メリー・・・」
「・・・ううん、何でも。その、あのね?」
「うん・・・?」
「最近さ。凄く頼もしいって言うのかな?格好良いよ、とっても・・・っ❤❤❤❤❤」
「蒼太さん、あの・・・っ!!!ステキです。物凄くっ❤❤❤❤❤」
「あなたに見つめられるとね?その・・・。ドキドキとしてどうしようもなくなって来るの・・・っ❤❤❤❤❤」
夫に対する異性的意識と恋慕を再び燃え上がらせていたメリアリア達はそれまでの態度が嘘のように彼の前ではしおらしくなり、1人の女の子として振る舞い始めた、蒼太の願いがまた1つ、叶った瞬間だった。
「・・・・・」
(“誠意を尽くす”ってとても大切な事なんだな。それ自体は決して目立たないし地味なんだけど、やっぱり人の生きる本質ってゆーか。それに・・・)
“チンポってスゲーな!!!”と、忙しくも満ち足りた毎日を送る内に、蒼太はふとそんな事を思うが考えてみればそれまでの状況を一変させたのが彼の誠意とイチモツだったのであり、改めて自分自身に感謝を向けて行くモノの、もしもあの時。
子育ての最中に彼が全てを投げ出してしまっていたのならば、間違ってもメリアリア達は“同志”として認めてくれなかったであろうし、彼女達から再びの関心を買う事も出来なかったに違い無かった。
それに例え誠意があったとしても、彼の意思に十全に応えてくれる肉体が無ければこの世に於いては妻達に自分の愛を、思いの丈を示す事が出来なかったに違い無く、それでは結局は“何もしていない”事と同じになってしまうのである。
(そう考えると・・・。かつての“大和男児”の生き方って言うのは、実は結構な真理に基づいたモノだったんだな。改めて気付かされたよ・・・!!!)
蒼太が更に考えるモノの確かに、日本人男性と言うのは面白味や刺激は薄いかも知れないし、無口で無愛想で何を考えているのか解らない箇所も多々ある人種なのだろう。
しかしながら本来の意味での“大和男児”と言うモノは多分、“誠意”や“真心”、そして“根性”と言うモノを弁えると同時にしっかりと持っていた存在だったのだろう、多分。
(確かに刺激的では無いのかも知れないけれども・・・。それでも人が人として生きる上で大切なモノを、キチンと内包している人達だったんだ、理解していた人達だったんだ。・・・今の俺ならばそれが解る、そう感じる!!!)
そんな思慮を頭の片隅で巡らせながらも、蒼太はその日も子供達の世話をヤキながら、愛妻達を愛でていった。
0
お気に入りに追加
87
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない
一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。
クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。
さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。
両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。
……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。
それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。
皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。
※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。

結婚記念日をスルーされたので、離婚しても良いですか?
秋月一花
恋愛
本日、結婚記念日を迎えた。三周年のお祝いに、料理長が腕を振るってくれた。私は夫であるマハロを待っていた。……いつまで経っても帰ってこない、彼を。
……結婚記念日を過ぎてから帰って来た彼は、私との結婚記念日を覚えていないようだった。身体が弱いという幼馴染の見舞いに行って、そのまま食事をして戻って来たみたいだ。
彼と結婚してからずっとそう。私がデートをしてみたい、と言えば了承してくれるものの、当日幼馴染の女性が体調を崩して「後で埋め合わせするから」と彼女の元へ向かってしまう。埋め合わせなんて、この三年一度もされたことがありませんが?
もう我慢の限界というものです。
「離婚してください」
「一体何を言っているんだ、君は……そんなこと、出来るはずないだろう?」
白い結婚のため、可能ですよ? 知らないのですか?
あなたと離婚して、私は第二の人生を歩みます。
※カクヨム様にも投稿しています。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる