星降る国の恋と愛

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運命の舵輪編

第二部プロローグ

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 読者の皆様方、幼馴染みとの純愛派の皆様、そしてビアンカ派の皆様、こんにちは。

 いつもいつも“メサイアの灯火”を御覧下さいまして、誠に有難う御座います。

 今日は皆様方に、どうしてもお伝えしたいことが御座いまして、筆を執らせて頂きました、今回は正直、少し長いのですがどうか最後までお付き合い下さいませ。

 また、先に一言謝罪させて下さい、本来であれば、このような場でこんな事を書くのはルール違反でありマナー違反でもあると思います(気を悪くされる方も、いらっしゃると思います)、大変申し訳御座いません。

 それにあんまり、作者が度々登場してしまいますと“作品の雰囲気がぶち壊しになる”、“止めろ!!”と言うお叱りの声もあるかも知れません、それも大変申し訳御座いません、せっかく読みに来て下さっておられる読者の皆様方に、御無礼を働いてしまいまして、またご不快な思いをさせてしまいまして、ここに謝罪致します、大変申し訳御座いませんでした、ただ多分、このような事は今回が最後、とはいきませんけれども今後暫くは無いと思いますので、どうか暫くのお別れの挨拶と思って聞いて下さいませ。

 この物語の主人公である綾壁蒼太くんや、メリアリア・カッシーニちゃんには元となったキャラがいることは既にご説明させて頂きましたが、今回はそれに類する事を中心にお話しをさせていただきたいと思います。

 と言うのはこれからここに、もう一人のヒロインを追加させて頂きたいのです、名前は(アウロラ・フォンティーヌ)と申します、彼女はフローラをモデルにしたキャラなのです。

 断っておきますが私はビアンカ派です、ですからこの物語のメインヒロインはメリアリアちゃんなのです(ビアンカを裏切るような物語を書いたり、ビアンカ派の方々を失望させるような世界を創ったりはしません)、ただそこに。

 もう一人のメインヒロインを出したいのです(基本的には彼女のルートを作るつもりはありません。ただ将来、つまりメリアリアちゃんのルートが終了した後でになりますが、ハーレムルートを作りたい、と思っているのです)。

 なんでこんなことを突然、言いだしたのか、と言いますと、勿論、それには理由が御座います、それをこれからご説明させて頂きますので、どうか最後までお聞き下さいませ。

 ただその前に。

 私から逆に皆様に(特にビアンカ派の方々に)、改めてお聞きしたい事があるのですけれども、あなた方は本当に、ビアンカの魅力を御存知でしょうか。

 ビアンカがどんな娘なのかを、知っていらっしゃるのでしょうか。

 もっとストレートにお聞きしましょうか、ちょっと下世話な言い方になってしまって申し訳無いのですけれども、あなた方はビアンカがリュカとの間にどんなセックスをしているのか、解りますか?

 そう言われてみた時に、果たして何人の方々が“こうに違いない”と言う、具体的な所にまで踏み込んだ答えをお持ちでしょうか、皆様はただ単に、“きっと深くて情熱的な愛の営みを繰り広げているに違いない”と思っていらっしゃるだけでは無いでしょうか。

 それは確かに正解なのですけれども、では何人の方々が“なんで深くて情熱的なセックスを、それもどんなセックスを主人公との間にしているのか”、と言う事に対する答えをお持ちでしょうか。

 どうして私がこんな事を言ったのか、と申しますと今回、ビアンカの魅力、と言うことに改めて気が付いたからです、彼女がリュカに対して向ける、思いの激しさ、凄まじさに改めて気付かされたからです。

 結論から申し上げさせていただきますと、ビアンカはリュカに対して、物凄い深い情熱を秘めている娘なんです、とても熱烈な愛情を、一途さを秘めている娘なんです。

 それもそれらが秘めきれずに所々で表に漏れ出してしまうほどの強烈な一途さをです(ま、時々軽口も叩きますが)。

 それは憧れのパパスおじさまがいようと、自分に思いを寄せてくれる村人がいようと微塵も揺るぎもしません、それほどの一途さです(現にビアンカは何があってもずっと主人公の事を思っていますよね?それが証拠です)。

 でもそれだけじゃないんです、実は“ある事”をやってみたんです。

 それは“ビアンカにフローラを”、そして“フローラにビアンカを”、それぞれフィードバックさせる、と言うモノです。

 なんで私が今回、こんな事を言い出したのかと言いますと、実は常々悩んでいたんです、“もっとメリアリアちゃんを魅力的に書きたい、より深くキャラを掘り下げたい”と。

 それである人に相談した所、こんな事を言われたんです“ビアンカとフローラとは対になっている関係である”と(要するに陰陽、“ツインズなのだ”と言われたんです)、だから“どちらか一方しか書かないと言うことは、いわゆる片手落ちになるんだよ”と。

 それを聞いた時、私は“なるほどな”と思いました、それでさっきも言った通り、それぞれをフィードバックさせあったんです、その結果として面白い事が解って来ました。

 その前にまず、正直に言いますけれども私はフローラルートを遊んだことはありません、“じゃあなんでお前にフローラが解るんだ”と言いますと、自分にはちょっとした“感性”があります。

 これは作家の方ならばお解りになるかも知れませんが、要するにそのキャラの人物像がある程度“意識の連続体”として解るのです。

 どうやったのか、と言いますとなんて事はありません、それまで自分が得たフローラ像(それは例えば勿論、原作である“ドラゴンクエスト5”に出て来たフローラの言動や雑誌の紹介等で見たモノ)を自分の中で組み合わせて形にしたんです、それでまず、自分の中にフローラの原型を作りました(だからわざわざ、“ネットを調べて回った”とか、そう言う事はしていません)、そうしておいて。

 次にもう一つ、やった事があります、それは何かと申しますと、自分の中にフローラ派を作ったんです(この場合も、フローラの時と同じようなモノです。例えば人気投票等の時に、ビアンカ派とフローラ派が出て来る場合があるじゃないですか、そう言った時のコメントや反応等から彼等の思念と言うか、波動?みたいなのを感じ取るんです。で、後はそれを元にして、“多分、こう言う人達なんだろうな”と言うのを自分の中で作っていくんです)。

 “それは現実的なフローラでもフローラ派でもなくて、単なるお前の妄想なんじゃないのか?”と言う声が聞こえて来そうですが、私はそれを否定しません。

 ただ百パーセント私の妄想、と言う訳でも無いんです、何故なら私が作りだしている、私の中のフローラやフローラ派は、私の中のリュカやビアンカ、そしてビアンカ派の方達と同じように、現実のフローラやフローラ派の方達の雰囲気や人となり、波動を感じ取った上で作り上げたモノだからです。

 だから勿論、全部が解るわけでは無いのです、例えばこれがリュカやビアンカだったら“こんな時にこう言う事を考えるんだろうな”、と言う事は解りますが、ビアンカ派やフローラ派の方達の、頭の中が見えたりするわけでは無いのです、何処にいて何をしているのかが解る、と言うような凄いモノでは無いのです(あくまでも“ある程度は”、と言う事です)。

 話を元に戻します、そうしておいてキャラの原型を作った所で、更にそれを掘り下げて行くんです、例えば“こんな時に、こういう事を言うキャラなんじゃないか”とか、“いやこんな事は言ったりしないだろうな”、とか(元になったキャラクター像が有りますのであまりにもそれと合わない場合にはハッキリとした違和感が来るのです、それで“そんな事をしたり言ったりする人間ではない”、と言う事が解るのです)、ようするに色んな場面を連想していくんですね。

 で、それが済んだらいよいよビアンカとのフィードバックの時です、二人のヒロインを、色々と比較して見ました、そしてその結果、解って来た事があります。

 まず最初に結論から申し上げますと、“愛情表現に違いはあるが、最終的には二人とも、根っこの部分は同じである”、と言うことです。

 ただ、それだけですとなんの事だかよく解らないと思いますので、順を追って説明させていただきますと、先ず出て来たのが、“ビアンカには強さがある”、と言う事でした(皆さんの中には“そんなの知っているよ”、と言われる方が大半かも知れませんが、これはそうした“再確認の作業”でもあるのです、それも“ビアンカはフローラと”、そして“フローラはビアンカと”比較した場合の再確認の作業です、どうか最後までお付き合い下さい)。

 ビアンカは、気の強い所もありますけれども本来はとても優しい女性です、そしてそれが故に色んな事を考えすぎて、悩んで苦しんで、葛藤してしまう所がある女性なんです(特に結婚の場面なんかはそうです)。

 だけど。

 最後の最後で絶対にブレない自分というか、芯の強さを持っています、それがリュカへの愛です(先に書かせて頂きましたが、ビアンカはリュカに対して熱烈な一途さを持っています、つまり最初から、彼に対するしっかりとした愛情を確立させている女性なんです。ただ彼女の場合はそれを“秘している”のです、そしてそれらをどちらかと言うと言葉よりも態度、行動、そして雰囲気で表す女性なのです)。

 ではそれに対してフローラには何があるのか、と言うと“彼女にも弱さがある”のです、これは原作には出て来て無いのですけれども(もしかしたなら私が知らないだけかも知れませんが)、例えば結婚の話が出て来るくだりがあるのですが、その時に彼女なりに色々な悩みや葛藤が、きっとあったと思うんです(ビアンカとフィードバックさせた後で、改めてフローラに意識を向けてみますと、そう言う風に感じます、その方がしっくり来るんです)。

 そして更にフィードバックを続けた結果、他にも様々な事が解って来ました、例えばビアンカもフローラも、個人ではその底力や魅力を発揮できないがしかし、リュカと組ませてやる事で途端にその真価を発揮する女性達である、と言う事です(これについては後述します)、そしてもう一つが二人とも“恋をして変わる女性”だと言う事が解って来たのです(特にフローラの場合は、その変化の率がデカいのです、何故かと言うとそれまでの状態から一気にビアンカと同じ位の高さにまで、即ち何があっても揺るがない高さにまで愛情が跳ね上がるからです)。

 これには理由がありますが、先にも述べた通りビアンカは、既に自分の中でリュカへの愛を確立させている女性です、そしてそれを“秘している”女性なのです(ただそれらが秘し切れずにチョイチョイ漏れ出して来るんです、特に結婚してからはそれが更に強固なモノになります)。

 そしてもう一つ、これは私の意見なのですが私としては純粋なのは寧ろ、ビアンカの方なのだと思います、ビアンカは少女のような純朴さと申しましょうか、リュカへの真面目でピュアな一途さをずっと持っているんです、秘めているんですよ(そう言う風に感じるんです)。

 ではフローラはどうなのか、と言いますと、(ビアンカがガラスのように透明な人ならば)彼女の場合はまっさらな人、つまりは“無垢な人”なのでは無いのか、と思うのです(やっぱりそう感じるんです)、そして。

 無垢でいて、とても情熱的な人です、私が感じる所ではフローラとは生来、凄く大人しい人なんです、それこそ花の蕾のような、ひっそりと生きて行く人なんです、ところが。

 前にも書きましたね?フローラは“恋をして変わる”のです、それこそ途端に蕾が満開の花を咲かせたように変わるのです、つまりはさっき言ったように、凄い情熱的な人になるんです(私はそう感じます)、それともう一つ、さっき“無垢な人”と言いましたけれども例えば(これはビアンカもそうなのですが、結婚してリュカと一緒に街に行くと、結構燥ぐじゃないですか。ところがビアンカが“秘めている”女性なのに対してフローラは凄いストレートな女性なんです)、主人公と街中で買い物をしていたとしますよね?その時に凄い“キャーキャー”、“ワーワー”騒いでるイメージが湧くんです。

 別に煩くしているんじゃありません、例えるならば、宝石のような瞳で、満面の笑みを浮かべたままで、物事に全力で感動している女性なんです(そんなイメージが湧くんです、余計な事かも知れませんけれども、鬱屈して退屈な毎日を送っている人にとってみれば、フローラのそうした反応は堪らなく刺激的で魅力的に映るんでしょうね)。

 で、それらを自分の中にいる、フローラ派に送るんです、”フローラとはこう言う女性である“と、すると。

 一瞬、“えっ!?”て来るんですよ、なんか驚いている感覚と言いますか、困惑している感覚が伝わって来るんです、ところが。

 直ぐにすんなりと受け入れられて行くんです(まあ、正確に言いますと、“お、おう?”みたいな感じなんですけど)、つまりはこれは“正解である”と言う事なんです(例えばこれが違っていると拒否が来るんです、具体的にどうなるのか、と言いますと、向けた意識が違和感を覚えたり、弾き返されたりして来るんです、私は感覚をこう言う風に使っています)。

 ではビアンカに情熱は無いのか、と言いますと、そんな事は決してありません、ビアンカ派の方の中にはビアンカが時々、ドキリとする台詞を言う事があるのを、御存知な方は多いと思います(これは私の知っている限りの会話なのですが)、まず結婚後のアルカパや夜のテルパドールのオアシスでの会話、ポートセルミでの会話(防具屋か道具屋の2階での会話です、確か“リュカの宝物は私、だよね?”と聞いて来たり、他にも“自分が帰る場所とはどう言う意味なのか”と言うことに付いての会話が為されていました、つまりはそう言う意識が彼女の中にもあった、と言う事です)、グランバニアに到着した際の、赤ちゃんを産む時の会話、大神殿から救出された際の会話、グランバニア城で仲間にする際の会話、エビルマウンテンでの、最終決戦前の会話、エンディングの時の、天空城での会話、エンディングの時の、グランバニア城での会話。

 合計9つもあるのですがここに彼女の本心や熱い思いが見え隠れしていると思います、とにかく彼と一緒に居たい、ずっと一緒に居たい、と言う思いが溢れ出して来るのです。

 それだけではありません(これはフローラも同じなのかも知れませんけれども)、その思いがもっとも爆発するのが“ジャミ戦”の時だと思います、あの時彼女は多分、凄い心細かったと思います(それはそうでしょう、魔界の魔物が、それも強力なバリアーを張っているのが直ぐ側に居たんですから)、だから。

 “リュカを来させる訳にはいかない”、“自分の命に代えてでも”と思っていたと思います(ここは想像に難くありません、だって誰だって自分の恋人が殺されるかも知れないと思ったなら、来させないようにするでしょう)でもね。

 やっぱり本心では、来て欲しかったと思うんですよ、“助けて欲しい”と、凄い願っていたと思うんです、だから彼が来た時に、凄く嬉しそうにするんです、そして。

 リュカがジャミにやられそうになっているときに、“止めてーっ!!”と言って二人の間に割って入るんです、そして“止めなさい、ジャミッ!!”と言ってリュカを助けて敢然とジャミを拒絶し、真正面から立ち向かいます。

 そこには先程までの、恐怖に打ち拉がれていたビアンカは(フローラは)存在しません、そこにいたのはただただただただ“この人を死なせはしない”、“なにがあっても助けるんだ”と言う強くて深い純然たる意志の塊と化した花嫁の姿です。

 これは普通は中々出来ないことです、現実的に普段から“好きだ”とか“愛してる”とか言ってはいても、いざ恋人や夫が殺されそうになっている時に、自分の危険も省みずに、止めを刺そうとしている相手の前に身を晒す事が出来る人が、果たして何人いるでしょうか(つまりビアンカはそれだけの覚悟と思いを持ってリュカと共に歩んでいた事になります)。

 そしてリュカを助けて復活させ、ジャミを撃ち破るんです(ヤツを殺した後でリュカ共々に石にされてしまいますが)。

 私は、どうしてここまでビアンカがリュカの事を愛していたのか、と言うと、それはまず第一に、子供の頃から既にしてその萌芽があったのだと思います(つまり元からそれだけ好きだったのだと思います)。

 何故かと言うと子供の頃のビアンカは(大人になってからもそうなんですが)、なんだかんだ言ってずっとリュカと行動を共にしていました(もしくはさせようとして来ました)、女の子と言うのは基本的に、自分に凄く正直な生き物です、何があったって嫌なモノは嫌なんですよ、それなのにビアンカは、特にアルカパに来てからはずっとリュカと共に行動していました(もっと小さな頃にもよく遊んでいた思い出があるとか。確かお風呂場で隠れんぼをした事がある、とか言ってましたね)、つまりはそう言う事だと思います(パパスに連れられて、リュカがサンタローズに帰ろうとしていた時も追い掛けてこようとしていました)。

 この時点で恐らく既に、リュカの事を少なからず意識していたと思われますが、それだけではありません、レヌール城に着くまでや、着いてからもずっと一緒に冒険を共にして、戦闘も何度か経験していましたし、またレヌール城でビアンカが掠われ掛けた時も、リュカは彼女をちゃんと助けてもいるんです。

 ビアンカにしてみれば彼は、白馬の王子様みたいに見えたのではないでしょうか(とっても勇敢で凄く頼り甲斐のある人に映ったと思います、現にそれについての言及も、ゲームでは出て来ます)、そしてそんな二人の絆がビアンカの思いをますます強固なモノにしていったのだと思います。

 要するに二人は出会うべくして出会ったのです(まさに“運命の出会い”とでも言うべきモノだったのでしょうね)そしてそんな彼女の中で。

 その思いが“死んでも、リュカと共に生きる”、もしくは“この人の為なら死んでもいい”と言う領域にまで昇華されたのが、やはり結婚してからの“アルカパの夜”だと思うんです、これはフローラもそうなのかも知れませんが、彼女達はあの時“私はこの人のモノになるんだ”、“この人に全てを捧げるんだ”と決意して、それを受け入れたと思うんです(そしてそうなると、女は強いです)。

 そしてそれらが遺憾なく発揮されたのが、ジャミ戦の時だと思うんです、掠われて来た当初は多分、ビアンカは(フローラもですけれども)絶望していたんじゃないかと思うんです、もしかしたならリュカは来てくれないかも知れない、ううん、来させちゃいけない、例え自分の命に代えたとしてでも。

 そう思っていたのでは無いでしょうか(この時点で彼は既に一国を預かる王様になっていましたし、それになによりかによりの話としては、ビアンカもフローラも自分が何処に連れて来られたのかも、解って無かったと思いますから)ところがリュカは自ら助けに来てくれました、それも命の危険も省みずに、物凄く早くにです(中ボスであるキメラの会話から、ビアンカが連れて来られてからそんなに時間は経って無かったと思います。“さっきの女は”とか言ってましたから精々、30分から1時間位でしょう、それ以上経っちゃうと、“さっき”と言うのは少々、語弊があると思います←要はつまり、それだけ早く、リュカは必死になってビアンカの事を追い掛けて来たのでしょうね)。

 それをビアンカは(フローラは)心底、安堵すると同時に“なんで来ちゃったんだろう”と思ったでしょうね、でもね。

 私の中ではアルカパの夜の時に、リュカもきっと思ったと思うんですよ、“自分はこの人の為ならば死んでもいい”と(余談なんですけど、だから私は、“メサイアの灯火”の第一章のお話しである“お弁当と母乳薬”でメリアリアに言わせたんです、“私はこの人の為ならば死ねる”と。そして第二章のセイレーン編2では今度は蒼太が思うんですよ、“自分はこの人(メリアリア)の為ならば死んでも良い”と)。

 だからリュカは来たと思うんです、きっとビアンカは(フローラは)心の底から感動したでしょうね、“自分の為に来てくれたんだ”と。

 だから。

 リュカがやられそうになっているときにビアンカは(フローラは)我が身の危険も省みずに、ジャミに向かって憶する事なく堂々と、そして決然と立ちはだかるんです(後はゲームをやった方ならお解り頂けるかと思います)、そして。

 それがあったからこそ、あの台詞に繋がるんですよ“私は何があってもあなたについて行くからね”って言う、あの台詞です(で、更に言えば魔界の最終決戦直前での“死ぬ時は一緒よ”に繋がるんですよ)。

 そしてエンディングを迎える時に、ビアンカは言います“私はあなたと一緒だったら石になってもいい”と、それだけではありません。

 同じくエンディング直前のグランバニア城でリュカに「絶対に私を離さないで」と言うじゃないですか、あれがビアンカの本心なんですよ。

 以上、長くなりましたがビアンカのリュカに対する思いの深さは解って頂けたかと思います、その上で、話を聞いて頂きたいと思うのですが、ビアンカは基本的に“秘めたる人”なんです、ただそれが時々、抑えきれずに漏れてきてしまうのです(会話とか態度に出ちゃうんですね)、そんな彼女とのセックスってどんなモノなのでしょうか。

 私は、それについての答えを見付けました、それが第一章の“子宮姦”と第二章の“セイレーン編2”、そして“セイレーン編13”です、ビアンカは恐らく、リュカに対しては、凄い熱烈な思いを持っていると思うのですが、それを中々言葉にしようとはしません(恥じらいとか照れ臭いだとか、色々あると思うんですよね)、ですけど。

 心の中では話は別です、凄く彼を求めているんだと思うんです(だから時々“ドキッ”とする台詞を吐いたり、仕草を見せたりするんです)、だからそれに気が付いた時に私はメリアリアに早速、それをフィードバックさせてみました、まず“セイレーン編2”の時(つまりは蒼太とメリアリアが互いに初めてを迎える時です)、メリアリアは蒼太に言います、“赤ちゃん、つくろ?蒼太・・・”と。

 本当はこの台詞は前後の雰囲気も込みで味わっていただきたいので出来ればもう一度、この話を読んで頂きたいのですが、この時のメリアリアは結構、情熱的に迫っています(話を読まれた方は想像して見て下さい、自分が蒼太君の立場だったらどうするか。既にして恋仲になっている幼馴染みに、それも深い関係になっている女の子に熱烈な思いを向けられながらこの台詞を言われた時の状況を)。

 勿論、少女であるが故の無知さから来るモノもあったでしょうが、それ以上に“この人の子供が欲しい”と本気で思っていたんですね、彼女は(自分だってまだ子供なのに・・・)。

 それだけ深くて激しい、真摯な思いを蒼太君に向けて、それも一途に抱いているのです(で、それがチョイチョイ漏れて来ちゃうんです)。

 それが特に現れているのが第一章の“子宮姦”と第二章の“セイレーン編13”の後半部分のエッチです、あの時メリアリアちゃんは蒼太君に唇を奪われ、激しく責め立てられながらも、それでも尚も蒼太君を求めて心の中で悶え続けてましたよね?

 それどころか自分からも抱き着いて貪るようにすらしてましたがそれが、私の見出した答えです、ビアンカはあんな風に心の中で悶えつつ彼を求めてリュカへの思いを、その熱烈な愛情を態度や仕草に出す娘だと思うんですよ、ただし。

 彼への愛欲と快楽とが限界を超えた時、彼女は凄く乱れると思います(それも想像を絶する程に。何故かと言うと、秘めたる思いが一気に爆発するからです)、では反対にフローラはどうかと言うと、この娘の場合は最初から乱れると思うのです。

 何故なら彼女の愛情表現は凄いストレートだと思うんですね、で、やっぱり彼への思慕と情欲とが限界を超えたら滅茶苦茶に乱れると思うんです。

 前にも言いましたが、ビアンカとフローラは、根っこの部分が同じなんです、だって“ツインズ”なんですもの、陰陽なのです。

 だから間違っても、“もう一方を打ち倒してやろう”等と考えてはいけません、それをやる、と言うことは例えば、自動車のタイヤの右半分だけをピカピカに磨いておいて、そのくせ左側半分を、ナイフか何かでズタズタにするようなモノなのです(ビアンカ派とフローラ派の、まあ所謂(いわゆる)“アンチ”、“厨”と呼ばれている方々は特にそうなのですが、これをずっとやり続けてしまったんです、そんな事をしていればいつかはタイヤ自体がダメになります)。

 だから、と申しましょうか、どちらか一方がどちらかを傷付けた際には必ず、もう一方にもダメージが行くようになっているのです(どちらかが正解でどちらが間違っているとか、どちらが強くて弱いとか、そう言う事では無いのです、そう考えること自体がそもそも間違いなのです、だって対の存在なのだから)、それにこれは、“やったことはやり返される”と言う、“宇宙の法則”にも見事に適応しています(これって真理の一つらしいです)。

 だから理想なのは、ビアンカ派からフローラ派に向けて、“フローラ派の皆さん、こんなフローラが書けましたよ”と言ったらフローラ派の人々が“ビアンカ派の皆さん、こんなビアンカが描けました”と言い合えることなのです(勿論、変な意味では無くて良い意味でです)、そしてそれこそが、ビアンカとフローラを対の存在と見た時に(即ち一つの“輪”と見た時に)、その両輪を、回して行く、と言う事なのです。

 そしてその為にはまず、ビアンカ派から変わらなくてはなりません(多分もう、フローラ派から変化が起きる事は無いでしょう。私が見た所、あの方々は良くも悪くも情熱的な方々の集まりなんです。勿論、全員が全員、と言うわけでは無いでしょうけれども、それでもそうやって意識を向けると“一部を除いて”跳ね返されて来るんですよ。ちなみに私の意見に賛同してくれる方は、私が感じた所ではフローラ派の中でこれを見てくれている方々がいたとして、その全体の3割弱、行って4割と言う所です)、まずビアンカ派から“あること”をしなくてはならないのです、それは何かと申しますと、“フローラを書くこと”です、それも。

 引き立て役としてのフローラ、悲劇のヒロインとしてのフローラではありません、ちゃんとした恋愛成就をさせてその魅力が、存分に発揮されたフローラをです。

 これは、フローラ派には出来ないことです、ビアンカ派だけが出来る事なんです、それは何故か。

 ビアンカ派だけが、ビアンカの魅力を理解して、心に理解しているからです、多分、フローラ派の皆さんはビアンカの名前くらいは知ってはいるでしょうけれどもしかし、そのキャラの魅力と言うモノを、存分に理解は出来ていないのでは無いか、と思います(要するにキャラを深く掘り下げて、自分の中に構築する、と言う事まではやっていらっしゃる方は、中々いないのでは無いでしょうか)。

 それが出来ているのはビアンカ派だけです、そして私達ビアンカ派こそが“そう言う意味”ではもっともフローラを可愛く書くことが出来るのです。

 何故ならビアンカの持っている、ヒロインとしての魅力、可愛らしさをフローラにフィードバックさせる事が出来るからです、ビアンカの魅力を持ったフローラは、(理屈で考えるならばですが)きっと既存のフローラ派の方の書いた作品に登場する、どのフローラよりも可愛くなるに違いありません。

 そしてその為には、フローラを最後の最後まで、書き切ってやらなければならないのです、何故かと言えば(これはビアンカも同じなのですが)基本、彼女達の魅力と言うのは最後の最後まで書き切ってやらなければ活かしきれないモノだからです。

 それも相手はリュカで無ければならないのです、これは簡単です、何故ならビアンカの(そしてフローラの)心を受け止めきって、その魅力を最大限に発揮してやれるのは彼しかいないからです。

 まず第一に、リュカに選ばれ無かった場合はビアンカは一生、結婚しません(リュカの事を思ったままで、一人で寂しく暮らします)。

 彼女が心の底から求めているのはリュカ(アベル)なのです、それも小さい時から、いいや、下手をすればもっと前から、それこそ生まれる前からそうだったのかも知れません(彼女が最高に喜び合えるのは、愛し合えるのはリュカしかいません、その秘めたる思いをキチンとした形で理解して受け止めて昇華させ、その魅力と美しさとを存分に発揮してやれるのは彼だけなのです、何故ならばどちらか一方が一方的に向けるのでは無くて、あくまでも互いに強い思いを抱き合い、どこまでも愛を育め合って行けるだけの強さと優しさと情熱と、そしてなにより絆の深さを持っているのが、愛の真なる光と輝きとを理解して、体現できているのが彼だけだからです)。

 一方で、フローラの方なのですが、申し訳ないのですが、アンディでは彼女の魅力を存分に発揮できないと思うのです(アンディと結婚した場合のフローラは、蕾のままで終わってしまうんですよ、そう感じます)。

 やはり彼女の場合もリュカ(アベル)で無ければダメなのでしょうね、彼で無ければその魅力を存分に発揮してやる事が出来ないのでしょう。

 それになにより。

 フローラ派の人に、意識を向けると来るんです、“我々は、アンディはいらない”と。

 それに続けて“なるほどお前の考えは面白い”と。

 しかし。

 “どうせそこまでなんだろう?”と来るんです、“どうせ結局はフローラを脇に追いやるつもりだろう?”、“引き立て役にするつもりだろう?”と。

 だから。

 フローラを最後の最後まで書いてみたい、書き切ってみたいのです、彼等に心を開いて貰うためにはまず、我々がフローラを書き切ってやらなければなりません、そしてそれが為された時にこそ、フローラ派はビアンカを認め、そしてビアンカ派を認め、心を開くでしょう。

 だから私は“アウロラ”を登場させました、断っておきますが別に、彼等に媚びる為ではありません、逆です、彼等の度肝を抜いてやりたいのです、“ビアンカ派がここまでフローラを書くことが出来るのか!!”と、彼等に言わせてみたいじゃないですか。

 それに先に述べさせていただきました通り、私はビアンカ派です、ビアンカを(つまりはメリアリアを)裏切るような事は決してしません、また同志の方達を裏切るような真似も、決してしません、お約束致します。

 ただもう少しだけ、私にフローラを勉強する時間と機会をお与えいただきたいのです、どうかよろしくお願い申し上げます。

 それで具体的にどうするのか、と言いますと、一番最初に言わせていただきました通り、ハーレムルートを構築させて頂きたいのです(勿論、メリアリアちゃんのルートが終わった後にです)。

 ただしそれは、既存のハーレムモノでは決してありません、それぞれが独立しているハーレムモノです(つまり、主人公とヒロイン達が、常に三人でイチャコラしたり修羅場ったりするのではありません、やはり主人公とヒロインは、一対一の方がヒロインの魅力も存分に発揮できますし、皆様方もその方が読んでいて楽しいのでは無いか、と思うのです)。

 つまり、ハーレムルートの中に“メリアリア編”と“アウロラ編”が同時に存在して共存している形です(つまりこれらが実質的な“メリアリアルート”、“アウロラルート”となります)。

 どう言う事か、と申しますと例えば、1週間の内で月曜日、水曜日、金曜日、日曜日はメリアリアを書く、反対に火曜日、木曜日、土曜日はアウロラを書く、と言うようにしたいのです、各ルートはそれぞれが独立しており、ビアンカ派の方々はメリアリアのルートを、そしてフローラ派の方はアウロラのルートを見れば、話が繋がるようにして行きたいと考えています(これならば、ビアンカへの愛を守ったままで、フローラも最後まで描ききってやる事ができます)。

 ハーレムモノなので、勿論3Pも出て来ますが、基本的には主人公とヒロインとの一対一の関係を構築したい、と思っております。

 さっきも言った通り私はアウロラを、メリアリアと同じくらいに魅力的に書きたい、書き切りたいのです、そしてそれは、どちらかがどちらの引き立て役では無く、サブヒロインでもありません、蒼太くんからの、ただただひたすら純粋で強烈な彼の思いを、至高の愛を二人同時に受けるのです(そしてそれ以上の物凄い愛欲を、蒼太君へと返します)。

 その為にはまず、“アウロラ編”を書かなくてはなりません、そして“セイレーン編”も全て書き直さなくてはならないでしょう。

 具体的に言うとまず、アウロラを、メリアリアと同じく、“幼馴染みヒロイン化”させます、これには、歴とした理由があります、と申しますのがまず一つが、恐らくドラゴンクエスト5のフローラ像そのものはもう既にフローラ派の方々によって書き尽くされてしまっており私が入る余地は無いと思います、それに私はフローラルートを遊んでおりません、そんな私がフローラを書くためには始めから(つまり1からではなくて0から)フローラと向き合って、まずはそのキャラを徹底的に組み上げて行かなくてはなりません(それこそ自分の中のフローラである“アウロラ”が、勝手に動き出してくれる位にです)。

 第二に子供時代から描くことで蒼太とアウロラの絆の物語をフローラ派の方々にお届けする事が出来るかと思うからです(彼等はお嬢様としてのフローラなら知ってはいても、幼馴染みとしてフローラは知らないでしょう、下手をすると拒絶されるかも知れませんが、その位のギリギリの所を責めなくては彼等に新たなフローラの魅力を届ける事は出来ません)、それにもう一つの理由があります、全てをメリアリアと(つまりビアンカと)同じにする、と言いましたね?つまり子供時代から蒼太君とエッチもさせる、と言うことです。

 これにもちゃんとした理由があります、それはアウロラに対しても“子宮姦”を行えるようにする、と言う事です。

 具体的に言いますと、メリアリアちゃんと同じようにまだ成長期を迎える前からセックスを繰り返す事により(それもただのセックスじゃありません、子宮口奥までを開発して突きまくり、挙げ句にお互いの気を混ぜ合うような激しいモノをです)彼女の身体が蒼太君のイチモツを受け入れられるようにします、そうしておいて。

 メリアリアちゃんと同じように、子宮姦(子宮ガン突き)からの極限連続多重絶頂、白眼アヘ顔+泡吹き+潮吹き、乳首フル勃起による母乳噴出化、濃厚汗だく密着セックスを予定しております(フローラのエッチの方向性も掴めましたので、それらも早速、反映させてみたいと思っております)。

 ただ、それには時間が掛かります、まずはメリアリアちゃんのルートを完結させます(正直な所、今回はアウロラを登場させたのが遅すぎました、今からではとてものこと、ヒロイン化させる事は出来ません)何故ならばもう、セイレーン編が終了してしまうからです(つまりはもう、蒼太君とアウロラが、エッチをする時間が無いのです、それもさっきも言った通り、単なるエッチじゃありません、“互いに絆を深め合って”、“子宮姦を可能とするような激しいエッチ”を、それも何度も何度も熟さなくてはならないのですが、その時間が無いのです)。

 無理をすれば、“アウロラ編”位は作れるかも知れませんが、それもそれで恐いです、何故ならば今回は1発勝負だからです、なので中途半端にやってもし、失敗をしてしまいますともう、後が無くなります(何故ならば“散々偉そうな事を言っておきながら結局、お前はダメだった”、“今までのビアンカ派となにも変わらない”と言う烙印を、フローラ派の方々に押されてしまうだろうからです。そうするともう、二度と彼等は私の作品には来てくれなくなるでしょうね。その後になってから、どんなに魅力的なフローラを書いたとしても、彼等は絶対に認めてはくれないでしょう)。

 そう言った諸々の事を込み込みでやらなくてはなりません、だからとても大変ではありますが、どうしてもこれは、成し遂げなくてはなりません。

 そう言う訳で読者の方々、幼馴染み派の方々、そしてビアンカ派の方々におかれましては何とぞご理解ご協力のほど、また今後も変わらぬ御声援、御愛顧の程をどうぞよろしくお願い申し上げます。

 またフローラ派の方々、もしこれを見られていたとしたならば、お願いだから私にもう少しの時間と、そしてもう一度だけのチャンスを下さい(残念ながらこのままではアウロラを、ヒロイン化させる事が出来ないからです。そしてこのままではつまり、あなた方が思っていらっしゃる通り、私は口だけの人間となってしまいます。だからいずれ、全部をキチンと書き直します、それまで待って頂きたいのです、その機会を与えて頂きたいのです)、どうかよろしくお願い申し上げます。

                    敬具。

              ハイパーキャノン。

 もう二つほど、追伸があります。

 まず第一に、アウロラがフローラを元にして創り出したキャラならば、“爆発魔法”を使えないのはどうしてなのか、と言う疑問が皆様の中に湧き上がって来ると思います(“地磁気魔法”ってなんなんだよ、と言う疑問が湧かれているでしょうが)、まずはそれにお答えいたします。

 そもそも論としてアウロラが扱えるのは火炎、閃光、中堅の回復魔法と、そして先に述べさせていただきました通り、“地磁気魔法”です。

 なんで爆発魔法が存在しないのか、と言いますと、それには訳があります。

 実は私、アウロラを作り出す際に“爆発”について調べたんです、そうしましたら、その殆どが事件、事故、兵器に関することで占められていました、また爆縮についても調べてみましたら、そこもやはり、おなじような事で占められていたのです。

 もしビアンカやフローラがいて、“力をやろう”と言われたとしても、それらが大半、兵器や事件、事故に関わるモノであったとしたならば、彼女達はきっと“NO!!”と言ったと思うんですよね(やっぱりそれは違うじゃないですか、それにビアンカ派の方々もフローラ派の方々も思いは同じだったでしょう)。

 だから“これではダメだ”と素直に思いました、だってそんな魔法をアウロラに使わせる訳にはいかないじゃないですか、彼女はフローラをモデルに作り出したキャラです。

 しかしフローラと言ったら爆発魔法です、どうしたら良いのだろうかと途方に暮れていた所、ある一つの考えに到達しました。

 それが“地磁気魔法”です。

 “爆発と地磁気と何の関係があるのか”と言われるのかも知れませんが、それはまだ秘密です(ただし答えを言ってしまいますと、関係は大いにあります)、しかも。

 これはまだ、地球上では(少なくとも地球人類によって有史以来)兵器として転用されていません、だから“これだったら行けるかも”と思ったんです。

 実は他にももう一つ、彼女の扱える魔法として候補に挙がっていたモノがあります、それが“対消滅魔法”です。

 これには実は、元ネタがあります、それは今から40年位前のアニメーションである(堀井雄二先生がまだ、お若かった頃に流れていた作品ですね)“宇宙空母ブルーノア”から取ったモノでした(宇宙戦艦ヤマト等の、いわゆるSFモノをユーチューブを検索していたら出て来たんです。もっと正確に言わせていただきますと、そこに出て来た“反陽子砲”からヒントを得たモノでした)。

 これは単純に“大爆発を起こす”と言うだけではありません、ある物質と反対の性質のある“反物質”とを生成、衝突させる事で“対消滅”を起こさせ、その結果として“大爆発が起こる”と言うモノでした。

 ですがある理由からこれも却下しました、何故ならこの作品にも“純正水爆”と言うモノが出て来たからです(私は原爆や水爆は大嫌いです、あんなモノはただの大量殺戮兵器、要するに“悪魔の兵器”だと思っていますから)、だから採用を見送りました、アウロラを創造して送り出す際に、そんなモノを付与したくはありませんでした(これに対して炎とか水はもう、どうしようもありません。だって二つとも、私達の生活には無くてはならないモノだからです。それにもう一つ、理由があります。火と水は二つで一つなのです。火水は=で秘密となり、そしてそれは“神”となる、と言う教えがあるのです)。

 それで最終的に“地磁気魔法”に決まりました、創り出すのが凄く大変なキャラでしたがその甲斐はあったと思っています(ただ彼女が活躍するのも、その思いが報われるのも暫く先の話になります。一応告知をさせていただいたと思いますけれども“ハーレムルート”を予定しております、フローラ派の皆様はそれを楽しみにしておいて下さいませ)。

         追伸の追伸

 一つ、どうしても訂正しておきたい箇所が御座います。

 先程“リュカとビアンカとのエッチ”についてのお話しをさせていただいたかと思うのですが、それについて少し頭と身体を休めて冷静になり、感覚をシャープにした上で改めて意識を向けてみたのですけれどもその結果、やはりビアンカも“最初から凄い乱れる”と思うんです(凄い情熱的にリュカの事を求めて行くと思うんです)。

 だって愛する人とのエッチの時って、その秘めている思いを一気に爆発させて、燃焼させる訳じゃないですか、だからそうじゃないとおかしいんですよ、逆に不自然なんです(特にそれが一途に思い続けていた人とのエッチならば尚更そうだと思います)。

 それで主人公への愛と情熱とが極限を超えた際には前後不覚になって狂い切る、と思うんですよね(改めて感覚を向けてみると、その方がしっくりくるんです)、つまりメリアリアちゃんへのビアンカのフィードバックは最初から、“無意識的には”成功していた、と言う事です(混乱させてしまいまして大変、申し訳御座いません、つまりはそう言う事で御座います)。
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