星降る国の恋と愛

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神世への追憶編

愛妻との子作りセックス(ピロートーク・メリアリア編5)

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 “カラン、カラン・・・”とロウソクの薄明かりに照らされながらもグラスの中で音を立てて丸みのある、青い純氷のロック・アイスが転がり続けている。

 この日、蒼太はルテティアにある自分の旧宅の1階、かつてのリビングにおいて一人で盃を重ねていた、ちなみに寝室には今現在、メリアリアとアウロラ、そしてオリヴィアの三人が並んで裸のままに眠りに就いていたのだが無事に蒼太の子供を孕んで“安定期”に入った彼女達のお腹も大分大きくなって来ており、時折赤ちゃんが達が蠢く様が感覚でハッキリと確認する事が出来たのである。

 何という僥倖だろうか、彼女達は全員が“双子”を孕んでおり、お腹の中で赤子はスクスクと健やかに成熟つつあって、生まれて来るその日を待ち侘びていたのであるモノの、そんな折ー。

「・・・ふうぅっ!!!」

 蒼太は彼女達を順々に抱いていった、これは蒼太だけでなく彼女達までもが“そうして欲しい”と願ったからだが妊娠してからというモノ、何だかメリアリア達の性欲が以前よりも格段に強まった気がしてならないと、蒼太は密かに思っていたのだ。

 何しろ任務を終えて帰宅して来た彼が、先にお風呂に入っているとー。

「あなた・・・っ❤❤❤」

 と言ってメリアリアが、アウロラが、そしてオリヴィアまでもが大きなお腹を抱えたままバスルームに入って来ては彼に交わりをせがむのである(勿論、時には彼が彼女達にお願いする事もあったが)。

 そんな時蒼太はどんなに疲れていても嫌な顔一つしないでバスマットレスを浴室の床に敷き詰め、ローションを垂らして滑りを良くした上でメリアリアから順番に、側位や背面系の体位でもって彼女達の身体に負担が掛からないようにして行為に及ぶようにしていたのであった。

(僕にとって、メリー達はまさに“生き甲斐”だからね。この子達と愛し合える事は何よりも嬉しい事の一つだし、多少疲れていても構うもんか!!!)

 “むしろこう言う時が一番、肝心なんだ!!!”と蒼太は思うがもし仮に、疲れを理由に愛の営みを断ってしまえば必ず彼女達の自分に対する気持ちが冷めてしまうであろう事を、彼は熟知していたのであり、そしてそれが故に自分の命を削る事になったとしてでも青年は妻達との行為を最優先で行う事としていたのだ。

 それに彼女達を抱いているとなんだか元気と勇気が湧いて来るし、それが結果として“明日もお仕事頑張ろう”と言う気持ちにさせてくれるのであった、実に不思議な現象であるがこれは確かに“愛し合う者同士の交わりが起こす奇跡”と言う側面もあるにはあったがそれ以外にもここの所、蒼太達が積極的に取り入れている“スローセックス房中術”の効能によるモノでもあった。

 互いにイチャイチャしながら穏やかに交わり合う事によって、蒼太と花嫁達それぞれの“気”が自身と相手の全身を循環しながら混じり合い、一つになり尽くして行くのであり、その結果として体が芯から活性化されてはポカポカとして来て疲れを吹っ飛ばしてくれていたのである。

(・・・明日、明後日、明明後日は、休みか。ようやく纏まった休暇が取れたな)

 居間でソファーに腰掛けながらも蒼太は次の日以降の予定に思いを馳せるがこうやって自宅で過ごすのも暫くはお預けである、それと言うのも。

 蒼太は以前、妊娠の報告の為に花嫁達と共々メリアリアやアウロラ、オリヴィアの自宅を訪れたり際に義父達にあるお願いをしていたのであった、それは何か、というと“お腹が大きくなって来たならそれぞれの花嫁達を一旦、実家に帰す”と言うモノであったのだ。

 これは身重なメリアリア達の事を慮っての処置であった、妊娠をしていた彼女達は既に出産の為の休暇をもらっていて任務に参加はしていなかったが、蒼太は別でバリバリに働いていた。

 彼が危惧したのはこの点だった、つまりはメリアリア達は以前のような俊敏且つ自由自在な身動きは取れない上に、何かあった場合でも蒼太が常に近くにいられるとは限らないのである、そこで蒼太は熟慮を重ね、更にはメリアリア達本人の了承を得た上で義父であるダーヴィデ達に相談を持ち掛けたのであった。

 “お腹が大きくなって来たならそれぞれの実家で花嫁達の面倒を見てもらえないだろうか?”と。

 結果としてダーヴィデ達からは快諾の返事がもらえ、今回の休みが明けるタイミングでメリアリア達は一旦、実家に帰る事になっていたのだ。

 今日はその里帰りの最後の夜である、蒼太は花嫁達と何度となく愛を重ねて彼女達の胎内に強かに精を解き放った。

(皆、可愛くなったよなぁ。特にメリーはお淑やかになって、とってもステキなレディーになった。昔はあんなにお転婆だったのに・・・)

「・・・・・っ。んん?」

「・・・あなた?」

 “カラン、カラン・・・ッ!!!”と蒼太が尚もグラスを回しつつ、花嫁達との昔日に思いを馳せ続けているとー。

 ふと人の気配がしてスタスタと廊下を歩く足音が聞こえ、彼がそちらへと視線を移すとそこにはローブ姿のメリアリアが、心配そうな面持ちをしたまま立っていた。

「どうしたの?眠れないの・・・?」

「・・・ううん、何でもない。ちょっとね」

 そう応えると薄明かりの中、青年は再び酒を流し込み始める。

「・・・何を、飲んでいるの?」

「スコッチ・ウィスキーのマッカラン、40年モノさ。苦味とアルコールの角が取れていて、とっても美味しいんだ・・・」

「・・・私にも、飲ませて?」

「・・・・・」

 そう言って進み出て来るとメリアリアはお腹に負荷を掛けないように、それでもいつものように蒼太の上から撓垂れ掛かるようにして抱き着き、口移しで飲ませてくれるように求めて来る。

 そんな彼女に対して青年は優しい笑顔で応じると、まずは酒を口に含んでそのまま愛妻淑女の唇に己の唇をソッと重ねた。

「・・・・・」

「ん、ん・・・」

 “ぷぁ・・・っ”とそれを飲み干したメリアリアが小さく息を吐き出して蒼太を見つめ、愛しそうに微笑んだ。

 そうしてー。

「ん・・・」

「・・・・・」

 今度は自分がアルコールを口に含むとそれを夫に口移しで飲ませ返して来た、それだけではない、何と彼女はそのまま舌に舌を絡めて涎を啜り、鼻呼吸を維持したまま妖艶な眼差しで蒼太を射抜く。

 青年の口の中には彼女の唾液とアルコールの残り香が充満し、その深い甘さと独特の苦味を含んだ吐息が肺に入ると彼を内側から燃え上がらせるが当然、それはメリアリアも同じ状況だった訳であり、二人はアルコールの混じった互いの呼気を気管で存分に感じながら濃密な接吻を繰り返していた、しかし。

“んちゅ、ちゅむっ。はむっ、んむっ。んむむむぅっ❤❤❤じゅる、ちゅぱっ。ぢゅるっ、ちゅるっ。じゅるじゅるっ、じゅるるるっ。じゅぞぞぞぞぞぞ~っ♪♪♪♪♪ぷふううぅぅぅっ!!?ぷふぅーっ、ぷふぅーっ、ぷふぅーっ。ぷううぅぅぅ・・・っ❤❤❤ん、んぷっ。じゅぷっ、じゅるっ。ちゅるちゅるっ、ぢゅるぅりっ♪♪♪♪♪レロ、クチュッ。レロレロレロレロ、クチュクチュクチュクチュ・・・ッ!!!ちゅ、ちゅぱっ。じゅるじゅるじゅるじゅるっ、じゅるるるっ。じゅるるるるるるるるるるるる~・・・・・っっっ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤”

“ん、んっ。んちゅ、じゅるっ。じゅるじゅるじゅるじゅるっ、ぢゅううぅぅぅっ。ぢゅるぢゅるっ!!!じゅぞぞぞっ、じゅぷじゅぷっ。レロ、クチュッ。レロレロ、クチュクチュクチュクチュ・・・ッ!!!ちゅ、ちゅぱっ。ぢゅるぢゅるっ、じゅるるるっ。じゅるるるるるるっ!!!!!”

 最初こそ主導権を握っていたメリアリアであったが情熱的な蒼太のキステクの前に段々と押され気味になっていった、終いには気吹く事さえも疎かにしてしまうほど口付けに熱中してしまい、彼を求めて貪り続けるモノの、やがて。

「ぢゅるぢゅるっ、じゅるるるっ。じゅるるるるるる~っ❤❤❤❤❤ぷはああぁぁぁっ!!?はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ。はああぁぁぁ・・・っ❤❤❤も、もうあなたったら。激し過ぎぃ・・・っ♪♪♪♪♪」

「ぷはっ。はあはあ・・・っ!!!あははっ、ごめんね?メリーが可愛い過ぎちゃってさ・・・」

 あまりの激しさに息継ぎが困難になってしまったメリアリアが一旦、唇を離すモノの、青空色のその双眸はトロンと蕩けて頬は上気し、薄紅色に紅潮していた、そんな彼女の。

「はあはあっ、はあはあ・・・っ❤❤❤あんっ。もう、あなたったら・・・っ!!!」

 小さくて形の良い頭部に手を乗せると、そのハチミツ色をした長くて美しい金髪の表面を梳くように、滑らせるように蒼太は何度も何度もソッと撫で上げる、そうしておいて。

「メリー、君はね?僕の為に生まれて来てくれた女の子なんだよ・・・?」

「・・・・・っ!!!」

 眼を閉じつつお互いの顔を寄せては彼女の耳元でそう囁くが、それを聞いたメリアリアは一瞬、ドキリとしてしまった、無事に結ばれはしたモノの思い返せばここまで来る道程は決して平坦なモノでは無かった、試練の連続だったのである。

 都合の良い事ばかりではない、時には喧嘩をしたりもしたし、また彼には弱さを見せた事だって何度もあった。

 それについ、甘えてしまい迷惑を掛けたりもしたのだが蒼太はその事を本心ではどう思っているのだろうか。

「・・・ねえ、あなた」

「・・・ん?なにさ、メリー」

「あなたは私の事を、どう思ってくれているの・・・?」

「・・・どうって。誰よりも何よりも愛しているよ?」

「・・・ううん、その。そうじゃなくて、私の人生に関する部分であなたに対する関わり方とか。在り方って言うのかな?それについてはどうなのかしら」

「ああ・・・」

 “そんなこと?”と愛妻淑女の言葉に対して青年は正確に彼女の言わんとしている事を理解した様子であった。

「・・・君はね?いつでも僕の事を導いてくれていたじゃないか。時には問題を提起したり、騒ぎを起こしたりもしながらね?確かにここまで来るまでの道程は、決して楽な事ばかりでは無かったけれども、それでも僕はその度毎にそれらを乗り越えて強くなれたし、逞しくもなれた。自分で言うのも何だけれども、以前に比べれば本当に立派になれたと思っているよ。それはだけど、君がいてくれたからなんだ。君がいてくれたからこそ、僕はここまでの高みに昇る事が出来たんだよ?」

 “それに”と尚も蒼太は話を続けた、“なんだかんだ言ったって、君だって常に僕と共に在り続けてくれたじゃないか・・・!!!”と、そう述べて。

「いつも一緒にいてくれたじゃないか、一緒に試練や障害を乗り越えて来てくれたじゃないか。僕に色々な面を見せて、様々な事を教え続けてくれたじゃないか!!!その度毎に僕達の絆は、僕の君に対する思いはどんどん深まっていったんだよ?メリー。何度でも言うよ?君はね。間違いなく僕の為に、僕だけの為に生まれて来てくれた女の子なんだよ?・・・単に“愛しい”だけじゃ無くてね?」

「・・・・・っ。あなたっ!!!」

 “だからこれからもずっと一緒にいて下さい”、“どうかよろしくお願いします”、そう言って頭を下げる夫に対してメリアリアは思わず涙ぐみながらも彼にしっかりと抱き着いていた、“有り難う、有り難う・・・!!!”と何度も何度もそう呟いて。

「ああ、もう泣かないで?キレイな顔が台無しだよ・・・!!!」

「ヒッグ、グスッ!!!ふ、ふえぇ・・・?ん、んむぅっ❤❤❤」

 指で彼女の青い涙を拭いつつ、蒼太は再び口付けを開始する。

 それはそれまでに無いほどにまで甘くて切なくて、少し塩っぱい味がしたモノの、青年は気にせず愛妻淑女に対して接吻をし続けた。

 一方の彼女も。

“んちゅ、ちゅるっ。じゅるじゅるっ、ぢゅぞぞぞ~っ!!!じゅぷじゅぷっ、じゅるるるっ。じゅるじゅるっ、じゅるるる~っ♪♪♪♪♪ぷふううぅぅぅっ!!?ぷふぅーっ、ぷふぅーっ、ぷふぅーっ。ぷふううぅぅぅ・・・っ❤❤❤ん、んちゅっ。ちゅぷっ、ちゅぱっ。じゅぷじゅぷっ、じゅるるる~っ♪♪♪♪♪レロレロ、クチュクチュッ。レロレロレロレロ、クチュクチュクチュクチュ・・・ッ!!!ちゅ、ちゅぱっ。じゅるじゅるじゅるじゅるっ、じゅるるるっ。じゅるるるるるるるるるるるる~・・・・・っっっ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤”

“ん、ん・・・っ。んむ、んちゅっ。じゅぷ、ちゅぱっ。じゅるじゅるじゅるじゅるっ、ちゅるるるっ。じゅぞぞぞっ!!!じゅぷじゅぷっ、ちゅるるるっ。レロレロ、クチュクチュクチュクチュ・・・ッ!!!ちゅ、ちゅぱっ。じゅるじゅるじゅるじゅるっ、じゅるるるっ。じゅるるるるるるっ!!!!!”

 すっかりと彼に心酔すると同時にそれまで以上に熱烈な愛情を覚えてしまい、余計に苛烈なキスを返すが、そんな二人が仲睦まじく、互いに互いの唾液と口内粘膜の風味と感触とを堪能しているとー。

「ああっ!!?な、何をしているんですか。メリアリアさんっ!!!!!」

「くうぅぅっ!!!ぬ、抜け駆けは良くないぞ?何をしているんだ、メリアリアッ!!!!!」

「ちゅるちゅるっ、じゅるるるっ。じゅぞぞぞぞぞぞ~っ♪♪♪♪♪くはああぁぁぁっ!!!はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ。はああぁぁぁ・・・っ❤❤❤あん、もうっ。せっかく二人切りだったのにっ!!!!!」

 再び人の気配がして廊下から二人程度の足音が聞こえて来たかと思ったら、なんとアウロラとオリヴィアまでもが顔を覗かせ、そのまま蒼太達の元へとやって来る。

「あはははっ。メリーもつい今し方来たばかりだから。ほら皆も、お酒でも飲むかい?」

 美女三人にキツくしがみ付かれつつも、蒼太は満更でも無い夜を過ごそうとしていた。
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