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神世への追憶編
愛妻との子作りセックス(ピロートーク・メリアリア編1)
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誰もいない伽藍堂と化していたリビングの室内全体に“カラン、カラン・・・”と音を響かせながら蒼太が持っているグラスの中で氷が転がる。
行為を終えた後でメリアリアの心身を回復してから自らもまた眠りに就いた彼はしかし、明け方には起き出して来て以前に彼女の部屋に持ち込んでいた1980年モノの“ワイルドターキー”を飲んでいたのだ。
本来、ウィスキーやバーボンは室温で楽しむモノだが彼は冷やして飲むのが好みであり、その時もだからわざわざメリアリアに頼み込んで冷蔵庫に入れておいたモノを取りだして来てはグラスにロック・アイスを入れてワイルドターキーを注ぎ込み、それから口に運んでいた。
「・・・・・」
(ああ、美味しいなぁ。流石に1980年モノは違うよなぁ、アルコールの角が取れて物凄く甘くて滑らかだ・・・)
“今度はハイボールで飲んでみるのも良いかも・・・!!!”等と彼が考えているとー。
ふと近付いて来る人の気配がしてリビングの戒めに目を向けると、その直後に扉が開いて愛妻淑女の姿が目に飛び込んで来た。
「あ・・・っ!!!」
「あ、あははっ。おはよう、メリー・・・!!!」
“狡いわ?”と朝早くから酒を嗜んでいる夫に対して別段注意をするでもなく、メリアリアがそう言って顔を顰めた、“私にも、ちょうだい?”とそう述べて。
「1回、飲んでみたかったんだ。1980年モノのワイルドターキー・・・」
「あははっ。美味しいよ?早くここに座りなよ・・・!!!」
そう告げて花婿が用意した椅子には目もくれずに、花嫁は彼の膝の上にちょこんと乗るとその肉体に撓垂れ掛かるようにして抱き着き、彼の顔を下から見上げる。
そうして。
「・・・・・」
「ん・・・!!!」
バードキスを繰り返しつつもやがては舌を絡め合うディープな口付けを行って蒼太の吐息と唾液と粘膜の感触を楽しんだ。
「うふふふっ。ちょっとだけアルコールの味わいがするわね・・・」
「ついさっきから飲み始めたばかりだからね・・・。はい、メリー・・・」
そう言って差し出されたグラスを一瞥すると、愛妻淑女は青年の容をトロンと蕩けた瞳でホウッと眺めつつも“いただくわ・・・”と静かに、しかし甘ったるい声を発しては、自らもワイルドターキーを口に含んだ。
「・・・・・っ。甘いわ?それにすっごく飲みやすい」
「だろ?実はこれ、まだ僕達が日本にいた時にお客さんからもらったんだ。夏場頃だったかな?お金持ちの人が進路相談に来られてね。それを解決したら“是非ともこれを飲んでくれ”と言ってプレゼントしてくれたのさ・・・」
そう言って蒼太は自身も再びグラスを傾け、バーボンで喉を潤して行く。
口に入れた瞬間、液体が気体に昇華して行き、まろやかな甘味だけが舌の上に残り続けた。
「メリー、体は大丈夫?」
「・・・?うん、私は何とも無いけれど」
「そっか。おかしいな、僕の感覚では確かに受精した感じがしたんだけれども・・・」
“まあまだ初日だしね?”と花婿は少し明るくそう述べた、“こんど二人で産婦人科に行こうね?”とそう続けて。
「1ヶ月くらい経ったらさ?1回受診してみようよ」
「私達に、赤ちゃんが出来たのっ!!?」
するとそれまでキョトンとした面持ちのままで夫の話に耳を傾けていたメリアリアが一気にグワッと食い付いて来た。
「う、うん。あくまで僕の感覚によれば、だけどね?」
「嬉しいっ。やっと私達、これで本当の夫婦になれたのね!!?」
「・・・まあ“本当の夫婦”ってのはアレだけど。だって僕達はもう、ちゃんと結婚している訳なんだからさ。だから言い方としては本当のお父さんとお母さんにはなれたよね、かな?」
「もうっ。解って無いわね、蒼太ったら!!!」
するとそんな青年に対して愛妻淑女がちょっと困ったような表情を浮かべて語り始めた。
「いーい?蒼太。本当の夫婦って言うのはね?毎日の家事や育児を共に経験して行く内に徐々にそうなって行くモノなのよ?お互いに影響を及ぼし合って私はあなたに、そしてあなたは私に合うように変化して行くの。そうやってお互いのモノになり果てて行くのよ?ただ単に結婚したからっていきなり夫婦になれる訳ではないわ?二人で色んな体験をして、色んな事を乗り越えて、喜びも悲しみも共有し合って。絆をドンドン深めて行って、それで初めて“本当の夫婦”になれるのよ?」
「・・・ははあ、なるほど」
「確かに私達は結婚しているし、ちゃんと愛し合ってもいるけれど。それでもまだ夫婦として何も乗り越えられた訳では無いわ?まだまだこれからなのっ!!!」
「・・・そっか。僕達はまだレベル1の“新米夫婦”なんだね?これから頑張らなきゃ、だね」
蒼太がそう締め括るとメリアリアは“その通りよ!!!”と彼の眼差しを正面から受け止めながらも、頷きつつ言い放った。
「その意気だわ?蒼太、大丈夫よ。私達ならばどんな事があっても、きっと全てを乗り越えて行けるわ?それに、私。私は・・・」
「・・・・・?」
“あなたとならどんな事になっても生きて行けるわ”、“だって私・・・!!!”と照れ臭そうに俯き加減でそれでも、こちらを真っ直ぐに見つめつつそう告げてくれる花嫁に対して花婿は“有り難う・・・”と言いながらも改めて彼女を抱き寄せ、瑞々しいその唇にキスをした。
「でもねメリー、君は既に色んなモノを僕に与えてくれているんだよ?真実の愛に真心、勇気。それにドキドキ、ワクワクする毎日をね!!!」
「・・・・・っ!!!そんなことっ。それならあなただって私にくれたわ?」
「ねえメリー、覚えているか?カインとメイルの二人組と僕達が初めて戦った時の事を・・・」
「・・・うん!!!」
夫からの問い掛けにメリアリアはハッキリと答えた、“忘れるわけないじゃない!!!”とそう述べて。
「あの時・・・。もしあなたがいてくれなかったら、私はアイツらに・・・!!!」
「・・・ううん。そんなことないよ?メリー」
すると不意に辛そうな、それでいて悲しそうな表情を浮かべる愛妻淑女に対して青年が告げた。
「あの時に君がいてくれなかったら僕は奴等に勝つことは出来なかった、それどころかアソコで殺されていただろう。いいや、奴等に対してだけじゃない。ヴェルキナの時も、デュマの時も、君は何時だって僕の事を助けて来てくれたじゃないか。君からは命を含めていっぱい色んなモノをもらったからね!!!」
「・・・・・っ!!!」
穏やかな笑顔を浮かべながらもそう続ける花婿に対して花嫁はハッとなった、そうだった、自分達は何時だって二人で一緒に歩んで来ていた。
苦しい時も辛い時も、そして運命の分かれ道のような人生の岐路に立たされている時ですらも彼等は常に手を取り合って己と伴侶の縁と命脈を守り抜き、共に同じ道程を一歩一歩前進し続けて来たのである。
それだけではない。
(蒼太。あなただって私の事をいつも助けて来てくれたわ?単に戦いの中だけの事じゃなくて、日常生活の至る所であなたは私に愛を、勇気を教えてくれたわ?恋を、情熱を授けてくれたわ?それにいつだって私に真心を尽くしてくれて、優しく包み込んでくれた。笑顔を与え続けてくれた・・・!!!)
それは決して言葉に出来なかったけれど、メリアリアは確かにまだ幼少の砌から蒼太と共に人生の旅路を歩み続けて来たのであり、彼に照らされながら一緒になって様々な困難、試練を乗り越え続けて来たのであった。
その度毎にメリアリアはどれだけ彼に感謝した事だろう、どれだけその温もりに救われ、惹かれ、心を蕩かされて来た事だろう。
(ああ、あの頃から私は愛していた。この人の全部を、蒼太の全てを・・・!!!)
そう思い至った時に彼女の心に飛来して来たのは屈託無く笑う蒼太の顔や彼の声、そしてー。
何度も何度も抱き締められた時に感じた、その暖かみのある逞しさ。
昔懐かしい他の事も色々と思い出そうとして、しかしこの時の彼女には出来なかった、彼女には彼しかいなかったのであり、彼だけが彼女の全てだったのだ。
「メリー・・・」
するとそんな事を思って胸がいっぱいになってしまった愛妻淑女に対して青年が言葉を掛けた。
「僕達、ずっと前から夫婦だったんだね。まだ結婚する前からずっとずっと夫婦だったんだ・・・!!!」
「・・・うん!!!」
「メリー、愛してるよ?今までも、そしてこれからも。ずっとずっと君だけを、誰よりも何よりも愛してる!!!」
「・・・・・っ。うん!!!」
“私もよ・・・!!!”と告げて、メリアリアは再び目を閉じ、己の全てを彼に委ねて行ったのである。
ーーーーーーーーーーーーーー
次回はいよいよ二人目の花嫁であります“アウロラちゃん”との子作りエッチになります(ちなみに次のお話は遅くとも1週間以内には出させていただきます)。
実は当初の予定ではメリアリアちゃんとの子作りが終わったら間髪を入れずにアウロラちゃんとのエッチに持っていこう、と思っていたのですが。
そのままだと何だか尻すぼみになってしまう気がして(エッチをした後の蒼太君とメリアリアちゃんの二人の間にもうちょっとイチャイチャ成分と言いますか、会話とか思いの綴りとかが欲しいな、と思ったんです)、それにたまにはピロートークで締め括るのも悪くないかな、等と思い立ちまして蒼太君とメリアリアちゃんの少しだけシットリとした話となりました、どうか御理解下さいませ。
ちなみに皆様方、御存知でしたか?“受精卵”は子宮に着床してから赤ん坊へと徐々に変貌、進化を遂げて行く訳ですけれども胎児と化した受精卵に魂が宿るまでには大体、受精、着床してから49日掛かると言われています。
そして亡くなった後も魂は49日間はこの世に留まってから死後の世界に旅立って行く、とされているのですが、つまり私達は生まれて来る時も死ぬ時も49日掛かってあの世からこの世に来て、またこの世からあの世に帰って行くんですね。
行為を終えた後でメリアリアの心身を回復してから自らもまた眠りに就いた彼はしかし、明け方には起き出して来て以前に彼女の部屋に持ち込んでいた1980年モノの“ワイルドターキー”を飲んでいたのだ。
本来、ウィスキーやバーボンは室温で楽しむモノだが彼は冷やして飲むのが好みであり、その時もだからわざわざメリアリアに頼み込んで冷蔵庫に入れておいたモノを取りだして来てはグラスにロック・アイスを入れてワイルドターキーを注ぎ込み、それから口に運んでいた。
「・・・・・」
(ああ、美味しいなぁ。流石に1980年モノは違うよなぁ、アルコールの角が取れて物凄く甘くて滑らかだ・・・)
“今度はハイボールで飲んでみるのも良いかも・・・!!!”等と彼が考えているとー。
ふと近付いて来る人の気配がしてリビングの戒めに目を向けると、その直後に扉が開いて愛妻淑女の姿が目に飛び込んで来た。
「あ・・・っ!!!」
「あ、あははっ。おはよう、メリー・・・!!!」
“狡いわ?”と朝早くから酒を嗜んでいる夫に対して別段注意をするでもなく、メリアリアがそう言って顔を顰めた、“私にも、ちょうだい?”とそう述べて。
「1回、飲んでみたかったんだ。1980年モノのワイルドターキー・・・」
「あははっ。美味しいよ?早くここに座りなよ・・・!!!」
そう告げて花婿が用意した椅子には目もくれずに、花嫁は彼の膝の上にちょこんと乗るとその肉体に撓垂れ掛かるようにして抱き着き、彼の顔を下から見上げる。
そうして。
「・・・・・」
「ん・・・!!!」
バードキスを繰り返しつつもやがては舌を絡め合うディープな口付けを行って蒼太の吐息と唾液と粘膜の感触を楽しんだ。
「うふふふっ。ちょっとだけアルコールの味わいがするわね・・・」
「ついさっきから飲み始めたばかりだからね・・・。はい、メリー・・・」
そう言って差し出されたグラスを一瞥すると、愛妻淑女は青年の容をトロンと蕩けた瞳でホウッと眺めつつも“いただくわ・・・”と静かに、しかし甘ったるい声を発しては、自らもワイルドターキーを口に含んだ。
「・・・・・っ。甘いわ?それにすっごく飲みやすい」
「だろ?実はこれ、まだ僕達が日本にいた時にお客さんからもらったんだ。夏場頃だったかな?お金持ちの人が進路相談に来られてね。それを解決したら“是非ともこれを飲んでくれ”と言ってプレゼントしてくれたのさ・・・」
そう言って蒼太は自身も再びグラスを傾け、バーボンで喉を潤して行く。
口に入れた瞬間、液体が気体に昇華して行き、まろやかな甘味だけが舌の上に残り続けた。
「メリー、体は大丈夫?」
「・・・?うん、私は何とも無いけれど」
「そっか。おかしいな、僕の感覚では確かに受精した感じがしたんだけれども・・・」
“まあまだ初日だしね?”と花婿は少し明るくそう述べた、“こんど二人で産婦人科に行こうね?”とそう続けて。
「1ヶ月くらい経ったらさ?1回受診してみようよ」
「私達に、赤ちゃんが出来たのっ!!?」
するとそれまでキョトンとした面持ちのままで夫の話に耳を傾けていたメリアリアが一気にグワッと食い付いて来た。
「う、うん。あくまで僕の感覚によれば、だけどね?」
「嬉しいっ。やっと私達、これで本当の夫婦になれたのね!!?」
「・・・まあ“本当の夫婦”ってのはアレだけど。だって僕達はもう、ちゃんと結婚している訳なんだからさ。だから言い方としては本当のお父さんとお母さんにはなれたよね、かな?」
「もうっ。解って無いわね、蒼太ったら!!!」
するとそんな青年に対して愛妻淑女がちょっと困ったような表情を浮かべて語り始めた。
「いーい?蒼太。本当の夫婦って言うのはね?毎日の家事や育児を共に経験して行く内に徐々にそうなって行くモノなのよ?お互いに影響を及ぼし合って私はあなたに、そしてあなたは私に合うように変化して行くの。そうやってお互いのモノになり果てて行くのよ?ただ単に結婚したからっていきなり夫婦になれる訳ではないわ?二人で色んな体験をして、色んな事を乗り越えて、喜びも悲しみも共有し合って。絆をドンドン深めて行って、それで初めて“本当の夫婦”になれるのよ?」
「・・・ははあ、なるほど」
「確かに私達は結婚しているし、ちゃんと愛し合ってもいるけれど。それでもまだ夫婦として何も乗り越えられた訳では無いわ?まだまだこれからなのっ!!!」
「・・・そっか。僕達はまだレベル1の“新米夫婦”なんだね?これから頑張らなきゃ、だね」
蒼太がそう締め括るとメリアリアは“その通りよ!!!”と彼の眼差しを正面から受け止めながらも、頷きつつ言い放った。
「その意気だわ?蒼太、大丈夫よ。私達ならばどんな事があっても、きっと全てを乗り越えて行けるわ?それに、私。私は・・・」
「・・・・・?」
“あなたとならどんな事になっても生きて行けるわ”、“だって私・・・!!!”と照れ臭そうに俯き加減でそれでも、こちらを真っ直ぐに見つめつつそう告げてくれる花嫁に対して花婿は“有り難う・・・”と言いながらも改めて彼女を抱き寄せ、瑞々しいその唇にキスをした。
「でもねメリー、君は既に色んなモノを僕に与えてくれているんだよ?真実の愛に真心、勇気。それにドキドキ、ワクワクする毎日をね!!!」
「・・・・・っ!!!そんなことっ。それならあなただって私にくれたわ?」
「ねえメリー、覚えているか?カインとメイルの二人組と僕達が初めて戦った時の事を・・・」
「・・・うん!!!」
夫からの問い掛けにメリアリアはハッキリと答えた、“忘れるわけないじゃない!!!”とそう述べて。
「あの時・・・。もしあなたがいてくれなかったら、私はアイツらに・・・!!!」
「・・・ううん。そんなことないよ?メリー」
すると不意に辛そうな、それでいて悲しそうな表情を浮かべる愛妻淑女に対して青年が告げた。
「あの時に君がいてくれなかったら僕は奴等に勝つことは出来なかった、それどころかアソコで殺されていただろう。いいや、奴等に対してだけじゃない。ヴェルキナの時も、デュマの時も、君は何時だって僕の事を助けて来てくれたじゃないか。君からは命を含めていっぱい色んなモノをもらったからね!!!」
「・・・・・っ!!!」
穏やかな笑顔を浮かべながらもそう続ける花婿に対して花嫁はハッとなった、そうだった、自分達は何時だって二人で一緒に歩んで来ていた。
苦しい時も辛い時も、そして運命の分かれ道のような人生の岐路に立たされている時ですらも彼等は常に手を取り合って己と伴侶の縁と命脈を守り抜き、共に同じ道程を一歩一歩前進し続けて来たのである。
それだけではない。
(蒼太。あなただって私の事をいつも助けて来てくれたわ?単に戦いの中だけの事じゃなくて、日常生活の至る所であなたは私に愛を、勇気を教えてくれたわ?恋を、情熱を授けてくれたわ?それにいつだって私に真心を尽くしてくれて、優しく包み込んでくれた。笑顔を与え続けてくれた・・・!!!)
それは決して言葉に出来なかったけれど、メリアリアは確かにまだ幼少の砌から蒼太と共に人生の旅路を歩み続けて来たのであり、彼に照らされながら一緒になって様々な困難、試練を乗り越え続けて来たのであった。
その度毎にメリアリアはどれだけ彼に感謝した事だろう、どれだけその温もりに救われ、惹かれ、心を蕩かされて来た事だろう。
(ああ、あの頃から私は愛していた。この人の全部を、蒼太の全てを・・・!!!)
そう思い至った時に彼女の心に飛来して来たのは屈託無く笑う蒼太の顔や彼の声、そしてー。
何度も何度も抱き締められた時に感じた、その暖かみのある逞しさ。
昔懐かしい他の事も色々と思い出そうとして、しかしこの時の彼女には出来なかった、彼女には彼しかいなかったのであり、彼だけが彼女の全てだったのだ。
「メリー・・・」
するとそんな事を思って胸がいっぱいになってしまった愛妻淑女に対して青年が言葉を掛けた。
「僕達、ずっと前から夫婦だったんだね。まだ結婚する前からずっとずっと夫婦だったんだ・・・!!!」
「・・・うん!!!」
「メリー、愛してるよ?今までも、そしてこれからも。ずっとずっと君だけを、誰よりも何よりも愛してる!!!」
「・・・・・っ。うん!!!」
“私もよ・・・!!!”と告げて、メリアリアは再び目を閉じ、己の全てを彼に委ねて行ったのである。
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次回はいよいよ二人目の花嫁であります“アウロラちゃん”との子作りエッチになります(ちなみに次のお話は遅くとも1週間以内には出させていただきます)。
実は当初の予定ではメリアリアちゃんとの子作りが終わったら間髪を入れずにアウロラちゃんとのエッチに持っていこう、と思っていたのですが。
そのままだと何だか尻すぼみになってしまう気がして(エッチをした後の蒼太君とメリアリアちゃんの二人の間にもうちょっとイチャイチャ成分と言いますか、会話とか思いの綴りとかが欲しいな、と思ったんです)、それにたまにはピロートークで締め括るのも悪くないかな、等と思い立ちまして蒼太君とメリアリアちゃんの少しだけシットリとした話となりました、どうか御理解下さいませ。
ちなみに皆様方、御存知でしたか?“受精卵”は子宮に着床してから赤ん坊へと徐々に変貌、進化を遂げて行く訳ですけれども胎児と化した受精卵に魂が宿るまでには大体、受精、着床してから49日掛かると言われています。
そして亡くなった後も魂は49日間はこの世に留まってから死後の世界に旅立って行く、とされているのですが、つまり私達は生まれて来る時も死ぬ時も49日掛かってあの世からこの世に来て、またこの世からあの世に帰って行くんですね。
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