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神世への追憶編
南国のバカンス 22
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このお話は第二章最終盤にあります“許しの刻と報われの空”及び“テイク・オフ”を読まれてましてからお読みいただきますとより理解が深まるかと思われます。
ーーーーーーーーーーーーーー
「ん・・・」
「んむぅ・・・っ!!!」
その日の夜。
メリアリアの部屋を訪れた蒼太は彼女に迎え入れられた後で施錠を二重にしてドアロックを掛け、“時の涙滴”を発動させると部屋全体を“常夜灯”で薄明かりに照らしつつも愛妻淑女と酒を酌み交わしていた。
「ん、ん・・・」
「んむううぅ・・・っ❤❤❤❤❤」
互いに純正ハイ・リキュールを口に含んだ状態で唇と唇とを重ね合わせ、唾液共々それらを織り交ぜてはキスに合わせて少しずつ少しずつ飲み干して行くモノの、それは二人だけの秘密の時間であり心の潤う合間であった、ハイ・リキュール自体の持つ甘さとまろやかさに恋人と過ごす官能的な心象も加わって酒の味わいをより一層、際立たせていたのである。
「ちゅぷちゅぷっ、くちゅううぅぅぅ・・・っ。ぷはっ!!!あははっ、メリー。今日はずいぶんと激しいね・・・」
「ちゅぷちゅぷちゅぷちゅぷっ、クチュクチュクチュクチュ~・・・ッ。ゴクゴクゴクゴクゴクッ♪♪♪♪♪ぷはああぁぁぁっ!!?はあはあっ、はあはあ・・・っ❤❤❤うふふふっ、うふふふふふふっ。あなたぁ・・・っ!!!」
リビングの大型高級ソファに腰を降ろしている蒼太の上から、まるで彼に撓垂れ掛かるようにして抱き着きながらもメリアリアはウットリとした瞳で夫を見つめる。
その逞しい肉体も黒曜石の眼も、何処か幼さの残るしかし、精悍な面持ちをしたシンメトリーな顔も、そして青年の心も魂さえもがみんな彼女のモノだった、小さな頃から彼とは幾度となく逢瀬を重ねて来たモノの、何度蒼太と一つになっても慣れ果てると言う事も無ければ飽きると言う事も無かった。
彼は常に強くて優しくて、それに何よりもメリアリアの事を何も知らない女の子のように扱ってくれる為にいつも彼女はドキドキとしていたし、また日毎に新鮮な気持ちで夫に向き合う事が出来ていたのだ。
「あなたぁ・・・っ❤❤❤大好きよ?ううん。こんな言葉なんかじゃ言い表す事が出来ない位に・・・っ!!!」
「有り難う、メリー。でもね?僕の方がメリーの事、大好きなんだよ?」
「・・・・・っ。違うもん!!!」
「・・・・・?」
「私の方が、好きなんだもん!!!」
「あっはははははっ。そっか!!!」
「そうなのっ。もう、蒼太ったら・・・っ❤❤❤❤❤ん、んちゅっ!!!」
そう言って二人は何度目になるか解らない口付けを交わすがこの瞬間、世界中の時間の流れは完全に止まっていて、その中で彼と彼女だけが動いていた、夫婦は紛うこと無き同じ刻印の只中にいて、それを共有していたのである。
「ん、んむっ。はむ・・・っ!!!ぷはっ、甘いよメリー。僕、溶けちゃいそうだよ・・・」
「んむっ、はむっ。んちゅっ、んぐぅ・・・っ♪♪♪♪♪ちゅぷちゅぷちゅぷちゅぷっ、クチュクチュクチュクチュ・・・ッ。ぷはああぁぁぁっ!!?はあはあっ、はあはあ・・・っ❤❤❤うふふっ、うふふふふふふっ!!!ダメぇ、溶けちゃダメ・・・ッ❤❤❤❤❤」
自身の頭をソッと撫でながらもそう告げてくる青年の言葉にトロンとした眼差しを向けつつもメリアリアが応える。
そのまま彼女は夫へと抱き着くと瞼を閉じてその頬に頬を愛おしそうに摺り合わさせるがこの時、彼の事を全身で感じる事で愛妻淑女は心底満たされ尽くしていたのであり、自身もまた愛欲と官能とに蕩け掛けていたのである。
「ねえ蒼太、覚えてる・・・?」
「なにをさ、メリー・・・」
時折、恋人から幼馴染に立ち返っては二人でじゃれ合いつつも他愛の無い会話を満喫するがそのどれもが眩しくて愛おしく、掛け替えの無いモノだったのだ。
「うふふふっ。蒼太ったら隠れんぼする時によく家の中だったならお風呂場で、お外だったら木の根っこに隠れていたもんね?見付けるのが簡単だったわ?」
「あはははっ。そっか、僕の行動を先読みしていたんだね?メリーは・・・」
「それにあなたったらお尻とか身体の一部が丸見えなんだもん、お陰ですぐに見付ける事が出来たけれども・・・」
「う~ん・・・。そっかぁ、自分では上手く隠れたつもりだったんだけれども・・・!!!」
小さな時分の事をあれこれ言い合いながらも二人の時間は刻々と過ぎて行くモノの、蒼太もメリアリアもお互いにお互いを離す事をしないし見つめ合った眼差しを解く事もしなかった、完全に相手に夢中になってしまっていたのである。
「あら?お酒が無くなっちゃったわ・・・?」
「メリー、お代わりを注いでくれる・・・?」
「うん、良いけれど・・・。でもこれで3杯目よ?このあと、その・・・!!!」
「あははっ、大丈夫だよ?メリー、僕は自分の限界がストレートやロックならば7杯目だって事を知っているからね。この後の事だってあるからそこまでは飲まないよ、第一君だって酔っ払っちゃうだろ?」
「う、うん。そうだけど・・・!!!」
「注いでくれよ、メリー。僕、君の手で注がれたお酒を飲みたいんだよ。君はね?メリー。僕の為に、僕の為だけに生まれて来てくれた女性なんだよ?その人と目一杯にまで愛し合って、蕩け合って。そうする事が僕の夢だったんだ!!!」
“それに・・・”と蒼太が続けた、“僕だけの為に生まれて来てくれた女性の手で注がれたお酒を飲むのが、僕の夢だったんだ・・・!!!”とそう述べて。
「だからメリー、お願いだよ?君自身の手で直に注いで。そして君の唇で飲ませて欲しいんだ・・・!!!」
「・・・・・っ。も、もう蒼太ったら❤❤❤❤❤」
“しょうがないわねっ!!!”とその言葉を聞いた花嫁が困ったように、しかしそれでも何処か嬉しそうに、かつ照れたように言い放ったその後で、カラカラと音を立てて転がり続けるロック・アイスの入っている空のグラスにハイ・リキュールを注ぎ込むとそれを一度自身の腔中に含み、更には蒼太へと口移しで飲ませるモノの無論、昂ぶってしまった彼女がそれだけで収まるはずも無くてそのまま一気に激しいベロキスを開始した。
「ん、んむっ。はむっ、んちゅっ!!!じゅぶじゅぶっ、ちゅるちゅるっ。ちゅぞぞぞぞぞぞ~っ♪♪♪♪♪ぷふううぅぅぅっ!!?ぷふぅーっ、ぷふぅーっ、ぷふぅーっ。ぷふううぅぅぅ・・・っ❤❤❤ん、んぷっ、じゅるっ。レロ、クチュッ。レロレロレロレロ、クチュクチュクチュクチュ~・・・ッ!!!ちゅ、ちゅぱっ。じゅるじゅるじゅるじゅるっ、じゅるるるっ。じゅるるるるるるるるるるるる~・・・っっっ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤」
「ん、んむっ。ちゅるっ、ちゅぷっ。ちゅるちゅるちゅるちゅるっ、じゅぞぞぞぞぞぞっ!!!レロ、クチュ。レロレロ、クチュクチュクチュクチュ・・・ッ。ちゅ、ちゅぱっ!!!じゅるじゅるじゅるじゅるっ、じゅるるる。じゅるるるるるるっ!!!!!」
その接吻は長くて濃密なモノだった、二人の口元からは飲み込み切れなかった唾液混じりの酒が溢れてツーッと顎を伝ってゆく。
蒼太もメリアリアの口内を隈無く刺激するモノのしかし、その時のキスの熾烈さは愛妻淑女の方が遥かに上であった、感じるポイントを連続して責められつつも、それでも彼女は鼻で呼吸する事も忘れる位に一心不乱に青年を求めて貪っていった。
「はむっ、んむっ。ちゅぷちゅるっ、ちゅるるるっ。じゅるるるるるるるるるるるる~っっっ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ぷふううぅぅぅっ!!?ぷふぅーっ、ぷふぅーっ、ぷふぅーっ。ぷふううぅぅぅ・・・っ❤❤❤ん、んむっ。ちゅるっ、じゅるるる~っ!!!レロレロ、クチュクチュッ。レロ、クチュッ。ぶちゅ、クチュッ。グチュチュチュチュチュチュチュ~・・・ッッッ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤」
ディープな口付けの快感と甘さに酔い痴れつつもまるで“もっと欲しい”、“感じていたい”とでも言うかのように自身にしがみ付いて離れず、尚且つ腰を押し付けつつも“クイクイクイッ!!!”と前後させて来る花嫁に対して蒼太は流石に、些か気押され気味になってしまっていた、彼女が自分に夢中になってくれるのは嬉しいし、それは間違いなく本心から歓迎するべき事項であったが同時に最近のメリアリアの己への思いの熱烈さや重篤さは日を追う毎に増して行く一方だった。
己へと向けて来る青空色のその瞳にもなんだか狂気の色が浮かび上がっているように見えるし、それにまた全体的にも途轍もない何か、“凄絶さ”とでも言うべきモノを感じるのである。
(ど、どうしちゃったのかな?メリー、この前のエッチの時からそんな感じだったけれども。僕と“精神感応”しちゃった事で何か心境に変化があった、とか?)
普段の日常生活や戦いの中では中々に抜け目ない蒼太であったが、こと自分の事となるとまだまだ初心で鈍い部分があった。
この時もそれが出て来てしまっていたのであるモノの、彼の果てしない程にまで深くて強いメリアリアへの気持ちは彼女をして女の性に目覚めさせると同時に自身が向ける以上の愛情と確かさとを愛妻淑女に抱かせる結果となってしまっていたのであった。
それはもういっその事“超愛”とでも呼んで然るべきモノであったのであって、しかも当の本人である蒼太はその事をまだ十全には理解出来ていなかったのである。
(僕はメリーが大好きだ、それは嘘では無いんだけれども・・・。ただこう言ったら悪いかもなんだけど、最近のメリーは時々手が付けられない程にまで燃え上がっちゃってる事があるのも事実なんだよなぁ・・・っ!!!)
「ちゅぷちゅぷっ、じゅるるるるるるるるるるるる~っっっ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤ぷはああぁぁぁっ!!!はあはあっ、はあはあ・・・っ❤❤❤あなた、何を考えているの・・・?」
「ふうふう・・・っ。べ、別に?ただ最近のメリー、凄く可愛いなって思っていただけさ・・・!!!」
「・・・・・っ!!!う、うふふふっ。うふふふふふふっ❤❤❤❤❤」
“もう、あなたったら・・・”とそう呟いて一瞬、メリアリアは心底嬉しそうな、それと同時に恐ろしい程にまで妖艶な笑みを浮かべた。
「嬉しいわ?あなたにそう言ってもらえて。女の子ってね?好きな人に褒められると物凄く嬉しくて、どうしようもなくなっちゃって・・・。とっても満たされた気分になるんだから!!!」
“それにね?”と花嫁は尚も続けた、“あなたが私を変えちゃったんだから・・・っ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤”とそう言って。
「・・・・・っ。え、ええっ!!?僕が、君を・・・?」
「・・・そうよ?あなた❤❤❤❤❤」
「僕が一体、何をしたって言うのさ。メリー・・・ッ。ん、んむむっ!!?」
蒼太の質問に答える代わりにメリアリアは再び夫の唇を奪って舌を突き入れ、口内のポイントを一つ残らず舐めしゃぶる。
唾液を啜ると同時に自らのそれを送り込んで蒼太のモノと混ぜ合わせ、それをまた美味しそうに、嬉しそうに喉を鳴らして吸引、嚥下していった。
「ちゅぷぷぷっ、ぢゅるぢゅるっ。じゅるるるるるるるるるるるる~・・・・・っっっ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ぷはああぁぁぁっ!!?はあはあっ、はあはあ・・・っ❤❤❤うふふっ、うふふふふふふっ。あなたぁ・・・っ!!!」
「・・・・・っ!!!」
「大好きよ?あなたぁっ❤❤❤誰よりも何よりも愛してるわ・・・っ!!!!!」
そう言い終わると同時にメリアリアはインナーを含めた自らの部屋着を脱ぎ始め、それが済むと今度は蒼太の衣服を剥ぎ取り始めた、しかもただ単に彼を裸にしていったのではない、夫の逞しい胸板が露わになるとその乳首に舌を這わせて舐めあげてゆき、更には己の胸のポッチと擦り合わせるようにする。
「はあはあっ。はああぁぁぁんっ❤❤❤気持ちいいっ。おっぱいジンジンするううぅぅぅっ!!!!!」
メリアリアは夢中になって自身の乳頭を蒼太のそれに押し付け、摺り立て、捏ねくらせる。
愛しい人との淫らな行為に思わず羞恥心が掻き立てられると同時に癖になりそうな程のやらしい愉悦が彼女を襲い、頭をジーンと痺れさせた。
特に。
「はあはあっ!!!これ良いっ、堪んないいぃぃぃっ♪♪♪♪♪乳首擦れて感じちゃうっ。メリー、おバカになっちゃうよおおぉぉぉっ❤❤❤❤❤」
何度となく“疑似妊娠”を経験して母乳までをも放出するようになってしまっていた花嫁は、その上更には花婿に散々に弄くられ続けた両胸の蕾や乳輪等の“先端部分”、それに加えて“スペンス乳腺”等の双丘全体の性感帯が著しく発達して来ていた事も手伝って乳首の感度がこれ以上無いほどにまで爆上がりしていたのだ。
開発がもう一段階進んでいた彼女のそれらは燃え上がるように熱くなっており、その熱量は触れ合っている部分を通して青年にもハッキリと伝わって来た。
「はあはあっ、はああぁぁぁっ!!?ひぎぃっ。あひ、ひいいぃぃぃっ♪♪♪♪♪はあはあ・・・っ❤❤❤❤❤」
「・・・・・」
(メリー、滅茶苦茶興奮してるな。それに凄く感じているんだ、乳首があんなにフル勃起している・・・!!!)
蒼太が冷静に判断するモノの、事実としてその通りであった、自らの乳肉を掴んでその二つある胸のポッチを夫の乳頭へと摺り立て続けていた花嫁はしかし、その実自分の方が遥かに感じてしまっており、愛撫を続行する事が難しくなって来ていた。
「はあはあっ!!!も、もう無理いいぃぃぃっ❤❤❤❤❤吸ってぇ、あなたぁっ♪♪♪♪♪」
「・・・・・っ!!!」
そう言って双丘を自身の眼前に突き出して来たメリアリアに対して蒼太は“解った”と応えると、その甘くて酸っぱい風味のする彼女の乳房にしゃぶり付き、最初は舌で乳輪に沿って円を描くように舐めあげつつも、続いて次にはその先端部分で胸の突起を上下に素早く弾いたり、グリグリと捏ね繰り回したりした。
それだけではない、唾液をタップリと付着させた左手でもう片方の乳首を摘まむと指先で転がしたり抓ったりして刺激していった。
「ひゃううぅぅぅっ❤❤❤❤❤あん、ひんっ。あひゃああぁぁぁ・・・っ♪♪♪♪♪」
乳首責めの悦楽に愛妻淑女が悶えに悶えて肢体を弓形に撓らせる。
彼女は胸への愛撫だけで感じて軽く達してしまっていたのであり、その身をビクビクと震わせ続けた。
「ああんっ❤❤❤あ゛あ゛っ。そこ感じるっ!!!ああうっ、あんっ❤ひゃうっ。良いのぉ、あなたぁっ。堪んないいぃぃぃっ♪♪♪♪♪」
蒼太が一定のリズムに乗せて尚も彼女の胸を弄くり回しているとー。
ピシャァッ!!!と言う感触と同時に陰唇からは熱い潮が、そして乳腺からは生暖かな母乳が乱れ飛び散り周囲と蒼太の股間や手を濡らしていった。
「ああぁぁぁっ!!?ダ、ダメよぉっ。あなたぁっ、ダメだったらぁっ❤❤❤❤❤おっぱい吸わないでぇ・・・っ♪♪♪♪♪」
それを見ていた青年はゴクゴクと音を立てて溢れ出て来たメリアリアのミルクを喉奥へと流し込んで行く。
その乳液は僅かに甘くてコクがあり、恐ろしい程にまで淫靡な味がした。
「ぷはっ、ふうふう・・・っ!!!あははっ。メリーのおっぱい、とっても美味しかったよ?」
「はあはあっ、はあはあ・・・っ❤❤❤あ、ああ・・・っ!!?も、もう蒼太ったらぁっ。エッチなんだからぁ・・・っ♪♪♪♪♪」
程なくしてー。
漸く唇を離した青年が愛妻淑女に話し掛けるモノの、その女性器の全てはどれも痛々しい位にまで勃起しており秘裂は愛液で滑り切っていた、もうこれ以上は前戯の必要がない程にまで出来上がってしまっていたメリアリアだったが、そんな彼女にー。
「メリー、今度さ。子宮に“淫紋”でも刻んであげよっか?」
「はあはあっ、はあはあ・・・っ❤❤❤い、淫紋・・・。ってなぁに?」
花婿が尚も語り掛けるが初めて聞くその言葉に花嫁が荒く息を付きつつもキョトンとした表情を見せる。
そんな自身の伴侶に対して蒼太は改めて“要するに24時間発情しっ放しの感じっ放しになる法印を刻むこと”と簡潔に、かつ解りやすく説明をして施した。
「これを下腹部、もっと言ってしまうと“生殖器”に直接刻む事で腹の底から燃え上がるような快楽が常に発生するようになり、疼いて疼いてどうにもならなくなっちゃうって代物さ・・・?」
「・・・あら、そんなの」
“しなくっても大丈夫よ?”と話を聞いていたメリアリアがまた妖艶な笑みを浮かべて応えた。
「だってあなたに触れられるとね?私、自然とそうなっちゃって大変なんだから!!!」
「えっ、そうなの?」
「そうよ?」
ちょっと驚く青年に対して愛妻淑女が今度は悪戯っぽくクスリと笑いながら言った。
「あなたを意識しちゃうとね?心臓がドキドキするの。それだけで私、この上無いほどに幸せで。本当に心底恋焦がれちゃって!!!お腹が奥から疼いちゃうの❤❤❤❤❤」
「・・・メリー」
“可愛いっ!!!”と恥じらいと照れとを入り混ぜながらも熱く潤んだ瞳と嬉しそうな表情で、上目遣いになりながらも自分に正真さを貫き通して返して来てくれる花嫁の言葉と仕草とに堪らなくなった花婿が彼女をしっかりと抱擁するモノの、彼は同時に頭の片隅である事を思い出していた。
それはまだ日本にいる時分に聞かされた話であったが、それによると女性と言うのは己の子宮に“一番最初に好きになって結ばれた男性の精子のエネルギー”を一生涯留め続けるそうなのである。
それはその男性と結ばれた場合は勿論の事、仮に破局してしまった後でも変わらずその結果として、別の誰かと結婚して子供が生まれた場合、その子の趣味嗜好や性質等と言った、目に見えない部分に対して多大な影響を与える、と言うのだ。
(“淫紋”なんか刻まなくても、メリーはとっくに僕のモノになっていたって訳か。僕の事を何十回、何百回と受け入れ続けている内に心だけでなく身体もが僕に合うように変化変質して来てしまっていたんだ・・・!!!)
“そう言えば”と青年は更に思い返していたのだが、以前メリアリアの魂を見た時にそれまでは七色の輝きを放っていた彼女のそれに、白っぽい光が混じっている事に気が付いたのである。
(あの時確かに、僕はメリーの中に自分の存在を感じていた。それに白っぽい光は僕の魂の色でもあるし・・・。僕とメリーの魂が根源の部分で混ざり合っているって事か・・・!!!)
“メリーがさっき言っていたな”、“自分をこんな風にしたのはあなただと”等と蒼太は尚も考えを巡らせていたモノの、どうにも彼には思い当たる節が無かった、自分はメリアリアに対して正直にいて、かつ真心を尽くして来ただけである、特別な事等何もしていない筈なのだ。
それなのに・・・。
「・・・・・」
「うふふふっ、うふふふふふふっ。あなたぁっ❤❤❤」
花婿が逡巡していると、またもや花嫁が縋り付いて来た。
「また何か、考え事をしていたでしょう?」
「う、うん。ちょっと気になる事があって。それで・・・!!!」
「ダ~メ❤❤❤」
そんな夫の言葉に対してそう応えると、メリアリアは彼に抱き着いたまま甘ったらしい声で尚も続けた、“今は私を見て?”とそう告げて。
「ちゃんと私だけの見てて?蒼太は私のモノなの。絶対に離さないんだから・・・っ!!!」
「・・・・・っ。う、うん。ゴメンね?メリー」
“見抜かれているな”等と考えながらも蒼太は改めてメリアリアに向き直る事にして彼女を抱き抱えるようにしてソファから立ち上がるとそのままお風呂場へと足を進めていった。
(うふふふっ、うふふふふふふっ。あなたぁっ❤❤❤❤❤)
その途上でメリアリアは思った、“蒼太を何としてでも自分だけのモノにしよう”と、“常に自分の事を考えて、自分だけを見つめるように改造してしまおう”と。
(逃がしてなんかあげないわ?あなたは私のモノなの、絶対に離さないんだから。私だけの最愛の人、私だけの蒼太・・・っ❤❤❤❤❤)
自分を軽々“ひょい”と抱き抱えてしまう彼の逞しさに思わずウットリとなりながらもそう考えるメリアリアの面持ちと眼差しとには、これ以上無い程にまでの狂気の色と淫靡で甘い笑みが浮かんでいた。
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「ん・・・」
「んむぅ・・・っ!!!」
その日の夜。
メリアリアの部屋を訪れた蒼太は彼女に迎え入れられた後で施錠を二重にしてドアロックを掛け、“時の涙滴”を発動させると部屋全体を“常夜灯”で薄明かりに照らしつつも愛妻淑女と酒を酌み交わしていた。
「ん、ん・・・」
「んむううぅ・・・っ❤❤❤❤❤」
互いに純正ハイ・リキュールを口に含んだ状態で唇と唇とを重ね合わせ、唾液共々それらを織り交ぜてはキスに合わせて少しずつ少しずつ飲み干して行くモノの、それは二人だけの秘密の時間であり心の潤う合間であった、ハイ・リキュール自体の持つ甘さとまろやかさに恋人と過ごす官能的な心象も加わって酒の味わいをより一層、際立たせていたのである。
「ちゅぷちゅぷっ、くちゅううぅぅぅ・・・っ。ぷはっ!!!あははっ、メリー。今日はずいぶんと激しいね・・・」
「ちゅぷちゅぷちゅぷちゅぷっ、クチュクチュクチュクチュ~・・・ッ。ゴクゴクゴクゴクゴクッ♪♪♪♪♪ぷはああぁぁぁっ!!?はあはあっ、はあはあ・・・っ❤❤❤うふふふっ、うふふふふふふっ。あなたぁ・・・っ!!!」
リビングの大型高級ソファに腰を降ろしている蒼太の上から、まるで彼に撓垂れ掛かるようにして抱き着きながらもメリアリアはウットリとした瞳で夫を見つめる。
その逞しい肉体も黒曜石の眼も、何処か幼さの残るしかし、精悍な面持ちをしたシンメトリーな顔も、そして青年の心も魂さえもがみんな彼女のモノだった、小さな頃から彼とは幾度となく逢瀬を重ねて来たモノの、何度蒼太と一つになっても慣れ果てると言う事も無ければ飽きると言う事も無かった。
彼は常に強くて優しくて、それに何よりもメリアリアの事を何も知らない女の子のように扱ってくれる為にいつも彼女はドキドキとしていたし、また日毎に新鮮な気持ちで夫に向き合う事が出来ていたのだ。
「あなたぁ・・・っ❤❤❤大好きよ?ううん。こんな言葉なんかじゃ言い表す事が出来ない位に・・・っ!!!」
「有り難う、メリー。でもね?僕の方がメリーの事、大好きなんだよ?」
「・・・・・っ。違うもん!!!」
「・・・・・?」
「私の方が、好きなんだもん!!!」
「あっはははははっ。そっか!!!」
「そうなのっ。もう、蒼太ったら・・・っ❤❤❤❤❤ん、んちゅっ!!!」
そう言って二人は何度目になるか解らない口付けを交わすがこの瞬間、世界中の時間の流れは完全に止まっていて、その中で彼と彼女だけが動いていた、夫婦は紛うこと無き同じ刻印の只中にいて、それを共有していたのである。
「ん、んむっ。はむ・・・っ!!!ぷはっ、甘いよメリー。僕、溶けちゃいそうだよ・・・」
「んむっ、はむっ。んちゅっ、んぐぅ・・・っ♪♪♪♪♪ちゅぷちゅぷちゅぷちゅぷっ、クチュクチュクチュクチュ・・・ッ。ぷはああぁぁぁっ!!?はあはあっ、はあはあ・・・っ❤❤❤うふふっ、うふふふふふふっ!!!ダメぇ、溶けちゃダメ・・・ッ❤❤❤❤❤」
自身の頭をソッと撫でながらもそう告げてくる青年の言葉にトロンとした眼差しを向けつつもメリアリアが応える。
そのまま彼女は夫へと抱き着くと瞼を閉じてその頬に頬を愛おしそうに摺り合わさせるがこの時、彼の事を全身で感じる事で愛妻淑女は心底満たされ尽くしていたのであり、自身もまた愛欲と官能とに蕩け掛けていたのである。
「ねえ蒼太、覚えてる・・・?」
「なにをさ、メリー・・・」
時折、恋人から幼馴染に立ち返っては二人でじゃれ合いつつも他愛の無い会話を満喫するがそのどれもが眩しくて愛おしく、掛け替えの無いモノだったのだ。
「うふふふっ。蒼太ったら隠れんぼする時によく家の中だったならお風呂場で、お外だったら木の根っこに隠れていたもんね?見付けるのが簡単だったわ?」
「あはははっ。そっか、僕の行動を先読みしていたんだね?メリーは・・・」
「それにあなたったらお尻とか身体の一部が丸見えなんだもん、お陰ですぐに見付ける事が出来たけれども・・・」
「う~ん・・・。そっかぁ、自分では上手く隠れたつもりだったんだけれども・・・!!!」
小さな時分の事をあれこれ言い合いながらも二人の時間は刻々と過ぎて行くモノの、蒼太もメリアリアもお互いにお互いを離す事をしないし見つめ合った眼差しを解く事もしなかった、完全に相手に夢中になってしまっていたのである。
「あら?お酒が無くなっちゃったわ・・・?」
「メリー、お代わりを注いでくれる・・・?」
「うん、良いけれど・・・。でもこれで3杯目よ?このあと、その・・・!!!」
「あははっ、大丈夫だよ?メリー、僕は自分の限界がストレートやロックならば7杯目だって事を知っているからね。この後の事だってあるからそこまでは飲まないよ、第一君だって酔っ払っちゃうだろ?」
「う、うん。そうだけど・・・!!!」
「注いでくれよ、メリー。僕、君の手で注がれたお酒を飲みたいんだよ。君はね?メリー。僕の為に、僕の為だけに生まれて来てくれた女性なんだよ?その人と目一杯にまで愛し合って、蕩け合って。そうする事が僕の夢だったんだ!!!」
“それに・・・”と蒼太が続けた、“僕だけの為に生まれて来てくれた女性の手で注がれたお酒を飲むのが、僕の夢だったんだ・・・!!!”とそう述べて。
「だからメリー、お願いだよ?君自身の手で直に注いで。そして君の唇で飲ませて欲しいんだ・・・!!!」
「・・・・・っ。も、もう蒼太ったら❤❤❤❤❤」
“しょうがないわねっ!!!”とその言葉を聞いた花嫁が困ったように、しかしそれでも何処か嬉しそうに、かつ照れたように言い放ったその後で、カラカラと音を立てて転がり続けるロック・アイスの入っている空のグラスにハイ・リキュールを注ぎ込むとそれを一度自身の腔中に含み、更には蒼太へと口移しで飲ませるモノの無論、昂ぶってしまった彼女がそれだけで収まるはずも無くてそのまま一気に激しいベロキスを開始した。
「ん、んむっ。はむっ、んちゅっ!!!じゅぶじゅぶっ、ちゅるちゅるっ。ちゅぞぞぞぞぞぞ~っ♪♪♪♪♪ぷふううぅぅぅっ!!?ぷふぅーっ、ぷふぅーっ、ぷふぅーっ。ぷふううぅぅぅ・・・っ❤❤❤ん、んぷっ、じゅるっ。レロ、クチュッ。レロレロレロレロ、クチュクチュクチュクチュ~・・・ッ!!!ちゅ、ちゅぱっ。じゅるじゅるじゅるじゅるっ、じゅるるるっ。じゅるるるるるるるるるるるる~・・・っっっ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤」
「ん、んむっ。ちゅるっ、ちゅぷっ。ちゅるちゅるちゅるちゅるっ、じゅぞぞぞぞぞぞっ!!!レロ、クチュ。レロレロ、クチュクチュクチュクチュ・・・ッ。ちゅ、ちゅぱっ!!!じゅるじゅるじゅるじゅるっ、じゅるるる。じゅるるるるるるっ!!!!!」
その接吻は長くて濃密なモノだった、二人の口元からは飲み込み切れなかった唾液混じりの酒が溢れてツーッと顎を伝ってゆく。
蒼太もメリアリアの口内を隈無く刺激するモノのしかし、その時のキスの熾烈さは愛妻淑女の方が遥かに上であった、感じるポイントを連続して責められつつも、それでも彼女は鼻で呼吸する事も忘れる位に一心不乱に青年を求めて貪っていった。
「はむっ、んむっ。ちゅぷちゅるっ、ちゅるるるっ。じゅるるるるるるるるるるるる~っっっ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ぷふううぅぅぅっ!!?ぷふぅーっ、ぷふぅーっ、ぷふぅーっ。ぷふううぅぅぅ・・・っ❤❤❤ん、んむっ。ちゅるっ、じゅるるる~っ!!!レロレロ、クチュクチュッ。レロ、クチュッ。ぶちゅ、クチュッ。グチュチュチュチュチュチュチュ~・・・ッッッ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤」
ディープな口付けの快感と甘さに酔い痴れつつもまるで“もっと欲しい”、“感じていたい”とでも言うかのように自身にしがみ付いて離れず、尚且つ腰を押し付けつつも“クイクイクイッ!!!”と前後させて来る花嫁に対して蒼太は流石に、些か気押され気味になってしまっていた、彼女が自分に夢中になってくれるのは嬉しいし、それは間違いなく本心から歓迎するべき事項であったが同時に最近のメリアリアの己への思いの熱烈さや重篤さは日を追う毎に増して行く一方だった。
己へと向けて来る青空色のその瞳にもなんだか狂気の色が浮かび上がっているように見えるし、それにまた全体的にも途轍もない何か、“凄絶さ”とでも言うべきモノを感じるのである。
(ど、どうしちゃったのかな?メリー、この前のエッチの時からそんな感じだったけれども。僕と“精神感応”しちゃった事で何か心境に変化があった、とか?)
普段の日常生活や戦いの中では中々に抜け目ない蒼太であったが、こと自分の事となるとまだまだ初心で鈍い部分があった。
この時もそれが出て来てしまっていたのであるモノの、彼の果てしない程にまで深くて強いメリアリアへの気持ちは彼女をして女の性に目覚めさせると同時に自身が向ける以上の愛情と確かさとを愛妻淑女に抱かせる結果となってしまっていたのであった。
それはもういっその事“超愛”とでも呼んで然るべきモノであったのであって、しかも当の本人である蒼太はその事をまだ十全には理解出来ていなかったのである。
(僕はメリーが大好きだ、それは嘘では無いんだけれども・・・。ただこう言ったら悪いかもなんだけど、最近のメリーは時々手が付けられない程にまで燃え上がっちゃってる事があるのも事実なんだよなぁ・・・っ!!!)
「ちゅぷちゅぷっ、じゅるるるるるるるるるるるる~っっっ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤ぷはああぁぁぁっ!!!はあはあっ、はあはあ・・・っ❤❤❤あなた、何を考えているの・・・?」
「ふうふう・・・っ。べ、別に?ただ最近のメリー、凄く可愛いなって思っていただけさ・・・!!!」
「・・・・・っ!!!う、うふふふっ。うふふふふふふっ❤❤❤❤❤」
“もう、あなたったら・・・”とそう呟いて一瞬、メリアリアは心底嬉しそうな、それと同時に恐ろしい程にまで妖艶な笑みを浮かべた。
「嬉しいわ?あなたにそう言ってもらえて。女の子ってね?好きな人に褒められると物凄く嬉しくて、どうしようもなくなっちゃって・・・。とっても満たされた気分になるんだから!!!」
“それにね?”と花嫁は尚も続けた、“あなたが私を変えちゃったんだから・・・っ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤”とそう言って。
「・・・・・っ。え、ええっ!!?僕が、君を・・・?」
「・・・そうよ?あなた❤❤❤❤❤」
「僕が一体、何をしたって言うのさ。メリー・・・ッ。ん、んむむっ!!?」
蒼太の質問に答える代わりにメリアリアは再び夫の唇を奪って舌を突き入れ、口内のポイントを一つ残らず舐めしゃぶる。
唾液を啜ると同時に自らのそれを送り込んで蒼太のモノと混ぜ合わせ、それをまた美味しそうに、嬉しそうに喉を鳴らして吸引、嚥下していった。
「ちゅぷぷぷっ、ぢゅるぢゅるっ。じゅるるるるるるるるるるるる~・・・・・っっっ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ぷはああぁぁぁっ!!?はあはあっ、はあはあ・・・っ❤❤❤うふふっ、うふふふふふふっ。あなたぁ・・・っ!!!」
「・・・・・っ!!!」
「大好きよ?あなたぁっ❤❤❤誰よりも何よりも愛してるわ・・・っ!!!!!」
そう言い終わると同時にメリアリアはインナーを含めた自らの部屋着を脱ぎ始め、それが済むと今度は蒼太の衣服を剥ぎ取り始めた、しかもただ単に彼を裸にしていったのではない、夫の逞しい胸板が露わになるとその乳首に舌を這わせて舐めあげてゆき、更には己の胸のポッチと擦り合わせるようにする。
「はあはあっ。はああぁぁぁんっ❤❤❤気持ちいいっ。おっぱいジンジンするううぅぅぅっ!!!!!」
メリアリアは夢中になって自身の乳頭を蒼太のそれに押し付け、摺り立て、捏ねくらせる。
愛しい人との淫らな行為に思わず羞恥心が掻き立てられると同時に癖になりそうな程のやらしい愉悦が彼女を襲い、頭をジーンと痺れさせた。
特に。
「はあはあっ!!!これ良いっ、堪んないいぃぃぃっ♪♪♪♪♪乳首擦れて感じちゃうっ。メリー、おバカになっちゃうよおおぉぉぉっ❤❤❤❤❤」
何度となく“疑似妊娠”を経験して母乳までをも放出するようになってしまっていた花嫁は、その上更には花婿に散々に弄くられ続けた両胸の蕾や乳輪等の“先端部分”、それに加えて“スペンス乳腺”等の双丘全体の性感帯が著しく発達して来ていた事も手伝って乳首の感度がこれ以上無いほどにまで爆上がりしていたのだ。
開発がもう一段階進んでいた彼女のそれらは燃え上がるように熱くなっており、その熱量は触れ合っている部分を通して青年にもハッキリと伝わって来た。
「はあはあっ、はああぁぁぁっ!!?ひぎぃっ。あひ、ひいいぃぃぃっ♪♪♪♪♪はあはあ・・・っ❤❤❤❤❤」
「・・・・・」
(メリー、滅茶苦茶興奮してるな。それに凄く感じているんだ、乳首があんなにフル勃起している・・・!!!)
蒼太が冷静に判断するモノの、事実としてその通りであった、自らの乳肉を掴んでその二つある胸のポッチを夫の乳頭へと摺り立て続けていた花嫁はしかし、その実自分の方が遥かに感じてしまっており、愛撫を続行する事が難しくなって来ていた。
「はあはあっ!!!も、もう無理いいぃぃぃっ❤❤❤❤❤吸ってぇ、あなたぁっ♪♪♪♪♪」
「・・・・・っ!!!」
そう言って双丘を自身の眼前に突き出して来たメリアリアに対して蒼太は“解った”と応えると、その甘くて酸っぱい風味のする彼女の乳房にしゃぶり付き、最初は舌で乳輪に沿って円を描くように舐めあげつつも、続いて次にはその先端部分で胸の突起を上下に素早く弾いたり、グリグリと捏ね繰り回したりした。
それだけではない、唾液をタップリと付着させた左手でもう片方の乳首を摘まむと指先で転がしたり抓ったりして刺激していった。
「ひゃううぅぅぅっ❤❤❤❤❤あん、ひんっ。あひゃああぁぁぁ・・・っ♪♪♪♪♪」
乳首責めの悦楽に愛妻淑女が悶えに悶えて肢体を弓形に撓らせる。
彼女は胸への愛撫だけで感じて軽く達してしまっていたのであり、その身をビクビクと震わせ続けた。
「ああんっ❤❤❤あ゛あ゛っ。そこ感じるっ!!!ああうっ、あんっ❤ひゃうっ。良いのぉ、あなたぁっ。堪んないいぃぃぃっ♪♪♪♪♪」
蒼太が一定のリズムに乗せて尚も彼女の胸を弄くり回しているとー。
ピシャァッ!!!と言う感触と同時に陰唇からは熱い潮が、そして乳腺からは生暖かな母乳が乱れ飛び散り周囲と蒼太の股間や手を濡らしていった。
「ああぁぁぁっ!!?ダ、ダメよぉっ。あなたぁっ、ダメだったらぁっ❤❤❤❤❤おっぱい吸わないでぇ・・・っ♪♪♪♪♪」
それを見ていた青年はゴクゴクと音を立てて溢れ出て来たメリアリアのミルクを喉奥へと流し込んで行く。
その乳液は僅かに甘くてコクがあり、恐ろしい程にまで淫靡な味がした。
「ぷはっ、ふうふう・・・っ!!!あははっ。メリーのおっぱい、とっても美味しかったよ?」
「はあはあっ、はあはあ・・・っ❤❤❤あ、ああ・・・っ!!?も、もう蒼太ったらぁっ。エッチなんだからぁ・・・っ♪♪♪♪♪」
程なくしてー。
漸く唇を離した青年が愛妻淑女に話し掛けるモノの、その女性器の全てはどれも痛々しい位にまで勃起しており秘裂は愛液で滑り切っていた、もうこれ以上は前戯の必要がない程にまで出来上がってしまっていたメリアリアだったが、そんな彼女にー。
「メリー、今度さ。子宮に“淫紋”でも刻んであげよっか?」
「はあはあっ、はあはあ・・・っ❤❤❤い、淫紋・・・。ってなぁに?」
花婿が尚も語り掛けるが初めて聞くその言葉に花嫁が荒く息を付きつつもキョトンとした表情を見せる。
そんな自身の伴侶に対して蒼太は改めて“要するに24時間発情しっ放しの感じっ放しになる法印を刻むこと”と簡潔に、かつ解りやすく説明をして施した。
「これを下腹部、もっと言ってしまうと“生殖器”に直接刻む事で腹の底から燃え上がるような快楽が常に発生するようになり、疼いて疼いてどうにもならなくなっちゃうって代物さ・・・?」
「・・・あら、そんなの」
“しなくっても大丈夫よ?”と話を聞いていたメリアリアがまた妖艶な笑みを浮かべて応えた。
「だってあなたに触れられるとね?私、自然とそうなっちゃって大変なんだから!!!」
「えっ、そうなの?」
「そうよ?」
ちょっと驚く青年に対して愛妻淑女が今度は悪戯っぽくクスリと笑いながら言った。
「あなたを意識しちゃうとね?心臓がドキドキするの。それだけで私、この上無いほどに幸せで。本当に心底恋焦がれちゃって!!!お腹が奥から疼いちゃうの❤❤❤❤❤」
「・・・メリー」
“可愛いっ!!!”と恥じらいと照れとを入り混ぜながらも熱く潤んだ瞳と嬉しそうな表情で、上目遣いになりながらも自分に正真さを貫き通して返して来てくれる花嫁の言葉と仕草とに堪らなくなった花婿が彼女をしっかりと抱擁するモノの、彼は同時に頭の片隅である事を思い出していた。
それはまだ日本にいる時分に聞かされた話であったが、それによると女性と言うのは己の子宮に“一番最初に好きになって結ばれた男性の精子のエネルギー”を一生涯留め続けるそうなのである。
それはその男性と結ばれた場合は勿論の事、仮に破局してしまった後でも変わらずその結果として、別の誰かと結婚して子供が生まれた場合、その子の趣味嗜好や性質等と言った、目に見えない部分に対して多大な影響を与える、と言うのだ。
(“淫紋”なんか刻まなくても、メリーはとっくに僕のモノになっていたって訳か。僕の事を何十回、何百回と受け入れ続けている内に心だけでなく身体もが僕に合うように変化変質して来てしまっていたんだ・・・!!!)
“そう言えば”と青年は更に思い返していたのだが、以前メリアリアの魂を見た時にそれまでは七色の輝きを放っていた彼女のそれに、白っぽい光が混じっている事に気が付いたのである。
(あの時確かに、僕はメリーの中に自分の存在を感じていた。それに白っぽい光は僕の魂の色でもあるし・・・。僕とメリーの魂が根源の部分で混ざり合っているって事か・・・!!!)
“メリーがさっき言っていたな”、“自分をこんな風にしたのはあなただと”等と蒼太は尚も考えを巡らせていたモノの、どうにも彼には思い当たる節が無かった、自分はメリアリアに対して正直にいて、かつ真心を尽くして来ただけである、特別な事等何もしていない筈なのだ。
それなのに・・・。
「・・・・・」
「うふふふっ、うふふふふふふっ。あなたぁっ❤❤❤」
花婿が逡巡していると、またもや花嫁が縋り付いて来た。
「また何か、考え事をしていたでしょう?」
「う、うん。ちょっと気になる事があって。それで・・・!!!」
「ダ~メ❤❤❤」
そんな夫の言葉に対してそう応えると、メリアリアは彼に抱き着いたまま甘ったらしい声で尚も続けた、“今は私を見て?”とそう告げて。
「ちゃんと私だけの見てて?蒼太は私のモノなの。絶対に離さないんだから・・・っ!!!」
「・・・・・っ。う、うん。ゴメンね?メリー」
“見抜かれているな”等と考えながらも蒼太は改めてメリアリアに向き直る事にして彼女を抱き抱えるようにしてソファから立ち上がるとそのままお風呂場へと足を進めていった。
(うふふふっ、うふふふふふふっ。あなたぁっ❤❤❤❤❤)
その途上でメリアリアは思った、“蒼太を何としてでも自分だけのモノにしよう”と、“常に自分の事を考えて、自分だけを見つめるように改造してしまおう”と。
(逃がしてなんかあげないわ?あなたは私のモノなの、絶対に離さないんだから。私だけの最愛の人、私だけの蒼太・・・っ❤❤❤❤❤)
自分を軽々“ひょい”と抱き抱えてしまう彼の逞しさに思わずウットリとなりながらもそう考えるメリアリアの面持ちと眼差しとには、これ以上無い程にまでの狂気の色と淫靡で甘い笑みが浮かんでいた。
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