メサイアの灯火

ハイパーキャノン

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神世への追憶編

南国のバカンス 4

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 読者の皆様方こんばんは、ハイパーキャノンと申します。

 中々本編を執筆出来なくて申し訳御座いません(書きたい事は頭にあるのに中々それを纏める事が出来ずにいるのです、正直に申し上げてかなり苦しい状況なのですけれども一刻も早く出せるように頑張りたいと思います、沢山の御声援、誠に有り難う御座います)、ちなみに今日は本編とは全く関係無いのですが皆様方に差し当たって知っておいてもらいたい情報が出来ましたのでそれをお知らせ致します(もしかしたなら私、本当に殺されるかも知れませんが一人でも多くの方々に今の日本の置かれている状況を認識していただくために、敢えて筆を執りました。どうか最後までお付き合い下さいませ)。

 まず第一に“原子力発電システムの闇”に付いてです。

 皆様方には既にニュース等で昨今、日本政府(ハッキリと申し上げさせていただきまして日本政府は傀儡政権です。本当の政策決定権は太平洋戦争敗戦後から常に在日米軍トップにあります、つまり日本はアメリカの“ポチ”なのです←そこに行くと故・安倍総理大臣は上手く渡り歩いていました、この様な国際情勢下で上手く在日米軍の圧力を躱して日本の国威発揚を出来る限りにやって下さったのです)が各地に点在している“原子力発電所”を再稼働させようとしている、と言うのを聞いた事があるでしょう?あれ、本当は何のためか御存知ですか?

 ズバリ“アメリカにある核兵器を臨戦態勢に持って行く為”の処置なのです。

 これはある、国際的にも有名な物理学者から聞いたお話なのですが核兵器があの、悪魔の様な破壊力を発揮する為には“出来てから半年間”と言う“賞味期限”があるそうなのです(これは決して表沙汰にはなっていませんが、しかし本当は物理学者ならば誰でも知っている事らしいです)。

 製造からこれを過ぎると核兵器は“自然減退期”に入ってしまいあの、悪魔の様な破壊力を発揮する事が出来なくなってしまうのだそうです、そこで半年毎に“新たな核のゴミ”、即ち出来たてホヤホヤの“ウラン”ですとか“プルトニウム”が必要になるそうなのですが、それを絶えずアメリカに供給しているのは何処か(あるいは“していたのが何処か”)、もうお解りでしょう?

 日本政府はアメリカ(在日米軍)に逆らえません(在日米軍の基地点在地を見て下さい、ちょうど東京を囲むように配置が為されているでしょう?)、しかも原子力発電所の点在している位置も御注目下さい、しっかりと日本の“レイライン”に(即ち“天照大神様”の照らす道筋中央部分に)沿うように(嫌味の様に)設置されているのがお解りいただけるかと思います。

 これは“2度と日本に強い力を付けさせない”と言うアメリカの方針なのです(と同時に自国の核兵器戦力を充実、維持させる為の施策なのです)、これをやられて以降、日本の国力や霊力、そして国民的底力は全く鈍る一方です。

 それだけではありません、アメリカは戦後、日本を霊的に復活させない為に実に様々な手を打ち増したがその一つが“神社庁”です、アソコは見る人が見ると常に黒い霧が覆っている禍々しさ全開な場所だそうでして内部は腐りきっているそうです(それというのも戦後、日本人の霊的能力封殺の為に“神社庁”を設置させたアメリカはそれまでの“本物の祝詞”に変わって大した力も無い、形だけの“儀礼的なそれ”を広めさせました、その為いま、日本のあちらこちらで神社の力が滅茶苦茶に弱まってしまっている様なのです)。

 そんな神社の一つに青森県にある“大星神社”と言うのがあるのです。

 ここは古代から“荒覇吐”や“北方民族”(ハッキリと申しあげまして韓国人やロシア人等です)の侵略や侵入を封じ込める為の、結界の一翼を担っていた神社なのですが、ここがいま、神社庁から派遣されて来た宮司(ハッキリと申しあげて“エセ宮司”と呼んでも差し支えない輩です)によって取り壊されようとしているのです。

 この宮司はとんでもない男で神社庁から派遣されて来てまだ日も浅い内に手始めにまず、近くにあった“香取神社”(“香取神社”に付いては説明不要かと思われます。この宮司はこの香取神社の宮司も兼任していたようなのですが、そこを)自分の私利私欲の為に地元のデベロッパーに売っ払って社殿も何もかも取り壊し、商業施設と駐車場に変えてしまったそうなのです(現在はこの香取神社はホームページは存在していても現地に行くと商業施設と駐車場になっているそうです、つまり跡形も無く“消されてしまった”のです!!!)。

 それだけではありません、何とそのお金はちゃっかりと自分の懐に入れて横領し(本来ならばちゃんと申告して税金その他を国に収めなくてはならないのにそれもせず)、全額をポケットマネーにしてしまったそうなのです。

 しかもそれに味をしめたエセ宮司は今度は日本国の結界を守る要である、“大星神社”にまで魔手を伸ばし、地元の反社会的勢力(ハッキリと言ってヤクザです)と連んで強引に社殿を取り壊し、更地にして敷地を売却しようと目論んでいる様なのです(今は必死になって氏子の人達がこの暴挙を食い止めてくれているらしいのです)。

 皆様方にはこの事を是非とも知っていただきまして(ある方曰く、“大勢の人々が知ってくれるだけで“そんな事はさせない!!!”と言う応援のエネルギーが集まってくるのだそうです”)この暴挙を食い止める力を貸し与えていただきたいと心底願う次第です。

 御静聴、誠に有り難う御座いました(本編もなるべく早く書こうと思っておりますのでどうかもう暫くお待ち下さいませ、どうかよろしくお願い申し上げます)。

                  敬具。

            ハイパーキャノン。

 今一度追記しておきますが、“神社庁”と言うのは元々が戦後、日本占領政策の一環としてアメリカにより設置された庁舎です(日本側が自ら望んで設置した訳ではないのです)、完璧なる反日機関です、お間違いなさいませんように。
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「う、うん・・・?」

 それからどれ位が経ったのだろうか、メリアリアが漸くにして目を覚ますとそこには普段は寄り添ってくれているはずの夫の姿が無くて代わりに、一枚のタオルケットが上から覆い被せられていた。

 とは言っても別段、南国のバスルームは夜でも寒い等という事は決してなく、むしろクーラー等の空調設備が稼働していない状況下に於いては蒸し暑さを覚える位であったがとにもかくにも、伴侶の事が気になった愛妻淑女は彼を探しに行く事にしてその肢体に力を入れて起き上がる。

「んしょ・・・」

 花嫁が身体に意志を伝えようとするとその動作は万事滞り無くスムーズに成し得る事が出来た、どうやら蒼太が一通り回復はしてくれていた様子であるモノの、さて。

(いつもは私が滅茶苦茶になるまで抱いてくれるのに。今日はどうしちゃったのかな・・・)

 掛けられていたタオルケットを巻き付けるようにして器用に羽織ると共に、周囲に気を配りつつもメリアリアが思うがまさしくその通りで普段の彼なら愛妻淑女の気が狂うまで徹底的に犯し抜くのが定石のはずなのに、その日に限っては結合やプレイ内容が比較的浅めで淡泊である事が彼女としては気掛かりな点であった。

(もしかしたなら私、面倒臭いから呆れられちゃったのかな。それともまさか、“飽きられちゃった”とか・・・!!?)

 “どうしよう!!?”と悪い考えばかりが頭を巡り始めた、その時だった。

「・・・・・。あなた?」

「あっ、メリー。気が付いたんだね・・・?」

 お風呂場を出て廊下を渡り、リビングへと赴くとそこで彼女はすぐに常夜灯の僅かな灯りの下で一人掛け様の大きくて頑丈なリラクゼーションチェアに座って寛いでいる、白亜のバスローブに身を包んでいた青年を発見した、室内はヒヤリとしていて冷房が効いている様子であり、またよく見るとその手には大きな氷と何やら茶色い液体の注がれているグラスを持っていて、それをちょっとずつ口に含んでは“はあぁぁ・・・っ!!!”と深い溜息を付いている。

「・・・・・っ!!!お酒を、飲んでいるのね?」

「うん、ごめんね?メリー。この部屋の冷蔵庫の中に入っていた“純正ハイ・リキュール”を1本、開けさせてもらったんだ・・・」

 “喉が渇いちゃってさ・・・?”と告げると花婿は更に口内にアルコールを含ませては、それをゴクリと飲み込んで行った、その度毎にグラスの中では大きなロックアイスが“カランカラン”と音を立てて転がり続けている。

「勝手な事して本当にゴメンね?後でちゃんと代金は支払うから・・・」

「そんなの、いいわ?それよりも・・・」

 “私にも、飲ませて・・・?”とそんな夫の肉体へと撓垂れ掛かるようにして抱き着いては、花嫁は甘えた声で懇願した、月明かりに照らし出されたリビングの中で常夜灯以外の灯りも点けずに静かに酒を嗜んでいる彼の姿が堪らない程に愛おしくて、中々様にもなっていて、その上。

 とっても美味しそうに飲み干して行くモノだから思わず飲食欲が疼かされてしまい、ちょうど喉が渇いていた事も相俟って“飲みたい”と言う衝動が彼女にも感染してしまう。

「ほら・・・」

 するとそんな伴侶の言葉に蒼太は静かに微笑んでグラスを差し出して来てくれたが、それを受け取ったメリアリアは早速、自身も口を付けると一気にゴクゴクと嚥下して行き、やがて夫がそうしていた様に“ぷはあああぁぁぁ・・・っ!!!”と大きく息を吐き出して行った。

「大丈夫?一気に飲んで・・・」

「うん、私もちょっと喉が乾いていたから・・・。でもこれ美味しいわね?そんなに苦味も無いし、スモーキーな感じがしなくて。前に飲んだ“ジャパニーズ・ウィスキー”に似ている感じがするわ・・・?」

「あははっ。そう言えばあの時も君が夜、寝ている間に僕が起き出してお酒を飲んでいたんだっけ・・・?」

 そう言って蒼太はかつて、日本にいた頃に思いを馳せるが確かにその通りで蒼太は時折こうして一人で酒を嗜む事があった。

 理由としては“一人になってゆっくりと自分と向き合い、その心を潤すため”とでも言えば良いのであろうか、とにかく酒を用いて自分自身と対話をするのだ。

 そうやってこれまでの事や今、まさに起きている事、また或いはこれからの事等に関する考えを纏めて方針を決めて行くのであるが、それだけではない。

 彼は、メリアリアとお話をするために飲む、と言っても現実的な彼女とでは無くて、あくまでも“自分自身の中にいる彼女”と対話をするのである。

 蒼太はメリアリアの事を深く深く愛していたが、それと同じくらいにまで自分の事を愛していた、“自分の事を愛せない人間は、他人の事も愛せない”、“自分の事を理解出来ない人間は他人の事も理解出来ないモノだ”とかつて神から教えられたのであり、それを聞いて“最もだ”と感じた彼は課された修業の傍らで必死になって自己観察にも取り組んだ。

 神曰く“自分の事を受け入れられる様になればその分、他人の事も受け入れられる様になる”、“認識能力が増大して感性が鋭くなる為に相手の事をより鮮明に、かつ多角的に観察して理解する事が出来る様になりその結果として愛情が増すのだ”との事だったのである。

「そうなるとな?蒼太よ、意中の女子の事が愛しくて愛しくて堪らなくなるもんなんじゃ。それこそお主達の使っておる“可愛い”等という領域を遥かに超越する程の思いが芽生え、どうにもならなくなってしまう。ま、それを今回の人生で会得できたら大したモノじゃな」

 “ただ断っておくが”、“利己的になれ、とか私利私欲に走れ、等と言うとる訳ではないぞ?勘違いはするなよ”と、それが“鹿島の神”が蒼太に語って聞かせた言葉だったのであるモノのその結果。

 神界での3年近くの修業が終わる頃には蒼太はある程度認識能力を覚醒させる事に成功してその状態のま、改めてメリアリアに意識を向けた蒼太は彼女の自分への気持ちや憂い、意識や考えの及ぶ範囲までもが手に取る様に解るようになり、まさに“鹿島の神”の言う通りに愛情がますます、それも恐ろしい迄に深まった、と言う次第であったのだ。

 一方で。

 メリアリアはまだ(もっともこれはアウロラもオリヴィアもだが)、“自分を愛する”と言う事を蒼太程には確立出来てはいなかったが、それでも元来が純朴で真面目で誠実な性分の彼女達は夫への揺るぎない、確固たる愛情をその心身と魂とに宿す事が出来ており、後は“自分自身を愛する”と言うそのピースを嵌め込めば完璧なる完成、と言う所にまで来ていたのであった。

「うふふっ、あの時にあなたに“ジャパニーズ・ウィスキー”を勧めてもらったんだっけ。だけどあの時までは私、ウィスキーって苦手だったのよ?だってアルコール度数は高いし苦味も強いし。酷いものになると辛さしか感じないんですもの・・・!!!」

「君の味覚は僕達日本人に近いのかも知れないね。基本的に“ジャパニーズ・ウィスキー”は大和民族の舌に合うように調整が為されているからね・・・」

「だけどとっても美味しかったわ!!?凄く優しい甘さがあって、口の中でトロリと蕩けて。余韻が長く後を引くの、あんなウィスキーがあるんだって知った時にね?私、本当に衝撃を受けたんだから!!!」

 蒼太に抱き着きながらもそう言いつつメリアリアは再びグラスに注がれたウィスキーに似たエルフの国の“純正ハイ・リキュール”に舌鼓を打つがその味わいは確かに豊潤で甘味があって、飲むと五臓六腑に染み渡って行った、氷から溶け出した僅かな水分がほんの少しだけアルコールを希釈させて、それと同時にハイ・リキュール自体も冷たく冷やし、熱を帯びてしまっていた身体に心地好い刺激を与え、クールダウンさせて行く。

「ここにあるハイ・リキュールは多分、上物ばかりみたいだね、飲めば解るよ。アルコールの角が取れて水本来の滑らかさと自然な甘味だけが口の中に残る。それがパッと消える様な感じで蒸発して行くんだよね・・・」

「そうそう。なんだか前に一度だけ飲ませてもらった、100年越しのウィスキーに似た風味を感じるわ・・・!!!」

 そう言って夫婦は少しの間、互いに身体を寄せ合いながらも一つのグラスを二人で共有して傾け合い、ハイ・リキュールを少しずつ少しずつ飲み干していった。

 蒼太もメリアリアもそれほどお酒に強い、と言う訳でも無かったがしかし、それでもすぐに酔っ払ってしまうほど弱くも無かった、蒼太は勿論の事メリアリアもなんだかんだ言っては彼に付き合ってアルコールを嗜み続けていた為に多少は耐性が出来ていたのであり、二人は日本にいる時からこうして夜の夜中に(たまにだが)夫婦水入らずで酒を酌み交わす事が習慣となっていたのである。

 しかし。

「だけどこうやって、メリーとお酒を飲むようになるなんて。小さな頃は考えられなかったよ!!!」

「・・・そうね。考えてみたら私も小さな時分にはあなたとお酒を飲むシーンを想像した事は無かったわ?」

 “だって!!!”とメリアリアは尚も続けた、“あなたとは途中で離れ離れになっちゃったし。その上任務に次ぐ任務でそんな事を考えられるような時間だって無かったもの・・・!!!”と。

「正直、あの日。崖から落ちて行くあなたを見た時には、頭の中が真っ白くなって。本当に時が止まってしまったかのような感覚に陥ったわ?もしもあの後すぐに駆け付けて来てくれたオリヴィア達が押し留めてくれていなかったなら私、絶対にあなたの後を追って崖からダイブしていたでしょうね・・・」

「もし、そんな事になっていたら。君は・・・!!!」

 そこまで言うと蒼太は再びグラスを傾け、“カランカラン”と言う音と同時に氷を滑らせつつも茶色い上級蒸留酒を口へと運んだ。

「考えたくもないよ、君が僕の手の届かない所へ行ってしまうなんて!!!君にもしもの事があったなら、僕は・・・」

「うふふ、ありがと。でもね?あなた。それは私だって同じなのよ?あなたが死んでしまうなんて、絶対に
嫌。もし死ぬ時が来たとしたら、その時は一緒よ・・・?」

 少し悲しそうな光を帯びた眼(まなこ)でそう告げるとメリアリアもまた、先程花婿がそうした様にハイ・リキュールを口へと運んだ。

「もう絶対に私のモノ。もう絶対に離さないんだから・・・!!!」

「メリー・・・」

 囁くように言葉を紡ぐ花嫁に対して“可愛い”と蒼太は応えると彼女をそっと抱き締めるモノの、メリアリアの肢体は柔らかくて華奢で軽くて、本当に子猫か何かを抱き抱えている様だ。

 対する愛妻淑女もまた、改めて自身の夫の肉体に見惚れていたモノの筋肉質で良く鍛え抜かれていた彼の身体は硬くて熱くて大きくて、同じ人間だとは思えない程に逞しくて立派だった、殊に“この人に私は抱かれているんだ”と思うとその瞬間、行為の最中の快楽と愛欲、そして自身の痴態が反芻されて来てしまい、花嫁は思わず顔を赤らめて下を向き、それを誤魔化そうとするかのように再び酒を流し込む。

「メリー・・・」

「ぷっはあああぁぁぁ・・・っ!!!ふうぅぅ・・・。なぁに?あなた・・・」

「・・・ううん、なんでも。ただね?お酒を飲んでいる時の君って、凄く色っぽいなって思ってさ」

「・・・・・っ。もしかして、見惚れてた?」

「うん、とっても!!!」

「そう、なんだ・・・。うふふふっ、うふふふふふふっ❤❤❤❤❤」

 そんな自身の伴侶に対して言葉を掛ける蒼太であったが一方のメリアリアはそうした青年の思いの綴りに今度はそう言って嬉しそうに、かつ悪戯っぽく微笑むと腰近くにまで伸びている、ストレートロングなハニーブロンドの髪の毛をファサッと掻き上げて見せるモノの、これは彼女が何事か強がりを見せている時や、また或いは照れ恥じらいながらも嬉しさ、喜びを覚えている時等に見せる仕草である事を幼馴染でありまた夫でもある蒼太は熟知していた。

「嬉しい、あなた。私、実はちょっと怖かったんだ、だって普段のあなたは私が滅茶苦茶になるまで抱いてくれるのに。今日は何て言うか、凄くアッサリしていたから飽きられちゃったのかな、なんて思って・・・!!!」

「・・・・・」

「だって私って面倒臭いでしょ?だから・・・」

 花嫁がそこまで言い掛けた時だった、不意に花婿が彼女を優しくしかし、しっかりと抱き締めて来てくれたのである。

 互いの全身が押し当てられて自身と相手の心音が胸を通して伝わって来る。

「あ・・・!!!」

「バカだなぁ、メリー。そんな訳、無いじゃないか。僕が君に飽きるわけが無いじゃないか。僕は何時だって君に夢中なんだからさ?メリー・・・」

「・・・・・っ。あなた?」

「だって君は僕の一番好きな人で大切な人で、最愛の妻なんだから!!!」

「あなた・・・っ!!!」

「もしかしたなら、いつの日にか君が僕に飽きちゃう日が来るかも知れないけれども。それでも僕は、僕だけは君の事、ずっとずっと忘れないよ?絶対に好きで居続けるよ、それで必ず何度だって。僕に振り向かせてみせる、僕に夢中にさせてみせるよ!!!」

「あなたっ❤❤❤❤❤」

 そう告げる蒼太にメリアリアは堪らなくなってその唇を自身のそれで奪い尽くし、そのまま熱くてディープな口付けを交わすがそうなのだ、彼は何時だってこうして何も言わずにまずはしっかりと自分を抱き締めてくれるのであり、真正面から受け止めてくれるのである、そこには何の心配も余計な余念も存在などしておらずにただただ変わることの無い青年の、愛妻淑女に対する真心が輝いているだけだったのだ。

「・・・好き」

「メリー・・・?」

「好きよ?大好き・・・!!!」

 “愛してるわ”と、やがて嵐の様な激しい接吻が終わると同時にメリアリアは蒼太の耳元で静かにしかし、ハッキリとそう告げた、今の彼女にはもう、心に何の懸案も引っ掛かりもありはしなかった、そこにいたのは自身の深い純慕のままにどこまでも素直に愛しい夫の胸に飛び込んで行く、そして更には彼に抱かれたいと願う妻の姿があるだけであった。

「・・・行きましょう?あなた」

「メリー・・・?」

「抱いて欲しいの、あなた。私の事思いっ切り抱き締めて?いつもみたいに、ううん。それ以上に滅茶苦茶にして?」

「・・・・・」

 “解ったよ”、“本当に良いんだね?”と頷いた後で尚も問い掛けてくる青年の言葉に愛妻淑女は決意を秘めた、それでいて彼への恋慕と愛欲とで満ち満ちている瞳を蒼太へと向けて無言でコクンと力強く頷いてみせた。

「あなたと、愛し合いたいの。あなただけのモノになりたいの、成り果てたいの!!!お願いよ、あなた。私の事壊して?あなたとセックスする事しか考えられなくして・・・!!?」

「・・・・・」

 自身にしっかりとしがみ付いた直後に耳元で告げられたその言葉に応じる様に、己のバスローブ共々彼女のタオルケットを剥ぎ取った蒼太はメリアリアを抱き抱えたまま立ち上がると意を決して再びお風呂場へと戻っていった。
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 今回はエッチな回では無いのですが、ちょっとした閑談休話と言いますか、補足説明と言いますか、要するにシットリとしたモノを書きたかったのです(それと同時に二人にお酒を飲ませてあげたかったのです)。

 今回で考えが纏まりましたので、次回からはまた改めて己の趣味嗜好や蒼太君とメリアリアちゃんの、お互いへの愛情全開で行こうと思っております。

 次回はいきなり蒼太君が本気を出します(巨大化します)ちなみに蒼太君は2回まで巨大化(即ち潜在能力の開放)が行えますがそのスペックは

 1回目
全長254cm
頭部24cm
上半身(腰から上)110cm
下半身(腰から下)120cm
イチモツの長さ(勃起時)46・1~50・5cm、
太さ(勃起時、直径)7・1cm~7・7cm
精子(精液)の量(射精一回に付き)成人男性の凡そ10~12倍
一日に熟せる射精回数35~40回(回復の術式を使用した場合は無限←気絶するまで何度でも可能)。

 2回目
全長320cm
頭部35cm
上半身(腰から上)130cm
下半身(腰から下)155cm
イチモツの長さ(勃起時)76cm~80・5cm、
太さ(勃起時、直径)9・3cm~10・5cm
精子(精液)の量(射精一回に付き)成人男性のおよそ15~20倍、
一日に熟せる射精回数50~70回(回復の術式を使用した場合は無限←気絶するまで何度でも可能)。


 体力、精力、生命力、精神力は通常でメリアリア達の3倍強~4倍弱(潜在能力の開放を行うと一段階毎にこれが倍増する)。

 です(ちなみに通常の状態でも回復の術式を使用した場合は射精回数は大幅に倍増します、元々蒼太君は“神人化”の奥義極意を修めているのみならず、自身の身体を常に大活性化させていますので精液の量や濃さ、そして何より“復活能力”は一般人を遥かに凌駕しています※“南国のバカンス1”を参照の事※←これに加えて命自体を分け与える究極の蘇生法も扱えますため、それらを利用して気やエネルギーを相手に付与したり、或いは相手のそれと自身のモノを混ぜ合わせたりして一つにする事でその光の強さを元の数倍にまで高める事も出来るのです)。

 今回のエッチでは今までのそれやメリアリアちゃんと他の子達、即ちアウロラちゃんやオリヴィアちゃんとの差別化を図る為にいきなり巨大化エッチから入る事にします(ちなみに第一部の“子宮姦”から読んでいただければ蒼太君の2段階目の巨大化が唐突に出て来たモノでは無くて、予(かね)てよりあった事が解っていただけるかと思われます)。

 流れとしてはまず、メリアリアちゃんに子宮姦をさせてからが本番になります(ここら辺はどうしても一緒になってしまいますが“表現描写の出来る限りの変更”や“流れを変える”等可能な事は試みるつもりです)、皆様方に於かれましては大変、申し訳無いのですがそう言った状況でありますのでどうかもう暫くお待ち下さい。

                敬具。

          ハイパーキャノン。

           追伸

 今回、蒼太君の真心に触れたメリアリアちゃんはある意味“一線を越えました”、それも“通常の状態でも”です、果たして彼女がこれからどうなって行くのかは次回以降をお待ち下さい(セックスの最中は勿論、日常生活上でもますます、蒼太君に狂いまくって行きます)。
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