星降る国の恋と愛

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ガリア帝国編

ノエルの軌跡

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「はあっ、はあ・・・っ!!ち、ちくしょう・・・っ!!」

「なんなんだよ、アイツらは・・・っ!!」

 ちょうどその頃。

 本部に潜入を果たしていた“別働隊”は既にその大半が撃破され、捕縛される憂き目にあっていたのであるモノの、オリヴィアは“他の女王位達に任せておけ”と言ったが実際問題としては彼女達が動く必要は、全く以て存在していなかった、何故ならばー。

「みぃーつけたっと!!」

「はあっ、はあっ。はあぁぁ・・・っ!?」

「な、なんでっ?こんなの・・・っ!!ぐわっ!?」

「なんだよ、コイツら。もう終わりかよ・・・!!」

 追い詰められた賊の二人の前方から一挙に跳躍して頭上を取ったアンリが剣閃で頭部に打撃を与え、気を失わせてそのままその場へと倒れ伏せさせる、その直後ー。

「へっへっへ・・・っ!!」

「いただきっと・・・!!」

 駆け付けた親衛隊の少女達によって手足に錠を掛けられ、そのまま引き摺られるようにして運ばれて行くモノの、今回のお手柄の第一番目は予想外な事にノエルであり、第二にアンリ、そしてー。

 三番目に親衛隊の順番に、その功績が認められる事となったモノの、それというのもー。

 今回、彼等が侵入して来る事にいち早く気が付いたのがノエルだったからであり、毎日の保護生活(と言う名の軟禁生活)に些か疲れると同時に暇をもてあましてもいた彼女は、その持てるスキルを駆使しては平然とセイレーン本部の警戒システムと監視カメラとをハッキングしては弄くり回し、女王位達を含むそれぞれの人員達の様子を逆に観察していた所、一部のカメラと警戒システムが、外部からの不当なアクセスに晒されている事を発見してその事を“中枢警備センター”及び“女王の間”、即ち女王位達に通報したのである。

「全くもうっ。今回は助けてもらった風だから、敢えて大事にはしませんけれども・・・!!!」

「ノエルッ。貴女にはもう少し、自分の置かれている状況を理解してもらわなければならないわ!!!」

 その結果、事態を重く見た女王位達や主力メンバーは直ちに出動して賊徒を撃滅、本部は事無きを得たモノの、しかし。

「二人の言う通りだ・・・」

 事が済んだ後で本部に帰り、アンリ達“居残り組”から報告を受けたオリヴィアは、毅然とした態度でノエルに告げた。

「プリンセス・ミネオラ。貴女にはもう少し、御自分の立場を理解していただきたい!!」

「それは悪かったけれど、・・・ねえでもオリヴィア。私の能力(ちから)って、凄く有用だと思わないぃ~( ̄∇ ̄)( ̄∇ ̄)( ̄∇ ̄)」

「それは確かにそうですが。しかしですね・・・」

「セイレーンに入れてくれたら、きっと役に立つと思うけどなぁ~(≧∇≦)b(≧∇≦)b(≧∇≦)b」

「・・・・・っ!!?」

「な、何を考えているんですか?ノエルさん!!」

「あんた、まさか・・・っ!!」

「セイレーンに入りたいと!?」

「うん、そう(*^▽^*)(*^▽^*)(*^▽^*)」

「うん、そう(*^▽^*)(*^▽^*)(*^▽^*)じゃねぇっ!!」

 アウロラやオリヴィア等、主立った面々が思わず硬直してしまうこの局面において蒼太とメリアリアとがキレた。

「良いですか?ノエルさんっ。セイレーンに入るのは、そんな容易い事では無いんですっ。第一、一度入ったらそう簡単には抜けられません。それが解ってるんですか!!?」

「私もこの人も。一緒になって何度となく死線を乗り越えて来たのよ?ううん、私達だけじゃ無いわ。実際に任務の途中で斃れて行った仲間達だって大勢いる、それを解った上で言ってるの!!?」

「うううっ。そんなに怒らないでよぉ~(>o<)(>o<)(>o<)」

 夫婦に揃って厳しく詰め寄られた途端、ノエルもノエルで思った以上に追い詰められていたらしく、涙声となり訴え始めた。

「だって私。ここに来てからずっと部屋に閉じ込められっ放しだったし。それにどっちみち、このままじゃ国に帰れないもん。第一ね?もし3年経って帰れても、私の身の上は安全じゃ無いでしょ~(。>A<。)(。>A<。)(。>A<。)」

「・・・・・」

「・・・・・」

 その言葉に、さしもの蒼太達も押し黙らざるを得なかったのだがそうなのだ、一応ノエルは3年間はガリア帝国で総力を挙げて保護する事となっているモノの、それが切れたなら半強制的に、故郷である“ルクセンブルク大公国”へと送還させざるを得ない境遇下に置かれており、そしてもし、そうなってしまえば彼女の身の上がどうなるのかは、ほとほと保証の限りでは無かったのであった。

 それというのも彼女はあくまでも私生児であり(でもやっぱりプリンセスでもあると言う、極めて厄介かつ複雑な家庭環境に身を置かざるを得ない境遇と化していたのである)、彼女の父ゲオルグやその兄弟達(即ち彼女から見た場合の伯父達)以外の大公家の面々は、この三男坊ゲオルグと日本人との間に生まれたノエルの事を、邪険にはしなかったにしても、それほど歓迎もしていなかった、その為。

 万が一彼女が帰国した後で、まだエイジャックス連合王国の追っ手が緩んでいない場合にはどう言った態度を取って来るのかが解らずにおり(流石に表立って手を出して来る事は無いであろうにしても)、情勢は極めて予断を許さない状況と化していたのである。

「このまま家に帰ったりしたら、ママにも迷惑を掛ける事になるしぃっ。それだったらセイレーンに入っていても同じ事じゃ無いかしら~(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)」

「・・・・・」

「・・・・・」

「ノエルさん・・・」

 しかし“何とかしてやりたい”と言う切実なる思いはあっても、流石の蒼太達にも、この才色兼備なハーフの友人から放たれた言葉に対して直ぐさま“YES”と返答するのは憚られた、と言うのはノエルはあくまで外国人であり、挙げ句の果てには王族の端にその名を留める者だからである。

 確かに過去において、そう言った、呪術的な能力の秀でていた王族がセイレーンの前身的組織であった、“ルーンの調べ”に所属して様々な任務に就いていた事実もあるにはあったがこれとてもあくまで特命かつ特例の出来事であって、しかも自国である、ガリア帝国の帝王室の人間だったから成し得た事柄であったのに対して彼女の場合はそうでは無い、仮にこの話を通すとすれば、まずはミラベルの上役連中の会議を経てハイウィザード達の諮問会に掛けた挙げ句に、更には内々に、自国の政府及びルクセンブルク大公国のそれ、そして何より彼女の実家である、ルクセンブルク大公家一同にまで許可を得なくてはならないのだ、当然の事ながらそれには莫大なる時間が掛かる上に、余程の事が無い限りかはこの全ての審理、審査をパス出来る可能性はかなり低いと言わざるを得なかった。

「ノ、ノエルさん。それは突拍子もなさ過ぎますよ、いくらなんでも、ちょっとなあぁ・・・っ!!!」

「な、何とかして欲しいと言う気持ちは、よくわかったのだけれど・・・。もう少し現実的な方法を考えてもらわないと・・・!!!」

「御実家の方にお電話をして、此方に呼び寄せる事は出来ないのでしょうか・・・。ああっ!?でもそんな事をしたなら問題がますます大きくなってしまいますし・・・っ!!!」

「ううーん・・・!!!」

 正直な事を言うのならば、蒼太達としては彼女が安心して暮らす事の出来る道筋を立ててやりたい、とは思っていたし、現にそれについての協力を、惜しむモノでは無かったモノの、(当たり前のことなのであるが)それとても“成功の見込みのある方法”を模索しなければならないのであり、今現在においてノエルから提示されたそれではだから、流石に難しいと言わざるを得なかった、第一ノエルの言ったやり方ではルクセンブルク大公国との間に外交的摩擦を引き起こす事になりかねず、そうなれば黙っていないのがエイジャックス連合王国、及びプロイセン大帝国である、恐らくこの二カ国は“待ってました”と言わんばかりにルクセンブルク大公国を“反ガリア同盟”へと誘うであろうし、そしてそれは=で国家安全保障問題、即ち国民の日常生活を直撃する事態を引き起こす事となるのだ、如何に大事な友人とは言えどもそう簡単には色好い返事を与える事は、絶対に出来なかった。

(国際的な影響力を有するルクセンブルク大公国までもが“反ガリア同盟”へと舵を切るような事にでもなれば、もうこの国のエウロペ連邦内部における凋落は止まらなくなる!!!)

(国際的な影響力が失われる、と言う事は信用問題においても軽重を問われる、と言う事。国家の格付けは下降の一途を辿り、国際為替や国債の発行等にも多大な不条理をもたらして来る事になる!!!)

(そうなったら、国民の皆さんはどうすれば良いのでしょう。ただでさえ安い賃金で働かされていたり、または職に就けないでいる方だって大勢いる、と聞いておりますのに!!!)

(治安の悪化は避けられない、金銭の巡りが悪くなる、とはそう言う事を意味しているのだ。第一国債の発行等が滞るような事態にでもなれば現状、我が国は“デフォルト”するぞ!!?そんな事になったりしたら・・・)

 四人は考えるモノの、国民の大部分は今日、食べる物、着て行く物にも困窮する有様となるだろう、仕事をしてもしても賃金が満額払われる事も怪しくなり、その結果として国内が荒れに荒れる事は想像に難くない、と言うモノである。

「うう~ん、ちょっとそれは・・・!!!」

「お気持ちは、良く解りますけど・・・。しかしですね、ノエルさん・・・!!?」

「・・・・・っ!!!」

「貴方は・・・っ!!!」

 そう言って尚も説得を試みようとする蒼太達であったが、その直後に何やら背後で暖かな人々の気配がしたかと思い、振り返って思わず全員で驚愕してしまうモノの、そこには数名の護衛とお供の者を引き連れている、一人の老人が立っていたのだ。

 蒼太達は、その人の事を知っていた、蒼太が幼少の砌にお世話になった人であり、メリアリアにとっても恩人の一人に違いなかった。

 その人柄は温厚にして非常に高い霊力を保持しており、500年の時を生きている、とされている人中の聖品(せいほん)、ハイウィザード達の長であり、世界の真理に精通している大賢者中の大賢者。

 アルヴィン・ノアその人がにこやかな微笑みを浮かべたままで位置していたのであったのだ。

「良いではないか、プリンセスが御自身から“入りたい”と望むのであれば・・・」

「・・・・・っ!!!」

「・・・・・っ!!?」

「そ、それはっ。しかし・・・っ!!!」

「過去に、王族がセイレーンに入って任務に就いておられた事もあったであろうが。お主達ともあろうモノが、知らなかったとは言わせぬぞ?」

「い、いや。あの・・・っ!!?」

「それは、確かに・・・っ!!!」

「そう言う話は、聞いた事はありますけれども・・・っ!!!」

「あれはあくまでも、ガリア帝国の血縁者だったはず。それも特例として認められていた・・・」

 蒼太が、メリアリアが、アウロラが、そしてオリヴィアまでもが驚き戸惑い、狼狽しつつも反駁を口にしようとするモノのしかし、それを静けさを装った呈で封殺すると、アルヴィンはノエルの元へと歩み寄る。

「プリンセス・ミネオラ。よくぞ御決断なされましたぞ?これにて貴女の身の上は安泰となりましょう。御母堂の事も、どうか御安心なされませ?私共が責任を持って、この国へと誘わさせていただきます故・・・!!!」

「・・・・・っ!!?」

「・・・・・っ!!!」

「えええっ!!?」

(ほ、本気なのかっ。この人はっ!!!)

 その場にいた全員が、アルヴィンの言葉に固唾をのむモノの、何とアルヴィンは彼女の母親までをもこの国に招いて保護すると言う、下手をするなら外交問題にまで発展しかねないような事を平然と言ってのけたのであった。

「ノ、ノア博士・・・!!!」

「あの、それってその・・・!!!」

「あうぅぅ・・・っ!!!」

「ほ、本気ですか!!?」

「無論だとも・・・」

 余りの事にまた驚愕して自身に詰め寄る若者達を尻目に、アルヴィンはあくまでも落ち着いた態度と口調でそう告げた、一同は“信じられない”と言った眼差しをこのハイウィザードの長へと送るが如何に天下のアルヴィン・ノアとは言えどもこんな独断専行が許されるモノなのであろうか。

「ノ、ノア博士。ですが、あの・・・!!!」

「これは外交的問題も多分に絡んで来る事柄です、それは御存知なのですか!!?」

「いくらノア博士と言えども、独断専行が過ぎますわ!!!」

「皇帝陛下に、何と言われるおつもりなのです!!?」

「大丈夫じゃ・・・」

 すると騒ぎ立てる若者達とは対照的に、アルヴィンはあくまでも穏やかで落ち着いた風を保ったままそう答えた。

「皇帝陛下には、私から御進言申し上げる。お主達は、何も心配する必要は無い、これまで通り、任務に励むが良い・・・!!」

 それだけ告げると。

 アルヴィンは再び、沈黙を守ったまま数名の護衛とお供達を連れたって、もと来た道をゆっくりととって返して行ったのだった。

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「あ、あははっ。あはははっ!!もしかしなくても、私。ヤバいことやっちゃったかなぁ~・・・っ!!!」

 と今更過ぎる解答をノエルは苦笑いしながら口にするモノの正直、蒼太達は“良いのかな?”と思っていたのである、確かにノエルが救われた事自体は間違いなく良かったモノのそれと引き換えに国際的な摩擦が生じる事にでもなれば、この国の人々は。

「・・・・・」

(いいや、でも・・・!!)

 とその場にいた全員が、沈黙を守って思案に明け暮れていた中で、蒼太だけはしかし、違った考えを巡らせていた、“たった一人の友人も救えない癖に、どうやって国民を守ろうと言うのだろうか”と、自分自身の小ささ、思い上がりが滑稽に見えて来てしまったのである。

「これで良かったんだと思うよ?多分ね・・・」

「あなた・・・?」

「蒼太さん・・・?」

「・・・・・?」

「・・・・・」

 それを聞いたメリアリア達はキョトンとした表情を彼に向けては次の言葉を待つモノの、ただノエルだけが申し訳無さそうな顔を覗かせていたのだが、彼は今し方、自分が思い至った事柄に付いて彼女達に話し始めた“ノエルさん一人も救えない癖に、国民の明日、なんて考えていた自分が馬鹿らしくなってしまったのさ”と。

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「ソーくん・・・」

「だからさ。これで良かったんだよ、きっと。それにアルヴィン・ノアともあろう人が、その事に付いて考えない筈が無い、そうだろう?メリー、アウロラ、オリヴィア!!!」

「・・・・・っ!!!」

「・・・・・っ!!!」

「うむ・・・っ!!!」

 “そうだな”と蒼太の言葉に頷くと、三人はノエルに対して謝罪の言葉を、その口の端に乗せて伝えた、“ごめんなさい”、“申し訳御座いません”、“申し訳ない”とそう言って。

「も、もうぅ~、止めてよ皆ぁっ。そんな風に出られたなら、私、どう対応すれば良いのかが解らなくなっちゃうわ~(^0^;)(^0^;)(^0^;)」

「・・・・・」

 “笑えばいいんじゃないですか?”と言われなくとも自然と笑い(やや苦笑気味の)が溢れる辺り、流石としか言いようが無いノエルであったが、この日から僅か1週間後。

 外交的にも内政的にも、特になんの問題も起きずにノエルは晴れてセイレーンに所属が決まり、女王位達に次ぐ階位を得て“オレンジの木”の愛称で“敵性組織に対するハッキング”や逆に味方の電子機器の統括、監視、調整を任される、極めて重要なポジショニングを得て活躍する事となったのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーー
 第184話において、チラリと言及が為されていましたけれども。

 どうしてメリアリアちゃんはアウロラちゃんの蒼太君への思いを、また逆にアウロラちゃんはメリアリアちゃんの蒼太君への思いを否定できずにいたのでしょうか。

 それは第143話においてもやはり言及が為されていた通りなのですけれども、彼女達は自分達が発したあの“光り輝きの正体”について何となく気付いているのです(あれがどう言うモノなのか、と言う事を直感して理解しているのです)、即ち蒼太君に対するこれ以上無い程にピュアで真っ直ぐな、真愛と真心の迸りである事を、です(確信している、と言っても良いでしょう)。

 これは自分自身の内側にも、それと同じモノがあるから解る、と言う事も御座いますけれども、それだけではありません。

 彼女達は心の内ではお互いを認め合っているのです、“あんなにも純粋で美しくて、可愛らしい人はいない”と(これも直感しているのです、確信しているのです)、だから解るんです(相手が何をやったのか、何で奇跡が起きたのかが、です)。

 勿論、先に述べさせていただきましたように、自身の中に蒼太君に対する確かなる思いがある事を感じて理解しているからでもありますが、しかしいずれにしましても、相手の事を認めているからこそ、相手の持っているそれら絶大的なる愛情をも感じて理解する事が出来たのです。

 だから彼女達はお互いにお互いの思いを否定できません、ただし“負けまい”とするのです。

 これは蒼太君と結ばれている、メリアリアちゃんの方が強く出るのですが、彼女達は皆(これはオリヴィアちゃんも含めての話ですけれども)、“自分こそが一番、蒼太君を幸せに出来る”と信じて疑いません。

 これが以前だったならば或いは、蒼太(と相手)の幸せを考えて身を引く、と言う選択肢もあったでしょうが、“恋をして変わる”女性達である彼女達は、その深くて一途な愛情故に引くことを知りません、“彼は私のモノなのっ!!!”、“どいてっ!!!”と言っては奪い合うのです。

 ただし。

 そこに今回、ある意識が芽生えて来ました(これは特に、メリアリアちゃんとアウロラちゃんの双方で顕著なのですけれども)、まずメリアリアちゃんの場合は“アウロラもこの人に対する真剣な思いを抱いている”、そしてアウロラちゃんの場合は“メリアリアさんも蒼太さんに対するピュアな思いを抱いている”、そして二人同時に相手の蒼太に対して抱き秘めたる“これ以上無い程に強くて深い、確かなる真愛と真心”とを理解したのです(そして蒼太君もまた、そんな二人の自分に対する何処までも真剣でピュアで一途な愛情を知っています)。

 今、漸くここまで来ました、あともう少しで二人目のヒロインでありますアウロラちゃんとも結ばれる事になります。
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