メサイアの灯火

ハイパーキャノン

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運命の舵輪編

絆と繋がり 前編

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 異国の少女の姿となったメリアリアを呼び寄せると、蒼太はそのまま膝の上に座らせて、両手で頬にソッと触れる。

 その肌触りは、間違いなくかつて彼が恋人に感じていたままのモノだった、きめ細やかで柔らかく、スベスベとしている。

 その匂いも、息遣いも何もかもがメリアリアのそれだったが、そんな彼の手の感触を、最初は瞳を閉じて感じていたメリアリアもまた、やがては恋人の顔へと手を伸ばし、優しくなぞるようにした。

 頬や耳朶、顔の輪郭や首筋を撫でて彼に抱き着き、その匂いを、身体の感触を全身で確かめて行った。

「・・・・・」

(凄い、熱い。逞しい・・・!!)

 メリアリアは改めて、彼氏の屈強さに驚かされるがそれ程までに今の蒼太は思い出の中の彼とは違っていた。

 いや、もっと正確に言ってしまえば、あの時も充分、逞しくて格好良いとは思ってはいたものの、大人になった蒼太のそれは段違いに強くて熱く、うっかり触り続けていると火傷をしてしまいそうだ。

「蒼太・・・」

(それでも構わないから、もっと、もっとっ!!)

 “確かめ合っていたい”、“温めて欲しい”とでも言うかのように、白くて小さなその肢体を彼氏の肉体に擦り付け続ける。

 やがてー。

 名残惜しそうに、それでも一度、抱擁を解くと互いの息が掛かるほどの近さで見つめ合い、そのままゆっくりと瞳を閉じて、その唇に唇を重ね合わせた。

「ん、んっ。はむ、あむっ。ちゅ、ちゅ、ちゅぷ、ちゅるっ。ちゅるちゅぷっ。ちゅぷちゅぷっ。ちゅるるる、じゅるるるるるる~っっっ!!!!!」

「ちゅ、ちゅ、ちゅぱっ。ちゅる、れろ、くちゅっ。ちゅるちゅぱっ。じゅるるる、じゅるるるるるる~っ!!!」

 それは先程までのモノよりも、遥かに深くて激しいキスの応酬だった、まるで離れ離れになっていた長い年月を埋めようとするかのように、お互いがお互いにしゃぶり付いて離さない。

 涎と涎を混ぜ合わせて舌と舌とを絡ませ合い、時には相手のベロを音を立てて吸引し、溢れ出てくる唾液を啜る。

「ちゅるちゅる、レロ、くちゅっ。じゅるじゅる、じゅぷぷぷぷ~っ。ぷふぅっ。ふう、ふうっ。そうら、そうらああぁぁぁぁぁっっ!!!」

「・・・・・っ!!!」

 特にメリアリアのそれは一線を画していた、彼氏に理解してもらえたこと、受け入れてもらえたことが何よりも嬉しかった彼女はだから、溜まりに溜まったその思いを余すこと無く爆発させてただひたすらに蒼太を求め、口元に口元を噛み合わせるようにして強く激しく押し付けて来る。

 再び、彼の身体に回した腕に力を込めて、まるでしがみ付くようにすると“息をするのも惜しい”とでも言うかのようにディープなキスを繰り返した。

「そうらっ。そうらああぁぁぁっ❤❤❤❤❤ん、んぶぶぶっ!!?じゅるちゅぱっ、ちゅるるるっ。ぢゅるるるるるるるるるる~っ♪♪♪♪♪ぷふーっ、ふうふう・・・っ!!ん、んぷちゅううぅぅぅぅぅっ。レロレロッ、クチュ、レロッ。ぶちゅうぅぅぅぅぅっ、じゅるじゅるっ。じゅるるるっ、ちゅぷぷぷぷぷぷぷぷ~っっ!!!!!」

 自身の名前を連呼しつつも絶え間なく続く口付けの嵐に、流石の蒼太も一瞬、戦慄を覚えてしまうがー。

 彼が主導権を手放してしまったのは、後にも先にもこの刹那の間だけだった、直ぐさま気を取り直して自身も少女をしっかりと抱き締めると彼女の倍以上の力と勢いで恋人の口内を責め立て始めた。

「じゅぼっ、じゅぼっ、じゅぼっ、じゅぼっ。ぢゅるぢゅる、ぢゅるるるるっ。じゅるるるるるるるる~っっ♪♪♪♪♪ぷふええぇぇぇっ!?ふーっ、ふーっ、ふーっ、ふうぅぅぅっ!!!ん、んぶりゅうううぅぅぅぅぅっっ❤❤❤ぢゅるぢゅる、じゅりゅりゅりゅっ。ちゅぱぢゅぱっ。じゅるるるるるるるるる~~~っっっ❤❤❤❤❤」

(ひゅ、ひゅごいっ。ひゅごいいぃぃぃぃぃっ!!!激しい、深いっ。感じちゃうぅぅぅぅぅっっ!!!唾でっ。唾で溺れりゅうううぅぅぅぅぅっっ❤❤❤❤❤)

 舌先の裏側、奥歯の付け根、そして上顎等メリアリアの感じるスポットの全てを、それも素早く連続して刺激しては、次々と溢れ出てくる大量の唾液をゴクゴクと音を立てて飲み込んで行く。

 勿論、自分だけが味わうのではない、ある時は恋人へと送り込んで嚥下させ、しかもその際中も彼女を決して離す事無く情熱的なキスを続けてメリアリアの意識を蕩けさせて行った。

 やがてー。

「ちゅぷ・・・っ。ぷは・・・」

「・・・・・っぷはああぁぁぁぁぁっ!!?はあーっ、はあーっ、はあーっ、はあー・・・・・っっ!!!!!あ、ああ・・・っ❤❤❤」

「・・・メリー」

 一頻り続いたキスの応酬が終わる頃には、メリアリアはすっかりフラフラになってしまっていた、身体は芯から熱く疼いて感じてしまい、頭がクラクラと来てしまう。

 その小さな口元は二人分の唾液に塗れ、表情はトロトロに蕩けて甘い吐息を繰り返した、季節柄、この時の彼女は黒のカジュアルワンピースに白のスポーツブラを着用していたのだが、密着していた事もあってそれでもハッキリと解るほどにその乳首は勃起しており、ショーツのクロッチは、既に用を為さないほどにグッショリと濡れていた。

「メリー・・・?」

「あうぅぅ・・・」

 まだボーッとしている恋人の名を呼んだ後、一度身体を離してから蒼太はそれらを素早く剥ぎ取ると、自身も着ている衣類を脱ぎ捨てて一糸纏わぬ姿になる。

「はあはあ・・・っ。あ、あうぅぅ・・・っ。蒼太」

「・・・・・」

 少し戸惑い気味の恋人の手を取ると自身に引き寄せ、再びソッと抱き締めた。

 その身体は既に赤く紅潮し始めており、甘い匂いのする汗を、薄らと掻き始めている。

「あ・・・」

「大丈夫、優しくするから・・・」

「・・・ありがとう。蒼太」

 耳元で静かにそう告げられるが正直言って、メリアリアは蒼太のこう言う所も大好きだった、彼氏だからと言って横暴な態度を決して取らずに、それどころか自分をまるで、何も知らない女の子みたいに優しく扱ってくれるのだ。

 それに。

 今は彼氏のこう言う気遣いが、何よりも嬉しかった、と言うのはこの身体になってしまった事で、心配な事があったからだ。

 “自分が処女に戻ってしまったのではないか”と言うのがそれだったのだが、残念ながらと言うべきか何というべきか、彼女が自分で確認する暇(いとま)はとても無かった、最初の内は自分に掛けられた呪いと、蒼太の消息を探ると言う二つの目的で頭がいっぱいになってしまっており、とてものことそれどころでは無かったし、また蒼太に拾ってもらったから後も、暫くは彼と共に居られるだけで満足で、そっち方面で特に不満など無かったからだ。

 ただ。

 ここに来て時々、性欲が顔を擡げるようになり、それと同時に“もしかしたら”と言う疑問に行き当たった、だがその事を確かめる前に蒼太に抱かれる運びとなってしまい、“いきなり激しくされたらどうしよう”と、少し不安になっていたのも事実だったのだ。

「普段だったら、もう前戯しなくても大丈夫だろうけど・・・。もしその。君がまた、ハジメテに戻っちゃったのなら、もう一度ちゃんとするよ?だから心配しないで・・・」

 蒼太も蒼太で何かを感じていたらしく、優しく微笑みながらそう告げるモノの、直ぐに怪訝そうな面持ちとなり、少女に問い掛ける。

「・・・って言うかさ。何で、そんな姿になっちゃったの?」

「う、うん。実は・・・」

 そこでメリアリアは蒼太に全てを話した、クロードとの事やエカテリーナの事、そして自分がどうやってここまでやって来られたのかも。

「・・・女帝エカテリーナ?」

「う、うん。そう名乗っていたわ。・・・そう言えばあいつ、蒼太の事を知っていたみたいだったけど」

「・・・いいや、聞いた事はないな」

 とメリアリアの言葉に、蒼太は本気で首を傾げるモノの彼にしてみればエカテリーナ等と言う名前は一切合切記憶には無く、またそんな風貌の人物にも会った覚えは皆無であった。

「うーん、何者なんだろう・・・」

「それでソイツが黒い玉のような物を投げつけてきたと思ったら、こんな風になっちゃって・・・」

 とメリアリアは少し悔しそうな表情で呟くが、彼女がこんな顔を見せるのは珍しい事であり、よっぽどリベンジしたい相手なのであろう事が伺える。

「・・・だけど存在の、波長までをも変えてしまうアイテムなんて」

「お陰で凄く苦労したのよ!?こっちのマジックアイテムは、軒並み使えなくなっちゃうし、皆には解ってもらえなくなっちゃったし・・・。蒼太だけだったよ、ハッキリと解ってくれたのって・・・!!」

「・・・そっか」

 苦労をしたね、と蒼太は続けるモノの彼にしても他人事ではない、大事な彼女を危険な目に合わせた存在である、女性とは言えども放ってはおけない。

 それにその“波長を変えてしまうアイテム”と言うモノにも興味と言うか、ちょっとした心当たりのようなモノがあった、無論、そんなモノはどんな物語にも、伝説の中にも出て来ないが唯一、可能性があるとすれば、それは“神話”の中だけだ。

(人の世の、どんな場所にはない力やアイテムでも、神々の世界にならば存在し得るかも知れない)

 そう考えた蒼太は改めて異国の少女の姿となってしまったメリアリアに目を向ける。

「僕も、協力するよ。でも取り敢えず、まずは・・・」

「う、うん。解ってる。抱いて?蒼太・・・」

 そう言ってメリアリアは再び身体を預けるモノの、そんな彼女をまたもや自身の膝に乗せて抱き締めると、蒼太は今度は啄むようなバードキスの連続で、もう一度、メリアリアの意識を蕩かせに掛かる。

「ん、んっ。ちゅ、ちゅっ。ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅぶ、ちゅぷ・・・っ。ちゅぱっ、ぷはっ。はあ、はあっ。・・・ねえ蒼太」

「ん?」

「ずっと、気になっていたんだけど。・・・どうしたの?これ」

 暫くはそのまま、夢中になって彼氏とのめくらめく口付けの時間を堪能していたメリアリアだったが。

 ふとその額に付いていた大きな向かい傷に目をやった、普段は前髪で隠されて居るモノの、ここまで近付くと嫌でも目に入ってしまい、気になってしまったのだ。

「ん・・・。昔ちょっと、色々あってね」

「誰かに、付けられたのね!?」

 すると“許さないから”と、今度はハッキリとした憤怒の表情を見せて、メリアリアが言い放った。

「誰がやったのか、知らないけれど・・・。私の蒼太を、こんな目に遭わせた奴なんて、私は絶対に許さない!!」

「メリー・・・」

 “酷いわ”と、涙目になりながらそう告げると、メリアリアはまるで癒やそうとするかのように、そこに何度も口付けを繰り返すモノの、そんな少女の震える背中を、蒼太も蒼太でソッと摩(さす)るように撫で続ける。

 部屋の中には、その音がー。

 口付けと、肌と指の擦れる音がいつ果てるともなく響き渡り、それに交じって互いの熱い息遣いが漏れ聞こえて来た。

 やがてー。

 しばらくそれを続けていると、メリアリアの口付けが徐々に下へと降りてきた、額から眉間、鼻筋、目元、ほっぺた、そして唇へとー。

 それから先はー。

 もう、二人に言葉はいらなかった、二度目の激しいディープキスの応酬が始まって、蒼太とメリアリアとを、いやが上にも昂ぶらせて行った。

 クチュ・・・!!

「あうぅぅっ!?」

 暫くしてー。

 それまでとは違う、卑猥な水音がメリアリアの股間から生じて部屋全体へと拡散して行く。

 蒼太が片手を移動させて、まだ小さな少女の割れ目へと、ちょっとだけ指を入れてみたのだが、まだ愛撫などしてもいないというのにそこはもうビチョビチョであり太腿にまで愛液が垂れて来ている状態だった。

「・・・・・!!」

(・・・なるほど。どうやら感覚と言うか、感度自体はそのままのようだな)

 さっきのキスでも明らかな事だったが今のメリアリアは完全に発情しており、その反応は記憶の中にある彼女のそれと差異は無い。

 だったらまだ何とかなるかもと、蒼太は思った、例え処女に戻ってしまっているのだとしても、破瓜の際の痛みさえ何とかすれば、それほど身体に負担は掛けなくて済むはずだ。

(・・・身体が、感覚を覚えてくれているのならば。大人の僕の“アレ”を入れても、わりかしすぐに馴染んでくれるだろう。だとすればセックスの時もメリアリアにあまり負担を掛けずに済ませられるかも知れない)

「・・・メリー。ちょっとこっちに来て、横になってくれる?」

「う、うん。こう・・・?」

 そう思い立った蒼太は、次にある事を確認するため、彼女をソファに寝かせた上で思い切り股を開かせ、更にサーモンピンク色の秘裂の下側でヒク付いている膣口を、自身の両手で左右にクパァッと広げてみた、すると。

 案の定と言うべきか、入り口から少しの所に何やら白っぽい膜のようなモノが掛かっていて、それ以上奥が見えないようになっていたのだ。

「・・・・・!!」

(やっぱりね・・・)

「あ、あの。蒼太・・・?」

「・・・処女に戻ってるよ。メリー」

「ええっ?」

 やっぱり、とメリアリアも、何処か納得したような面持ちで頷くモノの、だとしたら“濡れているから”と言っていきなり性交を始めなくて本当に良かった。

 何故ならば成長した蒼太のそれは一般的な成人男性のモノよりも遥かに大きくて、勃起した時の長さが24、5cmもあり、その直径も4、5cmはあった、太さも硬さも申し分なし、まさにビッキビキのバッキバキであったのだ。

 対するメリアリアは、謎のマジックアイテムによって子供の姿(しかも処女!!)に変えられてしまっている、如何に感覚が残っているからと言ってもこのまま行ったら破瓜の痛みはそれなりのモノになるだろう。

「・・・大丈夫だよ、メリー」

「う、うん。私頑張る。だから蒼太も・・・」

「ううん、そうじゃなくて」

 と蒼太は続けた、“ちゃんと解すから”とそう言って。

「ある程度、解れれば痛みも半減すると思うんだ、頑張ってやってみるよ」

「う、うん。有難う蒼太・・・」

 恋人からのその言葉に、蒼太は明るく笑って頷くと、まずは彼女の様子を確認しながら割れ目に沿ってなぞったり、指を滑らすようにしてその周辺、即ち大陰唇を何度も何度も撫で回す。

 次に親指と人差し指とで既に包皮の剥けているクリトリスをソッと摘まんで扱いたり、捏ねくり回すようにした。

「ん、んんっ。んああああっ!?」

 するとまだ、本格的な愛撫など始まっていないにも関わらずにメリアリアから切な気な吐息が漏れて、その身がピクピクと戦慄き始める。

 既に発情しきってしまっていたメリアリアの身体は剥き出しの性感帯に覆われてしまっており、彼氏から与えられる刺激に対して鋭敏に反応するようになってしまっていたのだが、それを見た蒼太は今度は処女膜を傷付けないように注意しながらも、ヒクヒクと収縮を繰り返している女性器内部へと指を入れて、その入り口周辺をグリグリと掻き回すようにしたり、時折中指と人差し指とで少し奥までをソッと、ソーッと左右に広げるようにした。

「あうぅぅぅっ!?あん、あんっ。ひゃうっ!!」

「・・・メリー、感度良いね。このまま行けば身体も直ぐに馴染んでくれそうだ」

「はあはあっ!!・・・そ、そんなこと無いぃぃぃ・・・っ。あああっひいいぃぃぃぃぃぃっっ!!?」

 何事か言い掛けたメリアリアだったがしかし、蒼太はお構いなしに前戯を続けて彼女の心と体とを解きほぐしていった、蒼太の愛撫は力強くて優しくて、動きに少しも無駄が無い。

 まるで楽器を奏でるように軽快な、しかし丁寧なリズムとテンポで膣口を“これでもか”と言うほどに弄(まさぐ)り続けて来る。

 時々、“ピリッ”とする痛みを感じる事もあるにはあったがそれも僅かな間の出来事だったし、それに段々と自分でも入り口付近やちょっと入った所までが、つまり処女膜周辺が、“広げられている”と言うのは実感出来るようになっていった。

「はうぅぅぅっ!?ひゃぁっ、ひゃうっ。ああん、ああああ・・・っ!!!?くはぁっ。はあはあ・・・っ。あ、あああっ!?あああんっ。きゃうぅぅっ、ひん、ひゃうぅぅぅ・・・っ!!!」

 少女の透明感のある、それでいて甘ったるい嬌声が、部屋中にこだまするが事実としてメリアリアは、この時既に何度か軽く達してしまっていた、蒼太にアソコを弄(いじく)られている内に次々と感じて昇り詰めていたのだ。

 凜とした可憐なその顔は快楽に歪み、白くて小さなその身体もまた、大粒の汗に塗れていた。

 特注の二人掛けカウチソファは、垂れてきた愛液でベチョベチョになっており、座席の部分に大きな染みが滲む。

「ひゃう、はんっ。ああああ~っ!!?ああああああ・・・っ!!!ぷはぁっ、はあはあ・・・っ!!!あああん、ダメッ。見ちゃダメッ。あああん、あうっ!?ひゃあっ!!!」

 それでも蒼太は少しも手を休める事をせずに、ただひたすらに恋人の膣内(なか)を掻き回し、伸ばし、和らげる。

 その手つきがメリアリアをして極度に感じさせていることは知ってはいたものの、身体を解さなければならない都合上、この性感マッサージを止める訳にはいかなかった。

「はあはあ・・・っ!!あああっ!?来ちゃう、来ちゃうよっ。蒼太っ。蒼太ああぁぁぁ・・・っ❤❤❤ふはあぁぁっ。はあはあ・・・っ!!あうう、気持ち良いっ。気持ち良いいぃぃぃっっ!!!」

 絶え間なく続くソフトタッチに、ビクビクと反応しながらもメリアリアはそれでも満たされた気持ちでいっぱいになっていた。

 蒼太がいなくなってからと言うもの、寂しさを紛らわせる為につい彼の事を、そして彼との事を反芻させて自慰に耽った事だってあったがしかし、自分でするのと彼氏にしてもらうのとではやはり、その気持ち良さと心地好さとが全然違う。

 “好きな人に触れてもらえるのってこんなにも嬉しいモノだったんだ”、“こんなにも気持ち良いモノだったんだ”と、心の底から思い知らされた彼女はだから、全神経をそこへと集中させて、久方振りの恋人の指先の感触を全身全霊で確かめる。

「はあっ、ひゃんっ。あはあぁぁぁぁぁ・・・っ!!?くはあぁぁっ。はあはあ・・・っ!!あうぅぅっ。ひぐ、あんっ。あああっ、あっひいいぃぃぃぃぃぃっ!!!!?」

 不意にそれまで喘いでいたメリアリアが一際甲高い悲鳴を挙げるが蒼太が手で女性器を刺激する傍ら、胸のポッチへと吸い付いて舌先で転がし始めたのだ。

「あぁぁぁあああぁぁぁぁあああっ!!?はあはあっ、あん、はんっ。あひゃああぁぁぁぁぁぁっ❤❤❤❤❤」

「・・・メリー、胸も弱かったもんね。こうされるだけでイッちゃってた」

「はあはあっ。ち、違うもん」

「・・・?何が違うのさ」

「そ、蒼太が、そう言う風にしたんだもん・・・。あきゃあああぁぁぁぁぁっ❤❤❤❤❤」

 その言葉に、可愛らしさを覚えてしまった蒼太は再び胸へと吸い付くと、その小さな蕾を唇で挟んでチュパチュパと吸引したり、歯をソッと立てて優しく甘噛みしたりする。

 それだけではない、乳輪に沿って舌を這わせ、熱く痼(しこ)った乳首の先端を、舌先で捏ねくるようにした。

「ああんっ。あひ、ひゃあっ!?きゃうぅぅぅぅぅ・・・っ❤❤❤ぷはぁっ、はあはあ・・・っ!!あああっ!?あん、ひんっ。ひゃうぅぅぅぅぅっ!!」

 それと呼応するようにしてトロトロの膣口を指で弄り、処女膜を含めた入り口周辺を、丁寧に丁寧に解すようにするモノの、やがて意を決したかのように、指を少し奥にまで入れて、処女膜にチョンと触れてみた。

「ひんっ!!」

「・・・痛い?」

「う、うん。ちょっと痛いかも・・・」

「ゴメンね、もう少し解すから・・・」

 そう言うと蒼太はまた入り口から少し入った場所までを入念に、丹念に弄り始めて膣内を左右に伸ばすように、広げるようにする。

 それと同時に乳首への愛撫も続行し、時には女性器内から指を引き抜き、代わりにクリトリスを集中して刺激するようにした。

「はうぅぅぅぅぅっ!?ひゃっ、ひゃあっ。あん、ひんっ。ダメエェェ、それダメ・・・ッ!!!あうぅぅっ!?はあはあっ!!あひゃっ!?ひゃうううぅぅぅぅぅっ、ひうううううぅぅぅぅぅぅぅぅっっ❤❤❤❤❤」

 強まったその快感に、メリアリアは更に激しく身悶えるが彼女はただ感じてよがっていただけでは無かった、久方振りのエッチに恥じらいを覚えて人知れず悶絶していたのだ。

 特に乱れている自身の顔を、彼氏にとは言えども見られたくないのだろう、時折両手で覆うようにしたり、口元を手で抑えて声を堪えようとするモノの、その内に、これまでに無いほどの強さで叫んだかと思うと腰をクンッと突き上げる。

 それと同時に。

「はあぁぁぁぁっ。はあはあ・・・っ❤❤❤」

「あははっ、可愛いね。メリー・・・!!」

 秘裂の中から飛沫が上がり、周囲にプシャアァァーッと飛び散って行くモノのそうだった、メリアリアは一定以上感じると秘部から潮を吹き上げる体質だったのだ。

 勿論、そうなったのは幼い頃に繰り返されたエッチで蒼太が散々にねちっこく、アソコを弄くり回したからだがどうやらそれはこの身体になってしまっても変わらなかったらしい。

「・・・気持ち良くなれてるんだね?メリー」

「はあはあっ、あうぅぅ・・・っ。そ、蒼太・・・!!」

「ん・・・?」

「お願いだからぁ・・・っ。早くちょうだいぃぃっ、もう我慢できないのおぉぉぉっ!!!」

「・・・でも」

「お願いだから、早く来てっ。私の二度目の処女をもらってええぇぇぇぇぇっっ❤❤❤❤❤」

「・・・解った」

 そう言って涙ながらに訴える恋人の様子から、“これ以上、焦らすのは無理だ”と判断した蒼太は一度女性器から指を離すとそこにベットリと付着していた体液をチュパチュパと舐め取ってから、股間を開かせたままで彼女を正面を向いて座らせる。

 ギンギンに勃起している自身の剛直を手で持つとその先端を膣口へと宛てがい、一呼吸置いてからゆっくりと挿入を開始した。

「・・・~~~~~~~っっっぎいいいいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!?」

 それは刹那の出来事だったが鋭い痛みが全身を駆け抜けて行き、体中が思わず硬直する。

 類い稀なる硬さと太さを誇る蒼太のイチモツは、まずは秘裂のすぐ内側にある処女膜へと到達するとそれをアッサリとぶち破って奥へ奥へと侵入して行った。

 あまりのその大きさに下腹部はその形へとプックリと膨れ上がり、膣壁が限界までこじ開けられて凄まじい圧迫感と息苦しさとが彼女の全てを支配した。

「あぁぁぁあああぁぁぁぁぁああああああ・・・・・・っっっ!!!?かはあぁぁっ。はっ、はっ、はっ、はっ。はあっ、はあっ、はあっ、はあぁぁぁ・・・っ!!!」

 やがて子宮口にまで到達したそれは、最深部分をゴツンと叩いてようやく止まるがこの時、蒼太の剛根はそれでも根元までは収まりきらずに半分近くが露出したままとなっていたのだ。

 生殖器は完全に潰れて拉(ひしゃ)げ、体内のより内側にまで追いやられる。

 結合部からは赤い鮮血が滲み出ており、彼氏に無事に二度目の処女が捧げられた事を物語っていた。

「かはーっ、はあっ、はあっ、はあっ、はあっ。はぁ、はぁ、はぁ、はあぁぁ・・・っ!!!」

「大丈夫?メリー・・・」

「はぁっ、はぁっ!!だ、大丈夫、大丈夫だよおぉぉぉ・・・っ。ひゃあああぁぁぁぁぁっ!!?」

 そう声を掛ける傍ら、蒼太は直ぐさま昔のように、結合を利用して房中術の要領で、自らの気を少女の子宮へと送り込むがこの時、メリアリアの身体には不思議な事が起こっていた。

 なんと短時間の内にみるみる痛みが引いて行き、変わって圧倒的な快楽が身体の奥から溢れ出して来る。

「あああっ!?そ、蒼太っ。蒼太ああぁぁぁっ❤❤❤❤❤」

「・・・もう痛みは無いようだねメリー、じゃあこれから本気で動くよ?」

「はあはあっ。う、うん。いいよ、来て蒼太、いっぱい愛して・・・っ。あぁぁぁあああぁぁぁぁぁああああああっっっ❤❤❤❤❤❤❤」

 そんな恋人の反応から、もう殆ど身体への負担は無いと確信した蒼太は、昔のように腰を前後させ始めてその自慢のイチモツで彼女の膣内(なか)を、思う存分貫き始めた。

 と言っても何も我武者羅(がむしゃら)に女性器を突きまくった訳では無い、陰茎を子宮口奥まで突き込んだまま、内股の筋肉を小刻みに収縮させて敏感なPスポットを、素早く連続して刺激したのだ。

「あっ❤あっ❤あっ❤あっ❤あんっ、あんっ❤❤❤ああぁぁぁっ!!!?ああああああああああっっっ❤❤❤❤❤」

 鍛えられているために力も強く、また人並み外れた巨根の持ち主でもある蒼太は、これでもアクメに昇るのに十分な程の圧力と衝撃とをメリアリアのポルチオ性感帯に与える事が出来た、少女の口からは、それまでに無いほどの強さで嬌声が漏れ始め、お腹が奥からボコボコと痙攣して激しい絶頂に見舞われていることを、蒼太にハッキリと知らしめた。

「はあっ、はあっ。あああんっ❤❤❤良いよぅ、蒼太ぁっ。凄く良いいぃぃぃぃぃ~・・・・・っ❤❤❤❤❤くぱぁっ。はあっ、はあっ!!あああぅっ、まらイグ、イッぢゃうっ。イグウウゥゥゥ・・・・・ッッ❤❤❤❤❤くひいぃぃっ。はあっ、はあっ!!」

 事実として、この時彼女は一突き毎に深く達してしまっていた、目の前がチカチカと明滅して頭の中がスパークし、身体がフワッと浮き上がるような、不思議な感覚に襲われる。

 体温が急上昇して全身が赤く染まり、甘酸っぱい匂いの汗を引っ切り無しに滴らせた。

「ん、んちゅっ。ちゅる、ちゅぷっ。ぷふー、はあっ、はあっ。あああん、蒼太っ。蒼太、蒼太、蒼太、蒼太、蒼太蒼太蒼太蒼太蒼太ああぁぁぁぁぁ~・・・・・・っっ❤❤❤❤❤❤❤ぷはぁっ。はあっ、はあっ!!ん、んちゅ。ちゅる、ちゅぷっ。じゅるるる、じゅるるるるるるるる~っ❤❤❤❤❤」

 打ち続く彼氏との激しい愛欲の性交に、感極まってしまったメリアリアは堪らなくなってその鋼鉄の肉体にしがみ付く。

 イキまくりながらも名前をひたすら連呼してキスを強請り、白くて華奢なその肢体を、擦り付けるようにするモノの、それを見た蒼太は腰の動きに緩急強弱を付けて円運動を加え、中を抉るようにした。

「あひっ!?おふっ。ふおぉぉぉっ!!!ふんおぉぉぉぉおおおおおおっっ❤❤❤❤❤しゅごいぃっ。しゅごいよ、蒼太のオチンポッ。お腹の中にまで入ってるみたいだよおおおぉぉぉぉぉっっっ!!!!!」

 遥かに強まったその悦楽に、メリアリアが絶叫するモノの蒼太は少しも休むこと無くストロークを継続させて、少女の全てを刺し貫いた、つい先程まで処女だったはずのその女性器は、今や完全に彼の形に拡張しきり、厚さを増した膣壁がゾワゾワ、キュッキュッと蠢いて男根を食い締めて来る。

 律動の度に結合部からはチュプチュプ、ブチュッと卑猥な水音が響き渡り、時折プシャアァァッと潮が噴き出して来て互いの身体と周囲を濡らした。

「あああイグイグッ、イッぢゃうっ。まらイグッ。イッグウウウゥゥゥゥゥ・・・・ッッッ❤❤❤❤❤❤❤ふああぁぁぁっ!?はぁーっ、はぁーっ、はあはあはあはあっ❤❤❤あああ、蒼太っ。蒼太あああぁぁぁぁぁ~・・・・・っっっ❤❤❤❤❤❤❤くひいぃぃっ。はあっ、はあっ、はあっ、はあぁぁぁ・・・っ❤❤❤」

(はあはあっ。チ、チンポチンポッ、蒼太のオチンポォッ。熱くて硬くてぶっ太くてえぇぇぇっ。堪んないよぉっ、気持ち良いいよおおおぉぉぉぉぉっっっ❤❤❤❤❤)

 最大の性感帯である、子宮口奥を“これでもか”と言うほどガン突きされて、少女は恐ろしい勢いで達し続けた。

 その意識は朦朧となり、瞳は半分、白眼を剥くが、それでも彼氏に抱き着いたまま決して離さず、それどころか“もっと感じていたい”、“1つになりたい”とでも言うかのように、蒼太の腰の動きに合わせて自らも腰を振りたくる。

 互いの律動が合わさると、得も言われない程の激しい愉悦が身体の芯から沸き上がり、少女の全てを支配した。

「はへーっ、はへーっ、はへーっ、はへええぇぇぇ・・・っ❤❤❤あああっ!?飛んじゃう、もうラメッ。頭飛んじゃうううぅぅぅぅぅ~・・・・・っっっ❤❤❤❤❤」

「はあはあっ。メリー、僕も一発イクウウウゥゥゥゥゥッッ!!!!!」

「うっぎゃあああぁぁぁぁぁぁっっっ❤❤❤❤❤❤❤❤」

 何十回目かの恋人の絶頂に合わせて蒼太もまた、溜まりに溜まった濃厚な精を一気に吐き出すモノのその瞬間、子宮が強い勢いで“ズドン”と撃ち抜かれる衝撃を、メリアリアはハッキリと感じていた、それは莫大な快楽となって少女の全身を上下に貫き、脳幹で爆発する。

 限界を超えた快感に、メリアリアは意識を吹き飛ばされてしまい、涅槃の内へと追いやられて行くがー。

 異変はそのすぐ後に起きた、彼女が気を失ってしまった直後に少女の身体が光り輝き、髪の毛の色が変化してそのボリュームが増す。

 手足が伸びて身体も大人のそれとなり、顔も蒼太の良く知っている、恋人のモノとなった。

「メ、メリー・・・!?」

 やがて、その光の嵐が収まった時ー。

 目の前に横たわっていたのは、紛れもなく“メリアリア・カッシーニ”その人だったのだ。

 波長も何もかもが正常に戻った彼女の姿を、流石の蒼太も最初の内はただ呆然と見つめるしか出来なかった、しかし。

 結合部から逆流してきた精液と愛液の、混ざり合った白濁液に含まれている赤い血潮が確かに、彼女の二度目の処女までもが蒼太に捧げられた事を物語っていた。

ーーーーーーーーーーーーーー
 今回は第二章始まってからの、初めてのエッチですので結合してからのセックスの描写等が少しライトなモノになっています。

 次の回ではもうちょっと踏み込みたいな、と思っています。

 その内に、蒼太に子供の姿のメリアリアとの子宮姦をさせてみたいですね、メリアリアに“おほぉっ!?”とか言わせてみたい。
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