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運命の舵輪編
再会
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蒼太は何故、メリアリアの事が解ったのでしょうか。
第一章の最終話でも書きましたが、それは“魂同士が深く結び付いているから”に他なりません、強い絆で連結していた彼等の魂が出会った瞬間に、共鳴現象を引き起こしたのです(それを瞬時に聞き分けるだけの、研ぎ澄まされた感性を蒼太が有していたから、と言うのも勿論ですが)。
それがある種の直感となって蒼太に降って来たのですが、それだけではありません。
まだ幼い時分から肉体関係を結ぶ等お互いに惹かれ合い、相手への思い入れも強かった二人は肉体的にも精神的にも、まさに全身全霊で互いの波動を感じ合って深い部分まで記憶していました、それが呼び覚まされたんですね。
その他にも2つほど、大切な理由があるのですが、これを話すと壮大なネタバレになってしまうため、今はまだ話せません。
ただし“どうして蒼太が魂の深い部分の声を聞けたのか”、また繋がっているから当たり前と言えば当たり前なのですけれども、それを差し引いても“どうして蒼太がメリアリアの魂を、キチンと見抜く事が出来たのか”と言う疑問の答えに当たります、とだけ申し上げさせていただきます。
それは追々、語られる事になるでしょう。
ーーーーーーーーーーーーーー
遥か東の果てを目指す、とは言ったモノの、メリアリアにはつてが有るわけでも宛てが有るわけでも決して無かった。
しかも、身体が変化して波長も変わってしまった為に、支給されているアイテムは勿論、法力で発動する万国共通ビザも、マジックパスポートも使えなくなってしまったのだ。
要するに身分が無くなってしまったのだが幸いにして預金通帳とカード、そしてアルヴィン老師がくれた国際通行許可証とプラチナビザが手元に残っていた為に、これらを駆使して何とか国を跨いで旅をすることが出来た。
ただ東の果てを目指すとは言っても実際には何処に行けば良いのかが解らなかった。
東の果てに目を向けると島国と言うのは幾つかあって、その内の何処に自分の呪いを解く手掛かりがあるが有るのか、と言うことの判別が今一付けられずにいたのだ。
それにー。
(蒼太・・・!!)
とこの少女は自身の思い人へと意識を向けるが彼が崖から落ちるのを目の当たりにしているというのに、それでも彼女は“蒼太が死んだ”、等とは未だに信じられなかった。
それどころか心の何処かでは“生きているのではないか”と、そんな感じがしてならなかったのであるが、だからこそ謎の女性、エカテリーナの口からその名が漏れた際にはつい反応して隙を見せてしまった。
それだけではない、戦闘が終わった後もずっと蒼太の名前は彼女の中で反復して鳴り止まず、その度にメリアリアの胸は徐々に高鳴りを覚えて行ったのだが事実としてメリアリアは少年の事が忘れられなかった。
だから、あの後ー。
蒼太がいなくなってしまった後に、自分に言い寄って来る男も何人かいたのだが、その全てを断り、時には一蹴して退けていたのだった。
それだけ、蒼太と共に過ごした時間は濃密であり、また絆も深いモノがあったのだがそんな彼との事を思い返していた時に突然、ある思いが湧いて来た、“大八洲に、行ってみよう”と。
“大八洲皇国”、またの名を日本皇国とも呼ばれるこの国は古からの歴史を要する国であり、蒼太の故国でもあった、それに民主主義的性格の強い、ブリテン式の立憲君主制を採用していて、その辺りもガリア帝国に近い所があったから、メリアリアにとっては行きやすい国である、と言えたのだ。
「君の運命が、待っている」
アルヴィンはそう言った、自分の運命と言われてメリアリアが思い浮かべるのは一人しかいない。
(蒼太に、会えるかも知れない!!)
そう思うといても立ってもいられずに急いで路銀を用意して故国を後にするものの、だがしかしその道中は、決して楽なモノでは無かった、勿論、子供だと思って親切にしてくれる人も大勢いたのだが、中には財布を盗んでやろう、ちょっとからかってやろう、等と考える輩もいて、そう言った面々から身を守らなければならなかったのである。
何とか大八洲に辿り着いて後も行く当て等、何処にも無くて、それでも自身に掛けられている呪いを解く手掛かりと、そして何よりも蒼太の事を探し求めて各地を旅して回る間に用意してきた貯金もすっかり使い果たしてしまい、遂には帰るに帰れなくなってしまった。
(このままじゃ飢え死にしちゃう・・・!!)
それでも足りずに数日間、飲まず食わずでお腹を空かせていたメリアリアはようやくにしてここ、皇国の実質的な皇都である“東京”の衛星都市、“新宿”において蒼太と再会する事が出来たのだ。
「蒼太!!」
と衣服がすっかり汚れていたにも関わらずに、メリアリアは思わず彼に抱き着いてしまっていた、それだけ彼の事を求め、彼の事だけを考えていたのである。
蒼太は、相変わらず優しかった、ちょっと面倒くさがりと言うか偏屈な所もあったけれど、それでもメリアリアにとっては苦にならなかった、まるで昔に戻った気がして、お小言を言うことさえも楽しかったのだ。
それに再会した蒼太は落ち着いた雰囲気のある、想像以上にいい男になっていた、顔は精悍さが出て来て背は高く伸び、体付きもガッシリとしたモノになっていた。
筋肉は発達して力強く、骨格も頑丈で体幹も揺るがない。
声は太く低くなり、名前を呼ばれる度に一々ドキドキとして止まらなくなってしまう。
(ここに来て良かった・・・!!)
メリーニとして生きながら、メリアリアは素直にそう思った、そう思ったがしかし、自分の正体は中々言い出せずにいた、言えばこの幸せが壊れてしまうのではないか、と思い、それが怖くて言い出せなかったのだ。
“蒼太は、自分の事を怒っているのではないか!!?”、“果たして自分は蒼太に許してもらえるのであろうか”。
彼女の中では未だにあの、大演習での事故の事が、そこに至るまでの日々の事が尾を引いており、それが不安と言うか一種の恐怖、トラウマとなってメリアリアを縛り付けていたし、それに第一として。
蒼太が自分の言うことを、信じてくれるかどうかも解らなかった、あの時の事情も説明しなければいけないが、何よりもかによりも、自分がこの姿になってしまった経緯も話さなくてはならないのだ。
勿論、彼女なりに何度か勇気を出して説明しようとしたこともあるにはあったが、結局はタイミングが悪かったり、言いたいことが上手く纏められなかったりして余計に話すに話せなくなってしまっていた、それに事実として、仲間内でも誰もが自分の事を解ってはくれなかったのに、蒼太に果たして解ってもらえるだろうかと、仮に解ってくれたとしても、それでも“ここに居て良い”と言ってくれるだろうかと、それも疑問であり不安であり、恐怖だったのである。
第一章の最終話でも書きましたが、それは“魂同士が深く結び付いているから”に他なりません、強い絆で連結していた彼等の魂が出会った瞬間に、共鳴現象を引き起こしたのです(それを瞬時に聞き分けるだけの、研ぎ澄まされた感性を蒼太が有していたから、と言うのも勿論ですが)。
それがある種の直感となって蒼太に降って来たのですが、それだけではありません。
まだ幼い時分から肉体関係を結ぶ等お互いに惹かれ合い、相手への思い入れも強かった二人は肉体的にも精神的にも、まさに全身全霊で互いの波動を感じ合って深い部分まで記憶していました、それが呼び覚まされたんですね。
その他にも2つほど、大切な理由があるのですが、これを話すと壮大なネタバレになってしまうため、今はまだ話せません。
ただし“どうして蒼太が魂の深い部分の声を聞けたのか”、また繋がっているから当たり前と言えば当たり前なのですけれども、それを差し引いても“どうして蒼太がメリアリアの魂を、キチンと見抜く事が出来たのか”と言う疑問の答えに当たります、とだけ申し上げさせていただきます。
それは追々、語られる事になるでしょう。
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遥か東の果てを目指す、とは言ったモノの、メリアリアにはつてが有るわけでも宛てが有るわけでも決して無かった。
しかも、身体が変化して波長も変わってしまった為に、支給されているアイテムは勿論、法力で発動する万国共通ビザも、マジックパスポートも使えなくなってしまったのだ。
要するに身分が無くなってしまったのだが幸いにして預金通帳とカード、そしてアルヴィン老師がくれた国際通行許可証とプラチナビザが手元に残っていた為に、これらを駆使して何とか国を跨いで旅をすることが出来た。
ただ東の果てを目指すとは言っても実際には何処に行けば良いのかが解らなかった。
東の果てに目を向けると島国と言うのは幾つかあって、その内の何処に自分の呪いを解く手掛かりがあるが有るのか、と言うことの判別が今一付けられずにいたのだ。
それにー。
(蒼太・・・!!)
とこの少女は自身の思い人へと意識を向けるが彼が崖から落ちるのを目の当たりにしているというのに、それでも彼女は“蒼太が死んだ”、等とは未だに信じられなかった。
それどころか心の何処かでは“生きているのではないか”と、そんな感じがしてならなかったのであるが、だからこそ謎の女性、エカテリーナの口からその名が漏れた際にはつい反応して隙を見せてしまった。
それだけではない、戦闘が終わった後もずっと蒼太の名前は彼女の中で反復して鳴り止まず、その度にメリアリアの胸は徐々に高鳴りを覚えて行ったのだが事実としてメリアリアは少年の事が忘れられなかった。
だから、あの後ー。
蒼太がいなくなってしまった後に、自分に言い寄って来る男も何人かいたのだが、その全てを断り、時には一蹴して退けていたのだった。
それだけ、蒼太と共に過ごした時間は濃密であり、また絆も深いモノがあったのだがそんな彼との事を思い返していた時に突然、ある思いが湧いて来た、“大八洲に、行ってみよう”と。
“大八洲皇国”、またの名を日本皇国とも呼ばれるこの国は古からの歴史を要する国であり、蒼太の故国でもあった、それに民主主義的性格の強い、ブリテン式の立憲君主制を採用していて、その辺りもガリア帝国に近い所があったから、メリアリアにとっては行きやすい国である、と言えたのだ。
「君の運命が、待っている」
アルヴィンはそう言った、自分の運命と言われてメリアリアが思い浮かべるのは一人しかいない。
(蒼太に、会えるかも知れない!!)
そう思うといても立ってもいられずに急いで路銀を用意して故国を後にするものの、だがしかしその道中は、決して楽なモノでは無かった、勿論、子供だと思って親切にしてくれる人も大勢いたのだが、中には財布を盗んでやろう、ちょっとからかってやろう、等と考える輩もいて、そう言った面々から身を守らなければならなかったのである。
何とか大八洲に辿り着いて後も行く当て等、何処にも無くて、それでも自身に掛けられている呪いを解く手掛かりと、そして何よりも蒼太の事を探し求めて各地を旅して回る間に用意してきた貯金もすっかり使い果たしてしまい、遂には帰るに帰れなくなってしまった。
(このままじゃ飢え死にしちゃう・・・!!)
それでも足りずに数日間、飲まず食わずでお腹を空かせていたメリアリアはようやくにしてここ、皇国の実質的な皇都である“東京”の衛星都市、“新宿”において蒼太と再会する事が出来たのだ。
「蒼太!!」
と衣服がすっかり汚れていたにも関わらずに、メリアリアは思わず彼に抱き着いてしまっていた、それだけ彼の事を求め、彼の事だけを考えていたのである。
蒼太は、相変わらず優しかった、ちょっと面倒くさがりと言うか偏屈な所もあったけれど、それでもメリアリアにとっては苦にならなかった、まるで昔に戻った気がして、お小言を言うことさえも楽しかったのだ。
それに再会した蒼太は落ち着いた雰囲気のある、想像以上にいい男になっていた、顔は精悍さが出て来て背は高く伸び、体付きもガッシリとしたモノになっていた。
筋肉は発達して力強く、骨格も頑丈で体幹も揺るがない。
声は太く低くなり、名前を呼ばれる度に一々ドキドキとして止まらなくなってしまう。
(ここに来て良かった・・・!!)
メリーニとして生きながら、メリアリアは素直にそう思った、そう思ったがしかし、自分の正体は中々言い出せずにいた、言えばこの幸せが壊れてしまうのではないか、と思い、それが怖くて言い出せなかったのだ。
“蒼太は、自分の事を怒っているのではないか!!?”、“果たして自分は蒼太に許してもらえるのであろうか”。
彼女の中では未だにあの、大演習での事故の事が、そこに至るまでの日々の事が尾を引いており、それが不安と言うか一種の恐怖、トラウマとなってメリアリアを縛り付けていたし、それに第一として。
蒼太が自分の言うことを、信じてくれるかどうかも解らなかった、あの時の事情も説明しなければいけないが、何よりもかによりも、自分がこの姿になってしまった経緯も話さなくてはならないのだ。
勿論、彼女なりに何度か勇気を出して説明しようとしたこともあるにはあったが、結局はタイミングが悪かったり、言いたいことが上手く纏められなかったりして余計に話すに話せなくなってしまっていた、それに事実として、仲間内でも誰もが自分の事を解ってはくれなかったのに、蒼太に果たして解ってもらえるだろうかと、仮に解ってくれたとしても、それでも“ここに居て良い”と言ってくれるだろうかと、それも疑問であり不安であり、恐怖だったのである。
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