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お弁当と母乳薬
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“セントヘレナ騎士学院”には初等部から高等部、大学院に至るまで給食というモノが存在しない。
そのため在校生は家からお弁当を持ってくるか、購買部で適当に何かを見繕って食べるかを選択してそれぞれに昼食や、或いはおやつを摂っていた。
蒼太もご多分に漏れず、弁当を持ってくるか、そうで無いときは購買部まで赴いてパンを買ってくるか、と言う日常を送っていたのだが、そんな蒼太の為にメリアリアはよくお弁当を作って持ってきてくれていた、“蒼太はちゃんと食べてくれるから”と言って。
特に中等部に上がった辺りからそのレパートリーは増えて行った、内容としては主に手作りのサンドイッチやパスタ、ピッツァなどがそのレイアウトの代表例だったが時折和食の献立を作って来てくれる時もあったのだ。
その日もそうだった、蒼太にお弁当を差し出すと“屋上で食べましょう”と言って彼氏を廊下へと連れ出した。
「わたしの作るお弁当、そんなにおいしい?」
「ああ、最高だよ。購買部のパンもおいしいんだけど、メリーのと比べると問題にならないよ」
「うふふ、そうなんだ。そこまで言って貰えるなら頑張って作って来た甲斐があるわね」
そう言ってメリアリアは頬を赤めながら、とても嬉しそうな顔をする。
彼女にとって蒼太と過ごす時は何物にも勝る宝物だった、こんな日常がいつまでも続けば良いのにと、心の底から希ってしまう。
「でもメリー、僕の好物をよく覚えていてくれたね」
「シャケの西京漬けでしょ?ピリ辛高菜でしょ?紫蘇唐揚げでしょ?ちゃんと覚えてるもの。だけど良かったわ、蒼太の好物が昔から変わっていなくて安心したわ」
そう言うとメリアリアはその日のお弁当を蒼太に渡した。
「食べながらでいいから聞いてくれる?ねえ蒼太。今日も家に来てくれるでしょ?」
「ぱくぱく・・・。うん、お邪魔させてもらうよ」
「・・・嬉しいっ❤❤❤」
そう言うとメリアリアは期待に胸を膨らませる。
「今日はその・・・。一体何をしてくれるの?」
「うん、メリーにちょっと渡すモノがあるんだ」
「渡すモノ・・・。なあに?」
「今渡しちゃっても良いのかな・・・」
そう言って蒼太が取り出したのが二つの小瓶に入っている緑色の液体だった、飲み薬だろうか、上のコルク栓にはしっかりと封がされていてまだ一度も開けられていない事を物語っている。
「それは?」
「これは飲み薬なんだ。ほら、僕たちいつも異空間に入っているだろ?いつもアソコに入ってばかりだと僕たちだけが不自然に歳をとってしまう、それを抑制するための薬だよ」
蒼太が説明するがその薬はどうやら飲み込むと一定期間細胞の中にあるテロメアに働き掛けて細胞が分裂した後の染色体が減少するのを阻止する働きがあるらしい。
「細胞分裂が進むとその分、老化が早くなるからね。それは何故かと言うと染色体が減少してしまうからなんだけど、これはその減少を止めてくれる薬なんだ」
「・・・凄いじゃない」
メリアリアは素直に驚愕した、それが事実ならば人類はとっくに不老不死を実現していると言うことになるからだ。
「あくまで一定期間の間だけだよ、それにこの薬には副作用があるんだ」
「・・・副作用?なに?」
「男性が飲んでも問題ないんだけど・・・。女の子が飲むと人によっては母乳が出るようになってしまうらしいんだ」
「ぼ、母乳?つまりそれって・・・。おっぱいってこと?」
メリアリアの言葉に蒼太は無言で頷いた、“そう言う体質の人はってだけだよ”と付け加えて。
「全員が、なるわけじゃないんだけど・・・。おっぱいが出るようになっちゃうらしいんだ」
「・・・・・」
「それでも、飲んでくれる?」
「・・・蒼太は飲んで欲しいんだよね?」
「うん、飲んで欲しい」
メリアリアの言葉に蒼太は強く頷いた、自分とメリアリアの二人だけの時間が流れるのは良いとしても折角拡張された時間の中で過ごしているのに、その分老化も早まるなんてことは絶対に避けたい。
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・解ったわ」
メリアリアが頷いた、“わたし、飲むわ”とそう言って。
「わたし、もっと蒼太と二人きりで過ごしたいわ。早くおばあちゃんになっちゃうなんて、ちょっともったいない気もするもの!!」
「・・・ありがとう」
蒼太はそう言って、しかしその場での服用は避けるようにメリアリアに告げる。
「何かあっても大丈夫なように、異空間に入ったら使おう。そうすれば母乳が出たって大丈夫さ。僕が全部飲んであげるよ」
「も、もう蒼太ったら。一体何を言っているの!?」
と顔を赤らめつつもメリアリアはそう返すがその表情は満更でも無さそうだった、青空色のその瞳にも照れたそれ以外にもある種の喜びの色が浮かんでいる。
「でも蒼太、もしわたしが本当に母乳が出るようになったなら、わたしのことをお嫁さんにもらって欲しいな!!」
「うん、いいよ」
「え・・・っ?」
突然発せられたメリアリアの一言に、蒼太は間髪入れずにそう応えた、“全然いいよ、責任取るから”とそう言って。
「だからその。安心してよ、メリアリアがどんなになっても、どこにいっちゃったとしても必ず探し出して一緒になるから、見つけ出すから!!」
「蒼太・・・!!」
“だから心配しないで?”と優しく語り掛けて来る蒼太にメリアリアの瞳から、思わず涙がこぼれ落ちた、“どんなになってもいい、何処に行っても必ず見つけ出して一緒になる”、そう言ってくれた言葉が心の琴線に触れたのだ。
「・・・好き」
「・・・?」
「蒼太すき、大好きっ。愛してる!!」
気が付くとメリアリアは蒼太に抱き着いてしまっていた、“愛してる”と言う言葉と共に。
「僕だって愛してるよメリー」
そしてそんな彼女を蒼太は少しの躊躇もなくしっかりと抱きしめ、受け止めていた。
“ああ、わたしは”
その腕の中でメリアリアは思った、“この人の為なら死ねる”と。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
運こそ実力の全て。
以前にそう書かせていただきましたが、それって=で人格(もしくは霊格、人間力と言い換えてもいいかも知れませんが)の事じゃないかと思うのです。
人格の成熟度こそが、その人の、人としての実力なのではないか、と思うのです(勝負において強い弱いは確かに重要なファクターなのですけれどもそれって突き詰めると技量の問題じゃないですか)。
ちょっと話が飛んでしまって申し訳無いのですが、幼馴染みのあの娘もきっと主人公に、蒼太がメリアリアに言ったような事を言われたんじゃないかな、等と思うのです(そのままの台詞を言われたかどうかは解りませんが、いずれにせよ何がしか、心の琴線に触れるような大切な言葉を伝えられていたんじゃないかな、等と思うのです)。
もしかしたなら何も言わずに黙って抱きしめてあげたのかも知れませんが、いずれにせよだからこそ結局はギリギリの所で踏み止まって彼を守ったのじゃないかなと思うのです(それだけ彼の真摯で真面目な思いに心が、魂が打ち震えたのでしょうね)。
ちょっとした独り言です、どうかお気になさらないで下さい。
そのため在校生は家からお弁当を持ってくるか、購買部で適当に何かを見繕って食べるかを選択してそれぞれに昼食や、或いはおやつを摂っていた。
蒼太もご多分に漏れず、弁当を持ってくるか、そうで無いときは購買部まで赴いてパンを買ってくるか、と言う日常を送っていたのだが、そんな蒼太の為にメリアリアはよくお弁当を作って持ってきてくれていた、“蒼太はちゃんと食べてくれるから”と言って。
特に中等部に上がった辺りからそのレパートリーは増えて行った、内容としては主に手作りのサンドイッチやパスタ、ピッツァなどがそのレイアウトの代表例だったが時折和食の献立を作って来てくれる時もあったのだ。
その日もそうだった、蒼太にお弁当を差し出すと“屋上で食べましょう”と言って彼氏を廊下へと連れ出した。
「わたしの作るお弁当、そんなにおいしい?」
「ああ、最高だよ。購買部のパンもおいしいんだけど、メリーのと比べると問題にならないよ」
「うふふ、そうなんだ。そこまで言って貰えるなら頑張って作って来た甲斐があるわね」
そう言ってメリアリアは頬を赤めながら、とても嬉しそうな顔をする。
彼女にとって蒼太と過ごす時は何物にも勝る宝物だった、こんな日常がいつまでも続けば良いのにと、心の底から希ってしまう。
「でもメリー、僕の好物をよく覚えていてくれたね」
「シャケの西京漬けでしょ?ピリ辛高菜でしょ?紫蘇唐揚げでしょ?ちゃんと覚えてるもの。だけど良かったわ、蒼太の好物が昔から変わっていなくて安心したわ」
そう言うとメリアリアはその日のお弁当を蒼太に渡した。
「食べながらでいいから聞いてくれる?ねえ蒼太。今日も家に来てくれるでしょ?」
「ぱくぱく・・・。うん、お邪魔させてもらうよ」
「・・・嬉しいっ❤❤❤」
そう言うとメリアリアは期待に胸を膨らませる。
「今日はその・・・。一体何をしてくれるの?」
「うん、メリーにちょっと渡すモノがあるんだ」
「渡すモノ・・・。なあに?」
「今渡しちゃっても良いのかな・・・」
そう言って蒼太が取り出したのが二つの小瓶に入っている緑色の液体だった、飲み薬だろうか、上のコルク栓にはしっかりと封がされていてまだ一度も開けられていない事を物語っている。
「それは?」
「これは飲み薬なんだ。ほら、僕たちいつも異空間に入っているだろ?いつもアソコに入ってばかりだと僕たちだけが不自然に歳をとってしまう、それを抑制するための薬だよ」
蒼太が説明するがその薬はどうやら飲み込むと一定期間細胞の中にあるテロメアに働き掛けて細胞が分裂した後の染色体が減少するのを阻止する働きがあるらしい。
「細胞分裂が進むとその分、老化が早くなるからね。それは何故かと言うと染色体が減少してしまうからなんだけど、これはその減少を止めてくれる薬なんだ」
「・・・凄いじゃない」
メリアリアは素直に驚愕した、それが事実ならば人類はとっくに不老不死を実現していると言うことになるからだ。
「あくまで一定期間の間だけだよ、それにこの薬には副作用があるんだ」
「・・・副作用?なに?」
「男性が飲んでも問題ないんだけど・・・。女の子が飲むと人によっては母乳が出るようになってしまうらしいんだ」
「ぼ、母乳?つまりそれって・・・。おっぱいってこと?」
メリアリアの言葉に蒼太は無言で頷いた、“そう言う体質の人はってだけだよ”と付け加えて。
「全員が、なるわけじゃないんだけど・・・。おっぱいが出るようになっちゃうらしいんだ」
「・・・・・」
「それでも、飲んでくれる?」
「・・・蒼太は飲んで欲しいんだよね?」
「うん、飲んで欲しい」
メリアリアの言葉に蒼太は強く頷いた、自分とメリアリアの二人だけの時間が流れるのは良いとしても折角拡張された時間の中で過ごしているのに、その分老化も早まるなんてことは絶対に避けたい。
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・解ったわ」
メリアリアが頷いた、“わたし、飲むわ”とそう言って。
「わたし、もっと蒼太と二人きりで過ごしたいわ。早くおばあちゃんになっちゃうなんて、ちょっともったいない気もするもの!!」
「・・・ありがとう」
蒼太はそう言って、しかしその場での服用は避けるようにメリアリアに告げる。
「何かあっても大丈夫なように、異空間に入ったら使おう。そうすれば母乳が出たって大丈夫さ。僕が全部飲んであげるよ」
「も、もう蒼太ったら。一体何を言っているの!?」
と顔を赤らめつつもメリアリアはそう返すがその表情は満更でも無さそうだった、青空色のその瞳にも照れたそれ以外にもある種の喜びの色が浮かんでいる。
「でも蒼太、もしわたしが本当に母乳が出るようになったなら、わたしのことをお嫁さんにもらって欲しいな!!」
「うん、いいよ」
「え・・・っ?」
突然発せられたメリアリアの一言に、蒼太は間髪入れずにそう応えた、“全然いいよ、責任取るから”とそう言って。
「だからその。安心してよ、メリアリアがどんなになっても、どこにいっちゃったとしても必ず探し出して一緒になるから、見つけ出すから!!」
「蒼太・・・!!」
“だから心配しないで?”と優しく語り掛けて来る蒼太にメリアリアの瞳から、思わず涙がこぼれ落ちた、“どんなになってもいい、何処に行っても必ず見つけ出して一緒になる”、そう言ってくれた言葉が心の琴線に触れたのだ。
「・・・好き」
「・・・?」
「蒼太すき、大好きっ。愛してる!!」
気が付くとメリアリアは蒼太に抱き着いてしまっていた、“愛してる”と言う言葉と共に。
「僕だって愛してるよメリー」
そしてそんな彼女を蒼太は少しの躊躇もなくしっかりと抱きしめ、受け止めていた。
“ああ、わたしは”
その腕の中でメリアリアは思った、“この人の為なら死ねる”と。
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運こそ実力の全て。
以前にそう書かせていただきましたが、それって=で人格(もしくは霊格、人間力と言い換えてもいいかも知れませんが)の事じゃないかと思うのです。
人格の成熟度こそが、その人の、人としての実力なのではないか、と思うのです(勝負において強い弱いは確かに重要なファクターなのですけれどもそれって突き詰めると技量の問題じゃないですか)。
ちょっと話が飛んでしまって申し訳無いのですが、幼馴染みのあの娘もきっと主人公に、蒼太がメリアリアに言ったような事を言われたんじゃないかな、等と思うのです(そのままの台詞を言われたかどうかは解りませんが、いずれにせよ何がしか、心の琴線に触れるような大切な言葉を伝えられていたんじゃないかな、等と思うのです)。
もしかしたなら何も言わずに黙って抱きしめてあげたのかも知れませんが、いずれにせよだからこそ結局はギリギリの所で踏み止まって彼を守ったのじゃないかなと思うのです(それだけ彼の真摯で真面目な思いに心が、魂が打ち震えたのでしょうね)。
ちょっとした独り言です、どうかお気になさらないで下さい。
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