メサイアの灯火

ハイパーキャノン

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蒼太の変質1

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 すみません、先の蒼太の一撃は宇宙戦艦ヤマトへのオマージュだけでなく、ドラゴンボールのカメハメ波にもなってしまいましたね(まあどちらかというと“ファイナルフラッシュ”ですが)。

 でもカメハメ波もいま考えると謎の技なんですよね、確か“撃ち手の潜在能力を集めて一気に放つ大技”だったと記憶していますが、具体的な効果や技に付いての説明が無いのです。

 例えば宇宙戦艦ヤマトならば、あれは“タキオン粒子に寄って形成された不安定な時空の連続体が周囲の時空を巻き込みながら直進して最終的には目標を歪曲、誘爆させる”と言う技の効能書があるのですが(自分では絶対に食らいたくない)、カメハメ波にはそれがないんですよね?要するに粒子砲か光線砲かがわからないのですよ。

 まあ粒子も波動も超微細な世界では同じような動きをするのでどっちでもかまわないんですがね。

 ちなみにトランジット波動砲はどうなんでしょうね?あれ程の波動砲なら時空に穴が開いてもおかしくないと思うんですけど・・・(現に都市帝国の超絶バリアも打ち破っていたし、それにユリーシャも“宇宙が引き裂かれてしまう”との発言をしているし・・・)。

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 蒼太とメリアリアでは比較した場合、こと戦闘になった場合はメリアリアの方が強かったりする。

 これは戦闘になった場合は単なる耐久力や腕力だけで無く、様々な要素、技量が必要になるからである。

 ただし。

 生命力や体力、精神力など存在の持つ全てをエネルギーに変換した場合は話は別で、蒼太はメリアリアの3倍強から4倍弱程の強大さを秘めていたのだ。

 だから鬼と対峙した際も最初は気圧されたモノの、最終的には勝利をもぎ取ることが出来たのだがもう一つ、重要なファクターがあった。

 運である。

 これもメリアリア以上に蒼太は持っていた、もっとも彼の場合は普通の人とはちょっと違う、いざの際に発動する恐るべき悪運とでも言うべきモノだったが。

「蒼太!!」

 まあ実際に、運こそ実力の全てである、と言う人もいるのだが、その蒼太はあれ程の怪我にも拘わらず検査や治療のための一週間ほどの入院だけで済んだ。

 その間、毎日のようにメリアリアはお見舞いに通った、最初蒼太が大怪我をした、と言う話を聞いた時は思わずパニックの一歩手前まで行ってしまった少女はその後、本人の状態を見て話を聞いてからようやく落ち着きを取り戻したのだ。

「びっくりしたよ、もう本当に・・・」

「ごめんね、心配掛けちゃったね」

 と、こんな時でも気遣いを忘れない男、綾壁蒼太は病床でそう告げて笑みを浮かべて頭を下げる。

 一方のメリアリアは中々に勘の鋭い子で蒼太の両親から“交通事故にあった”と説明されても容易には信じなかったが。

「そう、ですか」

 とても信じられない、と言った表情で話を聞いていたモノのこれ以上の追求は無意味である、と判断した彼女は思いっ切り清十郎達を睨み付けて、だけどそれ以上は言葉を発しなかった、本当はもっと言いたいことはあったがなにより蒼太の病状が気になる。

(とにもかくにも、先ずは蒼太が助かってくれれば良い!!)

 それだけを、メリアリアは心の底から願った、今の彼女にとって蒼太は全てだった、だから取り敢えず、他の事は後回しにしたのだ。

 しかしこの万能少女も、知り得ない事があった、覚醒した蒼太がある意味では彼女の知っている少年では無くなってしまったこと、そしてー。

 自分自身への貪りが、これまでに無いほど激しいモノとなる事だったー。

「んちゅ、ちゅる。ちゅぷちゅぷ、じゅるじゅる、ちゅぱあぁぁっ!!」

(うぷぷぷ、蒼太凄い、今日はいつも以上に求められちゃってる。ううん、貪られちゃってるよおぉぉぉぉぉっ!!!)

 いつものように帰り道を同じくしたメリアリアは恋人となった幼馴染みの激しい口吸いに困惑しつつも夢中になった、こんなことはそれまでの蒼太に無かった事だ。

 単に激しくされるだけではない、その執拗さも今までの蒼太には無かったモノだったから、尚のこと彼女の体は喜びに満ち溢れて燃え上がった。

「ぢゅるるる、ぢゅるるるる~っ。じゅる、じゅる、じゅる、じゅるっ。じゅぶぶぶぶぶぶぶぶっっ❤❤❤❤❤」

(んほおおおおおおおっ!!?気持ちいい、気持ちいいよっ。蒼太の唾ヌルヌルでグチョグチョでぇっ。気持ちいいよおおぉぉぉぉぉっっ!!!)

 既にGスポットはおろか、Pスポットまで開発されて膣で何度も中イキさせられていたメリアリアはもう、蒼太に抱かれてキスをされるだけでアソコがグチョグチョになってしまっていた、それも退院した蒼太はそれまでの鬱憤を隠そうともしないで自分にぶち当ててくる、その荒々しさも男らしくて素敵だった。

「メリー、滅茶滅茶にしてやるよ。徹底的に快楽を仕込んであげるね・・・」

「・・・・・❤❤❤❤❤し、仕込んでっ、あなたぁっ。メリマンコに、蒼太チンポ仕込んでええぇぇぇっっっ!!!!!んぶぶぶ・・・っ!!!」

 そう告げる自身の唇を奪い、口内を滅茶苦茶に弄ってくれる、そんな彼氏が愛おしくて堪らず思わず卑猥な単語が出てしまうが、それを何の照いも無しに受け止めてくれる、蒼太の思いがまた嬉しかったのだ。

「んちゅるぶ、んぶぶぶぅぅぅっ!!!?ちゃぶ、ちゅぶっ。じゅるるるるるるるっ!!!!!」

 もうメリアリアは蒼太の舌使いに夢中になっていた、しかも蒼太は抱きしめながらアソコにクイクイと陰茎を擦り付けて来る。

 それだけでもう、メリアリアは何度もイッてしまっていた、蒼太との行為を反芻して何度も達してしまっていたのだ。

「んじゅるぶ、じゅぶぶぶ~っ❤❤❤ぷはっ、はあ、はあっ!!あ、ああ・・・」

(あ、あああっ。あ・・・っ!!!)

 一頻り、キスをして唇を離すとそこにはツーッと唾液と唾液の糸が引かれていた、それはそれまでにない程の卑猥さをメリアリアに覚えさせる。

「そ、蒼太っ。滅茶苦茶にしてっ。メリアリアのことグチョグチョに犯してっ。肉便器にしてええぇぇぇぇぇっっっ!!!」

 恋人からの魂の言葉に、蒼太もまた本腰を入れる・・・。

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 次回、子宮姦です。

 そして魔法が飛び出します。

 蒼太、やったれ!!



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