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年の差レズ・トリバディズム

裕子と真由美 1

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「次は千歳烏山、千歳烏山で御座います・・・」

 季節は夏真っ盛りの7月中旬。

 茹だるような暑さの中、少女は人波に押されながらも何とかその場所を維持していた、彼女の名前は“橋立 裕子”と言い今年で高校1年生になったばかりのスポーツ女子高生だったのだ。

 物心着いた頃からバレエや軟式野球を嗜んでいた裕子はだから、体はよく練れていて柔らかく、また無理な体勢でも比較的楽に取る事が出来る等、関節の可動域もそれなりに広い物があったのであるモノの、そんな彼女にはある秘密があった、それと言うのは。

 小さな時から同性の女の子やお姉さんに対して好意を抱いたり、欲情してしまう性質、性癖の持ち主であった、と言う事であったのであるモノの、それは年が行って高校生になった今も顕在であり、それどころかますます酷くなる一方だった。

 それは特に、小学校高学年に入って自慰を覚えた辺りから加速度的に激しさを増して行った、好きな女の子の使用済み下着やタオルの匂いを嗅いで悦に浸ったり、はたまたリコーダーを舐めたりしてオナニーの材料に使っていたのである。

「・・・・・」

(はあぁ・・・っ!!!)

 “このままではいけない”、“何とかしなくちゃ”と自分なりに奮起した結果、彼女は高校に入ってソフトボール部に入部し、スポーツで性的欲求を晴らそうとしたのであるが、それも全く逆効果となってしまい、部員の中で気に入った女子がいると同年代でも先輩でも関係なく、それまでと同じように下着やジャージ等を漁っては自家発電の糧にする、と言う事を毎日の様に繰り返し続けていたのだった、そんな裕子は今。

 通学の為に京王線新宿行きの快速電車に乗り込んでおり、満員電車の洗礼を受けている真っ最中であったのである。

「間もなく、千歳烏山。千歳烏山~・・・」

「・・・・・」

 いつもと変わらぬ風景にいつも通りのアナウンス。

 良くある日常のルーティンに揉まれていた少女が欠伸を一つ、付こうとしたその時だった。

 キイィィィッ、ガタンゴトンッ!!!と言う衝撃と同時に聞き慣れない金属音が周囲に響き渡っていって、電車が急停車してしまう。

 続いてアナウンスが入って来るモノの、聞けば前方の踏切で自動車がパンクしてしまい、動かせない状態になってしまっている、と言うのだ。

「ただいま前方の踏み切りに於いて立ち往生しております自動車の、撤去作業を行っております。お急ぎの皆様方には大変、御迷惑をお掛けしております・・・」

 “ウソだろ!!?”、“マジかよ!!!”と言うような困惑の声と同時に舌打ちが幾つか聞こえ、それでも乗客は黙って従うしか無かった、一方その頃、裕子はと言うと先程の急ブレーキの影響でドアの手摺りの手前へと追いやられてしまっていて、そこでー。

 ある1人の大人の女性と運命的なる出会いを果たすが、上下を黒のスーツに身を包んでいた“その人”は押し出されて来た裕子の前に平然と佇んでいた。

 年の頃は29、30位だろうか、化粧は少なめのナチュラルメイク、暑いからだろう胸元が少し多めに開けていたがそこから見える肌は日に焼けた褐色でスポーツ系美人な顔立ちをしている。

「・・・・・っ!!!」

(す、凄いっ。“出来る女”って感じ?憧れちゃうかも・・・!!!)

 最初は特に、“そう言う目”で“その人”の事を見ていなかった裕子であったがしかし、ある事を切っ掛けにこの年上の美人オフィスレディに対して性的興奮を募らせる様になっていった、そのある事とは。

「・・・・・っ!!!」

(ううっ!!?あ、暑いよ。汗掻いて来ちゃった・・・!!!)

 新陳代謝が活発で体温が高い裕子は所謂(いわゆる)一種の“汗っかき”であった、その為。

 こうした満員電車の只中に長時間立たされたりすると“それ”が発揮されてしまい、全身がグッショリと濡れてしまうのであったが、しかし。

(やだ、汗の匂いとか・・・!!!)

 そんな事を考えている内にふと、顔を上げて先程のOLを見たJKは一瞬、我が目を疑った、何と“彼女”は裕子と同じくらいに汗を掻いており、肌がベットリと濡れていたのだ。

「・・・・・っ!!!」

(あ、あっ。あ・・・っ!!!)

 その事に気が付いてしまった時に、そしてその汗の匂いを嗅いでしまったその時に。

 裕子は初めて“その人”に劣情を抱いてしまった、しかもそれまで感じた事の無い激しいモノを。

「はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ。はああぁぁぁ・・・っ❤❤❤」

「はあはあっ、はあはあ・・・っ!!!」

 裕子もそうであったのだがどうやら“その人”も同様らしく、暑さのあまりに“ハアハア”と口で呼吸をし始めていた、それ程この時の満員電車の温度は高くて閉め切っており、冷房等は全く役に立っていなかったのである。

「はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ。はああぁぁぁ・・・っ❤❤❤」

 “抱き着きたい!!!”と裕子は思った、“この人と裸で抱き合って、アソコをグチョグチョに擦り付け合って。汗だくエッチがしたいよおおぉぉぉっ❤❤❤❤❤”と。

 ところが。

「あ・・・っ!!!」

「・・・・・っ!!!」

 裕子がそんな事を考えていた時だった、電車が不意に“ガタン”と揺れて、その衝撃の影響で互いの立ち位置が変わり、今度はオフィスレディと裕子が直接密着するような体勢になってしまったのだ。

 しかも、その上。

「あ、あ・・・っ!!!」

「・・・・・っ!!?」

 自身と相手の股間にそれぞれの太腿が食い込むような状態で体が完全に固定されてしまい、アソコがググッと圧迫されてしまうが、しかし。

「あ、あうぅぅ・・・っ!!?」

「ご、ごめんなさい・・・っ!!!」

 流石に悪いと思ったのだろう、オフィスレディが小声で謝罪すると同時に何とかして体を引こうと試みるモノの、その動作が裕子の股間にダイレクトな刺激を与えて余計に彼女を昂ぶらせる。

「はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ。はああぁぁぁ・・・っ❤❤❤」

(あああっ!!?もう我慢出来ないよっ。こんなのおかしくなっちゃうよおおぉぉぉっ❤❤❤❤❤)

 いても立ってもいられなくなった裕子の意識の枷は遂には崩壊してしまい、とうとうウットリとした顔でオフィスレディを見上げると自身もまた、太腿をグイグイグイッと動かし始めた。

「はぁーっ、はぁーっ。はあはあっ。はあはああぁぁぁ・・・っ❤❤❤❤❤」

「はあはあっ、はあはあ・・・っ♪♪♪♪♪」

 その反応に、最初はビックリとしていたオフィスレディであったがしかし、やがて特に少女を拒絶する訳でも無くて裕子の事を受け入れて行った、少女が太腿を使いやすいようにやや中腰気味となりその上で自らも下半身を前後させる。

「はぁーっ、はぁーっ。はあはあっ。はあはああぁぁぁ・・・っ❤❤❤❤❤」

「はあはあっ、はあはあ・・・っ♪♪♪♪♪」

 すし詰めの満員電車の只中に於いて、2人は互いに腰を振り、陰部を太腿に擦り付け合う。

 遂にはどちらともなく相手の身体に両手を回して抱き着くと一層、油送を激化させてアソコとアソコを刺激し続けた。

 やがて。

(あっ!!?あ゛あ゛あ゛っ!!!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ー・・・・・っっっ❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤)

(あああぁぁぁぁぁ・・・・・っっっ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪)

 とうとう2人は同じタイミングで昇り詰め、体をビクビクと震わせる。

 頭の中がスパークして目の前が真っ白くなり、鼓動が早く脈を打った。

 2人の衣服は表面上は特に乱れは無いモノのその実、ブラは縺れてめくり上がり、ショーツのクロッチは溢れ出てきた愛液ですっかりベトベトになってしまっており、もはや全く用を為さなくなってしまっていたのだ。

 そんな折。

「お待たせ致しました、電車の運行を再開致します。ご利用のお客様には御不便をおかけ致しまして誠に申し訳御座いませんでした・・・」

「・・・・・」

「・・・次の駅で降りる?」

 アクメを迎えてその直後、放心状態になっていた2人の鼓膜に運転手のアナウンスが飛び込んで来るモノの、それを聞いて一瞬、“やってしまった”と困惑しつつも“もっとしたい”、“これからなのに!!!”と残念そうな、それでいて悲しそうな表情を浮かべる裕子に対してオフィスレディは耳元でソッと告げた、“私の家、調布にあるの”、“一緒に家まで行きましょう?”とそう言って。

 その言葉に無言で頷くと、快楽に呆けた頭でそれでも裕子はこれから始まるであろう、このお姉さんとの汗だくエッチに胸を弾ませていた。
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