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異世界との邂逅
沙織とアーシェ 1
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埼玉県菖蒲市にある、中高一貫教育の女子校“前園女子先進学園”。
ここは全寮制であり、例えどんなに実家から近かろうとも全生徒は入学と同時に必ず入寮しなければならない決まりとなっていた。
その中の一つ、中島沙織と書かれている、中学一年生用の部屋の中でいま、二人の女性が全裸で絡み合っていた。
一人は色白に華奢な体躯の、可愛らしい顔立ちをした少女であり、その長い黒髪はあでやかで中々に見事なモノだったが、もう一人の方は年のころは十八、九ぐらいでガタイも良く、大体少女の二周りほどはあるであろう、その褐色の肉体は見事な逆三角形の筋肉質で、腹筋も割れていた。
胸筋だって張り出しており、四肢も太くて立派であったがしかし、その胸自体はかなりの巨乳で弾力もあり、またヒップもたわわに実っていて、いい意味で肉付きの良い体をしていたのだ。
面構えも良くて、ややキツ目のスポーツ系美人だった彼女の表情は明るくて快活であり、そう言った意味でも大人し目で引っ込み思案な雰囲気のある少女とは、よく対をなしてはいたが、ただし。
その髪の毛と瞳の色だけが、既存の人類のそれとは大きくかけ離れていた、煌めきの有る深紅の髪の毛に、燃えるような緋眼と言う、どう考えてもこの世界の常なるフェメール(女性とか女形、と言う意味)とは一線を画していたが、それもそのはずで彼女、“アーシェ・メルリル”はこの世界とは重なり合うようにして存在している異世界“ノーヴァ・テーラ”からやって来た、女戦士だったのだ。
文明や文化がこの世界で言う所の、ちょうど十三、四世紀で止まってしまっているあちらの世界でアーシェの実家は“魔攻闘士”と言う、魔法使いと格闘家を足して二で割ったような、独自の武術の家元であり、小さなころから親兄弟にしごかれて育ってきた彼女の体はだから、しっかりと鍛え抜かれていた。
一方で女性として出るところは出て柔らかく、女性アスリートとしても望みうる、最高の体を誇っていると言っても決して過言では無かったものの、それに対して沙織の方は確かに肌も白くてきれいではあったがその胸もお尻も小さくて、常日頃から“もっとメリハリのある、ナイスなバディになってみたい”と、ちょうど男の子たちが“もっと逞しくなりたい”とか、“もっと絶倫になりたい、巨根でいたい”と思うのに似た、コンプレックスに根差した身体的渇望を抱いていたのだった、ところが。
そんな彼女の思いは実家の誰にも届くことは無かった、と言うのは彼女の実家もまた、三百年ほど続く、その世界では高名な退魔士の家系であり、しかも沙織は母親に似たのかそもそもがこじんまりとした体型をしていた為に、一層自分の体と言うものに自身を持てなくなってしまっていたのである。
ちなみに、こんな二人の、ある意味凸凹レズレズコンビが何で出会ってしまったのか、というと、それはアーシェのある好奇心が原因であった、子供の頃から一生懸命に修行を積み重ねて来た彼女は12歳と半年近くになる頃に、“自分の力が異世界ではどの程度通用するのか?”と言う、格闘家ならばおそらくは、誰しもが抱くであろうチャレンジ精神の虜となってしまい、とうとう我慢が出来なくなって家の蔵の中に保管されていた時空転移の秘法を発動させてしまったのだ。
ところが格闘家としてはともかく、魔法使いとしてはそれほど才能の無かった彼女の術式は、キチンと内容を理解しきれていなかったこともあって不完全なものとなってしまい、結果望んだ時空とは全く違う場所、時間帯へと飛ばされてしまったのだ、しかも。
顕現した時点で彼女は素っ裸の状態であり、下手な場所へ出れば、“公然猥褻”だとか“迷惑防止条例違反(私の裸は迷惑なのか!?とか本人は激怒しそうだが)”とかでしょっ引かれ、そのまま正体不明の変態少女として一生、施設なり留置場の中で過ごさざるを得ない所だったのである。
「あ、怪しくないから、たまたまだから!!」
そんな彼女にとって幸運だったのは、飛ばされた先が中島家の浴室であり、ちょうどこれからお風呂に入ろうとしていた、当時まだ六歳だった沙織と二人っきりで会う事が出来た事だった、万一の事を考えて学ばされていた翻訳魔法と純粋結界の第一陣を発動させて、自分に害意がない事やなぜ突然、裸で現れたのか、と言う事を、目の前で警戒感をあらわにしている幼女に対し、必死になって説明したのだ。
自身の家も特殊な稼業をやっていた事に加えて目の前の少女から悪質なモノは感じられなかったこと、またテレビでやっていた“プ○キュア”等の影響で異世界とか魔法と言ったモノにそれほど抵抗がなかった幼女は、アーシェの言う事を信じた、そしてそれから二人の交流と、エロスな日々が始まったのである。
ここは全寮制であり、例えどんなに実家から近かろうとも全生徒は入学と同時に必ず入寮しなければならない決まりとなっていた。
その中の一つ、中島沙織と書かれている、中学一年生用の部屋の中でいま、二人の女性が全裸で絡み合っていた。
一人は色白に華奢な体躯の、可愛らしい顔立ちをした少女であり、その長い黒髪はあでやかで中々に見事なモノだったが、もう一人の方は年のころは十八、九ぐらいでガタイも良く、大体少女の二周りほどはあるであろう、その褐色の肉体は見事な逆三角形の筋肉質で、腹筋も割れていた。
胸筋だって張り出しており、四肢も太くて立派であったがしかし、その胸自体はかなりの巨乳で弾力もあり、またヒップもたわわに実っていて、いい意味で肉付きの良い体をしていたのだ。
面構えも良くて、ややキツ目のスポーツ系美人だった彼女の表情は明るくて快活であり、そう言った意味でも大人し目で引っ込み思案な雰囲気のある少女とは、よく対をなしてはいたが、ただし。
その髪の毛と瞳の色だけが、既存の人類のそれとは大きくかけ離れていた、煌めきの有る深紅の髪の毛に、燃えるような緋眼と言う、どう考えてもこの世界の常なるフェメール(女性とか女形、と言う意味)とは一線を画していたが、それもそのはずで彼女、“アーシェ・メルリル”はこの世界とは重なり合うようにして存在している異世界“ノーヴァ・テーラ”からやって来た、女戦士だったのだ。
文明や文化がこの世界で言う所の、ちょうど十三、四世紀で止まってしまっているあちらの世界でアーシェの実家は“魔攻闘士”と言う、魔法使いと格闘家を足して二で割ったような、独自の武術の家元であり、小さなころから親兄弟にしごかれて育ってきた彼女の体はだから、しっかりと鍛え抜かれていた。
一方で女性として出るところは出て柔らかく、女性アスリートとしても望みうる、最高の体を誇っていると言っても決して過言では無かったものの、それに対して沙織の方は確かに肌も白くてきれいではあったがその胸もお尻も小さくて、常日頃から“もっとメリハリのある、ナイスなバディになってみたい”と、ちょうど男の子たちが“もっと逞しくなりたい”とか、“もっと絶倫になりたい、巨根でいたい”と思うのに似た、コンプレックスに根差した身体的渇望を抱いていたのだった、ところが。
そんな彼女の思いは実家の誰にも届くことは無かった、と言うのは彼女の実家もまた、三百年ほど続く、その世界では高名な退魔士の家系であり、しかも沙織は母親に似たのかそもそもがこじんまりとした体型をしていた為に、一層自分の体と言うものに自身を持てなくなってしまっていたのである。
ちなみに、こんな二人の、ある意味凸凹レズレズコンビが何で出会ってしまったのか、というと、それはアーシェのある好奇心が原因であった、子供の頃から一生懸命に修行を積み重ねて来た彼女は12歳と半年近くになる頃に、“自分の力が異世界ではどの程度通用するのか?”と言う、格闘家ならばおそらくは、誰しもが抱くであろうチャレンジ精神の虜となってしまい、とうとう我慢が出来なくなって家の蔵の中に保管されていた時空転移の秘法を発動させてしまったのだ。
ところが格闘家としてはともかく、魔法使いとしてはそれほど才能の無かった彼女の術式は、キチンと内容を理解しきれていなかったこともあって不完全なものとなってしまい、結果望んだ時空とは全く違う場所、時間帯へと飛ばされてしまったのだ、しかも。
顕現した時点で彼女は素っ裸の状態であり、下手な場所へ出れば、“公然猥褻”だとか“迷惑防止条例違反(私の裸は迷惑なのか!?とか本人は激怒しそうだが)”とかでしょっ引かれ、そのまま正体不明の変態少女として一生、施設なり留置場の中で過ごさざるを得ない所だったのである。
「あ、怪しくないから、たまたまだから!!」
そんな彼女にとって幸運だったのは、飛ばされた先が中島家の浴室であり、ちょうどこれからお風呂に入ろうとしていた、当時まだ六歳だった沙織と二人っきりで会う事が出来た事だった、万一の事を考えて学ばされていた翻訳魔法と純粋結界の第一陣を発動させて、自分に害意がない事やなぜ突然、裸で現れたのか、と言う事を、目の前で警戒感をあらわにしている幼女に対し、必死になって説明したのだ。
自身の家も特殊な稼業をやっていた事に加えて目の前の少女から悪質なモノは感じられなかったこと、またテレビでやっていた“プ○キュア”等の影響で異世界とか魔法と言ったモノにそれほど抵抗がなかった幼女は、アーシェの言う事を信じた、そしてそれから二人の交流と、エロスな日々が始まったのである。
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