私たちは、女同士でエッチする

ハイパーキャノン

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歩美とアニタ

邦人空手少女vsアメリカン筋肉美女

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「あむ、んむ。ちゅる、ちゅる、ちゅる、ちゅる・・・」

「ンフウゥゥ、フム、ンム。ジュルルルルル・・・」

 無機質なコンクリートで覆われた、二人っきりの空間。

 ただっぴろい伽藍堂の中にあるのは冷蔵庫とエアコン、換気扇と巨大なキングイサイズのベッドだけだ。

 そこには屈強な女兵士に抱かれている、一人の少女の姿があったが中山歩美と言うその少女は空手のジュニア選手権で優勝を飾ったこともある、地元では有名な、中学生の空手少女だったのだ。

 顔は童顔だが可愛く、肌色のスラリとした体形と相まってちょっとしたアイドルのような扱いを受けていたものの、一方の女兵士はアニタ・シュトーレ少尉といい今年で18歳、史上最年少で任官を受けたエリート中のエリートだった。

 顔はきつめの筋肉美女、そのガタイは筋骨隆々でありコーヒーに数滴のミルクを混ぜたかのような、濃い茶褐色の肌をしていた。

 そんなアニタの背丈は178cmであり、これは歩美の152cmよりも二回りほどの大きさだったが彼女の場合は兵役時のたゆまぬ訓練と、小さなころからやっていたアマチュアレスリングの影響で力は勿論の事、体力や持久力にも優れており、またムキムキな見た目に反して関節が柔らかかった。

 その上。

 バストとヒップは95、ウェストは62と言うメリハリのあるわがままボディであり、現にその魅力的ないやらしさから上官下士官含めて言い寄ってくる男の数知れず、“十人から先は覚えていない”状態であったのだ。

 そんな彼女は実はバイセクシャルな女性だったのだが、これは歩美も近いものがあり、二人とも女の子同士での性交に興味があった。

 もっとも。

 歩美が中々、そういった機会にも恵まれず、例えば気になる(女の)子がいても、密かにその子の下着や汗の染みた体操着でオナニーをするぐらいしか己の欲望を発散させる手段と能力とを持ち合わせてはいなかったのに対し、この格闘美女は全く違った、イケイケな所がある彼女はムラムラ来ると友人だろうが下級生だろうがお構いなしに茂みに連れ込み、力づくで関係を持ってきたのである。

 いわゆるレズレイプを繰り返してきたわけであるが一応、彼女なりの最低限の線引きはしていた、彼氏持ちの女とはしない、相手が処女だった場合、望まれない限りかはそれを奪わない、と。

 で、どうして生まれも育ちも違う二人が出会ってしまったのか、と言うと、それは今から半年ほど前、地元住民との円滑なコミュニケーションを取るため、交流の一環として米軍基地内で地元の小中学生を招き、格闘技大会が行われた事が、その端緒であったのだ。

 優勝すれば賞金も出る等の豪華な特典もあったから、近隣の腕に覚えのある児童らは男女問わずに参加して、思い思いの結果を残していったのだがその中で決勝まで勝ち進んだのがこの歩美とアニタだ、どうして兵士である彼女が参加しているのか、と言えば、それには二つの理由があった。

 一つ目は、年が近い女性兵士を参加させることで米軍にはこんな存在もいますよ、資格を満たしていれば将来、誰でも入隊できますよ、と言う事をアッピールするため。

 二つ目は、我々は一番年の若い女性兵士でさえもこれだけ強いのだ、と言う事を知らしめるためだったのだが、結果から言えばこの目論見は九分九厘、上手く行った、何しろ歩美はこの辺りでは同年代で負け知らずの格闘少女だったのだから。

 当然、経験もスペックも上だったアニタが圧勝したもののこの時、彼女は対戦相手の当時十三歳と半年の少女に目をつけて、密かにつけ狙っていたと言う訳だ。

「ユーとフレンドになりたい、ok?」

 歩美にしても、当初は全く警戒していなかった、勝負に負けた悔しさは確かにあったがそれ以上に年もそこそこ近くて尊敬できる、海外の友人が出来た事に感動していたからだ、だが。

 それが女同士のいやらしい日々の始まりになるとは、この時の彼女はまだ、理解していなかった。
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