【R18】先生はサキュバス〜美人女教師にネットリ責められて〜

ちゅー

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10話

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「…ンッ」

先の狂奔により夢と現の境を漂流していた千佳は、下腹部の温もりを皮切りに現実へ還される。

緩やかに鮮明になっていく意識はまず股間の湿りを知覚し、遅れて下腹部の中に人肌に勝る熱さを、そして背中と腕を包む体温を感じた。

横向きに寝ていた千佳は亜門に背中から抱かれ、ピッタリと密着した両者の身体は互いの性器によって接合していた。亜門によって千佳の衣服は全て剥かれ、一糸纏わぬ格好だ。

「亜門、先生?私…何して…ンンッ…」

亜門の腰遣いが優しく千佳の身体を揺らす。二度のオーガズムを刷り込まれている肉体は、この粘膜摩擦が性感だと既に認識しており、ズチュズチュと後ろからのスロートに悩ましい反応を返している。

「ンッ…先生待って…私、そんなつもりじゃ…ンンッ」

千佳の理性が少しばかり戻って来ていた。催淫効果が切れたのではなく、もう作用を弱めても問題ないと判断した亜門のコントロールによる為だ。

しかし理性は戻っても千佳の身体の神経は未だ昂ったままになっており、亜門に抵抗しようにも軽く膣肉を擦られただけで、簡単に抗う力を奪われる。

「あまり難しい事を考えるな、川村はただ今気持ち良い事だけ感じていれば良い」

「ンアッ…そんなっ…私、まだこんな事するつもり…ンッ…なかったのに。…クゥ…聡が…いるのに
…それに…先生とこんな…」

「あのな、自分で考えすぎて事を複雑にしてるって気付いたらどうだ。川村は悩む為に生きているのか?」

「違います…ゥッ…でもそれは極論…です」

「極論?違うさ、正論だよ。担任教師とヤったら土田と別れないといけない?社会的にまずい?違うだろ。そんなの川村が適当に決めろ」

どうしたいか自分で決めれば良い。

大半は久しぶりに手に入れた上玉の少女を縛り付けておく為の亜門の方便だったが、親や周囲の顔色を伺い続ける毎日に疲弊していた千佳には、その言葉が染みる余地があった。

「今日くらい…欲にまかせて…?」

「そうだ。俺を悦ばせる必要も無い。自分の身体の感覚に身を預けて、ただ喘いでいれば良い、ほら」

ーズリュ

亜門の腕が千佳の片足を持ち上げ、挿入の態勢を調整する。奥まで刺さっていた怒張の角度が浅くなり、Gスポットを亀頭が圧迫する。

「ンアッ!何?そこっ…ンンッ」

亜門もそこまで算段していた訳では無かったが、相手の反応を伺う事に疲れていた千佳は心の深層で気遣いが不要な対象を求めていた。今日までそこに当てはまっていたのは聡だけであったが、亜門の存在もそこに当てはまってしまった。

そして身体の相性が良い事が、なお千佳の倒錯の背中を押してしまう。

「ンンッ…アッ…」

亜門のピストンは正確に千佳の弱い部位を捉え、処女を失った時の竿全体を入れ込む挿入ではなく、全体の半分がコスコスと千佳の膣内前庭を何度もノックする。

初めてのGスポットへの責めに反射的に身体を丸めようとする千佳だが、亜門が背中から羽交い締めにしてきた為に身体を固定され、リズミカルに与えられる性感帯への刺激を別に逃す事が出来ない。

「ンンッ❤︎せんせ、それだめっ…」

「何が駄目なんだ?」

「だめっ…ンッ…また、く、るっ…ンンッ❤︎…」

「あまり我慢するな、無理に快感に耐えようとするからさっきみたいに意識が飛ぶんだ。身体の力を抜いて受け入れろ」

「ちから、ぬいて?ンッ…あっ❤︎らめっ…ふぁ…」

「そうだ、飲み込みが早いな。そうすれば何度も連続でイけるさ」

「やっ…ぁ…ンンッ…イ…くっ…ンンッ❤︎」

三度目の絶頂は深く、ビリビリと脊髄から脳に激しく快楽電流が走った。身体は弓剃りに仰け反り、真っ白にされた頭は身体と意識が浮いているのか沈んでいるのかの平衡感覚を希薄にする。背中はビッショリと汗で濡れ、尻肉の間もグショグショになっているが、そんな事を気にする余裕は千佳には無い。

「ひ…ぁ…ハァ、ハァ…ハァ…ンンッ❤︎」

ようやくオーガズムの感覚を捉え始めた千佳が余韻に浸ろうとするも、亜門は腰遣いを止めない。同じペースを維持し、ウネウネと蠢く膣肉を構わず突き込む。

「まっへ…せんせっ…ンッ❤︎」

「連続でイってみろ。途中までは苦しいが、そこを越えればもっと深くイケる」

「そんな、の…むり…で、す…ンアッ❤︎」

幾度かの絶頂で、既に未知の体験をしている千佳は慄く。これ以上は本当におかしくなってしまうと抵抗しようとするも、ただ自分は喘いでいれば良いとの亜門の言葉がその抵抗にブレーキを掛ける。

「ォ…ぁ…おっきいの…くっ、るっ…ンアッ❤︎いやっ、ぁっ、ぁっ、あっ❤︎イクッ…イクッ、イクゥ❤︎」

羞恥を失った少女の喉奥からの嬌声が部屋に響く。防音で無ければ隣接している部屋の住人にも聞こえる程大きな絶頂声。達した瞬間に千佳は亜門ですら心配になる程の痙攣を見せ、カチカチと歯を震わせながら果てた。唇を閉じる事は叶わず、漏れ出た唾液がシーツを濡らす。

「ハァ……ハァ……ハァ……ッ…ハァ…ン!せんせ?まだ、するの?…ァ❤︎」

「ん?俺はもう動いてないさ。川村の中が勝手に動いてるんだ」

「う、そ?ンンッ…またひはらぬけちゃ…ウウッ…」

「まさかここまで敏感でエロい身体だったとはな。ククッ、今日は中だけにするつもりだったが、こっちもやっておくか」

ーパチン

微弱なピストンの名残に身を震わせていた千佳は背中越しに何かの蓋が開く音を聞いた。亜門は市販のチューブ型ローションをベッドの下から器用に取り出し、十円玉サイズで中身を絞り出す。二本の指でローションを練り、人肌まで温めた上で、千佳の秘部へと指を這わす。

「もうローション無しでもグショグショだろうが、最初だからな」

「っ、きゃ…」

亜門の指はまず繋がったままの接合部の上、小陰唇の辺りへとローションを塗り込み、そのまま迫り上げた指先で陰核を包む包皮を剥き上げる。

「アッ…ク…」

そして少し充血している陰核を探り当てると、じっとりと全体にローションを練り込んだ。

「ヒャゥ!…あ、ひっ…」

今までろくに触れた事の無い陰核への刺激に千佳身体は戸惑いの声を上げる。しかしニュルニュルとした摩擦の少ない不思議な刺激に不快感は無く、むしろ身体のどこよりも敏感に反応してしまうそこをどう受け入れて良いのかわからなかった。

ーヌルッ

「ンア❤︎」

亜門の指が全体にローション液を塗り終え、ズブズブになった陰核を指の腹でピンポイントに擦り上げると、千佳はピクリと下半身を跳ねさせる。

「直接頭に電気が走るだろ?」

「ンッ…はっ…い…」

亜門は急いで陰核を刺激するのではなく、あくまでソフトにゆっくりと敏感なそこを撫で上げる。

「ンッ…フッ!…ンッ❤︎」

すると初めての陰核への刺激に関わらず、愛撫のペースは変わらないまま、千佳の反応が徐々に大胆なものへと変わりだす。始めは小さく顎を引く程度だったリアクションが、喉を反らすものになり、小さな唇は酸素を求めて隙間を作る。

「ンフッ…あっ…はっ…せん、せっ…ンンッ❤︎」

千佳の腿がキュッと擦り合わさる。絶頂の兆候だと亜門にはわかっていたが、陰核を責める指の動きを変える事なくあくまでゆったりとした責めに徹する。

このまま指の動きを早め千佳を絶頂へ導く事は容易いが、千佳を自らの導線で絶頂へ辿り着かせるのが亜門の目的だった。

「ンンッ…ンッ…ふっ…ぁ…せん、せい…も、もどかし、い…」

経験の希薄さから今一歩先へ進めない千佳が遠回しににさらなる刺激を乞う。内腿をギリギリと擦り合わせながらの懇願。快感をさらに受け入れようと陰核は一回り大きく膨らんでいる。

「大丈夫だ。そのまま波に身を任せていればその内限界が来る」

「ンッ…この、まま?…ンンッ…くる、し……アッ、アッ!アッ❤︎」

「そうだ、もう少しだ」

陰核からもたらされる快楽の波が、いよいよオーガズムへと向かい始め、千佳の手が何かに縋ろうとシーツの上を泳ぐ。亜門は後ろにいる為、結局自分の腕を赤くなる程強く抱き締めた千佳は身体を震わせる。

「アッ、アッ…い…く……ンンッ❤︎」

ピンと身体を張り、亜門の手を腿で締め上げながら千佳は初めての陰核愛撫で果てた。

連続のオーガズムで千佳の身体には疲労が溜まりつつある。それに気疲れから頭も重さを感じるようになってきていた。ただ、千佳は悩ましい事を何もかも忘れ、理性が吹き飛ぶこの絶頂感覚が、この先決して消えない体験記憶として脳に刻まれてしまっている事を頭の隅で感じていた。

ーーーーーーーーーー

ーパンッ、パンッ、パンッ

男の鼠蹊部と女の臀部がぶつかり合う音が部屋にこだまする。高かった日はオレンジ色に灼けて沈み出し、ベッドの下にはスポーツドリンクの空き容器が転がっていた。

「ンッ、ンッ、ンッ、ンッ、ンンッ❤︎」

うつ伏せになった千佳にピッタリと覆い被さる亜門が、腰を千佳の締まった臀部に何度も打ち付ける。互いの汗で濡れた双丘からはパチンパチンと湿った音が響き、ピストンの苛烈さを物語る。

様々な体位でオーガズムを味あわせられた千佳はこの寝バックの態勢になってからというもの、挿入の深さと早さに息もつけない呻めきを上げていた。

「ンアッ、アンッ、ンッ、ンッ、アグッ❤︎」

「くっ、ふっ…ふっ…」

亜門の方もスタミナの限界が近く、額にかいた汗は顎を伝い、千佳の濡れ光る背中へポタポタと落ちる。

「はぁ…はぁ…」

もう長い間、二人は会話らしい会話をしていない。肉欲のままに身体を擦り付け合い、シーツは互いの体液でじっとりと濡れている。

「クゥッ…アッ❤︎…ふか、いぃ…」

亜門が休憩も兼ねて、腰を重力に任せ千佳の臀部へと沈める。シーツを両手でギュウッと握り締める千佳の口からはだらしなく涎が垂れ、口元に小さな水溜りを作っている。

ーパンッ……パンッ……パンッ

勢いこそ失ったものの、より体重を掛けたピストンを亜門が再開し、千佳の反応が大きなものへと変わる。

「川村!最後だ、出すぞ…」

「アゥ…ヒッア…ンッ…ンッ…ンッ…いぁ…まは、きちゃぅ…ンッ…イグッ…イグゥッ❤︎」

最後に身体をえび反りにし、千佳は何度目かもわからない絶頂を迎えた。体力を使い果たした亜門もそのまま崩れ、重なった二人の身体がお互いの荒い息遣いで上下する。

「ハァ…ンッ❤︎…ハァ…ハァ…ンッ、フッ…」


接合部から時折細波のように押し寄せる余韻快楽に浸っていた二人だが、亜門が名残惜しそうに身体を起こす。ズリュリと音を立て抜けた結合部からは泡の混じった白濁液が零れ落ち、千佳の股間のシーツの色を変えた。

「はぁ…はぁ…こんな時間までするつもりは無かったんだが」

一応亜門もだいたいのスケジュールは立ててあった。事を荒立てない為にも部活動終わりの時間として自然な夕方六時には千佳を帰宅させるつもりだった。しかし携帯電話で確認をすると既に六時を三十分も回っている。

「川村、寝ているのか?起きろ。急いでシャワーでも浴びて来い」

千佳の汗と体液に塗れた身体を見ながら亜門は言う。

「…ンッ…はぃ…」

眠りに落ち掛けていた千佳がぼんやりとした返事をしてから起き上がり、ベッドからおずおずと降りるが、そのおぼつかない足取りを見た亜門が千佳に言う。

「電車は無理そうだな、全く…車で送ってやるよ。あと匂いが付くからソープは使わずにお湯だけで身体は洗え」

万一両親に遭遇した場合に備え、亜門はクローゼットにまともな服があったか確認を始めた。

ーーーーーーーーーー

日は沈み、対向車線を走る車がポツポツとヘッドライトを照らし始める。

助手席に座る千佳とハンドルを握る亜門は二人ともヨレヨレのシャツを着て、それぞれ前の信号機をぼうっと眺めていた。車に乗り込んでからは会話が無く、無言で三十分程度のドライブを終える事になりそうだった。唯一千佳が話したのは亜門に聞かれた自宅の住所の事だけだった。

信号機が青く光り、亜門はアクセルを柔らかく踏み込む。とても柔らかい雰囲気とは言えないものの、助手席の少女が泣き出したり暴れたりしないだけで亜門にとっては有難い状況だった。

今日の記憶を思い返しながら、暫く食事は要らないな、と亜門はシートに体重を投げながらボソリと呟く。人間が言う所の胃もたれの感覚を初めてインキュバスは理解した。

そして沈黙を破ったのは千佳だった。

「先生って私の事好きなんですか?」

「いや好きじゃない、身体目当てだ。ついでに言っておくと今後川村を好きになる事も無い」

亜門は千佳の方を向こうともせず、運転中の独り言の様に言い放った。

「これで終わりですか?」

「いや」

元より亜門は飽きるまで千佳を玩具を兼ねた食い物にするつもりであった。

千佳の方は特に亜門の言葉に反応を返さず、助手席の窓に流れるネオンを覗きながらポツリと言った。

「良かった」

何に対しての安堵なのか、眠気を覚え始めていた亜門は聞かなかった。ただ、千佳の憂いを帯びた目蓋が落ち掛けた瞳にネオンの光が反射した横顔が、亜門にはとても少女のものとは見えなかった。
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