【R18】ダイブ〈AV世界へ堕とされたら〉

触手姦 ③

「っ！だめっ！」

愛佳は直前のところで触手へ伸ばした舌を引っ込めた。興奮成分が含まれた体液を経口摂取している彼女の脳内は、淫靡な欲求に支配されつつあったが、残った理性で踏み止まった。

理性の他にも歯止めとなったものがあった。

催淫作用のある体液のあまりの効果強さと、触手に対する嫌悪感が既に溶かされ、そのタッチが生み出す甘美な刺激に嵌ってしまいそうな恐怖心だった。

ー…

触手は彼女の葛藤を知覚していた。そして女の身体を弄ぶ悦びも覚えてしまっていた。

ー！

触手は考え方を変えた。

苗床にしている体から、三本目の手を引きずり出す。

「ひっ、もう一本…？」

愛佳が慄く。

三本目の触手は彼女の頭上をウネウネと蠢くと、体皮から今度はオレンジ色の体液を分泌した。

「きゃっ！今度は何？」

ポタポタとオレンジの体液が愛佳へ降り掛かる。触れた部分から衣服がジュウジュウ音を立て溶けていく。

「いやっ…」

自分の皮膚も溶けてしまうのでは無いかとたじろぐ愛佳だが、体液は衣服だけに反応する。

ー♪

動けない女体へ次々に体液が舞う。

「やっ、ぁ…」

あっという間に衣服は溶け果て、殆ど裸に剥かれてしまう。残った一部の布切れだけでは余りに無防備な格好だ。

ー♪

それを待っていた別の触手がビュルビュルと透明な粘液のシャワーを浴びせる。

「やめっ…きゃぅっ！…だめ…こんなたくさん…かけられたら…」

全身に直接付着した粘液が効果を及ぼし始めた。

「はっ…ひっ…あっ❤︎」

愛佳の瞳は光を失い、力んでいた全身もダランと弛緩している。

ー♪

再度触手が愛佳の眼前に迫る。締め忘れた蛇口の様に先端の割れ目からポタポタと透明液が滴り、フローリングへ落ちている。

「は…ひっ…ぁ…それ…やっぱり……欲し、い…」

身体全体を襲う甘疼感に屈した愛佳が迎え舌で透明液を啜る。

「あむっ……ペロ…ペロ…んっむっ！」

大人しくフェラチオを受けていた触手だったが、愛佳の口内奉仕に堪らず前後へ蠢き、溜まった体液を放出しようと動きを早める。

「あっふっ！んむっ！んんっ！」

ブルりと大きく震え、体長が波打つ。口内に体液を送り込む動きだ。

ー！

「がっ…ふっ…んくっ！？んんんっ！…ふっ…むっ…グッ…ゴクッ…」

喉奥への放出に咳き込みながらも、零さない様に愛佳は全て飲み干す。

その作用により、愛佳の伝達神経は興奮状態を超え、作り変えられたに等しい状況だった。脳内は未だに侵入を許していない膣奥を触手で蹂躙されることを期待し始めていた。

「あ、はっ……えっ？」

苗床となっている男の口からシュルシュルと四本目の触手が這い出てきた。太さこそ他の三本と変わらなかったが、その先端からは更に何十本もの細かな触手に枝分かれしており、一本一本は直径5ミリにも満たない微細なものであった。

細かい先端からはブラシの毛のように糸状の器官が生えている。

その内の二本がそれぞれピンク色の乳首へキスをする。

「あっ…ぅ…」

微細なブラシが体液を分泌しながら、ピンクの突起を舐めるように刺激する。

「はっ…ひっ…ぃ…ぁぅ…」

ヌチヌチと優しく練り上げてくる刺激に愛佳の背中が仰け反る。

ー♪

愛佳は気付いていなかったが、ブラシ部分からはミクロサイズのいくつかの針も生えており、桃色の先端を貫き、透明体液を注射していた。その極小の針は痛みなどなく、知らないままに乳首を膨らませていた。

「あっひっ❤︎ふぁ…ぁ…ぁ…ぁっ❤︎」

プックリと膨れた乳頭に細かな触手が絡みつき、扱き上げる。絶え間ない甘美刺激に愛佳が軽く絶頂を迎える。

触手達はそれに飽き足らず、ブラシの奥にある石灰組織、歯にあたる部位で、乳首を甘噛みする。

「きゃぅ❤︎はっ…ひぅ！ぁんっ…カリ、カリ…だめっ！くぅ…」

ー♪

ビクビクと愛佳の身体が快波に震える。苦悶の表情を浮かべながら、飲み込むことを忘れた涎が滴る。

乳首責めを継続しながら、更に増えた一本が局部へ向かう。

的確にクリトリスを狙う触手は同じようにブラシ部分で淫核を捉えた。

「はっ！………んっっ！」

一層強く女体が跳ね上がる。触手は敏感な部分から剥がれないよう、クリトリスを微細な糸で絡めとり、ブラシ箇所をロックする。その上でヌチヌチと回転運動を与える。

「あぅ！かっ…はっ…ああんっ❤︎…ひぁ……くふっ…イグっ…ぅ………あ゛！」

あまりの享楽に愛佳の脳がトロける。身体は壊れたようにガクガクと痙攣する。

当然クリトリスへ貼り付いているブラシにも針が付いている。乳首と同じ様に、クリトリスへ直接、透明粘液を注ぎ込む。

「あ゛う゛ぁ…❤︎はひっ…ぁ…ひっ❤︎」

肥大した核を絡めていた糸がコスコスと絞るような刺激を加える。性感帯三ヶ所を執拗に、同時に責められる未知の刺激に愛佳の脳内はスパークする。

「あ、へっ❤︎ぁっ❤︎…へっ…はっ……ひぃっ❤︎はひっ❤︎」

快楽以外を知覚できい状態まで追い込まれていた愛佳は気付いていなかったが、針は膣内にも粘液を注射しており、膣内がフワフワと解されていた。

ー♪

この後の巨大な挿入の為に。

そんな下準備を知らない愛佳は延々と続く絶頂に身体を震わせる。乳首を繊細なぬめった触手で扱かれ、もう片方はチュウチュウと吸い上げられ、淫核は噛みしだかれる。

「あうぁ…❤︎ひゃっ…ぁ…イっ…く…ぅ❤︎あへっ！…ひゃぁ❤︎」

本来、快楽物質は脳内で一定の分泌限界量が決まっているが、透明体液によりその制限までも溶かされてしまっている。青天井の快楽が愛佳を襲う。

「らめっ❤︎おかしきゅ…あぅ❤︎にゃってる❤︎はひっ❤︎のーみそまで…おんにゃのこにっ…なってりゅ❤︎はひっ……らめらめらめっ❤︎ひゃぁ…」

ーミチ…ミチッ！

のっぺりとしていた苗床の股間、本来ペニスのある場所から、直径十センチはゆうにある巨根が生え出てきた。体液がドロドロと全体から漏れ出ていて、その大きさから脈動する度に1.5倍近く膨張している。

一斉に触手達が愛佳の手足へ移動し、大の字で吊り上げ、苗床の股間へ引き寄せる。

ーヌチュ…

紫と透明の粘液でテラテラに光った巨根の先端が、愛佳の膣口にあてがわれた。

愛佳は何度も叩き込まれた絶頂の余韻から戻ってこられていない。

挿入と言うよりは開墾と言える程、膣口を押し広げながら巨根が中へ消えていく。

「かっ…はっ…あぐっ…はっ…ぁ…まっ……ひろが…るっ…ぁ…」

半分。

「ら…め……おなか…のかたひ…かわって…かっ…ひっ…ぅ❤︎」

喉が開き、手足の痙攣が止まらない。

「くっ…あっ、ひっ……おにゃかっ…おしこまれ…てりゅっ…❤︎…らめ…とん…じゃ…う゛❤︎」

信じられない程に解されていた膣肉が、避けることなくピッチリと巨根を受け入れる。巨根から染み出す粘液が膣内を余すことなく浸透していく。

「…………………………ぁ゛！はっ！ひっ❤︎」

強烈な刺激に飛ばされた愛佳の意識が戻るも、既に倒錯していて、何が現実なのかもう分かってはいないようだ。

十二分に粘液が染み渡ったことを確認した苗床はピストン運動を始めた。

ーズチュウ…ズチュウ…

「あっ、はっ❤︎ひっ❤︎がっ❤︎ああんっ❤︎やばっ…いっ！じゅっと…イって…りゅ❤︎はひっ…あ❤︎あっ❤︎あっ❤︎あっ❤︎あ゛っ…！………………くっはっ……ひっ…あっ❤︎あっ❤︎あっっ❤︎あ゛あ゛っ！………あっ…らめっ…しゃせー…するの？あっ❤︎…ひっ❤︎……はっん❤︎…もうっ…おなかっ…あんっ❤︎…すゅきま…ないっ…よっ？あんっ❤︎らめ…らめらめらめぇ！…あ゛ぅ゛！」 

ードクン…ドクン！

苗床も全身を痙攣させ、熱い体液を膣内に放出する。行き場の無い体液は一瞬愛佳の腹部を盛り上げ、膣口の隙間からドピュドピュと勢いよく溢れた。

「はへっ❤︎……もうらめっ……げんかい…はひっ❤︎…もどれにゃく、なる…はぁ❤︎…おねがい………かいほう…して…」

ー！

触手達がビクンと跳ねる。急にスイッチが切れた様に愛佳の身体を離し、苗床にまで巻き取られる。そして出てきたと時とは反対に、またモザイク模様へと変わり、跡形も無く消えた。