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痴漢電車 ー クラスメイトに弱みを握られた優等生 ー ④
しおりを挟む保健室のドアを開けると、担当教員は不在、教員用のデスクに、奥にはベッドが二台並ぶ。女子生徒用に奥側のベッドにはレースカーテンが備え付けられている。建て付けの悪いドアをガラガラと閉めると、廊下の騒がしさが潮が引いたように、静かな空間へと変わる。
まだ余韻に浸る彼女を奥側のベッドへ誘導し腰掛けさせる。
汗で額に髪が貼り付き、上半身は下着を着けていない為、肩で息をする度に胸がほのかにたわむ。はぁ、はぁ、と呼吸を整えるいやに赤みを帯びた唇は開くと妖しい糸が伝っている。
(あぁ…これは…)
思い返せば朝からこの身体を目の前にして、抜いていない。
あの髪がグシャグシャに汗ばむまで責めたい。
下着を着けていないおっぱいを形が歪むほど揉みしだきたい。
あの唇にむしゃぶりつきたい。むしゃぶらせたい。
「きやっ…」
ベッドに押し倒す。彼女の方はというと完全に力が抜けている。堰が切れるまで耐えた後のあの絶頂だ。無理もない。
それを良いことにタイツとショーツを脱がす。責め続けられて累積した熱気がムワッと溢れる。秘部に刺さる持ち手に指を掛け、充分に働いたバイブをゆったりと時間をかけ、抜き取る。
「あっ…ん………んっ…」
キュウキュウと締め付ける肉壁から抜き取られたシリコンはヌラヌラと鈍く光り、異物によって拡げられた膣内は、パックリと口を開け、ペニスを誘う様に穴を閉じていく。
ゴクリと喉が鳴る。
「もう我慢できねぇわ」
ベルトを外し、ズボンと下着を手早く脱ぎ捨てる。痛い程に勃起したペニスの先端はカウパーでヌラヌラと光っている。
「待って!それは…せめて、ゴム着けてよ…」
「ふぅん、ゴム有だったらいいのか?」
「違っ、どうせ…また脅されるから…」
どうやら保健室で二人きりになった時点で覚悟していたらしい。
ベッドに投げ捨てたズボンのポケットからコンドームを取り出し、向きを確認しながら見よう見まねで装着する。膨張した肉棒を薄いゴムが包む。
(こんな窮屈なんだ…邪魔だなぁ)
「じゃあ挿れるからな」
仰向けの彼女の両脚をM字に開き、グチュグチュと膣口を亀頭でほぐす。朝から責め続けられたそこは、すでにフワフワに蕩けており、雄の侵入を易々と受け入れた。
「まっ…て……ぁ…はいっ…て…くるっ…ぁっ…あ…ぅ、おおきっ……ぃ…」
騒めく肉壁を少しづつ押し進めていく。ドロドロの中を入っていく事は、まるでゼリーをマドラーで搔き分けるかのように容易だった。
「奥まで挿れるからなっ!」
「ぁぁっ…え?お、くっ?…ぅぁ…まだ、はいって…くるっ…はぁぁっ!」
「くっ、入ったぞ…」
「ぁっ……はっ……ぁっ……はぁ、はぁ…」
初めての男の侵入に、浅く肩で息をしている彼女。呼吸の度に、膣内がペニスを甘噛みしたり、離れたりを繰り返す。油断すれば腰を振らずとも暴発しかねない具合だ。暫くこの感触を楽しむ。
「どんは感じだ?」
「やっ……ぁっ……なか…いっぱい…で……ぁっ……ちょっと、このま、ま…に…まって…」
「じゃあ、このまま馴染むの待つわ」
「ぁっ……ひっ……はぁ…は、ぁ……」
その間にセーターを脱がし、シャツのボタンを外していく。下腹部に夢中の彼女はされるがままだ。ボタンが外れる度に、白い肌と深い谷間の露出が増していく。
「やっ、あっ!…中で…ビクビク…してる……興奮…してる、の…?」
ボタンを外し終え、白のキャミソールが露わになる。色気のない無地のものだが、この身体が纏うと、二つの双丘に盛り上げられ、その分余った生地がアンダーバストにたわみをもたらし、腰回りはキュッと引き締まっている。ひどく官能的だった。
堪らずキャミの上から弄る。
「んっ……はぁっ……くぅ…」
「乳首、コリコリする度におまんこ締まってるぜ?」
「い、わないで…んっ…」
最後の布を捲り上げ、肥大している先端へ舌を這わす。舌のザラつきが掠める度、ピクンと全身で反応を返してくる。
「はぅ!…んっ、ん!」
全身の性感帯が繋がっているかの如く、膣粘膜が蠢く。
そんな時だった。雄と雌の奏でる淫らな音に包まれた空間に、ガラガラと無機質な音が響いた。
「雨塚いるか?体調悪いって聞いたんだが」
担任教師だった。同じ部屋の中で、淫行が行われているとは想像だにしない男は、ツカツカとデスクを横切り、空いている手前のベッドに遠慮がちに腰掛ける。体重でスプリングが軋む音が聞こえた。
「えっ!先生!?」
厚手のレースカーテンを締めていた為、お互いのシルエットを垣間見ることは難しい。雨塚萌香の存在を確信し、顔を見ようと教師の指がカーテンへ伸びる。
「開けるぞ?」
「ま、待って!駄目!開けちゃだめ!絶対!待って!」
あまりの剣幕に手がパッと引っ込んだ。彼女の方は器用に手脚を使い、私ごと布団を被る。
正常位で挿入されているにも関わらず、彼女はがむしゃらに言葉を繋ぐ。
「今!脱いでて服!あ、その、温度!体温測ってたんです!だから、開けないで!」
「お、おぅ…それはすまん。まぁ思ったより元気そうで良かった」
「は、い…んっ…ぁっ……ゴ、ゴホン!」
「大丈夫か?風邪みたいだが」
「はい…だい、じょうぶ、です…っ、ん…」
「熱は?」
緩やかに、音を立てないように、ペニスを引き抜く。
「…ぁ、っ…ねつは…あるかも…しれないで、す」
「あるかもって…何度だったんだ?体温計で測ったんだろ?」
「あっ、そ、そうです!三十九…あっ、いや、三十七度、くらい、でした…ぁっ…く…」
「そ、そうか。かなり辛そうだが…。いや、もしかしてこの間のことを気にしているのかと思ってな」
「…このあいだ?」
「あの、萌香と…その変な雰囲気になった時だよ。勢いでその…チュウしてしまった後、突き放すようなことを言ってしまっただろう?」
声が親しみを込めた音色に変わる。
同じペースで、今度はより奥へ挿入する。
ー まって、ほんとにまって
大袈裟に口を動かし、唇の形で伝えてくる。彼女の手が私の胸を不甲斐なく押さえる。
「ぁっ……んっ……つきはなすって?」
「あぁ…やっぱり怒ってたのか。あれだよ、こういうことはやっぱり良くない…とか、卒業してから…とか、言ってしまって」
「いい、んです…それでも、い、ぃとおもってた、から…ぁ…」
挿入すればするほど、肉壁がペニスに食い付く面積が増し、包み込まれる。
「そうか…萌香、やっぱり伝えておこうと」
「んんっ!」
竿が全て飲み込まれ、更に彼女の方へ体重を掛ける。苦悶の表情に、本能的な悦びが混ざりだす。
「本当に大丈夫か?苦しそうだが…」
「だいじょうぶ…です、から……あの、せんせ?いまは…ふっ…ひとりに…してほしいかな…」
「あぁ…すまんすまん。また今度にするよ。今日はもう帰ってもいいからな?」
「ふぁ…い…」
あまり長居するのも躊躇われたようだ。ドアの開閉音の後、また蛍光灯のジーッという電気音が響く静寂が帰ってきた。
(セックスもしてあげられないくせに)
退出を確認し、亀頭を膣底へ打ち込む。
「んんんっ!…くっ…ぁぁ…」
堰き止めていた嬌声が破裂するかのように保健室に響く。
(こんなに気持ちいいのに可愛そうな男)
「あっ!んっ…せっく、す、しちゃってる!せんせいの…あんっ…まえだったのに!」
「中、キュウキュウ締め付けやがって!おまんこは悦んでるじゃねぇか…くっ…先生の前だったのに?」
「…あうっ…ちが、うの…」
「こんなに良い事、お預けされて?挿入しながら抱き合う以上の愛情表現なんてねぇのに?雨塚もこの安心感が欲しかったんだろ?」
「…うぅ、いわ、ないで…あっ…」
彼女に倒れ込み密着を高める。お互いの汗で、身体同士がピタリと貼りつく。膣内のお腹側を擦るようにピストンを加速させる。
「わかるか?粘膜同士が擦れ合ってるの…」
「ひっぅ……わか、る…あぁっ!」
私の胸を押さえていた彼女の両腕が、背中側に回り、抱き寄せられる態勢に。
「ほんとに…ひゃんっ!せっく、す…してる…」
腰を打ち付けると、豊満な胸が押し返してくる。より密着したことで、汗でぬめった胸同士が淫らに摩擦する。既に潤んだ膣内で高まりきっていたペニスは限界だった。
「うっ!出すぞ!」
「あんっ、はげし、い!くっ…ぁぁ!」
彼女の抱擁も強まり、ゴムの中で亀頭が白濁液に包まれる。
「ぁぁ…中でどくどくしてる……出た、の?」
「あぁ…はぁ、はぁ…」
「…高杉君の…んっ…必死な顔、初めてみたかも…」
そう言った彼女は、私の頭を一度だけ、恋人にするように、ふわりと撫でた。
何も情欲に夢中になっていたのは私一人だけでは無かった。
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