10 / 24
痴漢電車 ー クラスメイトに弱みを握られた優等生 ー ①
しおりを挟む里奈はそわそわしていた。テレビで年末の特番を眺めながらも、頭の中はDVDプレーヤーのことで一杯だった。
昨日、あのメンズエステの体験をしてからというものの、欲を吐き出す射精という行為が頭から離れなかった。
またしたい。
思うに世の男達は中高生、早ければ小学生で精通を経験するわけだ。そして成長と共に性欲との向き合い方も学んでいく。
対して私にはその経験がない。最大の射精感を大人になってから味わってしまったのだ。あのエステで何度も、何度も…
依存するには充分な体験だった。
そして連日ではあるが、DVDを吟味し、プレーヤーに挿入する。
"痴漢電車 ー クラスメイトに弱みを握られた優等生 ー "
里奈の頭の中は、思春期の男子高校生のように、ペニスを女の身体に挿入することで一杯になっていた。
ーーーーーーーーーー
(よし、今度もこっち側だ)
三度目にもあると慣れたもので、自分のカッターシャツにセーター、その上にブレザーと男子高校生の姿にまず安堵する。背丈は自分よりも少し高く、170センチくらいだろうか、通勤ラッシュに人が溢れるホームで電車を待っていたであろう視界はいつもよりも頭一つ高かった。時折吹き込む風は肌寒く、秋の様相が漂っていた。
ホームにアナウンスが響き、電車の到着を告げる。
(いた、あの子だ!)
開いていない方のドアにもたれ掛かる少女の名は雨塚萌香。黒のセミロングに垣間見える白く細い首筋。お世辞にもお洒落とは言えないメタリックレッドのオーパルメガネをしていながらも、パッチリと長い睫毛を携えた大きな瞳、整った鼻筋、肉感の良い唇と、その美貌を誤魔化しきれていない。
シャツに淡いホワイトのセーター、短くも長くもしていないチェック柄のスカート、いかにもといった制服だ。
この時間の車内は通勤通学でごった返しており、辟易している彼女は身を縮こませながら窓の外を眺めていた。
何人かに冷たい目を向けられながらも、彼女の背後にピッタリと付く。しばらくこちらのドアが開かないことは確認済みだ。
最後の乗客が車内に押し込まれ、痴漢電車はゆっくりと速度を上げた。
まだこちらに気が付いていない彼女の髪からは特有のシャンプーの香りが漂う。また一つ勉強になった。この匂いは男を欲情させるのだと。
近くで見ると、タイツを纏った脚は細さを持ちながらも柔らかみを想像させたし、その大きな胸がドアに潰れ形を変えている様もなんとも煽情的だった。
思春期の男の股間は既にギンギンに硬さを帯びていたが、ここでがっつくわけにはいかない。
緊張と興奮で少し震える手で、スカートの上からヒップを軽く撫でる。
「………」
少し彼女の身体が跳ねたが、反応せずに受け流すことにしたようだ。
(柔らかい…男になるとやっぱり、女の子の身体触るの気持ちいい)
今度はもう少し強めに、ヒップの形を確かめるように上下に撫でる。
「っ!……」
(今度は反応した…我慢してるんだ)
私の方もズボンの股間がビクビクと反応しているのが見て取れる。
今度はスカートの中へ、ザラザラとした感触が唆る。
「い、やっ!」
バッと彼女が勢い振り向き、今にも大声を上げようと、顔を紅潮させながらこちらを向いた。
「えっ、高杉、君?」
一瞬動きが止まる。痴漢を摘発しようと思ったらクラスメイトだったのだ。それは固まるだろう。
「どういうこと?高杉君が触ってたの?」
彼女の不意な動きに何人かがこちらを注視したが、私達が知り合いとわかると、またそれぞれの世界へ戻っていった。
ひとしきり動揺の言葉が出てきたが、最終的に、先生に言います、と正義感に溢れた目で言い放ってきた。
この反応を予測していた私は事前に中を確認していたスマートフォンの画面を彼女に見せた。
担任の30代の男性教師と、誰もいない教室で二人がキスしている写真だった。
「まさか二人がこんな関係なんてなぁ…顔もはっきり写ってるし、これはだめでしょ」
ニヤニヤしながら言う。演技ではなく、これからのことを想像すると歪んだ楽しみと勃起が止まらない。
「えっ、えっ?」
露骨に動揺する彼女。
「クラスのグループSNSにアップしたら面白いだろうな。一瞬でネットにも広がって、先生はすぐに学校に来れなくなって…」
見る見るうちに整った顔が青ざめていく。
「それは…だめ、絶対駄目!ねぇ、他に誰か知ってるの?」
「いや、俺しか知らない」
「その写真、どうするつもりなの?」
「アップしたら面白ぇと思ってる。でも雨塚を好きに触らせてくれるなら削除してもいい」
ギュッと彼女が唇を噛む。
「最低!そんなので言うこと聞くと思うの?ドラマの見過ぎよ…」
優等生らしく目に涙を浮かべながら糾弾してくる。自分の事を棚に上げて。
(あぁ…)
無 茶 苦 茶 にしてやりたい。
画面を操作し、グループに写真を添付し送信ボタンをタップする。彼女に見えるように。
「えっ、嘘、嘘!?」
さっきまでの強気な表情が一転動揺している。
「送信予約した。知ってる?端末のロックってあのFBIでも解除できないんだってよ。わかるこの意味?」
「あっ、えっ…嘘……」
黙り込む。
「さすが雨塚、頭が良い。状況わかっただろ?」
「い、いつ送信されるの!?」
「教えねぇよ。でもお前が言うこと聞いてるうちは送らねえ、ちゃんとキャンセルしてやるよ」
聡明な彼女はどうしようもないことを悟ったらしく、小さく小さく頷いた。
「っ!」
痴漢行為を再開する。サワサワとタイツの感触を楽しむ。
(あぁ、柔らかくて、興奮する)
自分のパンツに冷たさがある。先走り汁が漏れている。
「い、や…」
力任せに後ろからおっぱいを揉みしだく。早く射精したいが為に、彼女の気持ちなんてどうでも良くなってきた。
「手ぇ貸せ」
彼女の手を取り、ファスナーから取り出した怒張へ導く。
「やだっ!汚いっ…」
反応がやけに初々しい。
「…次抵抗したら今すぐ写真を流す。わかったな?」
「だめっ、それだけはだめ…先生に迷惑が…」
「その先生とはもうヤったのか?」
「ヤったってそんな言い方…そんなことしてない。先生は私が大切だって…キスだって私がせがんだだけなの…」
「周りはそうは思わないだろうけどなぁ、ふふっ…ほらっ、手ぇ動かせ」
「わかんない…わかんないの…こ、こう?なんかニュルニュルしてる…」
「あぁ、そう、そんな感じだ…興奮すると先っぽから精子とは別に先走り汁が出てくるんだよ。優等生なら知ってんだろ?」
「聞いたことはあるけど、初めて…見たから…」
シコシコと手を動かされるも、迷い迷いでぎこちなく、力の入れ方も強すぎる。
自分も初めて手で奉仕した時に相手に痛いと言われたのを思い出す。ただ興奮しきった男子高校生の身体にはその刺激で十分だった。
「あぁ、出る…手、止めんなよ?」
「えっ、出る…?えっ、きゃぁ!?」
勢いよくペニスが彼女の手の中で爆発した。溜まっていた白濁液は手の中に収まらず、彼女のスカートのヒダやタイツにまで貼り付いていた。
「やだっ…ベトベト…」
「あぁ、すっげえ気持ち良かったわ。雨塚の手、柔らかいのな」
「そんなこと、言われても…これ、どうしたら…」
精液と褒め言葉をかけられ、オロオロする彼女は呆気にとられている。
私はというと射精の快感を噛み締めていた。なんて無責任な快楽なんだろう。こんなのを大学のつまらない男達は味わっていたのか。無性に腹立たしかった。心まで男性的になっているのかもしれない。
周りに気付かれぬようにティッシュで精液を拭いている姿がまた唆る。
スカートの中へ手を捩じ込む。そのままタイツとショーツを押しのけ、秘所に指を這わす。
「やっ!」
先程の言葉が効いているのか半分の抵抗もできない彼女だが、肝心のそこは乾いていた。
(そりゃそうか…)
手を抜き、またソフトな痴漢行為へ戻る。一度射精したことで、頭は冷静に、性欲をコントロール出来てきた。
(このうぶで、いやらしい身体を滅茶滅茶にしてやろう…あの毒島にされたように)
1
お気に入りに追加
629
あなたにおすすめの小説
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる