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メンズエステ ーエステティシャンの誘惑ー ①
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目を覚ますと、横たわっていたのは本来の自分の部屋だった。徐々に明瞭になる視界は、DVDプレーヤーが入っていた空箱の段ボールを捉えていたし、ここ数日の黒と灰色に占められた光景と違い、部屋の中は日常の淡い暖色に戻っていた。
はっと身体を確認するが、格好も何ヶ月も前に感じるものの最後に講義を受けていたものであったし、腕の注射痕も無くなっていた。
(戻ってこれたんだ…)
しかしあの世界のことは夢では無い確信があった。あまりにも現実味を帯び過ぎていたからだ。
そして安心と一緒に滲んできたのは、渇望だった。
(あんなの…忘れられるわけない…)
下腹部がキュッと疼くのを感じた。
ーーーーーーーーーー
翌日の遅い時間、私は繁華街をいくつか通る環状線車内の座席にいた。コートの下にはUネックのロングTシャツ、下はデニムを履いた。あまりに胸元が空いたシャツで、谷間がハッキリと出てしまうことから一度も着なかったものだが、クローゼットの奥から引っ張り出してきた。
あのいやらしいセックスを叩き込まれてしまった頭は次の刺激をどこかで望んでしまっており、それが大胆な格好をさせたのかもしれない。
今朝、意を決して再度あのDVDを再生してみたが、意識が持っていかれることは無かった。ただ収穫はあり、出演者、話の構成が私の体験と一致したのだ。DVDかプレーヤーのどちらかに何かある、そう私は睨んでいた。
まずは安価なDVDの方を別のもので試そうと考え、先程までアダルトDVDショップで、マスクと伊達メガネ姿で品漁りをしていたわけだ。
カバンの中には3本の四角いパッケージが入っている。ただ慎重に選ばないといけなかった。おそらく途中で抜け出す事は出来ないのだから、あまりにハード過ぎたり痛みを伴うものは避けたかった。
ドアが閉じた音に、ふと車内を見渡すと飲み屋街に止まっていたようで、酔っ払ったサラリーマン達がたくさん乗車してきた。
内一人が目の前の吊革に掴まる。舐め回すように私の身体ジロジロ見てきたかと思うと、あからさまに視線が胸元で止まる。見下ろされると、谷間が丸見えだ。
下劣な視姦を受けながらもDVDのことを考えていると身体が火照ってきた。車内の空調の影響もあり、顔が紅潮してきているのがわかる。隣に座っていた中年女性が下車したタイミングで、目の前の男がどかっと左手に座る。気がつけば乗客の数はかなり減っており、残った数名も音楽やスマートフォンに皆俯いていた。
ー スッ
男の右手の甲が左脚に触れた。いかにも偶然触れたかのような強さで。拒絶しても良かったが、頭はピンクの靄がかかりつつあり、暫く様子を見ることにした。
私が拒絶しないことに気を良くしたのか、デニムのももの辺りを今度は掌でサスサスも撫でてきた。
(っ…くすぐったい、けど)
より大胆になった男の、今度は左手が胸元に迫る。左手を伸ばした事で男がこちらを向く体制になるが、漂ってくるアルコールの残り香とタバコの匂いに思わず顔をしかめてしまう。それに気づいた男が言う。
「こんなエロい格好しといて、なんだその目は」
嫌悪感がピークに達した私は行き場を失った男の手を振り払い、俯きながら電車を後にした。
現実は甘くない。そ
ーーーーーーーーーー
何度か後ろを振り向きながら逃げるように自室に帰ってきた身体は、気持ち悪さと嫌悪で少し震えていた。
(やっぱり実際はこんなものか…)
落胆すると同時に尚のこともう一度作品の中へ没入したい衝動が湧いてきた。だってあんなに淫靡で、後腐れもないんだから。
そのままシャワーを浴びながら、次に試してみるディスクを決めた。
"メンズエステ~エステティシャンの誘惑~"
パッケージを飾るエステティシャン役の女優の衣装は白いTシャツ形状だが、胸元はパックリと割れ、肩から伸びた紐が胸元の生地を支えるようにクロスに伸びており、よりエロティックに谷間を見せていた。彼女の身体もかなりグラマラスでシャツから溢れんばかりの豊満な胸、引き締まった腰。そして際どいタイトスカートから伸びている脚は女性の私でも触りたくなるほど綺麗で、いやらしかった。
そこに惹かれたのもあるが、田上という男の記憶も一つの要因だった。いかにも女の身体に耐性の無い男を弄ぶ悦びは一塩だったし、不完全燃焼で終わってもいた。そんな中で、男優側の"一ヶ月禁欲した男は耐えられるか"といった文句も魅力的だった。
少しメンズエステについても調べておいた。どうやら風俗店というわけではなく、あくまで健全なお店らしい。いわゆる抜き無し、タッチ無し、だそうだ。おそらくその空間で男を誘惑し、最終的に禁じられたをセックスしてしまう内容なのだろう。
期待を膨らませ、ディスクを挿入して数秒後、逆らえない眠気が襲うあの感覚が訪れた。
ーーーーーーーーーー
「きやっ!み、水!?」
意識が明朗になったと同時に水滴が身体を襲った。その温かさにようやくシャワーを浴びていたのだと気付く。
(やった!やっぱり夢じゃなかった。プレーヤーで再生した物語の中に入れるんだ!)
しかし、よしっとガッツポーズした際に違和感があった。股間に質量がある。
(嘘、こっち側で!?)
平たい胸板、筋肉質な身体、今回は男優側で入り込んでしまったらしい。
ーーーーーーーーーー
「シャワーが終わりましたら、ご用意してある下着をお召しくださいね」
「あっ、はい!」
何故男側になったのかと、身体をペチペチと手で確認していると、扉の奥から澄んだ声。女性のものだ。
この世界に入り込むのは二回目なこともあり、トラブルこそあったものの、前回よりは状況を早く飲み込める。
返事をし、状況を整理する。多分ここはマンションの一室で、今からエステが始まる。その前のシャワーの時間が今だろう。下着と言っていたのは脱衣場にあるこの頼りない紙パンツのことだ。よりにもよってTバックだとは。
いつもの要領で履いてみるものの、ペニスがパンツに押し込まれる感触はとても違和感がある。
癖で胸元を腕で隠しながら扉を開けると、床には黒のマットが敷かれ、何種類かのボトルが用意されていた。薄暗い暖色の間接照明に、花瓶等の装飾が控えめに施されていた。
そして目立つところに、当店は風俗店ではありません、との張り紙。他にも女の子へのタッチは禁止だとかの様々な注意事項が書かれていた。
戸惑う私を笑顔で迎えた彼女はパッケージ写真よりも更に若く見え、年齢は20代半ばくらい。バストはFくらいはあるだろうか。あのタイトな白いTシャツにとても収まっていない。
その谷間から目が離せない。ドクンっと血流がペニスに集まっていくのがわかる。
(あっ、この感じ…すごい…女の身体には、無い感覚だ…)
一ヶ月オナニーしないことが男性の身体にどんな影響を及ぼすのかよくわからなかったが、禁欲の効果なのか、彼女の肢体を見ただけで性欲が異様なまでに急上昇した。
(パンツ…せり上げちゃってる…ちょっと、気持ちいい、けど…恥ずかしい…)
ペニスはもう天井を向いていた。
彼女はというと見慣れているようで、勃起を意に介さず、自然な世間話から入ってくる。
女口調に気をつけながらも、話している内に段々と緊張も解け、股間の血流も引いていった。リラックスを察した彼女は私をマットへうつ伏せに寝るよう促す。
「こう、ですか?」
「ええ、そのまま楽にしていてください。まずは指圧トリートメントからしていきますね」
足の裏から始まり、足首から上半身に向かい、少し体重を掛けながらの施術を施される。
(意外と、普通のエステなんだ…)
気持ち良さに感心していると、施術が腰辺りに来た時、彼女が私のお尻に馬乗りになってきた。
(太もも、当たってる…いや、当ててるの?)
寝バックで犯されている姿勢に近い。そのまま背中を指圧してくる彼女の胸元がチラチラと据付の壁鏡に写る。胸元をクロスする紐が谷間を見え隠れさせている。
(あっ、また…勃ってきた…)
谷間が垣間見えるだけでなく、身体が動くたびにプルプルと震える双胸。
ペニスの力は想像より強く、パンツを擦れ上がり、下腹部に押し潰されながらも起立した。
「次はオイルを使っていきますね」
オイルは有機栽培のアーモンドを使ったものと説明をしながら、塗り込まれていくオイルからは甘い匂いが漂ってくる。
先程と同じように足先からオイルを塗りこまれていくが、ヌルヌルとした潤滑剤が加えられたことで、性的な刺激も加わる。
(ぁっ、これ気持ちいい…)
この時の私は、メンズエステのいやらしさと、男の身体の事を何もわかっていなかった。
オイルマッサージが内ももにまで迫ってきた時、カエルの様に片足を開かれ、彼女の腕はニュルリと鼠蹊部を通り脚の付け根を一周する。
「あんっ!」
あまりの刺激に思わず喘ぎ声が漏れた。
(何これ、男の人ってこんなにココで感じるの?)
神経が集まっているのだろうか、そこをヌルヌルとした彼女の腕が通る度に、ペニスがビクビクと跳ねる。
そして彼女は私の腰に胸を押し当てるように、右を、左をと鼠蹊部を刺激する。その度にタプタプと柔らかい感触が腰に伝わり、声の我慢も聞かなくなる。
「あっ…ふぅ…」
そんな私にあくまで冷静に彼女が尋ねる。
「気持ちいいですか?」
「はい…すごっ…ぁ…く」
ようやく腕を抜かれたかと思えば、今度は十本の指を使い、ほぼ生地の無いアナル周辺を摩る。
「ううっ…はぁ…ぁ…」
反応の良い部分を悟られ、何往復もされる。
「あぅ…はっ…ぅ…」
蕩けるような刺激に夢中になっている間に、開いた私の脚が彼女のくねらせたももに包まれる。
「あったかい…あぁ…あっ!ぅぅ…」
再度鼠蹊部を刺激される。女の身体の柔らかさを至る所から与えられた男の身体は、気持ち良さが全てペニスに流れ込み、女よりも遥かに簡単に絶頂の兆しを見せる。
彼女は更に刺激をエスカレートさせ、今までは避けていたペニスや睾丸へも際どい、触れるか触れないかの刺激を与えてきた。
ペニスを腕が掠める度にビクッ、ビクッと排泄感のようなものが高まる。
(あっ、何か出そう、あっ、あっ…)
もうだめだというラインの直前で動きを止められる。
「あぁ……はぁ、はぁ…」
一ヶ月溜まったものを出したいという欲求は女の比ではなかった。無茶苦茶に襲い掛かってぶちまけたい衝動を必死で押し殺す。
「横向きになってくださいね」
素直に応じる。パンツをせり上げるペニスが露わになる。
「ふふっ、元気ですね」
そう言いながら、私の背後に回り、片脚を曲げるよう促される。
今度は後ろから伸びた腕が、脇腹、下腹部、鼠蹊部を通りながらマッサージしてきた。また胸がフワフワと背中に当たる。
「ぁ…だめ…それ、だめ…」
数回往復された後、彼女の口調が変わった。
「さっきから女の子みたいに鳴いてる…ふふっ…」
カ・ワ・イ・イ・❤︎
耳元で囁かれ、後ろからパンツの中に侵入した細長い指が、根元を優しく包み込み、シコシコと射精を促してきた!
「さっきからずっとイキそうなの我慢してたでしょ…ほらっ、こんなにビクビクして…うふふっ…気持ちいい?…溜まってるんでしょ?シャワーから出てきた時、私の身体でバキバキに興奮してたのよね」
「あっ、あっ…ごめんっなさい…あっ、あっ…」
またペニスから何かがせり上がってくる。おしっことかじゃない。
「あっ、出ちゃう…出ちゃう!」
下半身がガクガク痙攣する。
「出していいよ、ビュービューって…ほらっ…」
「あっ…出っっるっ!あっ!!」
ドピュドピュと管を通り飛び出す精液の刺激に腰が砕ける。
「やだっ❤︎こんなに…すっごい…いっぱい…手もパンツもドロドロだよ?」
何度もピュルピュルと射精が続く。これはだめだ。
…癖になりそう。
はっと身体を確認するが、格好も何ヶ月も前に感じるものの最後に講義を受けていたものであったし、腕の注射痕も無くなっていた。
(戻ってこれたんだ…)
しかしあの世界のことは夢では無い確信があった。あまりにも現実味を帯び過ぎていたからだ。
そして安心と一緒に滲んできたのは、渇望だった。
(あんなの…忘れられるわけない…)
下腹部がキュッと疼くのを感じた。
ーーーーーーーーーー
翌日の遅い時間、私は繁華街をいくつか通る環状線車内の座席にいた。コートの下にはUネックのロングTシャツ、下はデニムを履いた。あまりに胸元が空いたシャツで、谷間がハッキリと出てしまうことから一度も着なかったものだが、クローゼットの奥から引っ張り出してきた。
あのいやらしいセックスを叩き込まれてしまった頭は次の刺激をどこかで望んでしまっており、それが大胆な格好をさせたのかもしれない。
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ドアが閉じた音に、ふと車内を見渡すと飲み屋街に止まっていたようで、酔っ払ったサラリーマン達がたくさん乗車してきた。
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下劣な視姦を受けながらもDVDのことを考えていると身体が火照ってきた。車内の空調の影響もあり、顔が紅潮してきているのがわかる。隣に座っていた中年女性が下車したタイミングで、目の前の男がどかっと左手に座る。気がつけば乗客の数はかなり減っており、残った数名も音楽やスマートフォンに皆俯いていた。
ー スッ
男の右手の甲が左脚に触れた。いかにも偶然触れたかのような強さで。拒絶しても良かったが、頭はピンクの靄がかかりつつあり、暫く様子を見ることにした。
私が拒絶しないことに気を良くしたのか、デニムのももの辺りを今度は掌でサスサスも撫でてきた。
(っ…くすぐったい、けど)
より大胆になった男の、今度は左手が胸元に迫る。左手を伸ばした事で男がこちらを向く体制になるが、漂ってくるアルコールの残り香とタバコの匂いに思わず顔をしかめてしまう。それに気づいた男が言う。
「こんなエロい格好しといて、なんだその目は」
嫌悪感がピークに達した私は行き場を失った男の手を振り払い、俯きながら電車を後にした。
現実は甘くない。そ
ーーーーーーーーーー
何度か後ろを振り向きながら逃げるように自室に帰ってきた身体は、気持ち悪さと嫌悪で少し震えていた。
(やっぱり実際はこんなものか…)
落胆すると同時に尚のこともう一度作品の中へ没入したい衝動が湧いてきた。だってあんなに淫靡で、後腐れもないんだから。
そのままシャワーを浴びながら、次に試してみるディスクを決めた。
"メンズエステ~エステティシャンの誘惑~"
パッケージを飾るエステティシャン役の女優の衣装は白いTシャツ形状だが、胸元はパックリと割れ、肩から伸びた紐が胸元の生地を支えるようにクロスに伸びており、よりエロティックに谷間を見せていた。彼女の身体もかなりグラマラスでシャツから溢れんばかりの豊満な胸、引き締まった腰。そして際どいタイトスカートから伸びている脚は女性の私でも触りたくなるほど綺麗で、いやらしかった。
そこに惹かれたのもあるが、田上という男の記憶も一つの要因だった。いかにも女の身体に耐性の無い男を弄ぶ悦びは一塩だったし、不完全燃焼で終わってもいた。そんな中で、男優側の"一ヶ月禁欲した男は耐えられるか"といった文句も魅力的だった。
少しメンズエステについても調べておいた。どうやら風俗店というわけではなく、あくまで健全なお店らしい。いわゆる抜き無し、タッチ無し、だそうだ。おそらくその空間で男を誘惑し、最終的に禁じられたをセックスしてしまう内容なのだろう。
期待を膨らませ、ディスクを挿入して数秒後、逆らえない眠気が襲うあの感覚が訪れた。
ーーーーーーーーーー
「きやっ!み、水!?」
意識が明朗になったと同時に水滴が身体を襲った。その温かさにようやくシャワーを浴びていたのだと気付く。
(やった!やっぱり夢じゃなかった。プレーヤーで再生した物語の中に入れるんだ!)
しかし、よしっとガッツポーズした際に違和感があった。股間に質量がある。
(嘘、こっち側で!?)
平たい胸板、筋肉質な身体、今回は男優側で入り込んでしまったらしい。
ーーーーーーーーーー
「シャワーが終わりましたら、ご用意してある下着をお召しくださいね」
「あっ、はい!」
何故男側になったのかと、身体をペチペチと手で確認していると、扉の奥から澄んだ声。女性のものだ。
この世界に入り込むのは二回目なこともあり、トラブルこそあったものの、前回よりは状況を早く飲み込める。
返事をし、状況を整理する。多分ここはマンションの一室で、今からエステが始まる。その前のシャワーの時間が今だろう。下着と言っていたのは脱衣場にあるこの頼りない紙パンツのことだ。よりにもよってTバックだとは。
いつもの要領で履いてみるものの、ペニスがパンツに押し込まれる感触はとても違和感がある。
癖で胸元を腕で隠しながら扉を開けると、床には黒のマットが敷かれ、何種類かのボトルが用意されていた。薄暗い暖色の間接照明に、花瓶等の装飾が控えめに施されていた。
そして目立つところに、当店は風俗店ではありません、との張り紙。他にも女の子へのタッチは禁止だとかの様々な注意事項が書かれていた。
戸惑う私を笑顔で迎えた彼女はパッケージ写真よりも更に若く見え、年齢は20代半ばくらい。バストはFくらいはあるだろうか。あのタイトな白いTシャツにとても収まっていない。
その谷間から目が離せない。ドクンっと血流がペニスに集まっていくのがわかる。
(あっ、この感じ…すごい…女の身体には、無い感覚だ…)
一ヶ月オナニーしないことが男性の身体にどんな影響を及ぼすのかよくわからなかったが、禁欲の効果なのか、彼女の肢体を見ただけで性欲が異様なまでに急上昇した。
(パンツ…せり上げちゃってる…ちょっと、気持ちいい、けど…恥ずかしい…)
ペニスはもう天井を向いていた。
彼女はというと見慣れているようで、勃起を意に介さず、自然な世間話から入ってくる。
女口調に気をつけながらも、話している内に段々と緊張も解け、股間の血流も引いていった。リラックスを察した彼女は私をマットへうつ伏せに寝るよう促す。
「こう、ですか?」
「ええ、そのまま楽にしていてください。まずは指圧トリートメントからしていきますね」
足の裏から始まり、足首から上半身に向かい、少し体重を掛けながらの施術を施される。
(意外と、普通のエステなんだ…)
気持ち良さに感心していると、施術が腰辺りに来た時、彼女が私のお尻に馬乗りになってきた。
(太もも、当たってる…いや、当ててるの?)
寝バックで犯されている姿勢に近い。そのまま背中を指圧してくる彼女の胸元がチラチラと据付の壁鏡に写る。胸元をクロスする紐が谷間を見え隠れさせている。
(あっ、また…勃ってきた…)
谷間が垣間見えるだけでなく、身体が動くたびにプルプルと震える双胸。
ペニスの力は想像より強く、パンツを擦れ上がり、下腹部に押し潰されながらも起立した。
「次はオイルを使っていきますね」
オイルは有機栽培のアーモンドを使ったものと説明をしながら、塗り込まれていくオイルからは甘い匂いが漂ってくる。
先程と同じように足先からオイルを塗りこまれていくが、ヌルヌルとした潤滑剤が加えられたことで、性的な刺激も加わる。
(ぁっ、これ気持ちいい…)
この時の私は、メンズエステのいやらしさと、男の身体の事を何もわかっていなかった。
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「あんっ!」
あまりの刺激に思わず喘ぎ声が漏れた。
(何これ、男の人ってこんなにココで感じるの?)
神経が集まっているのだろうか、そこをヌルヌルとした彼女の腕が通る度に、ペニスがビクビクと跳ねる。
そして彼女は私の腰に胸を押し当てるように、右を、左をと鼠蹊部を刺激する。その度にタプタプと柔らかい感触が腰に伝わり、声の我慢も聞かなくなる。
「あっ…ふぅ…」
そんな私にあくまで冷静に彼女が尋ねる。
「気持ちいいですか?」
「はい…すごっ…ぁ…く」
ようやく腕を抜かれたかと思えば、今度は十本の指を使い、ほぼ生地の無いアナル周辺を摩る。
「ううっ…はぁ…ぁ…」
反応の良い部分を悟られ、何往復もされる。
「あぅ…はっ…ぅ…」
蕩けるような刺激に夢中になっている間に、開いた私の脚が彼女のくねらせたももに包まれる。
「あったかい…あぁ…あっ!ぅぅ…」
再度鼠蹊部を刺激される。女の身体の柔らかさを至る所から与えられた男の身体は、気持ち良さが全てペニスに流れ込み、女よりも遥かに簡単に絶頂の兆しを見せる。
彼女は更に刺激をエスカレートさせ、今までは避けていたペニスや睾丸へも際どい、触れるか触れないかの刺激を与えてきた。
ペニスを腕が掠める度にビクッ、ビクッと排泄感のようなものが高まる。
(あっ、何か出そう、あっ、あっ…)
もうだめだというラインの直前で動きを止められる。
「あぁ……はぁ、はぁ…」
一ヶ月溜まったものを出したいという欲求は女の比ではなかった。無茶苦茶に襲い掛かってぶちまけたい衝動を必死で押し殺す。
「横向きになってくださいね」
素直に応じる。パンツをせり上げるペニスが露わになる。
「ふふっ、元気ですね」
そう言いながら、私の背後に回り、片脚を曲げるよう促される。
今度は後ろから伸びた腕が、脇腹、下腹部、鼠蹊部を通りながらマッサージしてきた。また胸がフワフワと背中に当たる。
「ぁ…だめ…それ、だめ…」
数回往復された後、彼女の口調が変わった。
「さっきから女の子みたいに鳴いてる…ふふっ…」
カ・ワ・イ・イ・❤︎
耳元で囁かれ、後ろからパンツの中に侵入した細長い指が、根元を優しく包み込み、シコシコと射精を促してきた!
「さっきからずっとイキそうなの我慢してたでしょ…ほらっ、こんなにビクビクして…うふふっ…気持ちいい?…溜まってるんでしょ?シャワーから出てきた時、私の身体でバキバキに興奮してたのよね」
「あっ、あっ…ごめんっなさい…あっ、あっ…」
またペニスから何かがせり上がってくる。おしっことかじゃない。
「あっ、出ちゃう…出ちゃう!」
下半身がガクガク痙攣する。
「出していいよ、ビュービューって…ほらっ…」
「あっ…出っっるっ!あっ!!」
ドピュドピュと管を通り飛び出す精液の刺激に腰が砕ける。
「やだっ❤︎こんなに…すっごい…いっぱい…手もパンツもドロドロだよ?」
何度もピュルピュルと射精が続く。これはだめだ。
…癖になりそう。
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