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2. 転落
2-3
しおりを挟む「ねぇ、何で何も履いてないの?」
冴子の目は情欲にギラギラと光り、汗で生地が張り付いた美玖の臀を力任せに弄る。
「ち、違うの…これは…その…」
友人の豹変ぶりに戸惑う美玖だが、冴子にワケを上手く説明することが出来ない。
「こんなヤラシイ格好してさ」
美玖は正面から冴子に抱き寄せられ、柔らかな双臀を寄せ上げる様に嬲られる。
「はっ…ん❤︎」
毎晩淫魔に開発されてきた美玖の身体は、冴子の欲望に任せた粗いタッチにさえ簡単に反応してしまう。その反応を冴子は見逃さない。
「何、今の声?」
今度は指を食い込ませ、スカート越しに赤い跡が付くくらい強く、冴子の指が美玖の臀肉へ埋もれる。
「ち、違うの…冴子、聞いて…あっ❤︎」
美玖の抑えられない喘ぎを耳元で聞いてしまった冴子はギリギリのところで残っていた理性の糸がプッツリと切れ、そそり立つ肉棒に頭を支配されていた。
「何が違うの?ホラッ、私が触る度に美玖、ビクビクなってるじゃん」
ヒップをいいようにされながら、美玖も冴子の股間に本来あるはずのない熱く固い肉塊の存在を感じていた。
「いやっ…」
身の危険を感じた美玖は冴子を振り払い、裸足のまま玄関のドアから逃げようとしたが、冴子の方が上手だった。素早くチェーンを掛けた冴子は美玖の背後を取り、ヒップへの粘っこい愛撫を再開する。
「美玖さぁ…誘ってるんでしょ?」
冴子の低い声に美玖は戸惑う。
「こんな短いスカート履いてノーパンで…誘ってるんだよね?そうだよね!?」
「冴子お願い…冷静になって…」
美玖が小動物の様に怯えた目で振り向き冴子を見上げるも、その目がむしろ冴子の支配欲を刺激した。
「ほらっ!」
遠慮など無い力で、冴子が美玖の乱れたスカートを捲る。すぐに冴子の手によって生地が巻かれ、美玖の何もを着けていない下半身が露わになる。
プルンと溢れた双臀は雨と美玖の汗で妖しく光り、冴子がゴクリと生唾を飲み込む音を美玖は確かに聞いた。
ーパンッ!
「ひゃあっ!」
振り上げられた冴子の掌が美玖のヒップへ叩き込まれる。皮膚が張り詰めると同時に美玖の頭がビリビリとした痛甘い痺れが襲う。
その痛みと官能が混ざった反応に冴子はジンジンと自分の欲望が満たされている感覚を感じた。
「あぁ!その声たまらない…みく…もっと聞かせてよ!」
歪んだ欲望の塊となった冴子は微塵も加減の無いスパンキングを繰り返す。
「はぅっ!待って冴子、お願いだか…あんっ❤︎」
「何?感じてるの?あっはは、お尻叩かれて?ホラッ、ホラッ!」
ーパンッ!パンッ!
乾いた音が玄関に何度も響く。
「ひんっ!ちが、うの…あっ❤︎…ああっ❤︎」
冴子の連続スパンキングに臀肉を紅く腫らし、ガクガクと膝を震わせながら、美玖は膝を付いた。冴子は知らないが、美玖の膣内では淫魔の玉が美玖の性感を底上げしていた。
「えっ、イったの?うそ?信じらんない」
冴子の口が歪む。
「私にお尻叩かれただけで?清楚ぶっといてそんなエッチな子だったんだ」
「違う…違うの…」
「へぇ、まだカマトト振るんだ。どうせ処女だってのも嘘なんでしょ?あれだけ心配してあげてたのに裏ではヤることヤってたんだ」
美玖を嬲る事に快感を覚えていた冴子は心の中で嫉妬がバキバキと膨らむのがわかった。
美玖は自分だけのものだ、と。この女は私だけのものだ、支配するのは私だ、と。
「ごめんね、痛かったよね?」
一転、跪いている美玖の紅く腫れた臀の部分を冴子が、優しく撫でる。その刺激でさえ、美玖の身体を震わせるには充分だったが、その指が徐々に下へと降り、割れ目を探り当てていく。
ーヌプッ
「そこは…あっ❤︎」
既にトロトロに溶けている美玖の秘部へ冴子の中指が侵入する。同じ女性だけあり的確な手付きで。しかし指の第一関節まで挿れた所で冴子は指を引き抜いた。
さすがに冴子の躊躇いがあるのかと安堵する美玖の前へ、冴子が履いていたパンツとショーツが一緒くたにハラリと落ちる。
見上げると、下半身に大きく勃起したペニスを携えた冴子がはぁはぁと息を荒げながら、美玖を、挿れるべき穴を見つめていた。
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