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変身
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【リティシア】
家に辿り着き、馬車を帰すと私は屋敷の扉をゆっくりと開く。目の前に広がった光景に、私は驚いて言葉を失った。
広い玄関には何故か…誰もいなかった。
不気味な程の静けさに恐怖を感じながらも、人がいない訳はないと自分に言い聞かせ、足を踏み入れる。
…おかしい、お母様とお父様も、使用人の姿すら見当たらない。
一体皆どこにいってしまったというの…?
ただでさえ不運の日であったというのに、突然誰もいなくなるという悲劇まで襲うとは…神様は相当私が嫌いなようだ。
…誰もいないだなんて…そんな事はありえない。きっとどこかにいるはずだわ。
私は驚いて開け放ったままになっていた扉をそっと閉める。
落ち着いて探してみよう。屋敷は広いんだからどこかにいるはずだわ。きっとそうよね。
そう考えたその時、突如として扉に大きな暗い影が伸びた。
「お帰りなさい…」
反射的に勢い良く振り返ると、その人物の存在で私は更に驚かされる事となる。
「えっ……リティシア…?」
そこにいたのは赤い髪に淡いピンク色の瞳の美少女。服まで全く同じリティシアが、そこには存在していた。
一瞬死期が近づくと見えるというドッペルゲンガーの可能性を考えたが、それは違う。ドッペルゲンガーは意思を持たない。その為、先程のように声を発する事はないのである。
「そうよ。」
再びもう一人のリティシアが声を発する。その声もよく自分に似ているような気がした。
…仮に彼女がリティシア本人だったとしよう。そうなれば、可能性は一つしかない。
まさか、本物が帰ってきた…?
でもおかしいわ、私がここに存在してるのにもう一人リティシアが現れるなんてことある?同じ人間が二人だなんて皆混乱するに決まってるじゃない。
そして私が偽物だと気づかれたら最後に待つのは処刑のみ…。
いっそのこと…ここで燃やしてしまおうか…
いや思考が完全に悪役令嬢だわ。落ち着いて考えよう。争いを避ける方法があるはずよ。
必死に思考を巡らせているとリティシアはゆっくりと私に近づいてくる。
まさか…私を燃やそうとしてるの!?そうはさせないわ、燃やされるくらいなら先に燃やして…正当防衛にしてやる。
が、何故か彼女は手を大きく広げたかと思うと私を強く抱きしめてきた。訳も分からず呆然としているとクスクスと笑い声が聞こえてくる。
「嘘よ~考え込んじゃって可愛いわねぇ。リティ、びっくりした?」
その言葉で私は全てを察した。
「えっ、その口調は…お母様?」
「大正解!貴女の愛しのお母様よ!」
私の顔を見て笑顔を見せる彼女は、既に元のお母様の姿に戻っていた。いつの間に魔法が解けたのかと混乱しているとお母様はその様子を見て再び笑い声を漏らす。
「誰かに見破られるとこの魔法は解けちゃうの。自分より強い魔力の人にも見破られちゃうわ。魔法ってとっても便利だけど…永遠じゃないのよ。敵になるのも味方になるのも貴女次第。よく覚えておきなさい」
妙に真剣な眼差しで呟く彼女に、私は頷かざるを得ない。
確かにそうだ。強すぎる力は、時として…災いを招いてしまうから。
「はい…。ところでそれはどんな魔法なんですか?」
「あぁ、これは変身魔法よ。使える人が少ないからリティも知らないんじゃないかなと思ってやってみたんだけど…やっぱり知らなかったみたいね。」
「…お母様、その魔法…私にも教えてもらえますか?」
私の言葉に一瞬驚いた様子を見せたが、すぐに表情を変え、お母様は口元に笑みを浮かべてみせる。
「良いわよ。アーゼルはまだ帰ってこないみたいだし、夕食までに完璧にしてあげるわ」
なるほど、お父様は出掛けていたのね。…どこへ行ったのかしら?まぁそれは後で聞けばいいわね。
変身魔法は室内で簡単に出来るらしいので広い部屋へ移動すると、お母様は部屋の中央でピタリと立ち止まる。
…その手に炎を宿し、真剣な眼差しをこちらに向けてくる。
「基礎魔法はリティの事だから…完璧よね?」
「えぇ。勿論…完璧ですわ」
さっき教わったばかりの新人以外の何者でもないのだけど魔力の高さでどうにかなるはず。全力で誤魔化すわよ。
「流石ね。ところでリティ……」
お母様が真顔で呟くので、新米魔法使い…例えればレベル1の魔法使い…である事がバレたのかと焦ったが、彼女は全然違う点に着目していた。
「それは何?」
彼女は私のポケットからはみ出た眼鏡を指差していたのである。そうだった。幸運にもドレスにポケットがついていたのでそこに入れておいたのだ。
…それにしても、すっかり存在を忘れていた。
「あぁ、殿下から貰ったんです。これは相手の魔力を測る魔法の眼鏡だと…そう言っていました」
火を消したお母様に渡すと、彼女は全体を注意深く観察し始める。そして眼鏡に視線を向けたまま私に声をかけてくる。
「へぇ、リティ。もしかして一度これを持ったまま転んだりしたの?」
「えっ、いいえ、そんな事は」
「ふぅん、でもこの眼鏡にかけられた魔法が衝撃を和らげた跡があるわ。ほらここ」
お母様に言われてみてみれば、確かに傷ついた跡があった。
「少し傷ついているでしょう?本来、魔道具はなかなか傷がつかないものなのよ。強い衝撃を与えても少しの掠り傷程度にしかならないように魔法がかけられているの。完全に傷を防いでしまうと、雑な扱いをしてしまう人が現れるからわざとこうしているらしいわ。」
なるほど…わざと弱い魔法をかけることもあるのね。今日は色々勉強になるわ。
家に辿り着き、馬車を帰すと私は屋敷の扉をゆっくりと開く。目の前に広がった光景に、私は驚いて言葉を失った。
広い玄関には何故か…誰もいなかった。
不気味な程の静けさに恐怖を感じながらも、人がいない訳はないと自分に言い聞かせ、足を踏み入れる。
…おかしい、お母様とお父様も、使用人の姿すら見当たらない。
一体皆どこにいってしまったというの…?
ただでさえ不運の日であったというのに、突然誰もいなくなるという悲劇まで襲うとは…神様は相当私が嫌いなようだ。
…誰もいないだなんて…そんな事はありえない。きっとどこかにいるはずだわ。
私は驚いて開け放ったままになっていた扉をそっと閉める。
落ち着いて探してみよう。屋敷は広いんだからどこかにいるはずだわ。きっとそうよね。
そう考えたその時、突如として扉に大きな暗い影が伸びた。
「お帰りなさい…」
反射的に勢い良く振り返ると、その人物の存在で私は更に驚かされる事となる。
「えっ……リティシア…?」
そこにいたのは赤い髪に淡いピンク色の瞳の美少女。服まで全く同じリティシアが、そこには存在していた。
一瞬死期が近づくと見えるというドッペルゲンガーの可能性を考えたが、それは違う。ドッペルゲンガーは意思を持たない。その為、先程のように声を発する事はないのである。
「そうよ。」
再びもう一人のリティシアが声を発する。その声もよく自分に似ているような気がした。
…仮に彼女がリティシア本人だったとしよう。そうなれば、可能性は一つしかない。
まさか、本物が帰ってきた…?
でもおかしいわ、私がここに存在してるのにもう一人リティシアが現れるなんてことある?同じ人間が二人だなんて皆混乱するに決まってるじゃない。
そして私が偽物だと気づかれたら最後に待つのは処刑のみ…。
いっそのこと…ここで燃やしてしまおうか…
いや思考が完全に悪役令嬢だわ。落ち着いて考えよう。争いを避ける方法があるはずよ。
必死に思考を巡らせているとリティシアはゆっくりと私に近づいてくる。
まさか…私を燃やそうとしてるの!?そうはさせないわ、燃やされるくらいなら先に燃やして…正当防衛にしてやる。
が、何故か彼女は手を大きく広げたかと思うと私を強く抱きしめてきた。訳も分からず呆然としているとクスクスと笑い声が聞こえてくる。
「嘘よ~考え込んじゃって可愛いわねぇ。リティ、びっくりした?」
その言葉で私は全てを察した。
「えっ、その口調は…お母様?」
「大正解!貴女の愛しのお母様よ!」
私の顔を見て笑顔を見せる彼女は、既に元のお母様の姿に戻っていた。いつの間に魔法が解けたのかと混乱しているとお母様はその様子を見て再び笑い声を漏らす。
「誰かに見破られるとこの魔法は解けちゃうの。自分より強い魔力の人にも見破られちゃうわ。魔法ってとっても便利だけど…永遠じゃないのよ。敵になるのも味方になるのも貴女次第。よく覚えておきなさい」
妙に真剣な眼差しで呟く彼女に、私は頷かざるを得ない。
確かにそうだ。強すぎる力は、時として…災いを招いてしまうから。
「はい…。ところでそれはどんな魔法なんですか?」
「あぁ、これは変身魔法よ。使える人が少ないからリティも知らないんじゃないかなと思ってやってみたんだけど…やっぱり知らなかったみたいね。」
「…お母様、その魔法…私にも教えてもらえますか?」
私の言葉に一瞬驚いた様子を見せたが、すぐに表情を変え、お母様は口元に笑みを浮かべてみせる。
「良いわよ。アーゼルはまだ帰ってこないみたいだし、夕食までに完璧にしてあげるわ」
なるほど、お父様は出掛けていたのね。…どこへ行ったのかしら?まぁそれは後で聞けばいいわね。
変身魔法は室内で簡単に出来るらしいので広い部屋へ移動すると、お母様は部屋の中央でピタリと立ち止まる。
…その手に炎を宿し、真剣な眼差しをこちらに向けてくる。
「基礎魔法はリティの事だから…完璧よね?」
「えぇ。勿論…完璧ですわ」
さっき教わったばかりの新人以外の何者でもないのだけど魔力の高さでどうにかなるはず。全力で誤魔化すわよ。
「流石ね。ところでリティ……」
お母様が真顔で呟くので、新米魔法使い…例えればレベル1の魔法使い…である事がバレたのかと焦ったが、彼女は全然違う点に着目していた。
「それは何?」
彼女は私のポケットからはみ出た眼鏡を指差していたのである。そうだった。幸運にもドレスにポケットがついていたのでそこに入れておいたのだ。
…それにしても、すっかり存在を忘れていた。
「あぁ、殿下から貰ったんです。これは相手の魔力を測る魔法の眼鏡だと…そう言っていました」
火を消したお母様に渡すと、彼女は全体を注意深く観察し始める。そして眼鏡に視線を向けたまま私に声をかけてくる。
「へぇ、リティ。もしかして一度これを持ったまま転んだりしたの?」
「えっ、いいえ、そんな事は」
「ふぅん、でもこの眼鏡にかけられた魔法が衝撃を和らげた跡があるわ。ほらここ」
お母様に言われてみてみれば、確かに傷ついた跡があった。
「少し傷ついているでしょう?本来、魔道具はなかなか傷がつかないものなのよ。強い衝撃を与えても少しの掠り傷程度にしかならないように魔法がかけられているの。完全に傷を防いでしまうと、雑な扱いをしてしまう人が現れるからわざとこうしているらしいわ。」
なるほど…わざと弱い魔法をかけることもあるのね。今日は色々勉強になるわ。
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