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第10話:聖剣エクスカリバー
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ガチャリ
「魔王様、少しお話が・・・おや、ご留守だったか?」
ゴソゴソ・・・
「琥太郎、もっと詰めよ!余の足が出ておる、持っていかれるだろ」
「いや、無理です、無理ですって。魔王様が入ったら今度は俺が持ってかれちゃいます!」
「なら覆いかぶさるぞ、余が上になる」
「あっ、そんな上下逆さまの体制で無理に乗っかってこないで下さいよ。そもそもなんで二人そろってベッド下に隠れるんですか?ここあんたの部屋なんだから俺だけ隠れればいいでしょうに」
「何を言っておる、余は素っ裸ぞ!裸族だと思われたらどうしてくれる?」
「十分裸族ですよ!」
「とにもかくにもアブラギが出ていくまでの辛抱だ、我慢せい」
「全く魔王様は、またお忍びで城下に行かれたのか。あの方の夜遊びにも困ったものだ」
ガチャ
「アブラギさん出ていきましたか?」
「いや、入ってきおった!」
「えっ!?何で?」
「ぐびぐび・・・ぷはぁっ!相変わらず良い酒揃えているな魔王様。よっこらせ」
アブラギッシュがベッドに腰かけるとその重みでベッドがたわみ、俺と魔王の隙間がぐっと縮まる。魔王の股が俺の顔面に迫る!
「あやつ、くつろぎ始めおった!」
「魔王様、近い、近いですよ!」
「分かっておる!琥太郎、そのままぴんと背筋を伸ばしたまま動くなよ。今とても微妙な体勢なのだ、少しでも気を抜いたら余とソチの体が触れてしまう」
その間、僅か1mm、互いの体温が分かるほど近い。魔王はぐっと耐える。
すると俺の横目にパンツらしきものが床に落ちるのが見えた。
「あのパンツって、もしかしてアブラギさんの?」
「な、何ぞ!?」
「どうしましたか魔王様?」
「アブラギのやつ揺すっておる、ベッドの上でもぞもぞと、何をしておるのだ?」
「あの変態軍師、他人の部屋で何してんだ!?耐えて下さい魔王様、この揺れそう長くは続きません!」
「余は魔王ぞ、これしきの振動全て受けきってくれるわ!」
耐える魔王、その汗が俺の体に滴り落ちる。
だが俺の目は揺れる股にくぎ付けだ。
「琥太郎!」
「何でしょう!?」
「ソチの股間、盛り上がってきておるぞ!」
「そうですね!」
「余の顔に迫ってくる、どうにかせよ!」
「どうにもなりません!!」
「やめろ、それ以上大きくなるな、来るんじゃない、うぁっ、ムグゥゥ!!!」
俺のエクスカリバーが魔王の口に突き刺さる。
「魔王様、真に・・・真に恐悦至極存じますぅぅぅ!!」
揺れがおさまる。だがまだ油断はできない。賢者タイムが残っている。
ギシ。履き履き・・・トットット、ギィ~、バタン、ガチャリ。
シ~ン・・・
「やっと行ったようですね。魔王様、もう出ても大丈夫ですよ」
「・・・」
「しかしえらい目に会いましたね・・・」
「・・・・・・」
「魔王様?」
「許せぬ、毎晩毎晩余のベッドはなんか湿っていると思ったがあやつが尿を撒き散らしていたのか・・・」
「魔王様!おそらく尿ではないかと、もっと別の何かかと!」
「しかしバレなくて良かった。もしこの姿を見られていたら大事になっていたぞ」
バシャバシャバシャバシャ!
「何ぞ?」
ニタァwww
「大スクープっス(微笑」
「魔王様、少しお話が・・・おや、ご留守だったか?」
ゴソゴソ・・・
「琥太郎、もっと詰めよ!余の足が出ておる、持っていかれるだろ」
「いや、無理です、無理ですって。魔王様が入ったら今度は俺が持ってかれちゃいます!」
「なら覆いかぶさるぞ、余が上になる」
「あっ、そんな上下逆さまの体制で無理に乗っかってこないで下さいよ。そもそもなんで二人そろってベッド下に隠れるんですか?ここあんたの部屋なんだから俺だけ隠れればいいでしょうに」
「何を言っておる、余は素っ裸ぞ!裸族だと思われたらどうしてくれる?」
「十分裸族ですよ!」
「とにもかくにもアブラギが出ていくまでの辛抱だ、我慢せい」
「全く魔王様は、またお忍びで城下に行かれたのか。あの方の夜遊びにも困ったものだ」
ガチャ
「アブラギさん出ていきましたか?」
「いや、入ってきおった!」
「えっ!?何で?」
「ぐびぐび・・・ぷはぁっ!相変わらず良い酒揃えているな魔王様。よっこらせ」
アブラギッシュがベッドに腰かけるとその重みでベッドがたわみ、俺と魔王の隙間がぐっと縮まる。魔王の股が俺の顔面に迫る!
「あやつ、くつろぎ始めおった!」
「魔王様、近い、近いですよ!」
「分かっておる!琥太郎、そのままぴんと背筋を伸ばしたまま動くなよ。今とても微妙な体勢なのだ、少しでも気を抜いたら余とソチの体が触れてしまう」
その間、僅か1mm、互いの体温が分かるほど近い。魔王はぐっと耐える。
すると俺の横目にパンツらしきものが床に落ちるのが見えた。
「あのパンツって、もしかしてアブラギさんの?」
「な、何ぞ!?」
「どうしましたか魔王様?」
「アブラギのやつ揺すっておる、ベッドの上でもぞもぞと、何をしておるのだ?」
「あの変態軍師、他人の部屋で何してんだ!?耐えて下さい魔王様、この揺れそう長くは続きません!」
「余は魔王ぞ、これしきの振動全て受けきってくれるわ!」
耐える魔王、その汗が俺の体に滴り落ちる。
だが俺の目は揺れる股にくぎ付けだ。
「琥太郎!」
「何でしょう!?」
「ソチの股間、盛り上がってきておるぞ!」
「そうですね!」
「余の顔に迫ってくる、どうにかせよ!」
「どうにもなりません!!」
「やめろ、それ以上大きくなるな、来るんじゃない、うぁっ、ムグゥゥ!!!」
俺のエクスカリバーが魔王の口に突き刺さる。
「魔王様、真に・・・真に恐悦至極存じますぅぅぅ!!」
揺れがおさまる。だがまだ油断はできない。賢者タイムが残っている。
ギシ。履き履き・・・トットット、ギィ~、バタン、ガチャリ。
シ~ン・・・
「やっと行ったようですね。魔王様、もう出ても大丈夫ですよ」
「・・・」
「しかしえらい目に会いましたね・・・」
「・・・・・・」
「魔王様?」
「許せぬ、毎晩毎晩余のベッドはなんか湿っていると思ったがあやつが尿を撒き散らしていたのか・・・」
「魔王様!おそらく尿ではないかと、もっと別の何かかと!」
「しかしバレなくて良かった。もしこの姿を見られていたら大事になっていたぞ」
バシャバシャバシャバシャ!
「何ぞ?」
ニタァwww
「大スクープっス(微笑」
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