369 / 375
第14章
第369話
しおりを挟む
「どこへっ!?」
ケイを見失った玄武は、右へ左へキョロキョロと顔を動かし、その姿を探した。
探知でもその姿を探すが、その動きが速すぎるのか、一向にその姿は発見できない。
「……ここだ!」
全神経を周囲の探知に集中し、玄武はケイの姿を探そうとする。
そして、微かに感じていた気配が、自分の目の前に来たと感じた所で、持っている鎚による攻撃を放った。
「残念!」
「なっ!!」
振り下ろされた鎚は空振りに終わる。
玄武が探知した気配は、鎚が当たる瞬間に加速したのだ。
攻撃が空振りになった玄武は、完全に無防備。
そんな玄武の懐に、ケイは姿を現した。
「フンッ!!」
「うごっ!!」
懐に入ったケイは、拳銃を握ったまま玄武の腹へと拳を打ち込む。
その衝撃で、玄武の巨体がわずかに浮き上がった。
「フンッ! 打撃など……なっ!!」
全身を鎧によって覆われている玄武。
その鎧に自信があるためか、打撃を回避するという思考を持っていないのだろうか。
多少の衝撃を受けつつも、平気な顔してケイに裏拳を飛ばして振り払う。
その攻撃が当たることはなかったが、ケイに距離を取らせることで追撃を阻止することができた。
そして、かなりの衝撃の攻撃だったが、それを弾いてしまう自分の鎧を自慢しようとしたところで異変に気付く。
どんな攻撃も防ぐ自身のある自慢の鎧に、先程の一撃でヒビが入っていたからだ。
「亀なら腹の方が弱いと思ったが、正解だったようだな?」
人化しているとは言っても、玄武の元の姿は亀のような姿。
防御力が高いと言っても、それは背面側の方であって、腹側はそれ程でもないと予想した。
この状態の攻撃でも防がれるようならきついと感じていたが、ヒビが入ったことでケイは笑みを浮かべた。
“スッ!”
「おのれっ!!」
「フッ!」
ケイは、再度移動を開始する素振りを見せる。
速度が違い過ぎることを理解した玄武は、ケイを近付かせまいと土魔法を発動した。
串刺しを狙った地面から無数の棘が出現する。
しかし、その攻撃もケイには通用しない。
出現する棘をスイスイと躱し、ケイはまたも玄武との距離を詰めた。
「くっ!!」
「無駄!」
接近された玄武は、振り払う目的で鎚を横に振る。
そんな苦し紛れの攻撃が当たる訳もなく、ケイは身を屈めて回避しながら、またも玄武の懐へと入った。
「ハァーー!!」
「うぐぐぐっ!!」
懐に入ったケイは、拳で玄武の腹部を連打する。
殴るたびに鎧がヒビ入り、内部に伝わる衝撃で玄武は表情を歪めた。
「調子に乗るな!!」
これ以上攻撃を受けると、腹部の鎧が完全に破壊されてしまう、
強固で自慢の鎧を破壊するような攻撃を、生身で喰らったらただでは済まない。
なんとかケイを自分から話すために、玄武は回し蹴りを放った。
「シッ!!」
「ガッ!!」
玄武の蹴りが迫るが、ケイはその蹴り寄りも速く動く。
意識が下に向いたことにより、ケイはがら空きになった玄武の顔面に拳を打ち込んだ。
兜は被っていても、晒している顔を殴られてはダメージを受けないわけがない。
玄武は強烈な一撃に目を回しながら、数歩たたらを踏んだ。
「ハッ!!」
「グッ!!」
ケイは追撃の手を止めない。
体勢を崩した玄武の顔面に、すぐさま銃口を向けて引き金を引いた。
顔面に受けた攻撃で一瞬意識が飛んだ玄武だったが、すぐに我に返り、ケイの攻撃に反応する。
“バキッ!!”
「何っ!?」
至近距離から弾丸を交わすのは不可能。
そう判断した玄武は、兜で受けることを選択する。
その選択は成功し、顔面に直撃することは回避した。
しかし、弾丸を受けた兜は、威力に耐えきれず音を立てて崩れ落ちた。
「くそっ!!」
何の対策もなしに戦っては、ケイの好きに痛めつけられる。
そう判断した玄武は、まずは距離を取ることを選択し、影移動によってその場から姿を消した。
「逃がすか!」
「……そうか!!」
影移動によって距離を取った玄武。
しかし、どこに移動したのかは探知すれば分かる。
すぐに玄武の居場所を見つけたケイは、そちらへ向けて移動を開始する。
ケイの速度を考えると、思考できる時間は数秒。
その時間を使用して、玄武はケイに勝つためにどうするべきかを必死に考える。
そして、ケイが間合いに入る前に勝利のための策に思い至り、それを実行した。
「っ!! チッ!! 気付きやがったか……」
玄武がとった行動。
それは、亀のように背中の鎧の中に身を隠すという行為だ。
攻撃を捨てた完全に防御に専念するような対応に、ケイは思わず舌打をする。
ケイにとって、一番嫌な対策方法だったからだ。
「お前は強い。しかし、その状態がいつまで続くかな?」
莫大な量の魔力を身に纏っての戦闘。
それをコントロールしながらの戦闘は、予想通り脅威だ。
しかし、いくら魔力に愛されたエルフだからといって、それだけのことがいつまでも続けられるとは思えない。
攻撃が与えられないことは、僅かな時間で証明された。
ならば、身に着けている鎧の中で最強の防御力を誇る甲羅に閉じこもり、その状態が治まるまでの時間を耐えきれば良いだけだ。
「なら……」
完全防御で時間が過ぎるのを待つことを選択した玄武に、ケイはゆっくりと近付き、深く息を吸う。
そして、
「ハーー!! オラオラオラオラ……!!」
反撃がないのであれば、強固とは言っても破壊するだけ。
ケイは全力で拳を連打し、玄武の甲羅破壊を開始した。
「ぐううう……」
必死で防御している玄武は、甲羅の内部で呻き声を上げる。
甲羅によりダメージを受けていないが、衝撃が内部にまで伝わて来ているからだ。
『くそっ!! 間に合え!!』
連打連打で玄武の甲羅にもヒビが入り始める。
しかし、この状態の魔闘術を開始して数分経っている。
強力な力を得る代わりに、魔力の消耗が激しいため、この状態がどこまで持つか分からない。
なかなか甲羅を破壊できないことに、ケイは内心焦っていた。
「ハーーッ!! っ…………」
ケイの放った拳により、玄武の甲羅が破壊される。
しかし、そうなった所でケイの身に纏っていた魔力が治まってしまった。
「ぐうぅ……、ハハッ! 勝利は我に傾いたようだな?」
甲羅が破壊されて絶体絶命の状態になったが、ケイの魔力が治まったのを見て、玄武は高笑いを始めた。
無敵のような状態も時間切れ、後は戦う力もたいして残っていない状況だろう。
劇的逆転勝利を得たと感じた玄武は、立ち上がり、動かなくなったケイへと近付いて行った。
「さらばだエルフよ」
ヒリヒリするようなケイとの戦闘を楽しめた玄武は、最後に一言呟いて武器となる鎚を振り上げた。
「誰が時間切れだっていった?」
“ボッ!!”
「なっ!?」
玄武の鎚が振り下ろされる直前、ケイが顔を上げて呟く。
それと同時に、ケイはまたも高濃度の魔力による魔闘術を発動させた。
魔力切れ寸前だと思っていただけに、玄武は目を見開くことしかできなかった。
「死ね!!」
「……バカ…な……」
一言呟くと、ケイは一瞬にして玄武の背後へと移動する。
その手には、死んだ妻の形見である刀が握られていた。
そして、ケイがその刀を鞘に納めると、玄武は全身から大量の出血をして崩れ落ちていった。
ケイを見失った玄武は、右へ左へキョロキョロと顔を動かし、その姿を探した。
探知でもその姿を探すが、その動きが速すぎるのか、一向にその姿は発見できない。
「……ここだ!」
全神経を周囲の探知に集中し、玄武はケイの姿を探そうとする。
そして、微かに感じていた気配が、自分の目の前に来たと感じた所で、持っている鎚による攻撃を放った。
「残念!」
「なっ!!」
振り下ろされた鎚は空振りに終わる。
玄武が探知した気配は、鎚が当たる瞬間に加速したのだ。
攻撃が空振りになった玄武は、完全に無防備。
そんな玄武の懐に、ケイは姿を現した。
「フンッ!!」
「うごっ!!」
懐に入ったケイは、拳銃を握ったまま玄武の腹へと拳を打ち込む。
その衝撃で、玄武の巨体がわずかに浮き上がった。
「フンッ! 打撃など……なっ!!」
全身を鎧によって覆われている玄武。
その鎧に自信があるためか、打撃を回避するという思考を持っていないのだろうか。
多少の衝撃を受けつつも、平気な顔してケイに裏拳を飛ばして振り払う。
その攻撃が当たることはなかったが、ケイに距離を取らせることで追撃を阻止することができた。
そして、かなりの衝撃の攻撃だったが、それを弾いてしまう自分の鎧を自慢しようとしたところで異変に気付く。
どんな攻撃も防ぐ自身のある自慢の鎧に、先程の一撃でヒビが入っていたからだ。
「亀なら腹の方が弱いと思ったが、正解だったようだな?」
人化しているとは言っても、玄武の元の姿は亀のような姿。
防御力が高いと言っても、それは背面側の方であって、腹側はそれ程でもないと予想した。
この状態の攻撃でも防がれるようならきついと感じていたが、ヒビが入ったことでケイは笑みを浮かべた。
“スッ!”
「おのれっ!!」
「フッ!」
ケイは、再度移動を開始する素振りを見せる。
速度が違い過ぎることを理解した玄武は、ケイを近付かせまいと土魔法を発動した。
串刺しを狙った地面から無数の棘が出現する。
しかし、その攻撃もケイには通用しない。
出現する棘をスイスイと躱し、ケイはまたも玄武との距離を詰めた。
「くっ!!」
「無駄!」
接近された玄武は、振り払う目的で鎚を横に振る。
そんな苦し紛れの攻撃が当たる訳もなく、ケイは身を屈めて回避しながら、またも玄武の懐へと入った。
「ハァーー!!」
「うぐぐぐっ!!」
懐に入ったケイは、拳で玄武の腹部を連打する。
殴るたびに鎧がヒビ入り、内部に伝わる衝撃で玄武は表情を歪めた。
「調子に乗るな!!」
これ以上攻撃を受けると、腹部の鎧が完全に破壊されてしまう、
強固で自慢の鎧を破壊するような攻撃を、生身で喰らったらただでは済まない。
なんとかケイを自分から話すために、玄武は回し蹴りを放った。
「シッ!!」
「ガッ!!」
玄武の蹴りが迫るが、ケイはその蹴り寄りも速く動く。
意識が下に向いたことにより、ケイはがら空きになった玄武の顔面に拳を打ち込んだ。
兜は被っていても、晒している顔を殴られてはダメージを受けないわけがない。
玄武は強烈な一撃に目を回しながら、数歩たたらを踏んだ。
「ハッ!!」
「グッ!!」
ケイは追撃の手を止めない。
体勢を崩した玄武の顔面に、すぐさま銃口を向けて引き金を引いた。
顔面に受けた攻撃で一瞬意識が飛んだ玄武だったが、すぐに我に返り、ケイの攻撃に反応する。
“バキッ!!”
「何っ!?」
至近距離から弾丸を交わすのは不可能。
そう判断した玄武は、兜で受けることを選択する。
その選択は成功し、顔面に直撃することは回避した。
しかし、弾丸を受けた兜は、威力に耐えきれず音を立てて崩れ落ちた。
「くそっ!!」
何の対策もなしに戦っては、ケイの好きに痛めつけられる。
そう判断した玄武は、まずは距離を取ることを選択し、影移動によってその場から姿を消した。
「逃がすか!」
「……そうか!!」
影移動によって距離を取った玄武。
しかし、どこに移動したのかは探知すれば分かる。
すぐに玄武の居場所を見つけたケイは、そちらへ向けて移動を開始する。
ケイの速度を考えると、思考できる時間は数秒。
その時間を使用して、玄武はケイに勝つためにどうするべきかを必死に考える。
そして、ケイが間合いに入る前に勝利のための策に思い至り、それを実行した。
「っ!! チッ!! 気付きやがったか……」
玄武がとった行動。
それは、亀のように背中の鎧の中に身を隠すという行為だ。
攻撃を捨てた完全に防御に専念するような対応に、ケイは思わず舌打をする。
ケイにとって、一番嫌な対策方法だったからだ。
「お前は強い。しかし、その状態がいつまで続くかな?」
莫大な量の魔力を身に纏っての戦闘。
それをコントロールしながらの戦闘は、予想通り脅威だ。
しかし、いくら魔力に愛されたエルフだからといって、それだけのことがいつまでも続けられるとは思えない。
攻撃が与えられないことは、僅かな時間で証明された。
ならば、身に着けている鎧の中で最強の防御力を誇る甲羅に閉じこもり、その状態が治まるまでの時間を耐えきれば良いだけだ。
「なら……」
完全防御で時間が過ぎるのを待つことを選択した玄武に、ケイはゆっくりと近付き、深く息を吸う。
そして、
「ハーー!! オラオラオラオラ……!!」
反撃がないのであれば、強固とは言っても破壊するだけ。
ケイは全力で拳を連打し、玄武の甲羅破壊を開始した。
「ぐううう……」
必死で防御している玄武は、甲羅の内部で呻き声を上げる。
甲羅によりダメージを受けていないが、衝撃が内部にまで伝わて来ているからだ。
『くそっ!! 間に合え!!』
連打連打で玄武の甲羅にもヒビが入り始める。
しかし、この状態の魔闘術を開始して数分経っている。
強力な力を得る代わりに、魔力の消耗が激しいため、この状態がどこまで持つか分からない。
なかなか甲羅を破壊できないことに、ケイは内心焦っていた。
「ハーーッ!! っ…………」
ケイの放った拳により、玄武の甲羅が破壊される。
しかし、そうなった所でケイの身に纏っていた魔力が治まってしまった。
「ぐうぅ……、ハハッ! 勝利は我に傾いたようだな?」
甲羅が破壊されて絶体絶命の状態になったが、ケイの魔力が治まったのを見て、玄武は高笑いを始めた。
無敵のような状態も時間切れ、後は戦う力もたいして残っていない状況だろう。
劇的逆転勝利を得たと感じた玄武は、立ち上がり、動かなくなったケイへと近付いて行った。
「さらばだエルフよ」
ヒリヒリするようなケイとの戦闘を楽しめた玄武は、最後に一言呟いて武器となる鎚を振り上げた。
「誰が時間切れだっていった?」
“ボッ!!”
「なっ!?」
玄武の鎚が振り下ろされる直前、ケイが顔を上げて呟く。
それと同時に、ケイはまたも高濃度の魔力による魔闘術を発動させた。
魔力切れ寸前だと思っていただけに、玄武は目を見開くことしかできなかった。
「死ね!!」
「……バカ…な……」
一言呟くと、ケイは一瞬にして玄武の背後へと移動する。
その手には、死んだ妻の形見である刀が握られていた。
そして、ケイがその刀を鞘に納めると、玄武は全身から大量の出血をして崩れ落ちていった。
0
お気に入りに追加
635
あなたにおすすめの小説
強制無人島生活
デンヒロ
ファンタジー
主人公の名前は高松 真。
修学旅行中に乗っていたクルーズ船が事故に遭い、
救命いかだで脱出するも無人島に漂着してしまう。
更に一緒に流れ着いた者たちに追放された挙げ句に取り残されてしまった。
だが、助けた女の子たちと共に無人島でスローライフな日々を過ごすことに……
果たして彼は無事に日本へ帰ることができるのか?
注意
この作品は作者のモチベーション維持のために少しずつ投稿します。
1話あたり300~1000文字くらいです。
ご了承のほどよろしくお願いします。
薬華異堂薬局のお仕事は異世界にもあったのだ
柚木 潤
ファンタジー
実家の薬華異堂薬局に戻った薬剤師の舞は、亡くなった祖父から譲り受けた鍵で開けた扉の中に、不思議な漢方薬の調合が書かれた、古びた本を見つけた。
そして、異世界から助けを求める手紙が届き、舞はその異世界に転移する。
舞は不思議な薬を作り、それは魔人や魔獣にも対抗できる薬であったのだ。
そんな中、魔人の王から舞を見るなり、懐かしい人を思い出させると。
500年前にも、この異世界に転移していた女性がいたと言うのだ。
それは舞と関係のある人物であった。
その後、一部の魔人の襲撃にあうが、舞や魔人の王ブラック達の力で危機を乗り越え、人間と魔人の世界に平和が訪れた。
しかし、500年前に転移していたハナという女性が大事にしていた森がアブナイと手紙が届き、舞は再度転移する。
そして、黒い影に侵食されていた森を舞の薬や魔人達の力で復活させる事が出来たのだ。
ところが、舞が自分の世界に帰ろうとした時、黒い翼を持つ人物に遭遇し、舞に自分の世界に来てほしいと懇願する。
そこには原因不明の病の女性がいて、舞の薬で異物を分離するのだ。
そして、舞を探しに来たブラック達魔人により、昔に転移した一人の魔人を見つけるのだが、その事を隠して黒翼人として生活していたのだ。
その理由や女性の病の原因をつきとめる事が出来たのだが悲しい結果となったのだ。
戻った舞はいつもの日常を取り戻していたが、秘密の扉の中の物が燃えて灰と化したのだ。
舞はまた異世界への転移を考えるが、魔法陣は動かなかったのだ。
何とか舞は転移出来たが、その世界ではドラゴンが復活しようとしていたのだ。
舞は命懸けでドラゴンの良心を目覚めさせる事が出来、世界は火の海になる事は無かったのだ。
そんな時黒翼国の王子が、暗い森にある遺跡を見つけたのだ。
*第1章 洞窟出現編 第2章 森再生編 第3章 翼国編
第4章 火山のドラゴン編 が終了しました。
第5章 闇の遺跡編に続きます。
あいつに無理矢理連れてこられた異世界生活
mio
ファンタジー
なんやかんや、無理矢理あいつに異世界へと連れていかれました。
こうなったら仕方ない。とにかく、平和に楽しく暮らしていこう。
なぜ、少女は異世界へと連れてこられたのか。
自分の中に眠る力とは何なのか。
その答えを知った時少女は、ある決断をする。
長い間更新をさぼってしまってすいませんでした!
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
余命半年のはずが?異世界生活始めます
ゆぃ♫
ファンタジー
静波杏花、本日病院で健康診断の結果を聞きに行き半年の余命と判明…
不運が重なり、途方に暮れていると…
確認はしていますが、拙い文章で誤字脱字もありますが読んでいただけると嬉しいです。
兎人ちゃんと異世界スローライフを送りたいだけなんだが
アイリスラーメン
ファンタジー
黒髪黒瞳の青年は人間不信が原因で仕事を退職。ヒキニート生活が半年以上続いたある日のこと、自宅で寝ていたはずの青年が目を覚ますと、異世界の森に転移していた。
右も左もわからない青年を助けたのは、垂れたウサ耳が愛くるしい白銀色の髪をした兎人族の美少女。
青年と兎人族の美少女は、すぐに意気投合し共同生活を始めることとなる。その後、青年の突飛な発想から無人販売所を経営することに。
そんな二人に夢ができる。それは『三食昼寝付きのスローライフ』を送ることだ。
青年と兎人ちゃんたちは苦難を乗り越えて、夢の『三食昼寝付きのスローライフ』を実現するために日々奮闘するのである。
三百六十五日目に大戦争が待ち受けていることも知らずに。
【登場人物紹介】
マサキ:本作の主人公。人間不信な性格。
ネージュ:白銀の髪と垂れたウサ耳が特徴的な兎人族の美少女。恥ずかしがり屋。
クレール:薄桃色の髪と左右非対称なウサ耳が特徴的な兎人族の美少女。人見知り。
ダール:オレンジ色の髪と短いウサ耳が特徴的な兎人族の美少女。お腹が空くと動けない。
デール:双子の兎人族の幼女。ダールの妹。しっかり者。
ドール:双子の兎人族の幼女。ダールの妹。しっかり者。
ルナ:イングリッシュロップイヤー。大きなウサ耳で空を飛ぶ。実は幻獣と呼ばれる存在。
ビエルネス:子ウサギサイズの妖精族の美少女。マサキのことが大好きな変態妖精。
ブランシュ:外伝主人公。白髪が特徴的な兎人族の女性。世界を守るために戦う。
【お知らせ】
◆2021/12/09:第10回ネット小説大賞の読者ピックアップに掲載。
◆2022/05/12:第10回ネット小説大賞の一次選考通過。
◆2022/08/02:ガトラジで作品が紹介されました。
◆2022/08/10:第2回一二三書房WEB小説大賞の一次選考通過。
◆2023/04/15:ノベルアッププラス総合ランキング年間1位獲得。
◆2023/11/23:アルファポリスHOTランキング5位獲得。
◆自費出版しました。メルカリとヤフオクで販売してます。
※アイリスラーメンの作品です。小説の内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる