355 / 375
第14章
第355話
しおりを挟む
「そっちはどうだった?」
魔王封印の地の異変の報告を受け、ケイたちはそれぞれ調査に向かった。
その調査の結果、ケイが調査に行った魔王サンティアゴの封印地でも、エルフ王国の側にある魔王ソフロニオの封印地と同様の現象が起きていた。
その報告をしたケイは、他の地へ行ったメンバーに調査の結果報告を求めた。
「こっちも同じようなことが起きていた」
「ダンジョンがあって、強力な魔物がうろついてた」
ケイの問いに対し、孫のファビオとラウルが返答する。
2人はオスカルの転移魔法によって移動し、ドワーフ王国側の魔王アマドルを封印した地の調査へ向かった。
そこでもダンジョンができていて、強力な魔物が存在していたようだ。
「俺たちの方も同じだ」
「ありゃ危険だわ」
息子たちの報告に重ねるようにレイナルドが答え、カルロスが感想を述べる。
彼らの方も同じようにダンジョンと危険な魔物が存在していたらしい。
「あの魔物の強さだと、俺たちはちょっと難しいかも……」
「そうだな……」
ファビオとラウルの2人は、調査のためにダンジョンの中に入った感想を呟く。
ダンジョンの魔物は、魔人大陸にいるような魔物をさらに強くした変異種ばかり。
ケイが幼少期の頃から訓練に使用しているダンジョンもかなりのものだが、今回のダンジョンは更に1段上のレベルかもしれない。
少数を相手にするだけなら問題なく倒せるだろうが、徒党を組まれて襲われでもしたら大怪我、もしくは命を落とすことになるかもしれない。
冷静に判断した結果の感想だ。
「しかも、ダンジョンの特徴として、何階層かに1回ボス部屋みたいなものもあるだろうから、簡単に手は出せないな」
「あぁ……」
世界には大小様々なダンジョンがあるが、最深部にある核を破壊されないように、一定の階層ごとにボス部屋のようなものが存在する。
あれほどのダンジョンのボスとなると、一体どれくらい危険なのか想像できないため、レイナルドとカルロスは攻略を躊躇うように呟いた。
「とは言っても、放置はできないからな」
ダンジョンは、中に入ってきた生物を吸収することで成長する。
それなら中に何も入らなければ成長しないのではないかとも思えるが、生憎そうも言えない。
例え外部から生物が入って来なくても、空気中の魔素を吸収することで微弱とは言え生お蝶することができるからだ。
もちろんそんな微弱な成長などしたところで魔王復活には程遠いが、塵も積もればと言ったところだ。
魔素の吸収だけで魔王が復活するなんて気が遠くなるくらいの年月がかかるだろうが、それでも放置しておくわけにはいかない。
それが分かっているため、ケイはどうするべきかを思考する。
「とりあえず、俺が1人で攻略に向かってみる」
「「「「「えっ?」」」」」
少し考えた後に呟いたケイの言葉に、この場にいた5人は驚く。
ファビオとラウルの2人はともかく、レイナルドとカルロスですら警戒するようなダンジョンを、1人で攻略に向かうなんて、いくらケイでも難しいと思ったからだ。
「父さん1人で?」
「あぁ」
「無茶だよ!」
再確認するようにレイナルドが問いかけると、ケイは鷹揚に頷きつつ返答する。
その返答に、カルロスがツッコミを入れる。
1人で向かうなんて無謀だからだ。
「魔王に関係しているだろうし、あのダンジョンを放置しておくわけにはいかない。誰かがやらないといけないことなら、俺しかいないだろ?」
いきなりに出現したダンジョンにしては、内部には強力な魔物が蔓延っている。
あれほどの魔物となると、魔王が関連しているという予想は正解だろう。
そうなると、いくら危険でも放置はできない。
このメンバーの中で攻略の可能性が高いのは自分だ。
だからケイは自分が行くことにした。
「しかし……」
「せめて俺たちの誰かを連れて行ってくれよ」
あのダンジョンが、どれほどの階層で出来ているのか分からない。
もしも深いようなら、転移を使えるここにいる連中でないと戻ってくることも難しくなるかもしれない。
この中だと、たしかにケイが行くのが一番攻略の可能性が高いだろう。
だからと言って、1人で行くこともないとレイナルドは止めようとする。
だが、ケイの言うこともたしかなため、援護・支援役に誰かを連れて行くべきだとカルロスは忠告した。
「そうだな……」
たしかに、手助けがあった方が攻略しやすいだろう。
カルロスの意見を尤もと思ったケイは、少しの間思考した。
「じゃあ、北と東はカルロス。西はファビオとラウル。南はレイナルドで」
「……それはどういう判断から?」
少しの思案の後、ケイはそれぞれを指差しつつ述べる。
誰かを連れて行くように言った張本人であるのは分かるが、カルロスは何故自分が多いのか気になり、その理由を問いかける。
「単純に出入りできるかだな」
「東は入ったら出られないけど?」
結界内の出入りは、封印魔法を発動する時に協力しているかどうかだ。
そうなると、北はここにいる全員、東はケイだけ、南はレイナルドだけ、西はファビオとラウルの2人が出入りできるということになる。
なので、北は分かるが、東は入ったら出られなくなることをカルロスは告げる。
「言っておくが、一緒に入って来なくていい」
「えっ?」
てっきり一緒に攻略を目指すのかと思たのだが、どうやらケイの考えは違うようだ。
「1人じゃ駄目だというから、キュウとクウを連れて行けばいい。お前たちには食料などの補給を頼むだけだ」
最初は1人で行けば良いと思っていたが、レイナルドたちが心配そうにしているので提案を受け入れた。
しかし、1人ではなく、1人と従魔2匹でだ。
カルロスたちに頼みたいのは、単純に食料のなどを定期的に持ってきてもらうことだ。
魔法の指輪に収納しておけば食料なんて問題ないが、どれだけの期間潜ることになるか分からない。
結界内でも植物は生えているし、魔物を倒せば肉は手に入る。
協力してもらう必要はないように思えるが、ダンジョン内がどうなっているかの情報を共有するために来てもらうだけだ。
「それだけでいいの?」
「あぁ」
思ったよりも簡単なことのため、カルロス安堵しつつは問いかける。
その問いに、ケイは頷いて返事をする。
「まずは北だな」
東西南北の封印のうち、面倒だからという理由で魔王サカリアスだけでなく結構の数の人族も封印してしまった。
その者たちの栄養分をサカリアスが吸収していないわけがない。
そう考えると、一番復活に近いかもしれない。
なので、最初に攻略をするのは北の封印内にできたダンジョンだ。
そうと決めたケイは、ダンジョンに潜るための準備を始めたのだった。
魔王封印の地の異変の報告を受け、ケイたちはそれぞれ調査に向かった。
その調査の結果、ケイが調査に行った魔王サンティアゴの封印地でも、エルフ王国の側にある魔王ソフロニオの封印地と同様の現象が起きていた。
その報告をしたケイは、他の地へ行ったメンバーに調査の結果報告を求めた。
「こっちも同じようなことが起きていた」
「ダンジョンがあって、強力な魔物がうろついてた」
ケイの問いに対し、孫のファビオとラウルが返答する。
2人はオスカルの転移魔法によって移動し、ドワーフ王国側の魔王アマドルを封印した地の調査へ向かった。
そこでもダンジョンができていて、強力な魔物が存在していたようだ。
「俺たちの方も同じだ」
「ありゃ危険だわ」
息子たちの報告に重ねるようにレイナルドが答え、カルロスが感想を述べる。
彼らの方も同じようにダンジョンと危険な魔物が存在していたらしい。
「あの魔物の強さだと、俺たちはちょっと難しいかも……」
「そうだな……」
ファビオとラウルの2人は、調査のためにダンジョンの中に入った感想を呟く。
ダンジョンの魔物は、魔人大陸にいるような魔物をさらに強くした変異種ばかり。
ケイが幼少期の頃から訓練に使用しているダンジョンもかなりのものだが、今回のダンジョンは更に1段上のレベルかもしれない。
少数を相手にするだけなら問題なく倒せるだろうが、徒党を組まれて襲われでもしたら大怪我、もしくは命を落とすことになるかもしれない。
冷静に判断した結果の感想だ。
「しかも、ダンジョンの特徴として、何階層かに1回ボス部屋みたいなものもあるだろうから、簡単に手は出せないな」
「あぁ……」
世界には大小様々なダンジョンがあるが、最深部にある核を破壊されないように、一定の階層ごとにボス部屋のようなものが存在する。
あれほどのダンジョンのボスとなると、一体どれくらい危険なのか想像できないため、レイナルドとカルロスは攻略を躊躇うように呟いた。
「とは言っても、放置はできないからな」
ダンジョンは、中に入ってきた生物を吸収することで成長する。
それなら中に何も入らなければ成長しないのではないかとも思えるが、生憎そうも言えない。
例え外部から生物が入って来なくても、空気中の魔素を吸収することで微弱とは言え生お蝶することができるからだ。
もちろんそんな微弱な成長などしたところで魔王復活には程遠いが、塵も積もればと言ったところだ。
魔素の吸収だけで魔王が復活するなんて気が遠くなるくらいの年月がかかるだろうが、それでも放置しておくわけにはいかない。
それが分かっているため、ケイはどうするべきかを思考する。
「とりあえず、俺が1人で攻略に向かってみる」
「「「「「えっ?」」」」」
少し考えた後に呟いたケイの言葉に、この場にいた5人は驚く。
ファビオとラウルの2人はともかく、レイナルドとカルロスですら警戒するようなダンジョンを、1人で攻略に向かうなんて、いくらケイでも難しいと思ったからだ。
「父さん1人で?」
「あぁ」
「無茶だよ!」
再確認するようにレイナルドが問いかけると、ケイは鷹揚に頷きつつ返答する。
その返答に、カルロスがツッコミを入れる。
1人で向かうなんて無謀だからだ。
「魔王に関係しているだろうし、あのダンジョンを放置しておくわけにはいかない。誰かがやらないといけないことなら、俺しかいないだろ?」
いきなりに出現したダンジョンにしては、内部には強力な魔物が蔓延っている。
あれほどの魔物となると、魔王が関連しているという予想は正解だろう。
そうなると、いくら危険でも放置はできない。
このメンバーの中で攻略の可能性が高いのは自分だ。
だからケイは自分が行くことにした。
「しかし……」
「せめて俺たちの誰かを連れて行ってくれよ」
あのダンジョンが、どれほどの階層で出来ているのか分からない。
もしも深いようなら、転移を使えるここにいる連中でないと戻ってくることも難しくなるかもしれない。
この中だと、たしかにケイが行くのが一番攻略の可能性が高いだろう。
だからと言って、1人で行くこともないとレイナルドは止めようとする。
だが、ケイの言うこともたしかなため、援護・支援役に誰かを連れて行くべきだとカルロスは忠告した。
「そうだな……」
たしかに、手助けがあった方が攻略しやすいだろう。
カルロスの意見を尤もと思ったケイは、少しの間思考した。
「じゃあ、北と東はカルロス。西はファビオとラウル。南はレイナルドで」
「……それはどういう判断から?」
少しの思案の後、ケイはそれぞれを指差しつつ述べる。
誰かを連れて行くように言った張本人であるのは分かるが、カルロスは何故自分が多いのか気になり、その理由を問いかける。
「単純に出入りできるかだな」
「東は入ったら出られないけど?」
結界内の出入りは、封印魔法を発動する時に協力しているかどうかだ。
そうなると、北はここにいる全員、東はケイだけ、南はレイナルドだけ、西はファビオとラウルの2人が出入りできるということになる。
なので、北は分かるが、東は入ったら出られなくなることをカルロスは告げる。
「言っておくが、一緒に入って来なくていい」
「えっ?」
てっきり一緒に攻略を目指すのかと思たのだが、どうやらケイの考えは違うようだ。
「1人じゃ駄目だというから、キュウとクウを連れて行けばいい。お前たちには食料などの補給を頼むだけだ」
最初は1人で行けば良いと思っていたが、レイナルドたちが心配そうにしているので提案を受け入れた。
しかし、1人ではなく、1人と従魔2匹でだ。
カルロスたちに頼みたいのは、単純に食料のなどを定期的に持ってきてもらうことだ。
魔法の指輪に収納しておけば食料なんて問題ないが、どれだけの期間潜ることになるか分からない。
結界内でも植物は生えているし、魔物を倒せば肉は手に入る。
協力してもらう必要はないように思えるが、ダンジョン内がどうなっているかの情報を共有するために来てもらうだけだ。
「それだけでいいの?」
「あぁ」
思ったよりも簡単なことのため、カルロス安堵しつつは問いかける。
その問いに、ケイは頷いて返事をする。
「まずは北だな」
東西南北の封印のうち、面倒だからという理由で魔王サカリアスだけでなく結構の数の人族も封印してしまった。
その者たちの栄養分をサカリアスが吸収していないわけがない。
そう考えると、一番復活に近いかもしれない。
なので、最初に攻略をするのは北の封印内にできたダンジョンだ。
そうと決めたケイは、ダンジョンに潜るための準備を始めたのだった。
0
お気に入りに追加
640
あなたにおすすめの小説

ステータス画面がバグったのでとりあえず叩きます!!
カタナヅキ
ファンタジー
ステータ画面は防御魔法?あらゆる攻撃を画面で防ぐ異色の魔術師の物語!!
祖父の遺言で魔女が暮らす森に訪れた少年「ナオ」は一冊の魔導書を渡される。その魔導書はかつて異界から訪れたという人間が書き記した代物であり、ナオは魔導書を読み解くと視界に「ステータス画面」なる物が現れた。だが、何故か画面に表示されている文字は無茶苦茶な羅列で解読ができず、折角覚えた魔法なのに使い道に悩んだナオはある方法を思いつく。
「よし、とりあえず叩いてみよう!!」
ステータス画面を掴んでナオは悪党や魔物を相手に叩き付け、時には攻撃を防ぐ防具として利用する。世界でただ一人の「ステータス画面」の誤った使い方で彼は成り上がる。
※ステータスウィンドウで殴る、防ぐ、空を飛ぶ異色のファンタジー!!

元魔王おじさん
うどんり
ファンタジー
激務から解放されようやく魔王を引退したコーラル。
人間の住む地にて隠居生活を送ろうとお引越しを敢行した。
本人は静かに生活を送りたいようだが……さてどうなることやら。
戦いあり。ごはんあり。
細かいことは気にせずに、元魔王のおじさんが自由奔放に日常を送ります。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
アイムキャット❕~異世界キャット驚く漫遊記~
ma-no
ファンタジー
神様のミスで森に住む猫に転生させられた元人間。猫として第二の人生を歩むがこの世界は何かがおかしい。引っ掛かりはあるものの、猫家族と楽しく過ごしていた主人公は、ミスに気付いた神様に詫びの品を受け取る。
その品とは、全世界で使われた魔法が載っている魔法書。元人間の性からか、魔法書で変身魔法を探した主人公は、立って歩く猫へと変身する。
世界でただ一匹の歩く猫は、人間の住む街に行けば騒動勃発。
そして何故かハンターになって、王様に即位!?
この物語りは、歩く猫となった主人公がやらかしながら異世界を自由気ままに生きるドタバタコメディである。
注:イラストはイメージであって、登場猫物と異なります。
R指定は念の為です。
登場人物紹介は「11、15、19章」の手前にあります。
「小説家になろう」「カクヨム」にて、同時掲載しております。
一番最後にも登場人物紹介がありますので、途中でキャラを忘れている方はそちらをお読みください。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。

家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上 悠(さいじょう ゆう)は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏(あんず)も静かに息を引き取ろうとする中で、助けたいなら異世界に来てくれないかと、少し残念な神様に提案される。
その転移先で秋田犬の大福を助けたことで、能力を失いそのままスローライフをおくることとなってしまう。
異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる