310 / 375
第12章
第310話
しおりを挟む
「フンッ!」
ケイが出した銃を見て、ギジェルモは鼻で笑う。
武術や剣で自分の上を行くケイが何をしてくるかと思ったら、銃だったからだろう。
この世界に銃はあるが、魔法があるせいか危険度は弓と大差ない。
そんなものを出してきて、ケイが何をしたいのかギジェルモには分からなかった。
「そんなおもちゃで何をしようというのだ?」
「お前を弱らせるだけだ!」
「何っ?」
銃撃されようと、魔力で強化した肉体に深手を負わせるわけがない。
そんなただ小さな弾を飛ばすだけの物なんて、ギジェルモからしたら確かにおもちゃと言えるかもしれない。
しかし、これはただの銃とは少し違う。
そのため、ケイは鼻で笑ったギジェルモを笑い返した。
“パンッ!”
「ガッ!!」
銃から発射された弾が、ギジェルモの左耳を吹き飛ばした。
その攻撃によって、ギジェルモはこれまでとは違う声色で痛がった。
「ほ~う。よく躱したな? 額を狙ったんだがな……」
狙った場所に当たらなかったことに、ケイは感心したように呟く。
魔族は魔物が進化した存在なのだから、魔石がどこかにあるのではないかと考えた。
この魔族の場合、魔石すら再生するという可能性も考えられるが、何にしても魔石を破壊すれば大ダメージを与えられるのではないかと思い額を狙ったのだが、咄嗟に躱されてしまった。
「おのれ!!」
「やはりな……」
人間と同じように心臓にあるのではないかとも考えられるが、さっき心臓部へ剣を刺した時の感触からいってそれはないと思える。
そのため他の場所と考えて頭を狙ったのだが、反応の速さからいって正解かもしれない。
しかし、それよりもいい発見ができた。
吹き飛んだ耳の再生が、これまでと違い僅かに遅い。
弾丸に込めた光魔法が、やはり有効だということを示していると言って良い。
「この野郎!!」
自分を弱らせることができることを知られたのだと、ギジェルモはケイの始末を急ぐことにした。
得意の剣技で斬り殺そうと、ケイとの距離を縮めていく。
「フッ!」
「グッ!!」
不用意に近付いてきたギジェルモへ、ケイは光魔法で覆った弾丸を放つ。
その弾丸が、ギジェルモの左肩に浅く入った。
しかし、当たったことによる痛みからか、ギジェルモは表情を歪める。
その怪我もすぐに再生されたが、それと同時にギジェルモの魔力が減ったのが確認できた。
これまで受けた怪我の再生などは魔力の消費なんて僅かでしかなかったのにも関わらず、光魔法の攻撃を受けた時の再生は魔力を消費しなくてはならないようだ。
「思っていた通りだな……」
「おのれっ!!」
遠くから眺めていた時の予想通りだったことで、ケイは僅かに表情を緩めた。
もしも、光魔法も通用しないとなった場合、さっさとギジェルモを放置して逃げるという選択肢もあり得た。
これなら何とかなるかもしれないと、ケイは安心したのだ。
左肩の再生が終わると、さっきのことをギジェルモは反省したのか、今度は右へ左へと移動を繰り返しながらケイへの接近を始めた。
「考えたな……」
直線的に飛んで来る弾丸。
それなら動き回って的を絞らせないという考えなのだろう。
さっきの不用意な接近とは違い、確かに狙うのは難しくなったと言って良い。
「死ね!!」
「お前がな!!」
「なっ!?」
動き回られて、ケイが銃を撃つタイミングを逃している間に接近してきたギジェルモは、とうとう剣の届く間合いへと入って来た。
ギジェルモが横薙ぎによりケイの首目掛けて襲い掛かるが、それより先にケイの銃口がギジェルモの顔面に向いていた。
“パンッ!!”
「ガッ!!」
ケイの銃から発射された弾を食らい、ギジェルモは吹き飛ばされる。
そのままバク転をして何とか体勢を立て直し、追撃を阻止するようにケイから距離を取る。
「ぐうっ!!」
「いい反射神経だな……」
さっきまでケイはは右手に持つ1丁の銃で相手にしていたのだが、接近してくるギジェルモに気付かれないようにもう1丁の拳銃を左手で抜いた撃ち抜いたのだ。
しかし、ケイが褒めているように、ギリギリまで誘い込んでの一撃が顔面を貫くと思ったのだが、反射的に躱して右頬から左頬へと貫く形でギジェルモの顔に穴を開けただけでになってしまった。
光魔法の攻撃により、ギジェルモが苦しんでいるので、とりあえず良しとしておこう。
「貴様……」
こめかみに青筋を立てながら、ギジェルモは歯ぎしりをするように呟く。
光魔法の攻撃で風穴を開けられても再生能力があるからなのか、すぐに元に戻ってしまう。
しかし、他の攻撃による攻撃による怪我とは違い魔力の消費が高い。
両頬の再生で、さっきよりも魔力を減らすことに成功した。
「おのれ!!」
「バカが!!」
「おわっ!?」
頭に血が上ったのか、銃のことを忘れてまたまっすぐ突っ込んで来た。
そのため、ケイは冷静にギジェルモの右太ももを撃ち抜く。
その攻撃によって足のもつれたギジェルモは、前のめりに倒れ込む。
「くそっ!!」
「ハッ!」
「ぐあっ!」
何とか手を付いて地面に転ぶのを防いだが、完全に隙だらけだ。
その隙を逃さず、ケイはギジェルモへ向けて弾を放つ。
その体制のままだと危険だと判断したのか、ギジェルモは腕に力を込めてその場から右へと飛び退いた。
頭を狙ったこの攻撃も、頭に当たらず左腕を撃ち抜くだけになってしまう。
「こうなったら、頭よりも当てることに集中した方が良いかもな……」
魔石が隠れている可能性があるため、ずっと頭を狙っているのだが、さっきから躱されてしまっている。
何とか当たっているので魔力を削ることができているが、頭ばかり狙っていても無駄撃ちになるかもしれない。
そう考えたケイは、頭に当てることを少し控え、もう少し魔力を削って弱らせてから狙おうと考えを切り替えることにした。
「ハッ!!」
「ぐっ!!」
ギジェルモが脚と左腕の怪我を治している間に、今度はケイが自ら接近する。
その行為に驚きつつ、ギジェルモはその場から離れようとする。
「逃げてばかりだな……」
「何っ!?」
攻撃を受けないように動き回りながら回復を計るギジェルモに、ケイは攻撃を加えるチャンスを見出すために軽く挑発をしてみる。
その挑発にあっさり引っかかり、ギジェルモは一旦足を止めてケイを迎え撃つつもりのようだ。
「その武器ごと斬り殺してくれるわ!!」
「甘い!」
「何っ!?」
接近したケイに対し、ギジェルモは剣で対応する。
その攻撃を銃で受け止めようとするケイに、魔力を込めた剣を振り下ろす。
しかし、色々な魔物の素材を合成して強化したこの銃は、そう簡単に壊れはしない。
ギジェルモの狙いを無にするように、銃は剣を受け止めた。
「くらえ!!」
“ドンッ!!”
「ゴガッ!!」
この至近距離なら、強めに魔力を込めても避けきれないだろう。
ケイは弾に込める魔力を増やした1撃を、ギジェルモに向かって放った。
避けようにも避けられないように体の中心目掛けた1撃は、ケイの狙い通りに直撃し、ギジェルモの体に大穴を開けて吹き飛ばした。
「グッ……ゴハッ!! お…おのれ……」
地面に何度か弾んで倒れたギジェルモは、大量の血を巻き散らしながらヨロヨロと起き上がる。
沸き上がった血を吐き出し、ギジェルモはケイを睨みながらも怪我の回復を開始する。
「どんどん魔力が減っているな……」
弱らせて魔石を取り出し、魔力が尽きるまで破壊し続ければ流石に再生なんて出来なくなるだろう。
回復するたび魔力量が減っていっているのを確認したケイは、このまま弱らせていくのが確実に倒す策だと確信したのだった。
ケイが出した銃を見て、ギジェルモは鼻で笑う。
武術や剣で自分の上を行くケイが何をしてくるかと思ったら、銃だったからだろう。
この世界に銃はあるが、魔法があるせいか危険度は弓と大差ない。
そんなものを出してきて、ケイが何をしたいのかギジェルモには分からなかった。
「そんなおもちゃで何をしようというのだ?」
「お前を弱らせるだけだ!」
「何っ?」
銃撃されようと、魔力で強化した肉体に深手を負わせるわけがない。
そんなただ小さな弾を飛ばすだけの物なんて、ギジェルモからしたら確かにおもちゃと言えるかもしれない。
しかし、これはただの銃とは少し違う。
そのため、ケイは鼻で笑ったギジェルモを笑い返した。
“パンッ!”
「ガッ!!」
銃から発射された弾が、ギジェルモの左耳を吹き飛ばした。
その攻撃によって、ギジェルモはこれまでとは違う声色で痛がった。
「ほ~う。よく躱したな? 額を狙ったんだがな……」
狙った場所に当たらなかったことに、ケイは感心したように呟く。
魔族は魔物が進化した存在なのだから、魔石がどこかにあるのではないかと考えた。
この魔族の場合、魔石すら再生するという可能性も考えられるが、何にしても魔石を破壊すれば大ダメージを与えられるのではないかと思い額を狙ったのだが、咄嗟に躱されてしまった。
「おのれ!!」
「やはりな……」
人間と同じように心臓にあるのではないかとも考えられるが、さっき心臓部へ剣を刺した時の感触からいってそれはないと思える。
そのため他の場所と考えて頭を狙ったのだが、反応の速さからいって正解かもしれない。
しかし、それよりもいい発見ができた。
吹き飛んだ耳の再生が、これまでと違い僅かに遅い。
弾丸に込めた光魔法が、やはり有効だということを示していると言って良い。
「この野郎!!」
自分を弱らせることができることを知られたのだと、ギジェルモはケイの始末を急ぐことにした。
得意の剣技で斬り殺そうと、ケイとの距離を縮めていく。
「フッ!」
「グッ!!」
不用意に近付いてきたギジェルモへ、ケイは光魔法で覆った弾丸を放つ。
その弾丸が、ギジェルモの左肩に浅く入った。
しかし、当たったことによる痛みからか、ギジェルモは表情を歪める。
その怪我もすぐに再生されたが、それと同時にギジェルモの魔力が減ったのが確認できた。
これまで受けた怪我の再生などは魔力の消費なんて僅かでしかなかったのにも関わらず、光魔法の攻撃を受けた時の再生は魔力を消費しなくてはならないようだ。
「思っていた通りだな……」
「おのれっ!!」
遠くから眺めていた時の予想通りだったことで、ケイは僅かに表情を緩めた。
もしも、光魔法も通用しないとなった場合、さっさとギジェルモを放置して逃げるという選択肢もあり得た。
これなら何とかなるかもしれないと、ケイは安心したのだ。
左肩の再生が終わると、さっきのことをギジェルモは反省したのか、今度は右へ左へと移動を繰り返しながらケイへの接近を始めた。
「考えたな……」
直線的に飛んで来る弾丸。
それなら動き回って的を絞らせないという考えなのだろう。
さっきの不用意な接近とは違い、確かに狙うのは難しくなったと言って良い。
「死ね!!」
「お前がな!!」
「なっ!?」
動き回られて、ケイが銃を撃つタイミングを逃している間に接近してきたギジェルモは、とうとう剣の届く間合いへと入って来た。
ギジェルモが横薙ぎによりケイの首目掛けて襲い掛かるが、それより先にケイの銃口がギジェルモの顔面に向いていた。
“パンッ!!”
「ガッ!!」
ケイの銃から発射された弾を食らい、ギジェルモは吹き飛ばされる。
そのままバク転をして何とか体勢を立て直し、追撃を阻止するようにケイから距離を取る。
「ぐうっ!!」
「いい反射神経だな……」
さっきまでケイはは右手に持つ1丁の銃で相手にしていたのだが、接近してくるギジェルモに気付かれないようにもう1丁の拳銃を左手で抜いた撃ち抜いたのだ。
しかし、ケイが褒めているように、ギリギリまで誘い込んでの一撃が顔面を貫くと思ったのだが、反射的に躱して右頬から左頬へと貫く形でギジェルモの顔に穴を開けただけでになってしまった。
光魔法の攻撃により、ギジェルモが苦しんでいるので、とりあえず良しとしておこう。
「貴様……」
こめかみに青筋を立てながら、ギジェルモは歯ぎしりをするように呟く。
光魔法の攻撃で風穴を開けられても再生能力があるからなのか、すぐに元に戻ってしまう。
しかし、他の攻撃による攻撃による怪我とは違い魔力の消費が高い。
両頬の再生で、さっきよりも魔力を減らすことに成功した。
「おのれ!!」
「バカが!!」
「おわっ!?」
頭に血が上ったのか、銃のことを忘れてまたまっすぐ突っ込んで来た。
そのため、ケイは冷静にギジェルモの右太ももを撃ち抜く。
その攻撃によって足のもつれたギジェルモは、前のめりに倒れ込む。
「くそっ!!」
「ハッ!」
「ぐあっ!」
何とか手を付いて地面に転ぶのを防いだが、完全に隙だらけだ。
その隙を逃さず、ケイはギジェルモへ向けて弾を放つ。
その体制のままだと危険だと判断したのか、ギジェルモは腕に力を込めてその場から右へと飛び退いた。
頭を狙ったこの攻撃も、頭に当たらず左腕を撃ち抜くだけになってしまう。
「こうなったら、頭よりも当てることに集中した方が良いかもな……」
魔石が隠れている可能性があるため、ずっと頭を狙っているのだが、さっきから躱されてしまっている。
何とか当たっているので魔力を削ることができているが、頭ばかり狙っていても無駄撃ちになるかもしれない。
そう考えたケイは、頭に当てることを少し控え、もう少し魔力を削って弱らせてから狙おうと考えを切り替えることにした。
「ハッ!!」
「ぐっ!!」
ギジェルモが脚と左腕の怪我を治している間に、今度はケイが自ら接近する。
その行為に驚きつつ、ギジェルモはその場から離れようとする。
「逃げてばかりだな……」
「何っ!?」
攻撃を受けないように動き回りながら回復を計るギジェルモに、ケイは攻撃を加えるチャンスを見出すために軽く挑発をしてみる。
その挑発にあっさり引っかかり、ギジェルモは一旦足を止めてケイを迎え撃つつもりのようだ。
「その武器ごと斬り殺してくれるわ!!」
「甘い!」
「何っ!?」
接近したケイに対し、ギジェルモは剣で対応する。
その攻撃を銃で受け止めようとするケイに、魔力を込めた剣を振り下ろす。
しかし、色々な魔物の素材を合成して強化したこの銃は、そう簡単に壊れはしない。
ギジェルモの狙いを無にするように、銃は剣を受け止めた。
「くらえ!!」
“ドンッ!!”
「ゴガッ!!」
この至近距離なら、強めに魔力を込めても避けきれないだろう。
ケイは弾に込める魔力を増やした1撃を、ギジェルモに向かって放った。
避けようにも避けられないように体の中心目掛けた1撃は、ケイの狙い通りに直撃し、ギジェルモの体に大穴を開けて吹き飛ばした。
「グッ……ゴハッ!! お…おのれ……」
地面に何度か弾んで倒れたギジェルモは、大量の血を巻き散らしながらヨロヨロと起き上がる。
沸き上がった血を吐き出し、ギジェルモはケイを睨みながらも怪我の回復を開始する。
「どんどん魔力が減っているな……」
弱らせて魔石を取り出し、魔力が尽きるまで破壊し続ければ流石に再生なんて出来なくなるだろう。
回復するたび魔力量が減っていっているのを確認したケイは、このまま弱らせていくのが確実に倒す策だと確信したのだった。
0
お気に入りに追加
641
あなたにおすすめの小説

異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。

薬華異堂薬局のお仕事は異世界にもあったのだ
柚木 潤
ファンタジー
実家の薬華異堂薬局に戻った薬剤師の舞は、亡くなった祖父から譲り受けた鍵で開けた扉の中に、不思議な漢方薬の調合が書かれた、古びた本を見つけた。
そして、異世界から助けを求める手紙が届き、舞はその異世界に転移する。
舞は不思議な薬を作り、それは魔人や魔獣にも対抗できる薬であったのだ。
そんな中、魔人の王から舞を見るなり、懐かしい人を思い出させると。
500年前にも、この異世界に転移していた女性がいたと言うのだ。
それは舞と関係のある人物であった。
その後、一部の魔人の襲撃にあうが、舞や魔人の王ブラック達の力で危機を乗り越え、人間と魔人の世界に平和が訪れた。
しかし、500年前に転移していたハナという女性が大事にしていた森がアブナイと手紙が届き、舞は再度転移する。
そして、黒い影に侵食されていた森を舞の薬や魔人達の力で復活させる事が出来たのだ。
ところが、舞が自分の世界に帰ろうとした時、黒い翼を持つ人物に遭遇し、舞に自分の世界に来てほしいと懇願する。
そこには原因不明の病の女性がいて、舞の薬で異物を分離するのだ。
そして、舞を探しに来たブラック達魔人により、昔に転移した一人の魔人を見つけるのだが、その事を隠して黒翼人として生活していたのだ。
その理由や女性の病の原因をつきとめる事が出来たのだが悲しい結果となったのだ。
戻った舞はいつもの日常を取り戻していたが、秘密の扉の中の物が燃えて灰と化したのだ。
舞はまた異世界への転移を考えるが、魔法陣は動かなかったのだ。
何とか舞は転移出来たが、その世界ではドラゴンが復活しようとしていたのだ。
舞は命懸けでドラゴンの良心を目覚めさせる事が出来、世界は火の海になる事は無かったのだ。
そんな時黒翼国の王子が、暗い森にある遺跡を見つけたのだ。
*第1章 洞窟出現編 第2章 森再生編 第3章 翼国編
第4章 火山のドラゴン編 が終了しました。
第5章 闇の遺跡編に続きます。



クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる