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第10章
第232話
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「くたば、へっ!?」
槍を持った浪人が、倒れている美稲の剣士に止めを刺そうと迫る。
しかし、どこからともなく飛んできた弾が、浪人の右目から入って後頭部を突き抜ける。
糸が切れた人形のように、その浪人は崩れ落ちた。
他の敵を倒している途中に、ケイの視界に入ったため放った弾丸だ。
撃った後の結果は予想通り。
なので、もうケイの頭からは消え去った。
「くっ!! このガキャ!!」
「お前よりも年上だわ!」
“パンッ!!”
若く見られるのは嬉しいが、見た目30代のガキにまたもガキ呼ばわりされて、ケイはイラつきながら敵の心臓を撃ち抜く。
耳を隠しているが、顔はそのままの状態。
そのため、エルフのケイは50代でありながら見た目は20代。
30代以上の人間からしたら、ガキに見えても仕方がない。
「八坂様! 動ける者を使って怪我人と見方を一か所に集めてください」
「いや、しかし……」
動きながら敵を撃ち殺していたケイは、たまたま八坂の側を通る。
大蛇や砲撃の攻撃を受けず、たいした怪我もしていない者たちは、向かって来る浪人たちの相手をしていた。
怪我人を助けたいところだが、魔闘術を使わないとは言っても数の多い浪人たちの相手をするのに、いっぱいいっぱいと言ったような状態になっている。
「バラバラにいる人間を守るのはかなりきついので……」
「……わ、分かった!」
「よろしくお願いします」
怪我人への攻撃を防いでいるのはほとんどがケイ。
武器の性能からいって、離れていても敵を討つことがことはできるが、こうもバラバラでいられると手が回らなくなる。
敵に対処するのもいいが、動き回られる方が遠回しの足手まといだ。
八坂としても、味方を助けられるならその指示に従うしかない。
「異人の指示など……」とかは、この場では些末なことだ。
了承の返事を聞いたるケイは、止まっている暇もなく、他の敵を討ちに動きだす。
そして、ケイの指示を聞くことにした八坂は、怪我人と仲間を集める指示を出すため、すぐさま周辺の動ける仲間たちの方へ動き出した。
「よく動くな……」
「左様ですな……」
ケイが動きまわり、どんどん浪人たちが沈んで行く。
それを、戦場から少し離れた崖の上から見下ろしている剣術部隊と隊長の坂岡源次郎。
猪の群れを倒すくらいの実力の持ち主であるケイがいなくなってしまったため、この時のために質より量にこだわりを切り替えた。
褒美をやると言ったらホイホイ付いてくる者は、奧電の町には結構溢れていた。
奧電から北に1日行ったところには同竜城という者があり、そこに西の統治を任されている大名が存在している。
現大名は、坂岡の上役である上重が、血の途絶えた綱泉家の養子として、将軍家のご機嫌取りにつれてきた男だ。
酒や女にだらしなく、おかしな趣味も持っていることから将軍家にとっても悩みの種で会った男だ。
主人とは言え、忠誠を誓うに値しない人間だと多くの者たちは思っている。
だが、これだけ馬鹿が集められたのは、その大名のお陰とだろう。
「そろそろやるか……」
“スッ!!”
「はっ!」
小さく呟いた源次郎が合図を送ると、またも部下の男は手に持つ松明を大砲の導火線に近付けた。
“ズドンッ!!”“ズドンッ!!”
「っ!? ムンッ!!」
弾が飛び出した瞬間、ケイは飛んで来る弾に向かって魔法障壁を張る。
薄いが何重にも張ることで、砲弾の威力をジワジワと抑え込んで行く。
“ボトッ!!”“ボトッ!!”
「……馬鹿な! 砲撃を抑えるだと……?」
威力を抑え込まれた砲弾は、こちらに届く前に地面に落下した。
その結果を見た源次郎は、信じられない者を見るようにケイを眺める。
魔闘術が使えるのに遠距離攻撃がない所を見ると、日向には魔力障壁までもないのだろうか。
八坂によって集められた美稲の剣士たちは、源次郎と同様に驚きの声をあげていた。
そのため、ケイはそう思ったのだった。
「な、何で?」
「んっ?」
八坂や美稲の剣士たち。
それに、源次郎と剣術部隊の者たちとは違う意味で驚いている者たちがいた。
その者たちの呟きに、ケイは耳を傾ける。
「俺たちがいるのに、何で大砲が打たれたんだ?」
「……分からないのか?」
驚いていたのは、ケイや美稲の剣士たちに斬りかかっていた浪人たちだ。
この場には、倒す目標である八坂や美稲の者たちばかりではなく、自分たち集めらえた浪人たちも存在している。
おかしな異国人に数を減らされたが、まだ半分は残っている。
なのに、大砲を放つなんて、味方であるはずの源次郎たちのことが理解できない。
そんな思いでいる浪人たちに、ケイは蔑んだ目で問いかける。
「お前らも捨て駒だからだよ!」
源次郎の上役である上重はケチだという。
比佐丸たちの口ぶりでは、かなり有名な話のようだ。
そんな人間が、このような時にしか役に立たない者たちに褒美を出すなんてありえないだろう。
考えれば分かることだが、浪人になるような者は剣の腕だけでなく頭の方までいまいちなようだ。
だから分からせるように、ケイは強い口調で説明してあげる。
「くそっ!! やってられるか!!」
ケイの言葉に納得したのか、今まで襲い掛かって来ていた浪人たちは、大砲の攻撃に巻き込まれる訳にはいかないと、この場から離脱をしようとし始めた。
「逃がさねえよ! キュウ!」
【はいっ!】
返事と共に、キュウの雷魔法が発射される。
この時のために、キュウは魔力を練っていたのだ。
キュウの魔法によって、まだ戦おうとしたり逃げようとする浪人たちへ電撃が流れる。
かなりの広範囲の魔法だが、敵を殺すのを目的とした攻撃ではない。
狙いは動きを止めること。
電撃を受けた浪人たちは、体がマヒしたように動けなくなり、立ち尽くすことしかできない。
ケイの言葉の通り、逃げることは許さない。
「くらえ!!」
“ボッ!!”
動けなくなった浪人たちは格好の標的。
いつもの銃弾だと、少ない魔力で威力を上げることを重視している。
しかし、ケイの銃はそれだけが目的の武器ではない。
スイッチを切り替えれば弾でなく魔法を撃つ、言うなれば魔銃でもある。
「「「「「っ!?」」」」」
“ドンッ!!”
ケイの両手に持つ銃から発射されたのは、火球だ。
しかし、ただの火球ではなく、1回引き金を引いただけで大量の数の火球が出現し、動けなくなっている浪人たち目掛けて飛んで行く。
サッカーボール大の火球が、浪人の1人に1個直撃していく。
キュウの電撃で痺れて声を出すことも出来ないまま、浪人たちは顔や体をあっという間に炭化させて、息を失ったのだった。
「フゥ~……」
浪人たちを全員仕留めることに成功したケイは、長めに息を噴き出す。
雑魚とはいっても数が多いため、今ので魔力が少し減った。
普通の人間なら100m全力疾走五したような疲労感だろうが、ケイなら散歩レベルのものだ。
「っと、本命たちが来たか?」
一息付けるかとケイは思っていたが、そうもいかない。
崖の上にいた剣術部隊のうち、大半がこちらへ向かって来ていたらしく、包囲が浪人たちから彼らに変わっただけだった。
大砲もまだ数台こちらに向けられている。
流石に剣術部隊の者たちのようなエリートを、浪人たちのように砲撃で巻き込むようなことはしないだろうが、警戒しなくてはならない。
「面倒だな……」
浪人相手に戦うよりも難易度が上がったことに、ケイは小さく呟く。
猪の群れの方が、知能が低い分まだ戦いやすかった。
これほどの人数の人間相手となると、無傷で倒せるかかなり疑問だ。
「まぁ、がんばってみるか……」
無傷とはいかないかもしれないが、負けるとは思っていない。
ケイがやる気を出した時、殺気を向けた剣術部隊の面々が、腰の刀を一斉に抜いたのだった。
槍を持った浪人が、倒れている美稲の剣士に止めを刺そうと迫る。
しかし、どこからともなく飛んできた弾が、浪人の右目から入って後頭部を突き抜ける。
糸が切れた人形のように、その浪人は崩れ落ちた。
他の敵を倒している途中に、ケイの視界に入ったため放った弾丸だ。
撃った後の結果は予想通り。
なので、もうケイの頭からは消え去った。
「くっ!! このガキャ!!」
「お前よりも年上だわ!」
“パンッ!!”
若く見られるのは嬉しいが、見た目30代のガキにまたもガキ呼ばわりされて、ケイはイラつきながら敵の心臓を撃ち抜く。
耳を隠しているが、顔はそのままの状態。
そのため、エルフのケイは50代でありながら見た目は20代。
30代以上の人間からしたら、ガキに見えても仕方がない。
「八坂様! 動ける者を使って怪我人と見方を一か所に集めてください」
「いや、しかし……」
動きながら敵を撃ち殺していたケイは、たまたま八坂の側を通る。
大蛇や砲撃の攻撃を受けず、たいした怪我もしていない者たちは、向かって来る浪人たちの相手をしていた。
怪我人を助けたいところだが、魔闘術を使わないとは言っても数の多い浪人たちの相手をするのに、いっぱいいっぱいと言ったような状態になっている。
「バラバラにいる人間を守るのはかなりきついので……」
「……わ、分かった!」
「よろしくお願いします」
怪我人への攻撃を防いでいるのはほとんどがケイ。
武器の性能からいって、離れていても敵を討つことがことはできるが、こうもバラバラでいられると手が回らなくなる。
敵に対処するのもいいが、動き回られる方が遠回しの足手まといだ。
八坂としても、味方を助けられるならその指示に従うしかない。
「異人の指示など……」とかは、この場では些末なことだ。
了承の返事を聞いたるケイは、止まっている暇もなく、他の敵を討ちに動きだす。
そして、ケイの指示を聞くことにした八坂は、怪我人と仲間を集める指示を出すため、すぐさま周辺の動ける仲間たちの方へ動き出した。
「よく動くな……」
「左様ですな……」
ケイが動きまわり、どんどん浪人たちが沈んで行く。
それを、戦場から少し離れた崖の上から見下ろしている剣術部隊と隊長の坂岡源次郎。
猪の群れを倒すくらいの実力の持ち主であるケイがいなくなってしまったため、この時のために質より量にこだわりを切り替えた。
褒美をやると言ったらホイホイ付いてくる者は、奧電の町には結構溢れていた。
奧電から北に1日行ったところには同竜城という者があり、そこに西の統治を任されている大名が存在している。
現大名は、坂岡の上役である上重が、血の途絶えた綱泉家の養子として、将軍家のご機嫌取りにつれてきた男だ。
酒や女にだらしなく、おかしな趣味も持っていることから将軍家にとっても悩みの種で会った男だ。
主人とは言え、忠誠を誓うに値しない人間だと多くの者たちは思っている。
だが、これだけ馬鹿が集められたのは、その大名のお陰とだろう。
「そろそろやるか……」
“スッ!!”
「はっ!」
小さく呟いた源次郎が合図を送ると、またも部下の男は手に持つ松明を大砲の導火線に近付けた。
“ズドンッ!!”“ズドンッ!!”
「っ!? ムンッ!!」
弾が飛び出した瞬間、ケイは飛んで来る弾に向かって魔法障壁を張る。
薄いが何重にも張ることで、砲弾の威力をジワジワと抑え込んで行く。
“ボトッ!!”“ボトッ!!”
「……馬鹿な! 砲撃を抑えるだと……?」
威力を抑え込まれた砲弾は、こちらに届く前に地面に落下した。
その結果を見た源次郎は、信じられない者を見るようにケイを眺める。
魔闘術が使えるのに遠距離攻撃がない所を見ると、日向には魔力障壁までもないのだろうか。
八坂によって集められた美稲の剣士たちは、源次郎と同様に驚きの声をあげていた。
そのため、ケイはそう思ったのだった。
「な、何で?」
「んっ?」
八坂や美稲の剣士たち。
それに、源次郎と剣術部隊の者たちとは違う意味で驚いている者たちがいた。
その者たちの呟きに、ケイは耳を傾ける。
「俺たちがいるのに、何で大砲が打たれたんだ?」
「……分からないのか?」
驚いていたのは、ケイや美稲の剣士たちに斬りかかっていた浪人たちだ。
この場には、倒す目標である八坂や美稲の者たちばかりではなく、自分たち集めらえた浪人たちも存在している。
おかしな異国人に数を減らされたが、まだ半分は残っている。
なのに、大砲を放つなんて、味方であるはずの源次郎たちのことが理解できない。
そんな思いでいる浪人たちに、ケイは蔑んだ目で問いかける。
「お前らも捨て駒だからだよ!」
源次郎の上役である上重はケチだという。
比佐丸たちの口ぶりでは、かなり有名な話のようだ。
そんな人間が、このような時にしか役に立たない者たちに褒美を出すなんてありえないだろう。
考えれば分かることだが、浪人になるような者は剣の腕だけでなく頭の方までいまいちなようだ。
だから分からせるように、ケイは強い口調で説明してあげる。
「くそっ!! やってられるか!!」
ケイの言葉に納得したのか、今まで襲い掛かって来ていた浪人たちは、大砲の攻撃に巻き込まれる訳にはいかないと、この場から離脱をしようとし始めた。
「逃がさねえよ! キュウ!」
【はいっ!】
返事と共に、キュウの雷魔法が発射される。
この時のために、キュウは魔力を練っていたのだ。
キュウの魔法によって、まだ戦おうとしたり逃げようとする浪人たちへ電撃が流れる。
かなりの広範囲の魔法だが、敵を殺すのを目的とした攻撃ではない。
狙いは動きを止めること。
電撃を受けた浪人たちは、体がマヒしたように動けなくなり、立ち尽くすことしかできない。
ケイの言葉の通り、逃げることは許さない。
「くらえ!!」
“ボッ!!”
動けなくなった浪人たちは格好の標的。
いつもの銃弾だと、少ない魔力で威力を上げることを重視している。
しかし、ケイの銃はそれだけが目的の武器ではない。
スイッチを切り替えれば弾でなく魔法を撃つ、言うなれば魔銃でもある。
「「「「「っ!?」」」」」
“ドンッ!!”
ケイの両手に持つ銃から発射されたのは、火球だ。
しかし、ただの火球ではなく、1回引き金を引いただけで大量の数の火球が出現し、動けなくなっている浪人たち目掛けて飛んで行く。
サッカーボール大の火球が、浪人の1人に1個直撃していく。
キュウの電撃で痺れて声を出すことも出来ないまま、浪人たちは顔や体をあっという間に炭化させて、息を失ったのだった。
「フゥ~……」
浪人たちを全員仕留めることに成功したケイは、長めに息を噴き出す。
雑魚とはいっても数が多いため、今ので魔力が少し減った。
普通の人間なら100m全力疾走五したような疲労感だろうが、ケイなら散歩レベルのものだ。
「っと、本命たちが来たか?」
一息付けるかとケイは思っていたが、そうもいかない。
崖の上にいた剣術部隊のうち、大半がこちらへ向かって来ていたらしく、包囲が浪人たちから彼らに変わっただけだった。
大砲もまだ数台こちらに向けられている。
流石に剣術部隊の者たちのようなエリートを、浪人たちのように砲撃で巻き込むようなことはしないだろうが、警戒しなくてはならない。
「面倒だな……」
浪人相手に戦うよりも難易度が上がったことに、ケイは小さく呟く。
猪の群れの方が、知能が低い分まだ戦いやすかった。
これほどの人数の人間相手となると、無傷で倒せるかかなり疑問だ。
「まぁ、がんばってみるか……」
無傷とはいかないかもしれないが、負けるとは思っていない。
ケイがやる気を出した時、殺気を向けた剣術部隊の面々が、腰の刀を一斉に抜いたのだった。
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