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第9章
第207話
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「なかなかやるみたいだが、お前俺たちのこと知らねえのか?」
「俺たちはな、SSランクの冒険者だぞ!」
「………………」
エルナンとプロスペロは、ケイに向かって話しかける。
キュウを痛めつけるくらいだから高ランクの冒険者だとは思っていたが、まさかの上から二番目のランクだった。
ただ、やってることを考えると、人間的には最低ランクだ。
2人がする自慢のような話を、ケイは黙って聞く。
「ランクを聞いて怖じ気づいたか?」
「怪我したくなかったら、その檻を……」
ケイが黙っているのを自分たちの都合よく解釈したのか、2人はにやけた表情へと変わる。
そして、手を伸ばして催促のような仕草をする。
“パパパパンッ!!”
「うがっ!?」
しかし、喋っている途中のプロスペロに、ケイは両手の銃を向けて連射する。
連射の上に、先程よりも速度の速い弾丸が飛んできたことで、プロスペロは躱しきる事が出来ず、左足の脛の部分に一発直撃する。
「ぐあぁ…………!! 痛えぇ…………!!」
弾丸を受けた足に穴が開き、プロスペロは血が噴き出し地面を転がりながら痛がる。
「てめえ! 人が……」
“パパパパンッ!!”
「おわっ!!」
プロスペルが話している最中に攻撃したことに、エルナンが文句を言おうとした。
しかし、その文句を言っている途中で、ケイはエルナンに向かって銃を連射した。
槍を主武器にしているしていて、近距離の攻撃への反応はエルナンの方が良く、飛んできた銃弾をギリギリで避けることに成功する。
「何だ? もしかして、話してる最中だとか言うつもりだったか?」
“パパパパンッ!!”
「くっ!?」
この距離で言葉を話すなら攻撃しながらとでも言うかのように、ケイは話ながらエルナンへ攻撃をし続ける。
近くでこれだけの威力の攻撃を連射されては、被弾する可能性がある。
エルナンは銃弾を躱しつつケイから距離を取る。
「さっさとカギ出せや!」
避けられるのも構わず、ケイは銃を連射し続ける。
そして、キュウを閉じ込めた檻のカギを出すように要求する。
「調子に乗るなよ!」
距離を取ることでケイの銃による攻撃に慣れたのか、エルナンはタイミングを合わせながら、今度はケイへと近付いていく。
そして、銃が発射されたすぐ後を狙って一気に近付くと、槍による刺突を放ってくる。
「この程度の攻撃をしてくるお前の方が調子に乗ってるって言うんだよ!」
「うぐっ!?」
槍による攻撃を余裕を持って避けつつ、ケイはエルナンの腹へ蹴りを叩きこむ。
蹴りが鳩尾に入ったエルナンは、腹を抑えながら後退する。
「この野郎!!」
“ドンッ!!”
エルナンの相手をしているうちに、プロスペロは魔法か薬で回復させて足の傷を治したようだ。
そして、エルナンが離れたタイミングに合わせ、怒りに任せた巨大火球の魔法を放ってきた。
「……馬鹿がっ!!」
“ボッ!!”
場所を考えない魔法を放ってきたプロスペロにイラ立ちつつ、ケイは土魔法を発動する。
そして、ケイに向かって飛んでくる巨大火球を、そのまま土魔法で作ったカーブで上空へと受け流した。
「ハッ!!」
“フッ!!”
反り立つ壁のような形のカーブによって上空へと上がった巨大火球へ、ケイは強力な魔力を放ち霧散させた。
自然にできた炎ではなく魔力で作った物なので出来たことだが、本来魔法で出来た炎や水などを消し去るには、作り出した魔力の倍以上の魔力を消費しなければらない。
余程魔力量に自信がないとできない芸当だ。
「なっ!? 消した!?」
このようなことは、魔力の使い方にレベルの差があることを突き付けられているのと同じで、立場の上下を完全に分からせるための行為だ。
高ランクになってから、このような舐められた行為をされるなんて思ってもいなかったのか、プロスペロは驚き、慌てる。
「プロスペロ!!」
「っ!?」
自分の放った火球が消えた所を見ていたことで、上空へ視線が行っていたプロスペロへ、エルナンが焦ったように声をかける。
何事かと視線を落とした瞬間、ケイの姿が目の前にあった。
「人がいないとは言っても、こんな所でこんなのぶっ放してんじゃねえ!!」
“パンッ!”“パンッ!”
「ぎゃっ!!」
村の少し外れの位置で人も避難したとは言っても、少し離れた所には家や畑もチラホラある。
もしも、さっきの魔法をケイが避けたりしていたら、関係ない人に迷惑をかけることになっていた。
そんなことも考えないことに腹を立てたケイは、近付くと至近距離からプロスペロの両太もも銃で撃ち抜く。
折角治したばかりだというのに、プロスペロは短い悲鳴を上げた後、またも痛みで地面をのたうち回ることになった。
「おいっ! お前! カギはどっちが持ってる!?」
左手の銃を呻くプロスペロに向けたまま、ケイはエルナンへ話しかける。
要求するのは、キュウを閉じ込めている檻のカギだ。
「そんなこと言う“パンッ!”」
「ぐあ!!」
ケイの質問を突っぱねようとしたエルナンだったが、その言葉の途中でケイはプロスペロの左脛へ銃弾を撃ち込む。
激痛の箇所が増え、プロスペロはまたも悲鳴を上げる
「カギはどっちが持ってる?」
「それは…………“パンッ!”」
「がっ!!」
ケイはもう一度同じ質問をする。
まるで、きちんと答えなければ、またプロスペロを撃つというのを言っているかのようだ。
その空気をちゃんと読み取ったエルナンは、その質問に答えようか迷う。
そして、その迷いが言い淀むという間を開けたため、ケイはプロスペルの右脛を撃ち抜いた。
痛みで脂汗を大量に流し始めたプロスペルは、またも悲鳴を上げる。
「カギはどっちが持っている?」
「お、俺だ……」
三度目の正直とでも言うように、ケイはまた同じ質問をする。
ちゃんと答えず、これ以上相方を痛めつけられる訳にはいかない。
そう思ったエルナンは、ようやくケイの質問に正直に答えた。
「じゃあ、寄越せ!」
「いや“パンッ!”」
「がっ!!」
鍵を持っているのがエルナンだと分かり、ケイは右手の銃をホルスターにしまって、寄越せと言ったそのままのジェスチャーをする。
それに対して、少しだけ話を逸らそうとしたエルナンだったが、表情ですぐにバレ、プロスペルの右腕に穴が開くことになった。
「寄・越・せ!」
「わ、分かった!!」
無駄な話も許さないとでも言うようなケイの圧力に、エルナンは屈した。
どうやら魔法の指輪の中に収納していたらしく、取り出したカギをケイに見えるように掲げる。
「こっちに投げろ!」
取り出したカギを手に入れ、さっさとキュウの怪我を治したい。
なので、容赦をする気のないケイは、カギを渡すように要求する。
「エルナン! さっさと投げ“パンッ!”」
「うぎゃ!!」
出したカギを投げ渡すことを若干ためらっているのか、カギを投げようとするのが僅かに遅れる。
ためらっているうちに、ケイがまた撃ってくるかもしれない。
その恐怖にかられたプロスペロは、エルナンに催促するように言おうとしたが、それを遮るようにケイはプロスペロの右腕を撃ち抜く。
「お前は黙ってろ!」
「ヒ~……、ヒ~……」
両手両足と穴を開けられ、噴き出る血と痛みで半泣きになりつつあるプロスペルに、ケイは冷たい目を向け黙らせる。
「わ、分かったから、そいつを撃たないでくれ」
相方を不憫に思い、エルナンはケイの要求通りにカギを投げて寄越した。
「アウレリオ! これでキュウの入った檻を開けろ!」
「わ、分かった」
2人は別に弱いわけではない。
なのに、そんな2人を子ども扱いするような強さのケイ。
見ていただけのアウレリオも若干引きつつ、ケイから受け取ったカギで檻を開けたのだった。
「俺たちはな、SSランクの冒険者だぞ!」
「………………」
エルナンとプロスペロは、ケイに向かって話しかける。
キュウを痛めつけるくらいだから高ランクの冒険者だとは思っていたが、まさかの上から二番目のランクだった。
ただ、やってることを考えると、人間的には最低ランクだ。
2人がする自慢のような話を、ケイは黙って聞く。
「ランクを聞いて怖じ気づいたか?」
「怪我したくなかったら、その檻を……」
ケイが黙っているのを自分たちの都合よく解釈したのか、2人はにやけた表情へと変わる。
そして、手を伸ばして催促のような仕草をする。
“パパパパンッ!!”
「うがっ!?」
しかし、喋っている途中のプロスペロに、ケイは両手の銃を向けて連射する。
連射の上に、先程よりも速度の速い弾丸が飛んできたことで、プロスペロは躱しきる事が出来ず、左足の脛の部分に一発直撃する。
「ぐあぁ…………!! 痛えぇ…………!!」
弾丸を受けた足に穴が開き、プロスペロは血が噴き出し地面を転がりながら痛がる。
「てめえ! 人が……」
“パパパパンッ!!”
「おわっ!!」
プロスペルが話している最中に攻撃したことに、エルナンが文句を言おうとした。
しかし、その文句を言っている途中で、ケイはエルナンに向かって銃を連射した。
槍を主武器にしているしていて、近距離の攻撃への反応はエルナンの方が良く、飛んできた銃弾をギリギリで避けることに成功する。
「何だ? もしかして、話してる最中だとか言うつもりだったか?」
“パパパパンッ!!”
「くっ!?」
この距離で言葉を話すなら攻撃しながらとでも言うかのように、ケイは話ながらエルナンへ攻撃をし続ける。
近くでこれだけの威力の攻撃を連射されては、被弾する可能性がある。
エルナンは銃弾を躱しつつケイから距離を取る。
「さっさとカギ出せや!」
避けられるのも構わず、ケイは銃を連射し続ける。
そして、キュウを閉じ込めた檻のカギを出すように要求する。
「調子に乗るなよ!」
距離を取ることでケイの銃による攻撃に慣れたのか、エルナンはタイミングを合わせながら、今度はケイへと近付いていく。
そして、銃が発射されたすぐ後を狙って一気に近付くと、槍による刺突を放ってくる。
「この程度の攻撃をしてくるお前の方が調子に乗ってるって言うんだよ!」
「うぐっ!?」
槍による攻撃を余裕を持って避けつつ、ケイはエルナンの腹へ蹴りを叩きこむ。
蹴りが鳩尾に入ったエルナンは、腹を抑えながら後退する。
「この野郎!!」
“ドンッ!!”
エルナンの相手をしているうちに、プロスペロは魔法か薬で回復させて足の傷を治したようだ。
そして、エルナンが離れたタイミングに合わせ、怒りに任せた巨大火球の魔法を放ってきた。
「……馬鹿がっ!!」
“ボッ!!”
場所を考えない魔法を放ってきたプロスペロにイラ立ちつつ、ケイは土魔法を発動する。
そして、ケイに向かって飛んでくる巨大火球を、そのまま土魔法で作ったカーブで上空へと受け流した。
「ハッ!!」
“フッ!!”
反り立つ壁のような形のカーブによって上空へと上がった巨大火球へ、ケイは強力な魔力を放ち霧散させた。
自然にできた炎ではなく魔力で作った物なので出来たことだが、本来魔法で出来た炎や水などを消し去るには、作り出した魔力の倍以上の魔力を消費しなければらない。
余程魔力量に自信がないとできない芸当だ。
「なっ!? 消した!?」
このようなことは、魔力の使い方にレベルの差があることを突き付けられているのと同じで、立場の上下を完全に分からせるための行為だ。
高ランクになってから、このような舐められた行為をされるなんて思ってもいなかったのか、プロスペロは驚き、慌てる。
「プロスペロ!!」
「っ!?」
自分の放った火球が消えた所を見ていたことで、上空へ視線が行っていたプロスペロへ、エルナンが焦ったように声をかける。
何事かと視線を落とした瞬間、ケイの姿が目の前にあった。
「人がいないとは言っても、こんな所でこんなのぶっ放してんじゃねえ!!」
“パンッ!”“パンッ!”
「ぎゃっ!!」
村の少し外れの位置で人も避難したとは言っても、少し離れた所には家や畑もチラホラある。
もしも、さっきの魔法をケイが避けたりしていたら、関係ない人に迷惑をかけることになっていた。
そんなことも考えないことに腹を立てたケイは、近付くと至近距離からプロスペロの両太もも銃で撃ち抜く。
折角治したばかりだというのに、プロスペロは短い悲鳴を上げた後、またも痛みで地面をのたうち回ることになった。
「おいっ! お前! カギはどっちが持ってる!?」
左手の銃を呻くプロスペロに向けたまま、ケイはエルナンへ話しかける。
要求するのは、キュウを閉じ込めている檻のカギだ。
「そんなこと言う“パンッ!”」
「ぐあ!!」
ケイの質問を突っぱねようとしたエルナンだったが、その言葉の途中でケイはプロスペロの左脛へ銃弾を撃ち込む。
激痛の箇所が増え、プロスペロはまたも悲鳴を上げる
「カギはどっちが持ってる?」
「それは…………“パンッ!”」
「がっ!!」
ケイはもう一度同じ質問をする。
まるで、きちんと答えなければ、またプロスペロを撃つというのを言っているかのようだ。
その空気をちゃんと読み取ったエルナンは、その質問に答えようか迷う。
そして、その迷いが言い淀むという間を開けたため、ケイはプロスペルの右脛を撃ち抜いた。
痛みで脂汗を大量に流し始めたプロスペルは、またも悲鳴を上げる。
「カギはどっちが持っている?」
「お、俺だ……」
三度目の正直とでも言うように、ケイはまた同じ質問をする。
ちゃんと答えず、これ以上相方を痛めつけられる訳にはいかない。
そう思ったエルナンは、ようやくケイの質問に正直に答えた。
「じゃあ、寄越せ!」
「いや“パンッ!”」
「がっ!!」
鍵を持っているのがエルナンだと分かり、ケイは右手の銃をホルスターにしまって、寄越せと言ったそのままのジェスチャーをする。
それに対して、少しだけ話を逸らそうとしたエルナンだったが、表情ですぐにバレ、プロスペルの右腕に穴が開くことになった。
「寄・越・せ!」
「わ、分かった!!」
無駄な話も許さないとでも言うようなケイの圧力に、エルナンは屈した。
どうやら魔法の指輪の中に収納していたらしく、取り出したカギをケイに見えるように掲げる。
「こっちに投げろ!」
取り出したカギを手に入れ、さっさとキュウの怪我を治したい。
なので、容赦をする気のないケイは、カギを渡すように要求する。
「エルナン! さっさと投げ“パンッ!”」
「うぎゃ!!」
出したカギを投げ渡すことを若干ためらっているのか、カギを投げようとするのが僅かに遅れる。
ためらっているうちに、ケイがまた撃ってくるかもしれない。
その恐怖にかられたプロスペロは、エルナンに催促するように言おうとしたが、それを遮るようにケイはプロスペロの右腕を撃ち抜く。
「お前は黙ってろ!」
「ヒ~……、ヒ~……」
両手両足と穴を開けられ、噴き出る血と痛みで半泣きになりつつあるプロスペルに、ケイは冷たい目を向け黙らせる。
「わ、分かったから、そいつを撃たないでくれ」
相方を不憫に思い、エルナンはケイの要求通りにカギを投げて寄越した。
「アウレリオ! これでキュウの入った檻を開けろ!」
「わ、分かった」
2人は別に弱いわけではない。
なのに、そんな2人を子ども扱いするような強さのケイ。
見ていただけのアウレリオも若干引きつつ、ケイから受け取ったカギで檻を開けたのだった。
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