133 / 375
第7章
第133話
しおりを挟む
「たいして時間はかからなかったな……」
「そうね」
美花の転移魔法によって、リシケサ王国のある町付近の草原に移動した。
そこから王都を目指して移動し始めたのだが、それも美花が町で人に話を聞いて情報を仕入れてきた。
美花は日向の人族なので、見た目を珍しがられたが、日向の人間だと言うとあっさりと受けいられ、何の苦労もなかった。
一応、カンタルボスから情報収取のプロを連れてきているのだが、彼らが動かずに分かってしまったので、なんとなく微妙な空気になってしまった。
だが、そんなことは些細なこと。
方角が分かってからは、数日で王都までたどり着いたのだった。
「この森なんか良いんじゃないか?」
「そうですね。王都からそれ程離れていないし良いかも知れないですね」
ケイの提案に諜報員の一人、ハコボが頷きながら返事をする。
今ケイたちが潜んでいる森は、魔物もたいして強いのがいないし、王都が目に見える距離にある。
ここから一気に門へと向かって行き、攻め込むにはちょうどいい距離だ。
他の者たちも賛成をしたので、ここを拠点にすることに決定した。
「ここからは我々の仕事になりますね……」
「みんな気を付けて言って来てください」
王都内の情報を収集するのがハコボたち諜報員の仕事になっている。
彼らは変装もできるので、普通に見ただけでは獣人だとバレることはないだろう。
とは言っても、危険なことには変わりない。
これからその任務に行こうとするハコボたちに、ケイは注意を促しておいたのだった。
「それでは……」
ケイが心配してくれているのが分かっているので、彼らは感謝の言葉を告げ頭を軽く下げると、王都へ向かって行ったのだった。
「さてと……、美花は一旦島に戻って、レイを連れて来てくれるか?」
「了解よ」
転移の魔法が使えるのはケイと美花とカルロスだけ、レイナルドも手が治ればすぐに使えるようになるとは思う。
まだ完治には至っていないだろうが、ケイがこれから行う作業を手伝ってもらいたい。
そのため、美花に連れて来てもらうことにした。
「じゃあ、行って来るね」
「あぁ」
ケイと軽く挨拶を交わすと、美花は転移していなくなった。
「…………始めるか」
一先ず1人になったケイが今から始めるのは、地下室づくりだ。
ここは王都からも近く、出現する魔物も弱い。
そうなると、初心者冒険者などが依頼を達成するのにちょうどいい場所になる。
ここに獣人たちを転移させて来るにしても、数が多くては見つかってしまう可能性が高い。
そのためにも、連れてきた獣人たちを隠すための場所が必要になる。
それをケイが作ることにしたのだった。
「ここら辺なら大丈夫だろう……」
少し行った先に水場があり、王都方面だけ少し視界が開けている。
ここなら冒険者が来たとしても気付くのは容易だし、姿を隠すにもちょうどいい場所だと言える。
そのため、ケイはここに地下室を作ることに決めたのだった。
「ケイ! 連れてきたわよ」
「あぁ、ありがとう」
ケイがどれほどの大きさの地下にするか考えている所へ、美花がレイナルドを連れて戻って来た。
それに、ケイは礼を言った。
「美花は戻ってていいぞ」
「そう? じゃあ、そうするわ」
ここからの作業はケイとレイナルドの担当。
美花もケイに教わったので土魔法を使えるが、魔力の量がケイたちに比べると少ない。
そのうえ、転移で魔力を使っているのでちょっと疲れているだろう。
もしものことを考えると美花が心配なので、ケイはこの報復作戦で戦わせるつもりはない。
ここから先は、しばらく美花の出番がないので、村に帰って孫たちの相手をしていてもらいたいところだ。
美花も昔に比べると戦闘に関わろうとはしなくなったので、むしろ孫たちと一緒にいることの方が楽しいようだ。
そのため、ケイに言われた美花は、あっさりとそれを受け入れ、挨拶もそこそこに転移して行ってしまった。
「……始めようか?」
「……あぁ」
なんだか置いてきぼりを食らったようなケイとレイナルドは、少し間をおいて目を合わせると、地下室づくりを開始したのだった。
「最初にレイが大雑把に穴を掘ってくれるか?」
「あいよ!」
ケイの指示に、レイナルドは素直に従う。
そして、左手を地面にかざすと、地面にゆっくりと穴が開いて行ったのだった。
空いた分の地面の土は、穴の周囲へと積もって行った。
土が山になった状態であると、関係ない者がここに来た時に不審に思われるので、誤魔化すようにケイは周辺に撒き散らした。
大雑把と言ってはいたが、エルフの血を引くレイナルドの魔力制御はケイに次ぐ実力だ。
右手の回復が終わっていないため、微妙にコントロールがズレると言っても、この程度のことならあまり気にしなくても使いこなせる。
そのため、レイナルドが作った穴は、パッと見は綺麗な形に整っている様にも見える。
「あとは任せる」
「あぁ」
ここでバトンタッチし、レイナルドが開けた部分を、ケイが強化していった。
これなら地震が起きても崩れることがないだろう。
「よし、完成だ」
その後、開けた穴の上に天井を作り、簡易的な地下室の完成した。
ここの魔物はたいしたものがいないので大丈夫だろうが、もしも巨大な魔物が乗ったのなら崩れてしまうだろう。
しかし、ケイなら襲われる前に対処できるし、そうなった時の強化もする必要もあるかもしれないが、これでカンタルボスの獣人たちを連れて来られる。
「じゃあ、俺は手の再生してるわ」
「あぁ」
地下室内の簡単な装飾をしたあとは、何もすることがなくなった。
そのため、レイナルドは残りは指だけとなった再生をおこなうことにした。
治ってもらって、転移が使えるようになれば、この作戦にとっても有利になる。
そのため、ケイはレイナルドの再生を許可したのだった。
「そうね」
美花の転移魔法によって、リシケサ王国のある町付近の草原に移動した。
そこから王都を目指して移動し始めたのだが、それも美花が町で人に話を聞いて情報を仕入れてきた。
美花は日向の人族なので、見た目を珍しがられたが、日向の人間だと言うとあっさりと受けいられ、何の苦労もなかった。
一応、カンタルボスから情報収取のプロを連れてきているのだが、彼らが動かずに分かってしまったので、なんとなく微妙な空気になってしまった。
だが、そんなことは些細なこと。
方角が分かってからは、数日で王都までたどり着いたのだった。
「この森なんか良いんじゃないか?」
「そうですね。王都からそれ程離れていないし良いかも知れないですね」
ケイの提案に諜報員の一人、ハコボが頷きながら返事をする。
今ケイたちが潜んでいる森は、魔物もたいして強いのがいないし、王都が目に見える距離にある。
ここから一気に門へと向かって行き、攻め込むにはちょうどいい距離だ。
他の者たちも賛成をしたので、ここを拠点にすることに決定した。
「ここからは我々の仕事になりますね……」
「みんな気を付けて言って来てください」
王都内の情報を収集するのがハコボたち諜報員の仕事になっている。
彼らは変装もできるので、普通に見ただけでは獣人だとバレることはないだろう。
とは言っても、危険なことには変わりない。
これからその任務に行こうとするハコボたちに、ケイは注意を促しておいたのだった。
「それでは……」
ケイが心配してくれているのが分かっているので、彼らは感謝の言葉を告げ頭を軽く下げると、王都へ向かって行ったのだった。
「さてと……、美花は一旦島に戻って、レイを連れて来てくれるか?」
「了解よ」
転移の魔法が使えるのはケイと美花とカルロスだけ、レイナルドも手が治ればすぐに使えるようになるとは思う。
まだ完治には至っていないだろうが、ケイがこれから行う作業を手伝ってもらいたい。
そのため、美花に連れて来てもらうことにした。
「じゃあ、行って来るね」
「あぁ」
ケイと軽く挨拶を交わすと、美花は転移していなくなった。
「…………始めるか」
一先ず1人になったケイが今から始めるのは、地下室づくりだ。
ここは王都からも近く、出現する魔物も弱い。
そうなると、初心者冒険者などが依頼を達成するのにちょうどいい場所になる。
ここに獣人たちを転移させて来るにしても、数が多くては見つかってしまう可能性が高い。
そのためにも、連れてきた獣人たちを隠すための場所が必要になる。
それをケイが作ることにしたのだった。
「ここら辺なら大丈夫だろう……」
少し行った先に水場があり、王都方面だけ少し視界が開けている。
ここなら冒険者が来たとしても気付くのは容易だし、姿を隠すにもちょうどいい場所だと言える。
そのため、ケイはここに地下室を作ることに決めたのだった。
「ケイ! 連れてきたわよ」
「あぁ、ありがとう」
ケイがどれほどの大きさの地下にするか考えている所へ、美花がレイナルドを連れて戻って来た。
それに、ケイは礼を言った。
「美花は戻ってていいぞ」
「そう? じゃあ、そうするわ」
ここからの作業はケイとレイナルドの担当。
美花もケイに教わったので土魔法を使えるが、魔力の量がケイたちに比べると少ない。
そのうえ、転移で魔力を使っているのでちょっと疲れているだろう。
もしものことを考えると美花が心配なので、ケイはこの報復作戦で戦わせるつもりはない。
ここから先は、しばらく美花の出番がないので、村に帰って孫たちの相手をしていてもらいたいところだ。
美花も昔に比べると戦闘に関わろうとはしなくなったので、むしろ孫たちと一緒にいることの方が楽しいようだ。
そのため、ケイに言われた美花は、あっさりとそれを受け入れ、挨拶もそこそこに転移して行ってしまった。
「……始めようか?」
「……あぁ」
なんだか置いてきぼりを食らったようなケイとレイナルドは、少し間をおいて目を合わせると、地下室づくりを開始したのだった。
「最初にレイが大雑把に穴を掘ってくれるか?」
「あいよ!」
ケイの指示に、レイナルドは素直に従う。
そして、左手を地面にかざすと、地面にゆっくりと穴が開いて行ったのだった。
空いた分の地面の土は、穴の周囲へと積もって行った。
土が山になった状態であると、関係ない者がここに来た時に不審に思われるので、誤魔化すようにケイは周辺に撒き散らした。
大雑把と言ってはいたが、エルフの血を引くレイナルドの魔力制御はケイに次ぐ実力だ。
右手の回復が終わっていないため、微妙にコントロールがズレると言っても、この程度のことならあまり気にしなくても使いこなせる。
そのため、レイナルドが作った穴は、パッと見は綺麗な形に整っている様にも見える。
「あとは任せる」
「あぁ」
ここでバトンタッチし、レイナルドが開けた部分を、ケイが強化していった。
これなら地震が起きても崩れることがないだろう。
「よし、完成だ」
その後、開けた穴の上に天井を作り、簡易的な地下室の完成した。
ここの魔物はたいしたものがいないので大丈夫だろうが、もしも巨大な魔物が乗ったのなら崩れてしまうだろう。
しかし、ケイなら襲われる前に対処できるし、そうなった時の強化もする必要もあるかもしれないが、これでカンタルボスの獣人たちを連れて来られる。
「じゃあ、俺は手の再生してるわ」
「あぁ」
地下室内の簡単な装飾をしたあとは、何もすることがなくなった。
そのため、レイナルドは残りは指だけとなった再生をおこなうことにした。
治ってもらって、転移が使えるようになれば、この作戦にとっても有利になる。
そのため、ケイはレイナルドの再生を許可したのだった。
0
お気に入りに追加
641
あなたにおすすめの小説

薬華異堂薬局のお仕事は異世界にもあったのだ
柚木 潤
ファンタジー
実家の薬華異堂薬局に戻った薬剤師の舞は、亡くなった祖父から譲り受けた鍵で開けた扉の中に、不思議な漢方薬の調合が書かれた、古びた本を見つけた。
そして、異世界から助けを求める手紙が届き、舞はその異世界に転移する。
舞は不思議な薬を作り、それは魔人や魔獣にも対抗できる薬であったのだ。
そんな中、魔人の王から舞を見るなり、懐かしい人を思い出させると。
500年前にも、この異世界に転移していた女性がいたと言うのだ。
それは舞と関係のある人物であった。
その後、一部の魔人の襲撃にあうが、舞や魔人の王ブラック達の力で危機を乗り越え、人間と魔人の世界に平和が訪れた。
しかし、500年前に転移していたハナという女性が大事にしていた森がアブナイと手紙が届き、舞は再度転移する。
そして、黒い影に侵食されていた森を舞の薬や魔人達の力で復活させる事が出来たのだ。
ところが、舞が自分の世界に帰ろうとした時、黒い翼を持つ人物に遭遇し、舞に自分の世界に来てほしいと懇願する。
そこには原因不明の病の女性がいて、舞の薬で異物を分離するのだ。
そして、舞を探しに来たブラック達魔人により、昔に転移した一人の魔人を見つけるのだが、その事を隠して黒翼人として生活していたのだ。
その理由や女性の病の原因をつきとめる事が出来たのだが悲しい結果となったのだ。
戻った舞はいつもの日常を取り戻していたが、秘密の扉の中の物が燃えて灰と化したのだ。
舞はまた異世界への転移を考えるが、魔法陣は動かなかったのだ。
何とか舞は転移出来たが、その世界ではドラゴンが復活しようとしていたのだ。
舞は命懸けでドラゴンの良心を目覚めさせる事が出来、世界は火の海になる事は無かったのだ。
そんな時黒翼国の王子が、暗い森にある遺跡を見つけたのだ。
*第1章 洞窟出現編 第2章 森再生編 第3章 翼国編
第4章 火山のドラゴン編 が終了しました。
第5章 闇の遺跡編に続きます。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上 悠(さいじょう ゆう)は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏(あんず)も静かに息を引き取ろうとする中で、助けたいなら異世界に来てくれないかと、少し残念な神様に提案される。
その転移先で秋田犬の大福を助けたことで、能力を失いそのままスローライフをおくることとなってしまう。
異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。

異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。

ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる