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第6章
第95話
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「それではカンタルボスへ戻りましょうか?」
カンタルボス王国の王と王妃が急にいなくなっては、国がどうなっているのかケイの方が心配で仕方がない。
王のリカルドと王妃のアデリナが、この島で栽培した茶葉による紅茶や緑茶でのんびりとしているのはありがたいが、日も沈みだした頃だし、時差も何時間かあるだろうし、そろそろ戻った方が良いだろう。
このままだと泊まっていきそうな雰囲気なので、2人へ帰国を促した。
「う~む、もうこんな時間か……」
「エリアスとファウストも困っているでしょうから、帰りましょうか?」
ケイの言葉を聞いて、リカルドとアデリナは時計を見た。
たしかに時間的にそろそろ帰った方が良い時間だろう。
王太子のエリアスと次男のファウストには行き先を書置きしてきてはいるが、両親が急にいなくなっては代わりに仕事をこなさなくてはならなくなり、てんやわんやの状態になっているはず。
自分のことではないが、2人の息子が慌てふためいている姿が想像でき、ケイはかわいそうに思えてきた。
「では行きましょうか?」
「頼みます」「お願いします」
国に帰ることにした2人を連れて、ケイと美花は今朝来た時と同じように、家から少し行った広場へと向かった。
別にケイの家の中から魔法を使って戻ることはできるが、この島に駐留している兵たちがお見送りをしたいと言っていたので、彼らのためにも広場から戻ることになった。
「「「「「リカルド王! アデリナ王妃! またのお越しをお待ちしております!」」」」」
2人を連れたケイと美花が広場に着いた時、駐留兵たちは列を作って待っていた。
そして、ケイがて円五魔法を準備する前に、綺麗な敬礼と共にリカルドたちへと挨拶をしていた。
見送りに来たのは駐留兵たちだけでなく、島の住人はみんなお土産を持って見送りに来ていた。
色々な野菜や肉を渡され、リカルドは感謝の言葉をかけていた。
「美花殿もお元気で……」
「美花様。またお茶会しましょうね?」
「はい、アデリナ様。またお二人と会える日を楽しみにしています」
ケイが転移魔法の扉が開くと、2人は最後に美花へと挨拶をした。
だいぶ仲良くなったのか、アデリナはちょっと悲しそうに話してきた。
それに対し美花が2人に別れの挨拶を返すと、2人は手を振りながらその場から去っていった。
2人からの了承があったので、ケイはそのまま王城の玉座の間に転移をした。
なお、ケイが使えるようになった転移魔法は、瞬間移動とかそういう物ではない。
そういった物も試してみたのだが、何も起きずにただの時間の無駄に終わった。
なので、違う方法を考えていきついたのは、どこでも〇アだ。
強くイメージした所へと距離を縮めることを意識し、魔力で作ったドアを開けるとそこへと通じることができるようになった。
少し試してみたら、距離や人数などによって消耗する魔力が変わってくるようだ。
そして、カンタルボスまでの距離なら、行って帰ってくるくらいは大丈夫そうだ。
「何をしているのですか!! 父上!!」
「全くです!! 何もなかったから良かったものの……」
書置きの時間通りに帰って来たリカルドとアデリナを見て安心したのもつかの間、息子のエリアスとファウストは血相を変えて文句を言い始めた。
それも仕方がないので、ケイは黙って成り行きを見守ることにした。
「俺がいなくなったときの訓練だとでも思っておけよ。1日くらいお前らでなんとかなっただろ?」
「それは……」
「……そうですが」
たしかに、いつかはリカルドからエリアスへ代替わりすることになるだろう。
しかし、エリアルは20代とまだ若いからか、そういったことになるという考えが今までなかった。
今日1日ファウストの手を借りて、父の代役のようなことをやったが、書類仕事が多く、父の苦労を垣間見た気がする。
これを毎日ほとんど休みなくやっていることを考えると、父の偉大さも感じ言い返しにくい。
だが、書置き1枚で突然いなくなった父に言われると、何だか腹が立つ。
「お母様ひどいですわ!!」
息子2人が父に文句を言っていると、娘のルシアの方は母のアデリナに怒っていた。
「私も行きたかったです!」
「「おいっ!」」
ただ、兄たちのように迷惑を受けたからというより、単純に自分も付いて行きたかったからだ。
娘に弱い両親なら、もう勝手にいなくなることはなくなるだろう。
妹に期待していた兄2人は、止めるというより連れて行くことを進言する妹に、思わずツッコミを入れた。
「お二人には申し訳ないことをしました。ご容赦ください」
「いや……」「ケイ殿が悪いわけでは……」
きっとリカルドが言い出したことだというのは2人は分かっている。
平気な顔している両親とは違い、素直に謝って来たケイに文句を言うのは違うだろう。
2人の王子はケイには何も言えなかった。
「こちらはリカルド殿が釣った魚になります。夕食時にでもどうぞ。あと、こちらはアデリナ様が気に入っておられたケーキのレシピです。お詫びと言ってはなんですが、料理人の方にお渡しください」
「ありがとうございます。釣りですか……」
「……ケイ殿にもご迷惑をかけたようで申し訳ないです。わざわざご配慮いただきありがとうございます」
エリアスは、感謝の言葉の後ケイに渡されたバケツに入った魚を見て驚いているようだ。
父親が釣りをしている所を、今まで見たことがなかったからかもしれない。
ファウストは島に来た時に島の料理を堪能したことがある。
なので、わざわざレシピを教えてもらえるとは思っていなかったのか、さっきの怒りは飛んで行ったようだ。
「それでは、私はこれで失礼します」
「おぉ、もう帰ってしまわれるか?」
上手いこと息子2人の怒りが収まり、いつもの態度に戻ったことで、ケイは島に戻ることにした。
リカルドが若干名残惜しそうな表情だが、あとは自分たちでなんとかしてもらおう。
言葉が続かないように、ケイは転移魔法を発動した。
「来月また報告に参ります」
「ではまた来月」
転移魔法の去り際、ケイがまた来るという意味でいうと、リカルドも答えを返してきた。
普通に聞き流したが、またというのが、まさか来月も島に来るということなのではないかと後から考えることになったケイだった。
カンタルボス王国の王と王妃が急にいなくなっては、国がどうなっているのかケイの方が心配で仕方がない。
王のリカルドと王妃のアデリナが、この島で栽培した茶葉による紅茶や緑茶でのんびりとしているのはありがたいが、日も沈みだした頃だし、時差も何時間かあるだろうし、そろそろ戻った方が良いだろう。
このままだと泊まっていきそうな雰囲気なので、2人へ帰国を促した。
「う~む、もうこんな時間か……」
「エリアスとファウストも困っているでしょうから、帰りましょうか?」
ケイの言葉を聞いて、リカルドとアデリナは時計を見た。
たしかに時間的にそろそろ帰った方が良い時間だろう。
王太子のエリアスと次男のファウストには行き先を書置きしてきてはいるが、両親が急にいなくなっては代わりに仕事をこなさなくてはならなくなり、てんやわんやの状態になっているはず。
自分のことではないが、2人の息子が慌てふためいている姿が想像でき、ケイはかわいそうに思えてきた。
「では行きましょうか?」
「頼みます」「お願いします」
国に帰ることにした2人を連れて、ケイと美花は今朝来た時と同じように、家から少し行った広場へと向かった。
別にケイの家の中から魔法を使って戻ることはできるが、この島に駐留している兵たちがお見送りをしたいと言っていたので、彼らのためにも広場から戻ることになった。
「「「「「リカルド王! アデリナ王妃! またのお越しをお待ちしております!」」」」」
2人を連れたケイと美花が広場に着いた時、駐留兵たちは列を作って待っていた。
そして、ケイがて円五魔法を準備する前に、綺麗な敬礼と共にリカルドたちへと挨拶をしていた。
見送りに来たのは駐留兵たちだけでなく、島の住人はみんなお土産を持って見送りに来ていた。
色々な野菜や肉を渡され、リカルドは感謝の言葉をかけていた。
「美花殿もお元気で……」
「美花様。またお茶会しましょうね?」
「はい、アデリナ様。またお二人と会える日を楽しみにしています」
ケイが転移魔法の扉が開くと、2人は最後に美花へと挨拶をした。
だいぶ仲良くなったのか、アデリナはちょっと悲しそうに話してきた。
それに対し美花が2人に別れの挨拶を返すと、2人は手を振りながらその場から去っていった。
2人からの了承があったので、ケイはそのまま王城の玉座の間に転移をした。
なお、ケイが使えるようになった転移魔法は、瞬間移動とかそういう物ではない。
そういった物も試してみたのだが、何も起きずにただの時間の無駄に終わった。
なので、違う方法を考えていきついたのは、どこでも〇アだ。
強くイメージした所へと距離を縮めることを意識し、魔力で作ったドアを開けるとそこへと通じることができるようになった。
少し試してみたら、距離や人数などによって消耗する魔力が変わってくるようだ。
そして、カンタルボスまでの距離なら、行って帰ってくるくらいは大丈夫そうだ。
「何をしているのですか!! 父上!!」
「全くです!! 何もなかったから良かったものの……」
書置きの時間通りに帰って来たリカルドとアデリナを見て安心したのもつかの間、息子のエリアスとファウストは血相を変えて文句を言い始めた。
それも仕方がないので、ケイは黙って成り行きを見守ることにした。
「俺がいなくなったときの訓練だとでも思っておけよ。1日くらいお前らでなんとかなっただろ?」
「それは……」
「……そうですが」
たしかに、いつかはリカルドからエリアスへ代替わりすることになるだろう。
しかし、エリアルは20代とまだ若いからか、そういったことになるという考えが今までなかった。
今日1日ファウストの手を借りて、父の代役のようなことをやったが、書類仕事が多く、父の苦労を垣間見た気がする。
これを毎日ほとんど休みなくやっていることを考えると、父の偉大さも感じ言い返しにくい。
だが、書置き1枚で突然いなくなった父に言われると、何だか腹が立つ。
「お母様ひどいですわ!!」
息子2人が父に文句を言っていると、娘のルシアの方は母のアデリナに怒っていた。
「私も行きたかったです!」
「「おいっ!」」
ただ、兄たちのように迷惑を受けたからというより、単純に自分も付いて行きたかったからだ。
娘に弱い両親なら、もう勝手にいなくなることはなくなるだろう。
妹に期待していた兄2人は、止めるというより連れて行くことを進言する妹に、思わずツッコミを入れた。
「お二人には申し訳ないことをしました。ご容赦ください」
「いや……」「ケイ殿が悪いわけでは……」
きっとリカルドが言い出したことだというのは2人は分かっている。
平気な顔している両親とは違い、素直に謝って来たケイに文句を言うのは違うだろう。
2人の王子はケイには何も言えなかった。
「こちらはリカルド殿が釣った魚になります。夕食時にでもどうぞ。あと、こちらはアデリナ様が気に入っておられたケーキのレシピです。お詫びと言ってはなんですが、料理人の方にお渡しください」
「ありがとうございます。釣りですか……」
「……ケイ殿にもご迷惑をかけたようで申し訳ないです。わざわざご配慮いただきありがとうございます」
エリアスは、感謝の言葉の後ケイに渡されたバケツに入った魚を見て驚いているようだ。
父親が釣りをしている所を、今まで見たことがなかったからかもしれない。
ファウストは島に来た時に島の料理を堪能したことがある。
なので、わざわざレシピを教えてもらえるとは思っていなかったのか、さっきの怒りは飛んで行ったようだ。
「それでは、私はこれで失礼します」
「おぉ、もう帰ってしまわれるか?」
上手いこと息子2人の怒りが収まり、いつもの態度に戻ったことで、ケイは島に戻ることにした。
リカルドが若干名残惜しそうな表情だが、あとは自分たちでなんとかしてもらおう。
言葉が続かないように、ケイは転移魔法を発動した。
「来月また報告に参ります」
「ではまた来月」
転移魔法の去り際、ケイがまた来るという意味でいうと、リカルドも答えを返してきた。
普通に聞き流したが、またというのが、まさか来月も島に来るということなのではないかと後から考えることになったケイだった。
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