90 / 375
第5章
第90話
しおりを挟む
自己回復によって完治したケイは、その後リカルドと同盟の内容についてまとめた。
内容をめちゃめちゃ簡単に言うと、「困ったら助け合いましょう」って所だろう。
ケイたちの島には、まだまだ人が少ない。
なので、人族側の侵入に備えて、ある程度精鋭の兵士を50人程駐留させるということになった。
その兵士らも、半年に一回交代、増員、帰還などをしたりするということだ。
彼らの食料はある程度用意させ、その半年ごとの定期船で補充なりをするので負担は少ないが、こちらからもある程度食料を供給してほしいとのことだ。
兵士を置くための代償にしては負担が少ないが、帰ったら少し畑を大きくする必要が出てきそうだ。
ケイと美花は、思っていたよりかなり良い内容だったため一安心した。
島を出る前にみんなを集めておこなった会議では、兵は質が悪く数を多めにし、食事もこちらが全部負担させられるような内容になる可能性もあると考えていた。
それだけ、この国とケイたちの島では国としての各が違いすぎるからだ。
「こちらにはかなりの好条件ですけど、いいのですか?」
「私がケイ殿を気に入ったからだ!」
試合を引き分けに持ち込んだのが良かったのかもしれない。
強い者が好まれるという獣人の特有の感情によって、条件がかなり良くなったと聞いた。
兵を置いてくれて、人族の侵入に対応してくれるのはケイたちにはありがたいが、カンタルボス王国側のメリットはあまりないように思える。
ケイたちが提供できるものが何もない。
そう思っていたらが、どうやらあの島を人族にとられないようにしてもらうのがメリットだと言われた。
獣人側からは仕掛けるつもりはないが、どの国も領土拡大を図っている人族側はそうはいかない。
人族側から獣人族側に攻め込もうとした場合、距離と海流の関係から一度補給できる場所があると好ましい。
そうなると、ケイたちの島は候補に挙がっている可能性がある。
そして、いつかは接触を計って来るだろう。
その時に、兵と協力して追い払ってくれることを頼まれた。
エルフが人族に捕まれば悲惨な末路しかない。
それが分かっているため、ケイは当然それを受け入れた。
「っ!? ケイ殿? 怪我はもう良いのですか?」
「えぇ、自己回復魔法で治したので大丈夫です」
右手と肋骨を骨折して安静にしているはずのケイが、ピンピンした様子でリカルドと話し合っていたので、病室に見舞いに来たファウストはびっくりしていた。
獣人の薬師は人族より発展しているとは聞いていたが、骨折はすぐに治せないというのは覚えておいた方が良いかもしれない。
ケイの島がカンタルボス王国に、より重要な国として見てもらえるためには、何か特別なことを提供するのが手っ取り早い。
この国にいる間に、いくつか方策を手に入れるように、ケイはできる限り情報を得ておくつもりだ。
翌日、集められたカンタルボス国の議員たちの前で調印式を行うことになった。
リカルドとの試合で、ケイが骨折したことによりしばらく延期する予定だったのだが、それも1日だけで済んだ。
ケイの骨折がもう治ったことに驚く者たちばかりだったが、結構すんなりと式の準備が用意された。
この調印行に、反対を口にする者はいなかった。
ケイの実力を見たのが大きな要因だろう。
それまでは、同盟どころか国として認めることすらおこがましいと言っていた者もいたそうだ。
書類に自国名と代表者氏名をサインをして、ケイは拇印を押した。
「えっ? アンヘル王国?」
「えぇ、島のみんなが案を挙げて決まったんだけど……」
調印式で正式にサインをする前に、契約書類の内容を確認した時のこと。
自国名を書く欄にケイが悩みだすと、一緒にいた美花がいつの間にか決まっていた国の名前を言った。
「……聞いてないよ?」
ケイの知らない間に、いつの間にか決まっていたらしい。
しかも、島のみんなで決めたというのだから、なおも首を傾げる。
「そう言えば、あなた会議に遅れてきたんだっけ? あまりにもあっさり決まってから会議したから、言うの忘れてたわね……」
「忘れてたって……」
国の名前なんて、後々まで続く結構重要なものだと思うのだが、それを一応代表である自分が知らないというのはどうなのだろう。
しかも、自分の名前を付けるなんて、ケイとしては何とも思わないが、普通だったらちょっと恥ずかしい気がするだろう。
「あなたは何か候補あるの?」
「いや、そもそも考えていなかった」
代表が誰だか分かっていればいいと思ったので、国の名前が必要になるなんて考えていなかった。
なので、候補と言われても何もない。
「じゃあ、いいじゃない」
「う、うん」
そう言われたら、ケイとしたら頷くしかない。
先ほども言ったように自分の名前を国名にするというのは、何か恥ずかしい思う。
だが、アンヘルの名前は、この体の元の持ち主の物。
記憶があっても人格は前世の松田啓なので、そんなに恥ずかしいとも思わない。
むしろ、ケイとしては体を奪った形になってしまったアンヘルへの恩返しになる気がした。
「アンヘル王国…………いいかもな」
国名を呟いてみると、何だか良い響きのような気がしてきた。
そのため、ケイたちの島の国名はこれに決定したのだった。
「じゃあ、帰ろうか?」
「えぇ!」
調印式が終わり、夕方からカンタルボス王国の要人が集まったパーティーが開かれた。
貴族はいないが、大臣や軍などのお偉いさんとの挨拶続きに、ケイは食べ物の味が分からないほど頭を使った。
みんなリカルドと引き分けたケイに、一目置いてくれているような態度だった分、まだ気が楽だった。
パーティーも終わって夜になると、リカルドが飲みに誘いに来た。
ケイは別に酒に弱くないが、強いという訳でもない。
対面に座り、まるで水のようにガバガバ飲んでいるリカルドとは違い、自分のペースで飲んでいたのだが、話し合っているうちに途中で記憶を失い、翌日は案の定二日酔いで頭が痛かった。
リカルドは二日酔いに無縁らしくピンピンしていたが、ケイはまた自己回復することになった。
ケイと美花は、昨日のうちに島への帰還を伝えていたので、ケイたちは借りていた部屋を後に、また港へ向かう用意してもらった馬車へと乗車したのだった。
「ケイ様ー!」「美花様ー!」「アンヘル王国万歳ー!!」
来た時とは何もなかったのに、城から出てすぐの所の道に王都の市民が集まっていた。
試合を見たことが要因なのだろう。
みんな尊敬の眼差しでケイたちの馬車へ手を振ってくれていた。
「何だか恥ずかしいな」
昨日の調印式によって、ケイは正式に国の代表になった。
来た時は、馬車の外にいる者たちと同じ平民の立場だったのに、たった数日で褒め称えられる立場になると慣れないからか、ケイは顔が熱くなる。
「そうね。……でも嬉しいわね」
「あぁ……」
何もせずにいるのはいたたまれないので、ケイと美花は市民のみんなに手を振り返した。
「……ワン!!」
そしてケイたちを乗せた馬車は、王都の門を出て港町へと走り出したのだった。
内容をめちゃめちゃ簡単に言うと、「困ったら助け合いましょう」って所だろう。
ケイたちの島には、まだまだ人が少ない。
なので、人族側の侵入に備えて、ある程度精鋭の兵士を50人程駐留させるということになった。
その兵士らも、半年に一回交代、増員、帰還などをしたりするということだ。
彼らの食料はある程度用意させ、その半年ごとの定期船で補充なりをするので負担は少ないが、こちらからもある程度食料を供給してほしいとのことだ。
兵士を置くための代償にしては負担が少ないが、帰ったら少し畑を大きくする必要が出てきそうだ。
ケイと美花は、思っていたよりかなり良い内容だったため一安心した。
島を出る前にみんなを集めておこなった会議では、兵は質が悪く数を多めにし、食事もこちらが全部負担させられるような内容になる可能性もあると考えていた。
それだけ、この国とケイたちの島では国としての各が違いすぎるからだ。
「こちらにはかなりの好条件ですけど、いいのですか?」
「私がケイ殿を気に入ったからだ!」
試合を引き分けに持ち込んだのが良かったのかもしれない。
強い者が好まれるという獣人の特有の感情によって、条件がかなり良くなったと聞いた。
兵を置いてくれて、人族の侵入に対応してくれるのはケイたちにはありがたいが、カンタルボス王国側のメリットはあまりないように思える。
ケイたちが提供できるものが何もない。
そう思っていたらが、どうやらあの島を人族にとられないようにしてもらうのがメリットだと言われた。
獣人側からは仕掛けるつもりはないが、どの国も領土拡大を図っている人族側はそうはいかない。
人族側から獣人族側に攻め込もうとした場合、距離と海流の関係から一度補給できる場所があると好ましい。
そうなると、ケイたちの島は候補に挙がっている可能性がある。
そして、いつかは接触を計って来るだろう。
その時に、兵と協力して追い払ってくれることを頼まれた。
エルフが人族に捕まれば悲惨な末路しかない。
それが分かっているため、ケイは当然それを受け入れた。
「っ!? ケイ殿? 怪我はもう良いのですか?」
「えぇ、自己回復魔法で治したので大丈夫です」
右手と肋骨を骨折して安静にしているはずのケイが、ピンピンした様子でリカルドと話し合っていたので、病室に見舞いに来たファウストはびっくりしていた。
獣人の薬師は人族より発展しているとは聞いていたが、骨折はすぐに治せないというのは覚えておいた方が良いかもしれない。
ケイの島がカンタルボス王国に、より重要な国として見てもらえるためには、何か特別なことを提供するのが手っ取り早い。
この国にいる間に、いくつか方策を手に入れるように、ケイはできる限り情報を得ておくつもりだ。
翌日、集められたカンタルボス国の議員たちの前で調印式を行うことになった。
リカルドとの試合で、ケイが骨折したことによりしばらく延期する予定だったのだが、それも1日だけで済んだ。
ケイの骨折がもう治ったことに驚く者たちばかりだったが、結構すんなりと式の準備が用意された。
この調印行に、反対を口にする者はいなかった。
ケイの実力を見たのが大きな要因だろう。
それまでは、同盟どころか国として認めることすらおこがましいと言っていた者もいたそうだ。
書類に自国名と代表者氏名をサインをして、ケイは拇印を押した。
「えっ? アンヘル王国?」
「えぇ、島のみんなが案を挙げて決まったんだけど……」
調印式で正式にサインをする前に、契約書類の内容を確認した時のこと。
自国名を書く欄にケイが悩みだすと、一緒にいた美花がいつの間にか決まっていた国の名前を言った。
「……聞いてないよ?」
ケイの知らない間に、いつの間にか決まっていたらしい。
しかも、島のみんなで決めたというのだから、なおも首を傾げる。
「そう言えば、あなた会議に遅れてきたんだっけ? あまりにもあっさり決まってから会議したから、言うの忘れてたわね……」
「忘れてたって……」
国の名前なんて、後々まで続く結構重要なものだと思うのだが、それを一応代表である自分が知らないというのはどうなのだろう。
しかも、自分の名前を付けるなんて、ケイとしては何とも思わないが、普通だったらちょっと恥ずかしい気がするだろう。
「あなたは何か候補あるの?」
「いや、そもそも考えていなかった」
代表が誰だか分かっていればいいと思ったので、国の名前が必要になるなんて考えていなかった。
なので、候補と言われても何もない。
「じゃあ、いいじゃない」
「う、うん」
そう言われたら、ケイとしたら頷くしかない。
先ほども言ったように自分の名前を国名にするというのは、何か恥ずかしい思う。
だが、アンヘルの名前は、この体の元の持ち主の物。
記憶があっても人格は前世の松田啓なので、そんなに恥ずかしいとも思わない。
むしろ、ケイとしては体を奪った形になってしまったアンヘルへの恩返しになる気がした。
「アンヘル王国…………いいかもな」
国名を呟いてみると、何だか良い響きのような気がしてきた。
そのため、ケイたちの島の国名はこれに決定したのだった。
「じゃあ、帰ろうか?」
「えぇ!」
調印式が終わり、夕方からカンタルボス王国の要人が集まったパーティーが開かれた。
貴族はいないが、大臣や軍などのお偉いさんとの挨拶続きに、ケイは食べ物の味が分からないほど頭を使った。
みんなリカルドと引き分けたケイに、一目置いてくれているような態度だった分、まだ気が楽だった。
パーティーも終わって夜になると、リカルドが飲みに誘いに来た。
ケイは別に酒に弱くないが、強いという訳でもない。
対面に座り、まるで水のようにガバガバ飲んでいるリカルドとは違い、自分のペースで飲んでいたのだが、話し合っているうちに途中で記憶を失い、翌日は案の定二日酔いで頭が痛かった。
リカルドは二日酔いに無縁らしくピンピンしていたが、ケイはまた自己回復することになった。
ケイと美花は、昨日のうちに島への帰還を伝えていたので、ケイたちは借りていた部屋を後に、また港へ向かう用意してもらった馬車へと乗車したのだった。
「ケイ様ー!」「美花様ー!」「アンヘル王国万歳ー!!」
来た時とは何もなかったのに、城から出てすぐの所の道に王都の市民が集まっていた。
試合を見たことが要因なのだろう。
みんな尊敬の眼差しでケイたちの馬車へ手を振ってくれていた。
「何だか恥ずかしいな」
昨日の調印式によって、ケイは正式に国の代表になった。
来た時は、馬車の外にいる者たちと同じ平民の立場だったのに、たった数日で褒め称えられる立場になると慣れないからか、ケイは顔が熱くなる。
「そうね。……でも嬉しいわね」
「あぁ……」
何もせずにいるのはいたたまれないので、ケイと美花は市民のみんなに手を振り返した。
「……ワン!!」
そしてケイたちを乗せた馬車は、王都の門を出て港町へと走り出したのだった。
0
お気に入りに追加
635
あなたにおすすめの小説
強制無人島生活
デンヒロ
ファンタジー
主人公の名前は高松 真。
修学旅行中に乗っていたクルーズ船が事故に遭い、
救命いかだで脱出するも無人島に漂着してしまう。
更に一緒に流れ着いた者たちに追放された挙げ句に取り残されてしまった。
だが、助けた女の子たちと共に無人島でスローライフな日々を過ごすことに……
果たして彼は無事に日本へ帰ることができるのか?
注意
この作品は作者のモチベーション維持のために少しずつ投稿します。
1話あたり300~1000文字くらいです。
ご了承のほどよろしくお願いします。
薬華異堂薬局のお仕事は異世界にもあったのだ
柚木 潤
ファンタジー
実家の薬華異堂薬局に戻った薬剤師の舞は、亡くなった祖父から譲り受けた鍵で開けた扉の中に、不思議な漢方薬の調合が書かれた、古びた本を見つけた。
そして、異世界から助けを求める手紙が届き、舞はその異世界に転移する。
舞は不思議な薬を作り、それは魔人や魔獣にも対抗できる薬であったのだ。
そんな中、魔人の王から舞を見るなり、懐かしい人を思い出させると。
500年前にも、この異世界に転移していた女性がいたと言うのだ。
それは舞と関係のある人物であった。
その後、一部の魔人の襲撃にあうが、舞や魔人の王ブラック達の力で危機を乗り越え、人間と魔人の世界に平和が訪れた。
しかし、500年前に転移していたハナという女性が大事にしていた森がアブナイと手紙が届き、舞は再度転移する。
そして、黒い影に侵食されていた森を舞の薬や魔人達の力で復活させる事が出来たのだ。
ところが、舞が自分の世界に帰ろうとした時、黒い翼を持つ人物に遭遇し、舞に自分の世界に来てほしいと懇願する。
そこには原因不明の病の女性がいて、舞の薬で異物を分離するのだ。
そして、舞を探しに来たブラック達魔人により、昔に転移した一人の魔人を見つけるのだが、その事を隠して黒翼人として生活していたのだ。
その理由や女性の病の原因をつきとめる事が出来たのだが悲しい結果となったのだ。
戻った舞はいつもの日常を取り戻していたが、秘密の扉の中の物が燃えて灰と化したのだ。
舞はまた異世界への転移を考えるが、魔法陣は動かなかったのだ。
何とか舞は転移出来たが、その世界ではドラゴンが復活しようとしていたのだ。
舞は命懸けでドラゴンの良心を目覚めさせる事が出来、世界は火の海になる事は無かったのだ。
そんな時黒翼国の王子が、暗い森にある遺跡を見つけたのだ。
*第1章 洞窟出現編 第2章 森再生編 第3章 翼国編
第4章 火山のドラゴン編 が終了しました。
第5章 闇の遺跡編に続きます。
あいつに無理矢理連れてこられた異世界生活
mio
ファンタジー
なんやかんや、無理矢理あいつに異世界へと連れていかれました。
こうなったら仕方ない。とにかく、平和に楽しく暮らしていこう。
なぜ、少女は異世界へと連れてこられたのか。
自分の中に眠る力とは何なのか。
その答えを知った時少女は、ある決断をする。
長い間更新をさぼってしまってすいませんでした!
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
エーリュシオンでお取りよせ?
ミスター愛妻
ファンタジー
ある男が寿命を迎え死んだ。
と、輪廻のまえに信心していた聖天様に呼び出された。
話とは、解脱できないので六道輪廻に入ることになるが、『名をはばかる方』の御指図で、異世界に転移できるというのだ。
TSと引き換えに不老不死、絶対不可侵の加護の上に、『お取り寄せ能力』という変な能力までいただいた主人公。
納得して転移した異世界は……
のんびりと憧れの『心静かな日々』を送るはずが……
気が付けば異世界で通販生活、まんざらでもない日々だが……『心静かな日々』はどうなるのか……こんなことでは聖天様に怒られそう……
本作は作者が別の表題で公開していた物を、追加修正させていただいたものです。その為に作品名もそぐわなくなり、今回『エーリュシオンでお取りよせ?』といたしました。
作者の前作である『惑星エラムシリーズ』を踏まえておりますので、かなり似たようなところがあります。
前作はストーリーを重視しておりますが、これについては単なる異世界漫遊記、主人公はのほほんと日々を送る予定? です。
なにも考えず、筆に任せて書いております上に、作者は文章力も皆無です、句読点さえ定かではありません、作者、とてもメンタルが弱いのでそのあたりのご批判はご勘弁くださいね。
本作は随所に意味の無い蘊蓄や説明があります。かなりのヒンシュクを受けましたが、そのあたりの部分は読み飛ばしていただければ幸いです。
表紙はゲルダ・ヴィークナー 手で刺繍したフリル付のカーバディーンドレス
パブリックドメインの物です。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
余命半年のはずが?異世界生活始めます
ゆぃ♫
ファンタジー
静波杏花、本日病院で健康診断の結果を聞きに行き半年の余命と判明…
不運が重なり、途方に暮れていると…
確認はしていますが、拙い文章で誤字脱字もありますが読んでいただけると嬉しいです。
ハルの異世界出戻り冒険譚 ~ちびっ子エルフ、獣人仲間と逃亡中~
実川えむ
ファンタジー
飯野晴真。高校三年。
微妙な関係の家族の中で過ごしていたけれど、年末に父親とともに田舎に帰った時、異世界への扉が開かれた。
気がついたら、素っ裸でちびっ子エルフになってました。
何やら、色んな連中に狙われてるみたい。
ホビットの老夫婦や狼獣人の兄貴たちに守られながら、なんとか逃げ切る方向で頑張ります。
※どんよりシリアスモードは第一章まで。それ以降もポチポチあるかも。
※カクヨム、なろうに先行掲載中(校正中)
文字数の関係上、話数にずれがありますが、内容は変わりません。ご了承ください。
※タイトル変更しました。まだ、しっくりこないので、また変更するかもしれません^^;;;
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる