55 / 375
第4章
第55話
しおりを挟む
「ば~ば!」
「う~ん……」
西の島の畑の近くまでら一緒にきた美花の姿を見つけたラウルは、元気に走り寄っていった。
呼ばれた美花は、なんとなく不服そうな表情でラウルの頭を撫でた。
今日はレイナルドたち夫婦は魔物の狩りへいっていて、子供は美花とケイが預かっている。
「なんだ? まだば~ばって呼ばれるのが抵抗あるのか?」
「うるさいわね!」
レイナルドには2人の子供がおり、長男のファビオからの呼ばれ方にずっと引っかかっていた美花は、レイナルドに他に呼び方がないかと困らせていた。
「私はまだ30代後半なのよ。おばあちゃんて呼ばれるのに抵抗あってもしょうがないじゃない!」
「それは何と言って良いのか……」
ケイと美花は同い年、今は38歳。
普通の人族である美花と違い、エルフのケイは20歳を過ぎたころから姿が変わらないでいる。
今でも剣術の訓練をして体を動かしているし、美容に気を付けてはいる。
それもあってか、昔とそれ程変わりはない。
だが、時折白髪が生えているのを見つけて軽くショックを受けたりしている。
自分が老いていくにもかかわらず、ケイがずっと変わらないのがなんとなく気に入らないらしい。
ただ、こればっかりはケイにはどうしようもないので、返す言葉がない。
「あっ、父さん。今日の仕事は上がり?」
「あぁ、ラウルが迎えに来たらしょうがないだろ?」
住宅地へ戻ると、カルロスとドゥルセが子供たちを連れて海岸の方から戻って来た。
ドゥルセは、ルイスとアレシアの最初の子で、2人は来年には結婚する予定だ。
今日は他の家族が仕事で忙しいため、海岸で遊ぶ子供たちの面倒をみていたのだ。
「相変わらず甘いね……」
「うるさい」
自分が子供の時も甘かった父のケイだが、孫にまで甘いことにカルロスは少し呆れたように言い放った。
だが、ケイからしたら自分だって甥っ子に甘いくせに、よくそんなことが言えるものだというのが本音だ。
カルロスたちが面倒を見ていたのは、ルイス、アレシア夫婦の子たちと、イバン、リリアナ夫婦の子、それに甥っ子に当たるルシオだ。
イバン夫婦同様、ルイス夫婦も15年前から始めたチーズ作りとパン作りの仕事がもう彼らの専門になっている。
もう、ケイも口を出さないし、出せないでいる。
ルイスはチーズ職人、アレシアはパン職人といった感じだ。
仕事で忙しいとは言っても夫婦の仲は良く、彼等には3人の子供がいる。
長女がカルロスの妻になるドゥルセ。
母に似てスレンダーな体型をしており、丸みを帯びた顔は少し可愛らしく見える。
小さい頃からカルロスにくっついていたのが、そのまま夫婦になっていったといった感じだ。
次女がマリベル。
ドゥルセと2つ違いで、体型は姉同様スレンダーだが、顔は完全に母に似、美人タイプといった感じだ。
姉よりも年上に見える感じがして、ちょっとコンプレックスを持っていたが、魔人のシリアコに褒められてからはそれもなくなったようだ。
年が離れてはいるが、ケイとしては2人の仲が上手くいってくれることを願っている。
末っ子は長男のドミンゴ。
マリベルからさらに2年経って生まれた子だ。
父親に似た容姿で元気いっぱいに育っていて、子供たちの中では年齢的なこともあって一番強い。
レイナルドの長男のルシオの目標になっている。
ルシオは獣人のハーフなのでかなりの身体能力がある。
さらに、父譲りの魔力も多くあることから、数年後にはドミンゴを越えられるとは思う。
イバンとリリアナの子供は、ルぺという女の子だ。
ルイスの夫婦の次女であるマリベルの翌年に生まれた。
結婚してなかなか子供が出来なかったこともあり、妊娠が発覚した時にはイバンたち夫婦だけでなく、他のみんなも喜んだものだ。
ただ、ちょっとお転婆に育ってしまっている感じがしてならない。
畑仕事を手伝うよりも戦闘技術を鍛えることが楽しいようで、親のイバンたちはちょっと困っているようだ。
特に美花を尊敬しているらしく、いつも剣術の指導を頼みに来ている。
「ただいま! じいちゃん」
「おぁ、お帰り」
叔父のカルロスと共に帰ってきたファビオが、ケイに帰ってきた挨拶をしてきた。
ルシオも美花の剣術が好きなのか、最近は剣の稽古ばかりしている。
なので、祖父のケイに遊んでくれとは言わなくなりつつある。
まだ6歳なのに、相手にされなくなってきているのでケイはちょっと寂しい。
「あっ! パパ! ママ!」
ケイと美花が、ラウルと、ラウルにせがまれたファビオと一緒にボール遊びをしていたら、魔物を狩りに行っていたレイナルドと妻のセレアが帰ってきた。
それをいち早く見つけたラウルは、ボールそっちのけで両親のもとに走り出した。
ボールをケイに渡した後、ルシオもその後を追いかけて行った。
「父さん、母さん今日はありがとね」
レイナルドに抱き上げられ、ラウルは満面の笑みだ。
親子4人で並ぶ姿は、ケイたち夫婦からすると何とも心和む風景で、自分たちの昔を思い出すようだ。
「孫の面倒なんて何の苦にもならないわよ。呼び方以外……」
レイナルドに感謝された美花は、なんてことないように言った。
後の方の言葉は小声だったが……。
「はいこれ猪! 解体して皆の家に配らないとね」
今日レイナルドたちは、最近虫の魔物が増えてきたいるため、数を減らしに行っていた。
帰りについでだからと、食料調達に猪を狩ってきたそうだ。
この島の住人は肉好きが多いので、みんな猪肉は大好物だ。
特にケイが作る料理が好きらしく、今日はこの猪肉を使ってみんなでケイ特製料理やバーベキューパーティーをすることになった。
因みに、畑の見張りのシリアコもカルロスと交代し、ケイの猪料理に舌鼓を打ったのだった。
「う~ん……」
西の島の畑の近くまでら一緒にきた美花の姿を見つけたラウルは、元気に走り寄っていった。
呼ばれた美花は、なんとなく不服そうな表情でラウルの頭を撫でた。
今日はレイナルドたち夫婦は魔物の狩りへいっていて、子供は美花とケイが預かっている。
「なんだ? まだば~ばって呼ばれるのが抵抗あるのか?」
「うるさいわね!」
レイナルドには2人の子供がおり、長男のファビオからの呼ばれ方にずっと引っかかっていた美花は、レイナルドに他に呼び方がないかと困らせていた。
「私はまだ30代後半なのよ。おばあちゃんて呼ばれるのに抵抗あってもしょうがないじゃない!」
「それは何と言って良いのか……」
ケイと美花は同い年、今は38歳。
普通の人族である美花と違い、エルフのケイは20歳を過ぎたころから姿が変わらないでいる。
今でも剣術の訓練をして体を動かしているし、美容に気を付けてはいる。
それもあってか、昔とそれ程変わりはない。
だが、時折白髪が生えているのを見つけて軽くショックを受けたりしている。
自分が老いていくにもかかわらず、ケイがずっと変わらないのがなんとなく気に入らないらしい。
ただ、こればっかりはケイにはどうしようもないので、返す言葉がない。
「あっ、父さん。今日の仕事は上がり?」
「あぁ、ラウルが迎えに来たらしょうがないだろ?」
住宅地へ戻ると、カルロスとドゥルセが子供たちを連れて海岸の方から戻って来た。
ドゥルセは、ルイスとアレシアの最初の子で、2人は来年には結婚する予定だ。
今日は他の家族が仕事で忙しいため、海岸で遊ぶ子供たちの面倒をみていたのだ。
「相変わらず甘いね……」
「うるさい」
自分が子供の時も甘かった父のケイだが、孫にまで甘いことにカルロスは少し呆れたように言い放った。
だが、ケイからしたら自分だって甥っ子に甘いくせに、よくそんなことが言えるものだというのが本音だ。
カルロスたちが面倒を見ていたのは、ルイス、アレシア夫婦の子たちと、イバン、リリアナ夫婦の子、それに甥っ子に当たるルシオだ。
イバン夫婦同様、ルイス夫婦も15年前から始めたチーズ作りとパン作りの仕事がもう彼らの専門になっている。
もう、ケイも口を出さないし、出せないでいる。
ルイスはチーズ職人、アレシアはパン職人といった感じだ。
仕事で忙しいとは言っても夫婦の仲は良く、彼等には3人の子供がいる。
長女がカルロスの妻になるドゥルセ。
母に似てスレンダーな体型をしており、丸みを帯びた顔は少し可愛らしく見える。
小さい頃からカルロスにくっついていたのが、そのまま夫婦になっていったといった感じだ。
次女がマリベル。
ドゥルセと2つ違いで、体型は姉同様スレンダーだが、顔は完全に母に似、美人タイプといった感じだ。
姉よりも年上に見える感じがして、ちょっとコンプレックスを持っていたが、魔人のシリアコに褒められてからはそれもなくなったようだ。
年が離れてはいるが、ケイとしては2人の仲が上手くいってくれることを願っている。
末っ子は長男のドミンゴ。
マリベルからさらに2年経って生まれた子だ。
父親に似た容姿で元気いっぱいに育っていて、子供たちの中では年齢的なこともあって一番強い。
レイナルドの長男のルシオの目標になっている。
ルシオは獣人のハーフなのでかなりの身体能力がある。
さらに、父譲りの魔力も多くあることから、数年後にはドミンゴを越えられるとは思う。
イバンとリリアナの子供は、ルぺという女の子だ。
ルイスの夫婦の次女であるマリベルの翌年に生まれた。
結婚してなかなか子供が出来なかったこともあり、妊娠が発覚した時にはイバンたち夫婦だけでなく、他のみんなも喜んだものだ。
ただ、ちょっとお転婆に育ってしまっている感じがしてならない。
畑仕事を手伝うよりも戦闘技術を鍛えることが楽しいようで、親のイバンたちはちょっと困っているようだ。
特に美花を尊敬しているらしく、いつも剣術の指導を頼みに来ている。
「ただいま! じいちゃん」
「おぁ、お帰り」
叔父のカルロスと共に帰ってきたファビオが、ケイに帰ってきた挨拶をしてきた。
ルシオも美花の剣術が好きなのか、最近は剣の稽古ばかりしている。
なので、祖父のケイに遊んでくれとは言わなくなりつつある。
まだ6歳なのに、相手にされなくなってきているのでケイはちょっと寂しい。
「あっ! パパ! ママ!」
ケイと美花が、ラウルと、ラウルにせがまれたファビオと一緒にボール遊びをしていたら、魔物を狩りに行っていたレイナルドと妻のセレアが帰ってきた。
それをいち早く見つけたラウルは、ボールそっちのけで両親のもとに走り出した。
ボールをケイに渡した後、ルシオもその後を追いかけて行った。
「父さん、母さん今日はありがとね」
レイナルドに抱き上げられ、ラウルは満面の笑みだ。
親子4人で並ぶ姿は、ケイたち夫婦からすると何とも心和む風景で、自分たちの昔を思い出すようだ。
「孫の面倒なんて何の苦にもならないわよ。呼び方以外……」
レイナルドに感謝された美花は、なんてことないように言った。
後の方の言葉は小声だったが……。
「はいこれ猪! 解体して皆の家に配らないとね」
今日レイナルドたちは、最近虫の魔物が増えてきたいるため、数を減らしに行っていた。
帰りについでだからと、食料調達に猪を狩ってきたそうだ。
この島の住人は肉好きが多いので、みんな猪肉は大好物だ。
特にケイが作る料理が好きらしく、今日はこの猪肉を使ってみんなでケイ特製料理やバーベキューパーティーをすることになった。
因みに、畑の見張りのシリアコもカルロスと交代し、ケイの猪料理に舌鼓を打ったのだった。
0
お気に入りに追加
635
あなたにおすすめの小説
強制無人島生活
デンヒロ
ファンタジー
主人公の名前は高松 真。
修学旅行中に乗っていたクルーズ船が事故に遭い、
救命いかだで脱出するも無人島に漂着してしまう。
更に一緒に流れ着いた者たちに追放された挙げ句に取り残されてしまった。
だが、助けた女の子たちと共に無人島でスローライフな日々を過ごすことに……
果たして彼は無事に日本へ帰ることができるのか?
注意
この作品は作者のモチベーション維持のために少しずつ投稿します。
1話あたり300~1000文字くらいです。
ご了承のほどよろしくお願いします。
薬華異堂薬局のお仕事は異世界にもあったのだ
柚木 潤
ファンタジー
実家の薬華異堂薬局に戻った薬剤師の舞は、亡くなった祖父から譲り受けた鍵で開けた扉の中に、不思議な漢方薬の調合が書かれた、古びた本を見つけた。
そして、異世界から助けを求める手紙が届き、舞はその異世界に転移する。
舞は不思議な薬を作り、それは魔人や魔獣にも対抗できる薬であったのだ。
そんな中、魔人の王から舞を見るなり、懐かしい人を思い出させると。
500年前にも、この異世界に転移していた女性がいたと言うのだ。
それは舞と関係のある人物であった。
その後、一部の魔人の襲撃にあうが、舞や魔人の王ブラック達の力で危機を乗り越え、人間と魔人の世界に平和が訪れた。
しかし、500年前に転移していたハナという女性が大事にしていた森がアブナイと手紙が届き、舞は再度転移する。
そして、黒い影に侵食されていた森を舞の薬や魔人達の力で復活させる事が出来たのだ。
ところが、舞が自分の世界に帰ろうとした時、黒い翼を持つ人物に遭遇し、舞に自分の世界に来てほしいと懇願する。
そこには原因不明の病の女性がいて、舞の薬で異物を分離するのだ。
そして、舞を探しに来たブラック達魔人により、昔に転移した一人の魔人を見つけるのだが、その事を隠して黒翼人として生活していたのだ。
その理由や女性の病の原因をつきとめる事が出来たのだが悲しい結果となったのだ。
戻った舞はいつもの日常を取り戻していたが、秘密の扉の中の物が燃えて灰と化したのだ。
舞はまた異世界への転移を考えるが、魔法陣は動かなかったのだ。
何とか舞は転移出来たが、その世界ではドラゴンが復活しようとしていたのだ。
舞は命懸けでドラゴンの良心を目覚めさせる事が出来、世界は火の海になる事は無かったのだ。
そんな時黒翼国の王子が、暗い森にある遺跡を見つけたのだ。
*第1章 洞窟出現編 第2章 森再生編 第3章 翼国編
第4章 火山のドラゴン編 が終了しました。
第5章 闇の遺跡編に続きます。
元アサシンは前世の愛に飢える
noah太郎
ファンタジー
平凡な村人Aであるユウリは日課である薬草採取に精を出していたところで、突然高ランクの魔物に襲われてしまう。
だが、逃げ切ろうと策を練っていた矢先にその魔物は突如として謎の死を迎える。
疑問に思いつつも、助かったことに安堵するユウリだったが、その夜、今度は家に侵入者が忍び込む。
そんな事など知らず、心地よく寝ているユウリへ忍び寄る影。
そして、ふと目を覚ました彼の視界に飛び込んできたのは、光るナイフと巨大な双丘を携えた綺麗な美女の姿だった。
あいつに無理矢理連れてこられた異世界生活
mio
ファンタジー
なんやかんや、無理矢理あいつに異世界へと連れていかれました。
こうなったら仕方ない。とにかく、平和に楽しく暮らしていこう。
なぜ、少女は異世界へと連れてこられたのか。
自分の中に眠る力とは何なのか。
その答えを知った時少女は、ある決断をする。
長い間更新をさぼってしまってすいませんでした!
劇ではいつも『木』の役だったわたしの異世界転生後の職業が『木』だった件……それでも大好きな王子様のために庶民から頑張って成り上がるもん!
ハイフィールド
ファンタジー
「苦しい恋をしていた……それでも生まれ変わったらわたし、あなたに会いたい」
商家の娘アーリャとして異世界転生したわたしは神の洗礼で得たギフトジョブが『木』でした……前世で演劇の役は全て『木』だったからって、これはあんまりだよ!
謎のジョブを得て目標も無く生きていたわたし……でも自国の第二王子様お披露目で見つけてしまったの……前世で大好きだったあなたを。
こうなったら何としてでも……謎のジョブでも何でも使って、また大好きなあなたに会いに行くんだから!!
そうです、これはですね謎ジョブ『木』を受け取ったアーリャが愛しの王子様を射止めるために、手段を選ばずあの手この手で奮闘する恋愛サクセスストーリー……になる予定なのです!!
1話1500~2000文字で書いてますので、5分足らずで軽く読めるかと思います。
九十五話ほどストックがありますが、それ以降は不定期になるのでぜひブックマークをお願いします。
七十話から第二部となり舞台が学園に移って悪役令嬢ものとなります。どういうことだってばよ!? と思われる方は是非とも物語を追って下さい。
いきなり第二部から読んでも面白い話になるよう作っています。
更新は不定期です……気長に待って下さい。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
余命半年のはずが?異世界生活始めます
ゆぃ♫
ファンタジー
静波杏花、本日病院で健康診断の結果を聞きに行き半年の余命と判明…
不運が重なり、途方に暮れていると…
確認はしていますが、拙い文章で誤字脱字もありますが読んでいただけると嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる