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第53話 奴隷化
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「随分あっさりと降伏したものだ……」
ベニアミーノが逃げ出し少しすると、帝国側の攻撃が止んだ
その後、司が間黙って立っていると、カルメーロが白旗を上げて近付いてきた。
帝国軍の代表として交渉に来たカルメーロは、司の指示の下跪く。
そのカルメーロに対し、司は問いかける。
実力重視の帝国で、将軍の地位にまで上り詰めたような男だ。
勝ち目がないことは分かっていたとはいえ、降伏よりも最後まで抵抗するという選択も取れたはずだ。
しかし、その選択をせず、降伏したことが少々意外だった。
「複合魔法の装置が使えなくなり、ベニアミーノが逃げたのでは仕方がない」
「まあな」
たしかに、複合魔法の装置さえ暴発しなければ、自分に一撃食らわせられたかもしれない。
それに、暴発したことを確認したベニアミーノが、戦場から逃げ出すという選択をしなかっただろう。
カルメーロの返答に、司は笑みを浮かべて頷いた。
「…………その反応」
司の笑みを見て、カルメーロは何かを感じ取る。
「まさか、あの暴発はお前が何か……」
原因不明の複合魔法装置の暴発。
それを分かっているかのような先程の司の返答。
それから考えるに、司が暴発に関与しているのではないかと、カルメーロは思い至った。
「だとしたら?」
「化け物が……」
やはり察しが良い。
装置のことに気付いたようだ。
しかし、流石に離れた場所にあった装置に何をした鎌では分からないだろう。
逆に、そのことが司に対する恐怖を駆り立てた。
「………………」
「ガッ!!」
「なっ!? 何をする!!」
化け物呼ばわりされた司は、何故か無言になる。
そして、左手の人差し指を帝国兵の1人に向けて魔法を放った。
その魔力の弾丸によって、帝国兵の心臓に風穴があく。
降伏したにもかかわらず、仲間の命を奪われたカルメーロは、激怒して立ち上がろうとした。
「降伏しておいて口の利き方がなってないと思ってな」
「……も、申し訳…ありませんでした」
いつまでもカルメーロがタメ口を聞いてくることに、司は若干イラッとした。
降伏した以上、生き残った帝国兵たちの命は自分の気分次第だ。
その立場を分からせるために、1人殺しただけだ。
司の意図を理解したのか、カルメーロは先程までのタメ口から敬語へと変化した。
若干言葉に詰まるのは、奴隷としてしか見ていなかった大和人に敬語を使わなければならないという躊躇いから来るのだろう。
その変なプライドが気に入らないが、話が進まないのでとりあえず流すことにした。
「ベニアミーノは……、もうかなり離れているな」
「あの野郎……」
馬を使っての逃走。
しかも、その馬を使い潰す気で走らせているのだろう。
かなりの距離まで探知できる司の探知にも、ベニアミーノたちは引っかからない。
そのことを聞いたカルメーロは、裏切り者のことを思い歯ぎしりをする。
「降伏した理由はベニアミーノか?」
「……はい。死ぬにしても、仲間を欺いての逃走など、奴だけは許せません」
ベニアミーノの名を出した途端、カルメーロは怒りをあらわにした。
その様子から、カルメーロが相当ベニアミーノに怒りを向けていることを察する。
問いただすと力強く頷いたところから、最後まで戦うという選択をせずに降伏した理由が理解できた。
生きてベニアミーノに一矢報いたいのだろう。
「とりあえず、全員生かしておいてやる。お前の奴隷にしておけ」
「了解…しました」
帝国人なんて皆殺しにしても構わないのだが、司にはまだやることがある。
そのため、司は彼らをまだ殺さないで置くことにした。
降伏したからといって、彼らを何もしないでおくわけにはいかない。
好きに兵たちを動かせるよう、司は全員奴隷化することにした。
しかし、百数十人程度の人間を奴隷化するのには時間がかかる。
そんな事にいちいち時間をかけている訳にはいかないため、司はカルメーロにやらせることにした。
帝国兵たちも、司の奴隷になるよりカルメーロの奴隷になる方がまだ我慢できるはずだ。
どっちにしろ、全員を奴隷化したカルメーロを司の奴隷にすれば、司の支配下には違いないのだからたいした差などない。
それでも、その僅かな差で兵の動きに差が出るかもしれないため、司はカルメーロを緩衝材にした。
「あぁ……、誤魔化そうとしても無駄だぞ。奴隷化していなければ殺すだけだからな」
「…畏まりました」
奴隷化されると紋章が浮かび上がる。
そのことを利用し、カルメーロが数人に奴隷紋を付けたふりをするかもしれない。
奴隷だと思って気を抜いたところを狙う。
そんな事が通用する程自分は隙を見せるつもりはないが、念のためカルメーロに釘をさしておくことにした。
すると、その企みもあったのか、カルメーロの返答にほんの僅かに間があった。
「フンッ! 余計なことを考えていないで速いとこ奴隷化しないと、いつまで経ってもベニアミーノを追うことはできないぞ」
「すいません。すぐに行動に移ります」
時間をかければ、ベニアミーノを追うことができず、帝国に逃げ帰ってしまう。
そうなったら、敗戦の理由を自分のせいにして、皇帝にあることないこと話されてしまう。
それを阻止するチャンスは、この国から帝国に渡る船に乗るまでにベニアミーノに追いつくことだ。
そのため、カルメーロはすぐに動き出した。
「ファウスト!」
「ハッ!」
司が声をかけると、ファウストが姿を現す。
今回の戦闘で疲労と怪我をしているファウストは、ボロボロの状態で司に跪く。
「奴らの管理を任せる」
「畏まりました」
帝国の人間を相手にしていると、いつ気が変わって皆殺しにしてしまうか分からない。
そのため、司は奴隷たちの管理はファウストに任せることにした。
「その前にお前の怪我を治そう」
「本当ですか? ありがとうございます!」
無茶をしたせいか、ファウストの怪我などが結構酷い。
ヴァンパイアのファウストなら、人間よりも回復力が高いため、放っておいてもすぐに治る。
しかし、やはり自分の右腕であるファウストがボロボロの状態だと何となく心苦しく感じるため、司はすぐに治すことにした。
「おぉ……!」
「俺は少し出かけてくる。お前は奴らを手伝ってやれ」
「畏まりました! お気をつけて……」
司の回復魔法により、あっという間にファウストの怪我が回復する。
そして、司は回復したファウストにカルメーロたちの手伝いにいかせ、自分は出かけることを告げる。
それを受けたファウストは、指示を受け入れ、出かける司を見送った。
ベニアミーノが逃げ出し少しすると、帝国側の攻撃が止んだ
その後、司が間黙って立っていると、カルメーロが白旗を上げて近付いてきた。
帝国軍の代表として交渉に来たカルメーロは、司の指示の下跪く。
そのカルメーロに対し、司は問いかける。
実力重視の帝国で、将軍の地位にまで上り詰めたような男だ。
勝ち目がないことは分かっていたとはいえ、降伏よりも最後まで抵抗するという選択も取れたはずだ。
しかし、その選択をせず、降伏したことが少々意外だった。
「複合魔法の装置が使えなくなり、ベニアミーノが逃げたのでは仕方がない」
「まあな」
たしかに、複合魔法の装置さえ暴発しなければ、自分に一撃食らわせられたかもしれない。
それに、暴発したことを確認したベニアミーノが、戦場から逃げ出すという選択をしなかっただろう。
カルメーロの返答に、司は笑みを浮かべて頷いた。
「…………その反応」
司の笑みを見て、カルメーロは何かを感じ取る。
「まさか、あの暴発はお前が何か……」
原因不明の複合魔法装置の暴発。
それを分かっているかのような先程の司の返答。
それから考えるに、司が暴発に関与しているのではないかと、カルメーロは思い至った。
「だとしたら?」
「化け物が……」
やはり察しが良い。
装置のことに気付いたようだ。
しかし、流石に離れた場所にあった装置に何をした鎌では分からないだろう。
逆に、そのことが司に対する恐怖を駆り立てた。
「………………」
「ガッ!!」
「なっ!? 何をする!!」
化け物呼ばわりされた司は、何故か無言になる。
そして、左手の人差し指を帝国兵の1人に向けて魔法を放った。
その魔力の弾丸によって、帝国兵の心臓に風穴があく。
降伏したにもかかわらず、仲間の命を奪われたカルメーロは、激怒して立ち上がろうとした。
「降伏しておいて口の利き方がなってないと思ってな」
「……も、申し訳…ありませんでした」
いつまでもカルメーロがタメ口を聞いてくることに、司は若干イラッとした。
降伏した以上、生き残った帝国兵たちの命は自分の気分次第だ。
その立場を分からせるために、1人殺しただけだ。
司の意図を理解したのか、カルメーロは先程までのタメ口から敬語へと変化した。
若干言葉に詰まるのは、奴隷としてしか見ていなかった大和人に敬語を使わなければならないという躊躇いから来るのだろう。
その変なプライドが気に入らないが、話が進まないのでとりあえず流すことにした。
「ベニアミーノは……、もうかなり離れているな」
「あの野郎……」
馬を使っての逃走。
しかも、その馬を使い潰す気で走らせているのだろう。
かなりの距離まで探知できる司の探知にも、ベニアミーノたちは引っかからない。
そのことを聞いたカルメーロは、裏切り者のことを思い歯ぎしりをする。
「降伏した理由はベニアミーノか?」
「……はい。死ぬにしても、仲間を欺いての逃走など、奴だけは許せません」
ベニアミーノの名を出した途端、カルメーロは怒りをあらわにした。
その様子から、カルメーロが相当ベニアミーノに怒りを向けていることを察する。
問いただすと力強く頷いたところから、最後まで戦うという選択をせずに降伏した理由が理解できた。
生きてベニアミーノに一矢報いたいのだろう。
「とりあえず、全員生かしておいてやる。お前の奴隷にしておけ」
「了解…しました」
帝国人なんて皆殺しにしても構わないのだが、司にはまだやることがある。
そのため、司は彼らをまだ殺さないで置くことにした。
降伏したからといって、彼らを何もしないでおくわけにはいかない。
好きに兵たちを動かせるよう、司は全員奴隷化することにした。
しかし、百数十人程度の人間を奴隷化するのには時間がかかる。
そんな事にいちいち時間をかけている訳にはいかないため、司はカルメーロにやらせることにした。
帝国兵たちも、司の奴隷になるよりカルメーロの奴隷になる方がまだ我慢できるはずだ。
どっちにしろ、全員を奴隷化したカルメーロを司の奴隷にすれば、司の支配下には違いないのだからたいした差などない。
それでも、その僅かな差で兵の動きに差が出るかもしれないため、司はカルメーロを緩衝材にした。
「あぁ……、誤魔化そうとしても無駄だぞ。奴隷化していなければ殺すだけだからな」
「…畏まりました」
奴隷化されると紋章が浮かび上がる。
そのことを利用し、カルメーロが数人に奴隷紋を付けたふりをするかもしれない。
奴隷だと思って気を抜いたところを狙う。
そんな事が通用する程自分は隙を見せるつもりはないが、念のためカルメーロに釘をさしておくことにした。
すると、その企みもあったのか、カルメーロの返答にほんの僅かに間があった。
「フンッ! 余計なことを考えていないで速いとこ奴隷化しないと、いつまで経ってもベニアミーノを追うことはできないぞ」
「すいません。すぐに行動に移ります」
時間をかければ、ベニアミーノを追うことができず、帝国に逃げ帰ってしまう。
そうなったら、敗戦の理由を自分のせいにして、皇帝にあることないこと話されてしまう。
それを阻止するチャンスは、この国から帝国に渡る船に乗るまでにベニアミーノに追いつくことだ。
そのため、カルメーロはすぐに動き出した。
「ファウスト!」
「ハッ!」
司が声をかけると、ファウストが姿を現す。
今回の戦闘で疲労と怪我をしているファウストは、ボロボロの状態で司に跪く。
「奴らの管理を任せる」
「畏まりました」
帝国の人間を相手にしていると、いつ気が変わって皆殺しにしてしまうか分からない。
そのため、司は奴隷たちの管理はファウストに任せることにした。
「その前にお前の怪我を治そう」
「本当ですか? ありがとうございます!」
無茶をしたせいか、ファウストの怪我などが結構酷い。
ヴァンパイアのファウストなら、人間よりも回復力が高いため、放っておいてもすぐに治る。
しかし、やはり自分の右腕であるファウストがボロボロの状態だと何となく心苦しく感じるため、司はすぐに治すことにした。
「おぉ……!」
「俺は少し出かけてくる。お前は奴らを手伝ってやれ」
「畏まりました! お気をつけて……」
司の回復魔法により、あっという間にファウストの怪我が回復する。
そして、司は回復したファウストにカルメーロたちの手伝いにいかせ、自分は出かけることを告げる。
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