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第49話 複合魔法
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「ハハハハハ……!!」
「グッ!!」「ガッ!!」「うっ!!」
様々な魔法が殺到するが、司はその全てを魔力壁によって防ぐ。
司の魔力壁を突破することなどできず、帝国側が放つ魔法は無意味に終わる。
そうなることが分かっているため、司は気にすることなく帝国兵たちに攻撃を放つ。
司の両手から放たれる魔力の弾丸により、1人また1人と、帝国兵は体の一部に風穴を開け、確実にこの世から去っていった。
「カタカタカタ……」
「うわっ!!」
風穴を開けて死んだ兵の遺体にすぐさま異変が起きる。
肉と皮を脱ぐようにして中身の骨だけが動き始め、生前は味方であったはずの帝国兵へと襲い掛かった。
不意に受けた攻撃により、帝国兵の1人がスケルトンの剣によって背中に深手を負った。
「くそっ!!」
生きている時は仲間でも、死んでスケルトンになったら敵だ。
元は仲間と思って躊躇していては自分がやられるため、兵はスケルトンを破壊した。
「殺された仲間の遺体に気を付けろ!」
「奴にスケルトンにされて襲ってくるぞ!」
地面から湧いてきたスケルトンを倒しつつ、ベニアミーノとカルメーロは兵たちに指示を出す。
ただでさえ、ファウストによって殺された大量の兵がスケルトン化して襲いかかってきている。
その相手をするだけでも面倒だというのに、余計な手間が増えるのは勘弁願いたい。
余計なスケルトンを増やさないためにも、兵たちに注意を促した。
「ハハハ……!!」
指先から魔力弾を放つだけで、帝国兵はバタバタと死んでいく。
司は、それをゲームとして楽しむ。
「くそっ!!」
「このままではジリ貧だ……」
戦場に司の高笑いが響く。
それを聞いているだけで、ベニアミーノとカルメーロは怒りが湧いてくる。
「カルメーロ! 何か策はないか?」
「魔力切れまで待つんじゃないのか?」
ファウストの時と同様に、地道に司の魔力を減らせる。
消極的ではあるが、それが数に勝る自分たちの作戦だった。
そのため、ベニアミーノの問いに対し、カルメーロは問いで返すしかなかった。
「奴の魔力がいつ尽きるか分からない! だから、このままだとどれだけの兵が犠牲になるか分からないぞ! だから聞いているんだ!」
「……そうだな」
司が魔力切れを起こすまで魔法攻撃で続けるつもりでいたが、いつまで時間がかかるか分からない。
その間にどれほどの兵に犠牲が出るか分からないため、将軍2人は焦りを覚え始めていた。
数が多いうちに司にダメージを与えたいと考え、ベニアミーノはカルメーロに問いかけたのだ。
ベニアミーノの言葉を聞いて、カルメーロもその気持ちは分からないでもない。
このまま戦っていれば、恐らく勝てるはずだ。
しかし、勝利した時に兵が僅かしか残っていませんでしたでは話にならない。
皇帝陛下に申し訳が立たないというものだ。
「今思いつく方法は1つある。複合魔法で一気に仕留めるしかない」
帝国が強いのは、1人1人の実力が高いからだ。
しかし、それだけでなく、数による力も要因の1つだ。
ならば、その数の力を発揮する機会だ。
「……あの魔力壁を突破できるか?」
「いくら奴の魔力壁が強固でも、数による力には勝てはしないはずだ」
「そうだな……、その手で行こう!」
司の魔力障壁は、大人数で魔法攻撃を放っても全く意味をなしていない。
そんな強固な魔力壁を、1つに束ねた力で突破できるかベニアミーノとしては不安に感じる。
もしも、突破できなければ、兵たちの魔力を回復させるまで時間がかかる。
場合によっては、魔力切れした兵を殺され、形勢逆転もあり得る。
そのため、ベニアミーノが問いかけるが、カルメーロは強気だ。
大人数とは言っても、所詮は個の魔法攻撃。
1人の魔力障壁が強固であろうと、所詮人間1人の力には限界があるはずだ。
大人数の魔力を結集した魔法攻撃を受ければ、耐えられる人間なんて存在しない。
そう考え、カルメーロはベニアミーノに複合魔法を提案したのだ。
カルメーロの話を聞いて、ベニアミーノも決意が固まった。
「……んっ? 奴ら何を……」
帝国兵を標的とする的当てゲームを楽しんでいた司。
自分へ向けての魔法攻撃が僅かに止んだように感じ、司は首を傾げる。
「そうか。複合魔法で魔力壁の突破を試みるつもりか……」
探知の魔法で探ってみると、どうやら帝国側はコソコソと兵たちを集めている。
人数を集めて何をするのかを考えると、すぐに答えが思いついた。
自分の魔力壁を突破しようと考えるなら、その方法しか思いつかないからだ。
「自分の魔力壁が何人分の魔力波を防げるか試してみるのもいいかもな……」
魔物に追われて、司はたまたまダンジョンに閉じ込められた。
そこで生き残るために実力をつけたのだが、ダンジョンを出てからはファウストに任せてばかりだった。
今現在の自分の実力を知るためにも、複合魔法を相手にしてみるのもいいかもしれない。
「まぁ、そんなことする必要もないか……」
たしかに大人数の魔力を集めた複合魔法の攻撃をくらえば、魔力壁で防ぎきれるか分からない。
しかし、それも自分が気付いていない所で魔力を集めていた場合の話だ。
何kmも離れた位置を探知できる人間がいると思っていないらしく、どこから複合魔法を放とうとしているのかバレバレだ。
強力な魔法を放つためには相当な魔力を集めなくてはならず、魔力を集めるには時間がかかる。
複合魔法を放とうとしていることに気付いている自分が、このまま何も手出しをしないと思っているのだろうか。
「その作戦を利用させてもらおう」
司の探知の魔法に気付いていないのだから、恐らく司が気付いているとは思わないのだろう。
ならば、手出しして来ないと思っているのも仕方がない。
むしろ、司は帝国側の作戦を利用することにし、彼らが魔力を集めるのを放置した。
「よしっ!」
「あと少しだ!」
司への攻撃とスケルトンへの対応をしている者たちを抜き、残っている兵を使って魔力をある兵器に注入する。、
集めた魔力を放つには人間の体では耐えられないため、造りだされた複合魔法の発射装置だ。
その装置の補充限度のまであと少しと言う所まで魔力が注ぎ込まれ、ベニアミーノとカルメーロは勝利まであと少しだと確信していた。
2人だけではない。
帝国兵は誰もが同じく勝利を確信していただろう。
「おっ! 溜まったようだな……」
複合魔法の発射装置の魔力が溜まったことに司も気付く。
「じゃあ、終わりだ!」
一言呟き、司は発射装置へ向けて手を向けた。
「グッ!!」「ガッ!!」「うっ!!」
様々な魔法が殺到するが、司はその全てを魔力壁によって防ぐ。
司の魔力壁を突破することなどできず、帝国側が放つ魔法は無意味に終わる。
そうなることが分かっているため、司は気にすることなく帝国兵たちに攻撃を放つ。
司の両手から放たれる魔力の弾丸により、1人また1人と、帝国兵は体の一部に風穴を開け、確実にこの世から去っていった。
「カタカタカタ……」
「うわっ!!」
風穴を開けて死んだ兵の遺体にすぐさま異変が起きる。
肉と皮を脱ぐようにして中身の骨だけが動き始め、生前は味方であったはずの帝国兵へと襲い掛かった。
不意に受けた攻撃により、帝国兵の1人がスケルトンの剣によって背中に深手を負った。
「くそっ!!」
生きている時は仲間でも、死んでスケルトンになったら敵だ。
元は仲間と思って躊躇していては自分がやられるため、兵はスケルトンを破壊した。
「殺された仲間の遺体に気を付けろ!」
「奴にスケルトンにされて襲ってくるぞ!」
地面から湧いてきたスケルトンを倒しつつ、ベニアミーノとカルメーロは兵たちに指示を出す。
ただでさえ、ファウストによって殺された大量の兵がスケルトン化して襲いかかってきている。
その相手をするだけでも面倒だというのに、余計な手間が増えるのは勘弁願いたい。
余計なスケルトンを増やさないためにも、兵たちに注意を促した。
「ハハハ……!!」
指先から魔力弾を放つだけで、帝国兵はバタバタと死んでいく。
司は、それをゲームとして楽しむ。
「くそっ!!」
「このままではジリ貧だ……」
戦場に司の高笑いが響く。
それを聞いているだけで、ベニアミーノとカルメーロは怒りが湧いてくる。
「カルメーロ! 何か策はないか?」
「魔力切れまで待つんじゃないのか?」
ファウストの時と同様に、地道に司の魔力を減らせる。
消極的ではあるが、それが数に勝る自分たちの作戦だった。
そのため、ベニアミーノの問いに対し、カルメーロは問いで返すしかなかった。
「奴の魔力がいつ尽きるか分からない! だから、このままだとどれだけの兵が犠牲になるか分からないぞ! だから聞いているんだ!」
「……そうだな」
司が魔力切れを起こすまで魔法攻撃で続けるつもりでいたが、いつまで時間がかかるか分からない。
その間にどれほどの兵に犠牲が出るか分からないため、将軍2人は焦りを覚え始めていた。
数が多いうちに司にダメージを与えたいと考え、ベニアミーノはカルメーロに問いかけたのだ。
ベニアミーノの言葉を聞いて、カルメーロもその気持ちは分からないでもない。
このまま戦っていれば、恐らく勝てるはずだ。
しかし、勝利した時に兵が僅かしか残っていませんでしたでは話にならない。
皇帝陛下に申し訳が立たないというものだ。
「今思いつく方法は1つある。複合魔法で一気に仕留めるしかない」
帝国が強いのは、1人1人の実力が高いからだ。
しかし、それだけでなく、数による力も要因の1つだ。
ならば、その数の力を発揮する機会だ。
「……あの魔力壁を突破できるか?」
「いくら奴の魔力壁が強固でも、数による力には勝てはしないはずだ」
「そうだな……、その手で行こう!」
司の魔力障壁は、大人数で魔法攻撃を放っても全く意味をなしていない。
そんな強固な魔力壁を、1つに束ねた力で突破できるかベニアミーノとしては不安に感じる。
もしも、突破できなければ、兵たちの魔力を回復させるまで時間がかかる。
場合によっては、魔力切れした兵を殺され、形勢逆転もあり得る。
そのため、ベニアミーノが問いかけるが、カルメーロは強気だ。
大人数とは言っても、所詮は個の魔法攻撃。
1人の魔力障壁が強固であろうと、所詮人間1人の力には限界があるはずだ。
大人数の魔力を結集した魔法攻撃を受ければ、耐えられる人間なんて存在しない。
そう考え、カルメーロはベニアミーノに複合魔法を提案したのだ。
カルメーロの話を聞いて、ベニアミーノも決意が固まった。
「……んっ? 奴ら何を……」
帝国兵を標的とする的当てゲームを楽しんでいた司。
自分へ向けての魔法攻撃が僅かに止んだように感じ、司は首を傾げる。
「そうか。複合魔法で魔力壁の突破を試みるつもりか……」
探知の魔法で探ってみると、どうやら帝国側はコソコソと兵たちを集めている。
人数を集めて何をするのかを考えると、すぐに答えが思いついた。
自分の魔力壁を突破しようと考えるなら、その方法しか思いつかないからだ。
「自分の魔力壁が何人分の魔力波を防げるか試してみるのもいいかもな……」
魔物に追われて、司はたまたまダンジョンに閉じ込められた。
そこで生き残るために実力をつけたのだが、ダンジョンを出てからはファウストに任せてばかりだった。
今現在の自分の実力を知るためにも、複合魔法を相手にしてみるのもいいかもしれない。
「まぁ、そんなことする必要もないか……」
たしかに大人数の魔力を集めた複合魔法の攻撃をくらえば、魔力壁で防ぎきれるか分からない。
しかし、それも自分が気付いていない所で魔力を集めていた場合の話だ。
何kmも離れた位置を探知できる人間がいると思っていないらしく、どこから複合魔法を放とうとしているのかバレバレだ。
強力な魔法を放つためには相当な魔力を集めなくてはならず、魔力を集めるには時間がかかる。
複合魔法を放とうとしていることに気付いている自分が、このまま何も手出しをしないと思っているのだろうか。
「その作戦を利用させてもらおう」
司の探知の魔法に気付いていないのだから、恐らく司が気付いているとは思わないのだろう。
ならば、手出しして来ないと思っているのも仕方がない。
むしろ、司は帝国側の作戦を利用することにし、彼らが魔力を集めるのを放置した。
「よしっ!」
「あと少しだ!」
司への攻撃とスケルトンへの対応をしている者たちを抜き、残っている兵を使って魔力をある兵器に注入する。、
集めた魔力を放つには人間の体では耐えられないため、造りだされた複合魔法の発射装置だ。
その装置の補充限度のまであと少しと言う所まで魔力が注ぎ込まれ、ベニアミーノとカルメーロは勝利まであと少しだと確信していた。
2人だけではない。
帝国兵は誰もが同じく勝利を確信していただろう。
「おっ! 溜まったようだな……」
複合魔法の発射装置の魔力が溜まったことに司も気付く。
「じゃあ、終わりだ!」
一言呟き、司は発射装置へ向けて手を向けた。
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