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第11話 再侵攻
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「帝国側に動きがありました」
セヴェーロが許可が下り、エレウテリオの副将軍たちが行動を開始した。
そのことは、斥候兵から青垣砦にいる江奈に伝えられることになった。
江奈だけでなく隊長格の者たちが集まった会議場でその情報が話されると、誰もが息を飲んだ。
「ビアージョとコージモという者が前回以上の兵数を揃えて攻め込んでくる模様です」
「前回以上……」
前回の侵攻も運よく生き残っただけだというのに、再度侵攻してくるとなるとまた多くの人間が死ぬことになる。
元々劣っているというのに前回以上の兵数となると、勝ち目のなさから誰もが俯きたくなる。
「たしか、その2人はエレウテリオの副将軍とかいう話よね?」
「えぇ、槍使いと斧使いの2人ですね」
暗くなっているだけでは話が進まないため、江奈はビアージョとコージモの話をすることにした。
その2人の名前は、江奈だけでなくここにいる者たちも知っている。
エレウテリオと共に、水元家の東北地区を攻めてきた中心人物だからだ。
「エレウテリオが剣使いのため、近接戦闘が得意なタイプが重宝されているようですね」
戦争となると魔法による攻撃が重要になってくる。
そのため、武器による戦闘も得意でなくてはならないが、将軍職の人間には魔法の才能が求めらる。
5人いる帝国の将軍のうち、エレウテリオは珍しく魔法よりも剣の技術で将軍になった存在だ。
そのせいか、エレウテリオは自分と同じく武器戦闘の得意な者を重用したようだ。
「その2人の指揮能力は?」
「ビアージョの方は軍を指揮するのに必要なだけの知識はあるようですが、コージモの方は腕っぷしのみで副将軍にまで上がってきた人間ですね」
「脳筋てこと?」
「その認識でよろしいかと」
攻めてくるとなると気になるのは指揮官の能力。
今回の場合は、ビアージョとコージモのことだ。
そのことを江奈が尋ねると、返ってきた答えはそれ程のものではないという感じだった。
特にコージモの方は、よく副将軍に就けたものだといいたくなる。
「前回のエレウテリオの時と同じく、数による攻撃をしてくるつもりなのでしょう。ビアージョ程度の指揮能力でもたいして脅威度は変わらないかと」
「そうね……」
指揮能力が低いのなら隙を見つけることができるかと思ったが、そうともいえないようだ。
前回以上の数で攻めてくるというのなら、指揮としてはゴリ押しするのが手っ取り早い。
きっとビアージョたちもその戦法で攻めてくることだろう。
それに対して、数の面で劣るこちら側は取れる手がない。
せいぜい罠や遠距離攻撃の充実を図る程度しかない。
「2人の副将軍を倒して、まずは水元家の管理地域の奪還をしたいところだけど、数が倍となると難しいかもしれないわね……」
「「「「「…………」」」」」
江奈の呟きに、室内の者たちは黙ってしまう。
王国の奪還を目指してはいるが、それも風前の灯。
せめて自分たちの東北地方を奪還したいところだが、それも難しいと言わざるを得ない。
誰もがそのことを理解しているのだ。
「……あの送故司と名乗った者は、また現れるでしょうか?」
沈黙の広がった部屋で、会議に参加していたなかの1人が江奈へと問いかけてきた。
エレウテリオが攻め込んで来た前回、自分たちが助かったのは骨の仮面を被った送故司と言う者のお陰と言って良い。
今回も彼が来てくれれば勝てるのではないかと、期待してしまっているのだろう。
「……あいつに期待するのは良くない」
司の出現を期待する若い隊長格の男の言葉に、中年の男は声を低くして否定の言葉を投げかける。
「あの時のスケルトンたちの動きからいって、送故司という者の配下という感じだった。つまりは奴は死人を操作しているのと同じだ。死人を操るなんて、大和の人間のする事ではない!」
「たしかに……」
大和王国は死者を冒涜することを忌避する傾向にある。
その考えから、ここにいる者たちはスケルトンを操っていた司のことを認められないでいた。
「…………」
江奈も彼らと同じく司の能力を認められない。
しかし、彼女は司が来てくれることを期待している気持ちがあることに気付いている。
彼がいれば、東北地区の奪還だけでなく、この国全土の奪還もできるのではないかと思っているからだ。
『……彼の狙いも恐らくこの国の奪還。そう考えると、彼もまた来るはず……』
送故司と名乗った者は骨の仮面のような物で分からなかったが、大和王国の国民だと言っていた。
スケルトンを使ってとは言え、帝国兵を根絶やしにするという行為には恨み・辛みが見え隠れしている。
この青垣砦に多くの帝国兵が集まると知れば、きっと前回のように現れるはずだ。
『みんなには悪いけれど、私は彼を利用する!』
江奈もみんなが言うように死者を操る行為は認められない。
しかし、それを利用せずにこの国の奪還なんて夢のまた夢だ。
死者を操る者を利用するなど同罪と言って良いかもしれないが、それしかこの国を取り返す手立てがないというのなら利用するしかない。
それが最後に残った公爵家当主である自分が導き出した答えだ。
この場にいる者たちを前にして言うつもりはないが、江奈は内心では司を利用することを決意したのだった。
◆◆◆◆◆
「思った通り、帝国の奴らが来るみたいだな?」
「はい。青垣砦は囮として役に立ちました」
司の方でも、ビアージョたちが動き出したという情報は掴んでいた。
吸血鬼であるファウストが召喚した蝙蝠により得た情報だ。
予定通りの結果に、司とファウストは笑みを浮かべていた。
「俺の手で奴らを皆殺しにしたいが、俺のことが帝国にバレて警戒されても困るしな……」
青垣砦を囮にし、一か所に呼び寄せて皆殺しにする。
これにより、帝国の数を一気に減らせることができる。
しかし、この手が何度も通用するとは思えない。
とりあえず、東北地域の奪還をするために、司はこの策を講じることにしたのだ。
今後のためには、出来る限り自分のことが知られたくない。
「前も言ったように、前回と同じ策で行く」
「了解しました」
帝国軍が攻め始めて、警戒が弛んだところを背後からスケルトンが攻めかかる。
1人残らず始末するために、司は前回と同じ策を取ることにした。
その言葉に納得し、ファウストは頭を下げたのだった。
セヴェーロが許可が下り、エレウテリオの副将軍たちが行動を開始した。
そのことは、斥候兵から青垣砦にいる江奈に伝えられることになった。
江奈だけでなく隊長格の者たちが集まった会議場でその情報が話されると、誰もが息を飲んだ。
「ビアージョとコージモという者が前回以上の兵数を揃えて攻め込んでくる模様です」
「前回以上……」
前回の侵攻も運よく生き残っただけだというのに、再度侵攻してくるとなるとまた多くの人間が死ぬことになる。
元々劣っているというのに前回以上の兵数となると、勝ち目のなさから誰もが俯きたくなる。
「たしか、その2人はエレウテリオの副将軍とかいう話よね?」
「えぇ、槍使いと斧使いの2人ですね」
暗くなっているだけでは話が進まないため、江奈はビアージョとコージモの話をすることにした。
その2人の名前は、江奈だけでなくここにいる者たちも知っている。
エレウテリオと共に、水元家の東北地区を攻めてきた中心人物だからだ。
「エレウテリオが剣使いのため、近接戦闘が得意なタイプが重宝されているようですね」
戦争となると魔法による攻撃が重要になってくる。
そのため、武器による戦闘も得意でなくてはならないが、将軍職の人間には魔法の才能が求めらる。
5人いる帝国の将軍のうち、エレウテリオは珍しく魔法よりも剣の技術で将軍になった存在だ。
そのせいか、エレウテリオは自分と同じく武器戦闘の得意な者を重用したようだ。
「その2人の指揮能力は?」
「ビアージョの方は軍を指揮するのに必要なだけの知識はあるようですが、コージモの方は腕っぷしのみで副将軍にまで上がってきた人間ですね」
「脳筋てこと?」
「その認識でよろしいかと」
攻めてくるとなると気になるのは指揮官の能力。
今回の場合は、ビアージョとコージモのことだ。
そのことを江奈が尋ねると、返ってきた答えはそれ程のものではないという感じだった。
特にコージモの方は、よく副将軍に就けたものだといいたくなる。
「前回のエレウテリオの時と同じく、数による攻撃をしてくるつもりなのでしょう。ビアージョ程度の指揮能力でもたいして脅威度は変わらないかと」
「そうね……」
指揮能力が低いのなら隙を見つけることができるかと思ったが、そうともいえないようだ。
前回以上の数で攻めてくるというのなら、指揮としてはゴリ押しするのが手っ取り早い。
きっとビアージョたちもその戦法で攻めてくることだろう。
それに対して、数の面で劣るこちら側は取れる手がない。
せいぜい罠や遠距離攻撃の充実を図る程度しかない。
「2人の副将軍を倒して、まずは水元家の管理地域の奪還をしたいところだけど、数が倍となると難しいかもしれないわね……」
「「「「「…………」」」」」
江奈の呟きに、室内の者たちは黙ってしまう。
王国の奪還を目指してはいるが、それも風前の灯。
せめて自分たちの東北地方を奪還したいところだが、それも難しいと言わざるを得ない。
誰もがそのことを理解しているのだ。
「……あの送故司と名乗った者は、また現れるでしょうか?」
沈黙の広がった部屋で、会議に参加していたなかの1人が江奈へと問いかけてきた。
エレウテリオが攻め込んで来た前回、自分たちが助かったのは骨の仮面を被った送故司と言う者のお陰と言って良い。
今回も彼が来てくれれば勝てるのではないかと、期待してしまっているのだろう。
「……あいつに期待するのは良くない」
司の出現を期待する若い隊長格の男の言葉に、中年の男は声を低くして否定の言葉を投げかける。
「あの時のスケルトンたちの動きからいって、送故司という者の配下という感じだった。つまりは奴は死人を操作しているのと同じだ。死人を操るなんて、大和の人間のする事ではない!」
「たしかに……」
大和王国は死者を冒涜することを忌避する傾向にある。
その考えから、ここにいる者たちはスケルトンを操っていた司のことを認められないでいた。
「…………」
江奈も彼らと同じく司の能力を認められない。
しかし、彼女は司が来てくれることを期待している気持ちがあることに気付いている。
彼がいれば、東北地区の奪還だけでなく、この国全土の奪還もできるのではないかと思っているからだ。
『……彼の狙いも恐らくこの国の奪還。そう考えると、彼もまた来るはず……』
送故司と名乗った者は骨の仮面のような物で分からなかったが、大和王国の国民だと言っていた。
スケルトンを使ってとは言え、帝国兵を根絶やしにするという行為には恨み・辛みが見え隠れしている。
この青垣砦に多くの帝国兵が集まると知れば、きっと前回のように現れるはずだ。
『みんなには悪いけれど、私は彼を利用する!』
江奈もみんなが言うように死者を操る行為は認められない。
しかし、それを利用せずにこの国の奪還なんて夢のまた夢だ。
死者を操る者を利用するなど同罪と言って良いかもしれないが、それしかこの国を取り返す手立てがないというのなら利用するしかない。
それが最後に残った公爵家当主である自分が導き出した答えだ。
この場にいる者たちを前にして言うつもりはないが、江奈は内心では司を利用することを決意したのだった。
◆◆◆◆◆
「思った通り、帝国の奴らが来るみたいだな?」
「はい。青垣砦は囮として役に立ちました」
司の方でも、ビアージョたちが動き出したという情報は掴んでいた。
吸血鬼であるファウストが召喚した蝙蝠により得た情報だ。
予定通りの結果に、司とファウストは笑みを浮かべていた。
「俺の手で奴らを皆殺しにしたいが、俺のことが帝国にバレて警戒されても困るしな……」
青垣砦を囮にし、一か所に呼び寄せて皆殺しにする。
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しかし、この手が何度も通用するとは思えない。
とりあえず、東北地域の奪還をするために、司はこの策を講じることにしたのだ。
今後のためには、出来る限り自分のことが知られたくない。
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