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第 1 章
第 31 話
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「もう…動けない…っす」
「そうみたいだな」
猪肉祭りともいえる昼食を終えて、少しするとフィオレンツォはまたも魔物との戦闘を再開することになった。
それから数時間。
さすがに疲労困憊で歩くのもきつくなったフィオレンツォは、その場で大の字に寝転んだ。
魔力もほとんど残っていない。
これ以上戦わせたら、魔力切れで気を失いかねないだろう。
それに、そろそろ日が暮れる時間のため、今日の指導は終了することにした。
「そういえば、お前寝袋持ってないよな?」
「寝袋? 持ってないですけど、なんでですか?」
今日の指導は終了だと分かったフィオレンツォは、体を起こして帰る準備を始める。
そんなフィオレンツォに、エルヴィーノがふと気になったことを問いかける。
フィオレンツォはその質問に答えるが、どうしてそんなことを聞いてくるのか分からず問い返した。
「「なんでっ?」って、そりゃ今日はここに泊まるからだ」
「え゛っ?」
想像もしていなかった答えが返ってきたため、フィオレンツォは思わず変な声が出てしまった。
てっきり、夕方の時刻になったらダンジョンから出て、ヒアーサの町の宿に泊まるのだろうと思っていた。
それなのに、まさかここに泊まるなんて思ってもいなかったからだ。
「大丈夫よ。あなたは不寝番はしなくていいから」
「いや、そうじゃなくて……」
午後はソロ行動をすることなく、エルヴィーノと共に指導をしていたセラフィーナは、先ほどのフィオレンツォの反応から、疲れているのに不寝番をしなければならないのかと思ったのではないかと思ったようだ。
しかし、自分がが思ったのはそういうことではない。
そう訂正をしようと思ったフィオレンツォだったが、体の疲労も相まってその気も失せてしまい、言葉が尻つぼみになった。
「昼の猪肉も残っているし、野菜炒めでも作るか」
「良いですね」
エルヴィーノたちは平気だが、フィオレンツォは昼に続いて肉祭りのような料理だとさすがに胃もたれするかもしれない。
明日も戦闘訓練を続けるのだから、それは避けた方が良いだろう。
セラフィーナも賛成してくれたことだし、野菜炒めをメインにした料理を作ることにした。
「う~ん……」
エルヴィーノの美味い料理を食べ終わると、フィオレンツォはウトウトとし始めた。
一日中警戒し続け、魔物との戦闘をしてきた。
疲労が溜まっているところで食事をしたことで、一気に眠気が襲い掛かってきたのだろう。
「フィオレンツォ。寝るならテントに入れよ」
「は、はい……」
ここは石壁でできた迷路のようなダンジョンになっていて、エルヴィーノたちがいるのは余裕がある横幅をした通路になっている。
左右に警戒していれば、魔物による奇襲を受けることはないだろう。
そこにテントを張り、中に寝袋を置いてある。
見張りはエルヴィーノたちがやるため、フィオレンツォにはテント内で寝るように言う。
それを受け、フィオレンツォは眠そうな目をしながら、テント内に入っていった。
「セラは帰っても良かったんだぞ?」
「良いんです。エル様の側にいたいので」
「そうか……」
フィオレンツォの指導は自分が受けたことであって、セラフィーナが手伝ってくれる必要はない。
セラフィーナも影転移が使えるのだから、シカーボの町に帰るか、ヒアーサの町の宿に泊まるのでも構わない。
なのに、セラフィーナも自分用のテントを張っているところを見ると、泊まっていく気のようだ。
そのため、帰ったらどうかと尋ねると、セラフィーナはいつもするような返答をしてきた。
セラフィーナが良いのならと、エルヴィーノはそれ以上は言わないことにした。
「それで……、どう見る?」
「そうですね……」
少し間を置き、エルヴィーノは話を変える。
付き合いも長いことから、セラフィーナも何を聞いてきているのかを理解している。
フィオレンツォのことだ。
「才能ということなら、そこまでといったところですかね」
セラフィーナは、午後の半日見ていた感想を述べる。
盾で敵の攻撃を防ぎ、隙ができたところを剣で仕留めるという、基本に忠実な戦闘方法をフィオレンツォは行っている。
盾に関しても剣に関しても、特筆すべきところは見当たらない。
良いのか悪いのか、平凡といった感じにセラフィーナには見える。
「そうか……」
「エル様はどう見ますか?」
セラフィーナの意見に、エルヴィーノは頷く。
そんなエルヴィーノに対し、今度はセラフィーナが問い返した。
「……セラと同意見だな」
問い返されたエルヴィーノは、少し間をおいて返答する。
「素直なところがどっちに転ぶかだな」
「なるほど……」
今日1日、エルヴィーノは手は出さずに見ていた。
フィオレンツォが1人でどれくらいできるのかをだ。
セラフィーナと同じように、フィオレンツォを平凡と思ったのは初めて会った時からだ。
性格が戦闘に出ていると言えばいいのか、攻撃も防御もセオリー通りな感じで、ダンジョンでもまだ上の階層の知能の低い魔物だから通用しているが、さらに下層に進むと知恵の回る魔物もなかにはいる。
そういった魔物を相手にしたら、フィオレンツォの素直な性格丸出しの戦闘スタイルでは通用しないかもしれない。
これから冒険者として生きていくとなると、冒険者同士でのいざこざもあり得る。
そのため、対人戦のことも考えると、セオリー通りで読みやすいフィオレンツォの戦い方ではだめだ。
「俺の指示の方に素直ならいいんだけどな」
明日は、手を出さずに口は出すつもりでいる。
その指示は、フィオレンツォの性格からすると受け入れにくいものかもしれない。
しかし、逆に素直に指示に従うというのなら、努力次第で伸びるかもしれない。
そう言った意味で、先ほどどちらに転ぶのかと言ったのだ。
「……それにしても、オル君はおとなしいですね」
「……全くだな」
セラフィーナのテントの中にはベビーベッドが入れられ、そこにはオルフェオを寝かせている。
シカーボの町の家や宿屋の部屋のなかならともかく、ダンジョンの中に建てたテント内だというのに、いつも通りスヤスヤと寝ている。
前回来た時も同じようだった。
赤ん坊でありながら器が大きいというのか、全く何も感じない凡愚なのか。
今の状態では分からないが、2人としては前者であってほしいところだ。
「ふあ~……」
「ノッテもいるし、寝ていいぞ」
「そうですか? じゃあ、そうさせてもらいます」
フクロウの魔物であるノッテは夜行性だ。
しかも、左右それぞれ約270度首を回すことができるため、夜の警戒にはうってつけだ。
もちろんノッテだけに任せるつもりはない。
ジャックオランタンのジャンやセラフィーナの従魔のリベルタもいる。
それに、エルヴィーノも一緒に周囲を警戒するつもりだ。
これだけいれば、セラフィーナが無理して起きている必要はないため、明日に備えて眠るように促す。
もっとエルヴィーノと話していたい気持ちもあるが、睡眠不足は美容に良くない。
そのため、セラフィーナは不寝番をエルヴィーノと従魔たちに任せ、オルフェオが眠っている自分のテントに向かって行った。
「そうみたいだな」
猪肉祭りともいえる昼食を終えて、少しするとフィオレンツォはまたも魔物との戦闘を再開することになった。
それから数時間。
さすがに疲労困憊で歩くのもきつくなったフィオレンツォは、その場で大の字に寝転んだ。
魔力もほとんど残っていない。
これ以上戦わせたら、魔力切れで気を失いかねないだろう。
それに、そろそろ日が暮れる時間のため、今日の指導は終了することにした。
「そういえば、お前寝袋持ってないよな?」
「寝袋? 持ってないですけど、なんでですか?」
今日の指導は終了だと分かったフィオレンツォは、体を起こして帰る準備を始める。
そんなフィオレンツォに、エルヴィーノがふと気になったことを問いかける。
フィオレンツォはその質問に答えるが、どうしてそんなことを聞いてくるのか分からず問い返した。
「「なんでっ?」って、そりゃ今日はここに泊まるからだ」
「え゛っ?」
想像もしていなかった答えが返ってきたため、フィオレンツォは思わず変な声が出てしまった。
てっきり、夕方の時刻になったらダンジョンから出て、ヒアーサの町の宿に泊まるのだろうと思っていた。
それなのに、まさかここに泊まるなんて思ってもいなかったからだ。
「大丈夫よ。あなたは不寝番はしなくていいから」
「いや、そうじゃなくて……」
午後はソロ行動をすることなく、エルヴィーノと共に指導をしていたセラフィーナは、先ほどのフィオレンツォの反応から、疲れているのに不寝番をしなければならないのかと思ったのではないかと思ったようだ。
しかし、自分がが思ったのはそういうことではない。
そう訂正をしようと思ったフィオレンツォだったが、体の疲労も相まってその気も失せてしまい、言葉が尻つぼみになった。
「昼の猪肉も残っているし、野菜炒めでも作るか」
「良いですね」
エルヴィーノたちは平気だが、フィオレンツォは昼に続いて肉祭りのような料理だとさすがに胃もたれするかもしれない。
明日も戦闘訓練を続けるのだから、それは避けた方が良いだろう。
セラフィーナも賛成してくれたことだし、野菜炒めをメインにした料理を作ることにした。
「う~ん……」
エルヴィーノの美味い料理を食べ終わると、フィオレンツォはウトウトとし始めた。
一日中警戒し続け、魔物との戦闘をしてきた。
疲労が溜まっているところで食事をしたことで、一気に眠気が襲い掛かってきたのだろう。
「フィオレンツォ。寝るならテントに入れよ」
「は、はい……」
ここは石壁でできた迷路のようなダンジョンになっていて、エルヴィーノたちがいるのは余裕がある横幅をした通路になっている。
左右に警戒していれば、魔物による奇襲を受けることはないだろう。
そこにテントを張り、中に寝袋を置いてある。
見張りはエルヴィーノたちがやるため、フィオレンツォにはテント内で寝るように言う。
それを受け、フィオレンツォは眠そうな目をしながら、テント内に入っていった。
「セラは帰っても良かったんだぞ?」
「良いんです。エル様の側にいたいので」
「そうか……」
フィオレンツォの指導は自分が受けたことであって、セラフィーナが手伝ってくれる必要はない。
セラフィーナも影転移が使えるのだから、シカーボの町に帰るか、ヒアーサの町の宿に泊まるのでも構わない。
なのに、セラフィーナも自分用のテントを張っているところを見ると、泊まっていく気のようだ。
そのため、帰ったらどうかと尋ねると、セラフィーナはいつもするような返答をしてきた。
セラフィーナが良いのならと、エルヴィーノはそれ以上は言わないことにした。
「それで……、どう見る?」
「そうですね……」
少し間を置き、エルヴィーノは話を変える。
付き合いも長いことから、セラフィーナも何を聞いてきているのかを理解している。
フィオレンツォのことだ。
「才能ということなら、そこまでといったところですかね」
セラフィーナは、午後の半日見ていた感想を述べる。
盾で敵の攻撃を防ぎ、隙ができたところを剣で仕留めるという、基本に忠実な戦闘方法をフィオレンツォは行っている。
盾に関しても剣に関しても、特筆すべきところは見当たらない。
良いのか悪いのか、平凡といった感じにセラフィーナには見える。
「そうか……」
「エル様はどう見ますか?」
セラフィーナの意見に、エルヴィーノは頷く。
そんなエルヴィーノに対し、今度はセラフィーナが問い返した。
「……セラと同意見だな」
問い返されたエルヴィーノは、少し間をおいて返答する。
「素直なところがどっちに転ぶかだな」
「なるほど……」
今日1日、エルヴィーノは手は出さずに見ていた。
フィオレンツォが1人でどれくらいできるのかをだ。
セラフィーナと同じように、フィオレンツォを平凡と思ったのは初めて会った時からだ。
性格が戦闘に出ていると言えばいいのか、攻撃も防御もセオリー通りな感じで、ダンジョンでもまだ上の階層の知能の低い魔物だから通用しているが、さらに下層に進むと知恵の回る魔物もなかにはいる。
そういった魔物を相手にしたら、フィオレンツォの素直な性格丸出しの戦闘スタイルでは通用しないかもしれない。
これから冒険者として生きていくとなると、冒険者同士でのいざこざもあり得る。
そのため、対人戦のことも考えると、セオリー通りで読みやすいフィオレンツォの戦い方ではだめだ。
「俺の指示の方に素直ならいいんだけどな」
明日は、手を出さずに口は出すつもりでいる。
その指示は、フィオレンツォの性格からすると受け入れにくいものかもしれない。
しかし、逆に素直に指示に従うというのなら、努力次第で伸びるかもしれない。
そう言った意味で、先ほどどちらに転ぶのかと言ったのだ。
「……それにしても、オル君はおとなしいですね」
「……全くだな」
セラフィーナのテントの中にはベビーベッドが入れられ、そこにはオルフェオを寝かせている。
シカーボの町の家や宿屋の部屋のなかならともかく、ダンジョンの中に建てたテント内だというのに、いつも通りスヤスヤと寝ている。
前回来た時も同じようだった。
赤ん坊でありながら器が大きいというのか、全く何も感じない凡愚なのか。
今の状態では分からないが、2人としては前者であってほしいところだ。
「ふあ~……」
「ノッテもいるし、寝ていいぞ」
「そうですか? じゃあ、そうさせてもらいます」
フクロウの魔物であるノッテは夜行性だ。
しかも、左右それぞれ約270度首を回すことができるため、夜の警戒にはうってつけだ。
もちろんノッテだけに任せるつもりはない。
ジャックオランタンのジャンやセラフィーナの従魔のリベルタもいる。
それに、エルヴィーノも一緒に周囲を警戒するつもりだ。
これだけいれば、セラフィーナが無理して起きている必要はないため、明日に備えて眠るように促す。
もっとエルヴィーノと話していたい気持ちもあるが、睡眠不足は美容に良くない。
そのため、セラフィーナは不寝番をエルヴィーノと従魔たちに任せ、オルフェオが眠っている自分のテントに向かって行った。
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