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4 出会い(レオ視点)
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レオは他人には見えないものが見えた。
それはいわゆる妖精とか精霊とか呼ばれるものが見える力だ。
小さい頃はレオが「あそこに妖精がいるよ」と言うと大人達は笑って聞いてくれていた。
だが、年齢が上がるにつれて段々と顔をしかめるようになり、挙げ句には
「何を馬鹿な事を言っているの!」
とか
「いつまでもそんな子供みたいな真似はよしてちょうだい!」
などと言われるようになった。
そんな事を繰り返すうちにレオは悟った。
(僕が視えているものは他の人には見えないものなんだ…)
けれど、地球という星の日本という国で育った記憶を持っているレオとしては、今のこの世界だって十分ファンタジーな世界だった。
魔獣という生き物が存在し、誰もが魔法を使えるのだ。
レオ自身も様々な魔法が使えた。
それなのに妖精や精霊の存在を信じていないなんて、レオにはまったく理解出来なかった。
今もレオの目の前で飛んでいる蝶は女の子の身体に羽根が生えているものだった。
他の人には普通の蝶に見えるか、その姿すら見えないかのどちらかなのだろう。
その妖精はヒラヒラと飛んでいたが、レオの姿を見つけると「こっちへおいで」とばかりに手招きをする。
レオがその後をついていくと妖精は森の中へ入って行き、とある場所でクルクルと回りだした。
そこには一輪の花が今にも咲きそうな蕾をつけていた。
(チューリップみたいな花だな)
そこにあったのはレオが前世でも見た事のあるチューリップのような花の蕾だった。
だが、その花はレオの知っているチューリップよりは少し大きめだった。
「見て、もうすぐ咲くわ」
レオをここまで案内してきた妖精が嬉しそうな声をあげる。
レオが見つめていると蕾はゆっくりと開き出し、花びらはどんどん広がっていった。
通常であればコップのような形の花のはずだが、その花は更に広がりを見せる。
そして完全に開ききった花の中に小さな人の姿が見えた。
(おやゆび姫!? …違った。男の子だ)
子供の頃に読んだお伽噺を思い出したが、中にいたのは女の子ではなく男の子だった。
その男の子はしばらく頭を押さえていたが、やがて立ち上がった途端、バランスを崩して花から落ちそうになった。
「うわっ!」
男の子は咄嗟に雄しべを掴んで転落を免れていた。
「わわっ! 落ちる!」
花は男の子の重みで傾いていき、やがて男の子の足先は地面へと到達する。
その男の子の周りを妖精がひらひらと舞っているのだが、男の子は何故かそれを無視している。
「ふう。やれやれ、助かった」
男の子は安堵したように呟くと、掴んでいた雄しべから手を離した。
男の子の重みで曲がっていた花は当然元に戻っていく。
バシッ!
花に弾かれた男の子は後ろへと尻餅をついた。
「いてて! 何すんだよ」
「プッ!」
コントのような展開にレオが思わず吹き出すと男の子は弾かれたようにレオの方を振り返った。
(しまった! 見えないフリをしなければいけなかったかな?)
前世にあった童話で妖精の塗り薬で妖精が見えるようになった女の人が、うっかり妖精に声をかけて失明させられたお伽噺をレオは思い出した。
レオが顔を逸らすより早く、男の子はレオをきっと睨みつける。
「何笑ってるんだよ! 助けてくれたっていいだろ!」
いきなり怒鳴られてレオは戸惑った。
何しろ少年には羽が生えていたから、飛んで危険を回避できると思っていたのだ。
レオがそれを指摘してやると、少年は自分の背中を確認してパタパタと羽を動かし浮いてみせた。
「ほら、やっぱり飛べるんじゃないか」
レオが嬉しそうに声をあげると、少年はその場にがっくりと膝をつく。
「ど、どうしたんだ? 飛べるのがそんなに嬉しかったのか?」
レオの脳天気な問いかけに少年はマシンガンのように罵倒を浴びせてくる。
それが終わったかと思えば、今度はポロポロと涙を流し始めた。
(怒ったり泣いたり忙しい奴だな)
そんな少年を慰めるように数人の妖精がヒラヒラと舞っているのだが、見えていないのだろうか?
レオがそれを教えてやると少年には妖精達が光の玉にしか見えないと言う。
少年に「ズルい」と言われて、レオは子供の頃から妖精が見える事を伝えた。
すると少年は涙をぬぐうとレオの前へと飛んできた。
「ズルいなんて言ってゴメン」
そう謝る少年と話をしてレオはダークエルフの女王が「妖精王」の座を狙っている事を知らされる。
(そんな物騒な女王に「王の証」を奪われるわけにはいかないな)
レオがそう考えているとホバリングをしていた少年が失速しかけ、レオは慌てて少年の身体を手のひらで受け止めた。
「うわっ!」
レオの手のひらに落ちてきた少年は少しだけ大きくなり、妖精達も見えるようになったそうだ。
「良かったね。僕の名前はレオ。君は?」
レオが名前を問うと、少年は思い出せないと頭を抱えた。
妖精達がレオ達の周りをクルクルと回り、レオに名付けてくれと言い出す。
しばらく考えてレオが少年に「フィル」と名付けてやると何故かピカッと少年が光った。
(光った! まさか従属したとか言わないよな)
レオはラノベで読んだ事のある展開を思ったが、どうもそうでは無かったようだ。
フィルはレオに「一緒に陛下を探しに行こう」と告げてきた。
レオは何故かその誘いを断ってはいけない思いにかられた。
(ダークエルフの女王に人間界を支配されるわけにはいかないからな。それに僕に妖精が見えるのはもしかしたら、このためなのかもしれないしな)
こうしてレオはフィルと共にライトエルフの王を探す旅に出る事を決意した。
それはいわゆる妖精とか精霊とか呼ばれるものが見える力だ。
小さい頃はレオが「あそこに妖精がいるよ」と言うと大人達は笑って聞いてくれていた。
だが、年齢が上がるにつれて段々と顔をしかめるようになり、挙げ句には
「何を馬鹿な事を言っているの!」
とか
「いつまでもそんな子供みたいな真似はよしてちょうだい!」
などと言われるようになった。
そんな事を繰り返すうちにレオは悟った。
(僕が視えているものは他の人には見えないものなんだ…)
けれど、地球という星の日本という国で育った記憶を持っているレオとしては、今のこの世界だって十分ファンタジーな世界だった。
魔獣という生き物が存在し、誰もが魔法を使えるのだ。
レオ自身も様々な魔法が使えた。
それなのに妖精や精霊の存在を信じていないなんて、レオにはまったく理解出来なかった。
今もレオの目の前で飛んでいる蝶は女の子の身体に羽根が生えているものだった。
他の人には普通の蝶に見えるか、その姿すら見えないかのどちらかなのだろう。
その妖精はヒラヒラと飛んでいたが、レオの姿を見つけると「こっちへおいで」とばかりに手招きをする。
レオがその後をついていくと妖精は森の中へ入って行き、とある場所でクルクルと回りだした。
そこには一輪の花が今にも咲きそうな蕾をつけていた。
(チューリップみたいな花だな)
そこにあったのはレオが前世でも見た事のあるチューリップのような花の蕾だった。
だが、その花はレオの知っているチューリップよりは少し大きめだった。
「見て、もうすぐ咲くわ」
レオをここまで案内してきた妖精が嬉しそうな声をあげる。
レオが見つめていると蕾はゆっくりと開き出し、花びらはどんどん広がっていった。
通常であればコップのような形の花のはずだが、その花は更に広がりを見せる。
そして完全に開ききった花の中に小さな人の姿が見えた。
(おやゆび姫!? …違った。男の子だ)
子供の頃に読んだお伽噺を思い出したが、中にいたのは女の子ではなく男の子だった。
その男の子はしばらく頭を押さえていたが、やがて立ち上がった途端、バランスを崩して花から落ちそうになった。
「うわっ!」
男の子は咄嗟に雄しべを掴んで転落を免れていた。
「わわっ! 落ちる!」
花は男の子の重みで傾いていき、やがて男の子の足先は地面へと到達する。
その男の子の周りを妖精がひらひらと舞っているのだが、男の子は何故かそれを無視している。
「ふう。やれやれ、助かった」
男の子は安堵したように呟くと、掴んでいた雄しべから手を離した。
男の子の重みで曲がっていた花は当然元に戻っていく。
バシッ!
花に弾かれた男の子は後ろへと尻餅をついた。
「いてて! 何すんだよ」
「プッ!」
コントのような展開にレオが思わず吹き出すと男の子は弾かれたようにレオの方を振り返った。
(しまった! 見えないフリをしなければいけなかったかな?)
前世にあった童話で妖精の塗り薬で妖精が見えるようになった女の人が、うっかり妖精に声をかけて失明させられたお伽噺をレオは思い出した。
レオが顔を逸らすより早く、男の子はレオをきっと睨みつける。
「何笑ってるんだよ! 助けてくれたっていいだろ!」
いきなり怒鳴られてレオは戸惑った。
何しろ少年には羽が生えていたから、飛んで危険を回避できると思っていたのだ。
レオがそれを指摘してやると、少年は自分の背中を確認してパタパタと羽を動かし浮いてみせた。
「ほら、やっぱり飛べるんじゃないか」
レオが嬉しそうに声をあげると、少年はその場にがっくりと膝をつく。
「ど、どうしたんだ? 飛べるのがそんなに嬉しかったのか?」
レオの脳天気な問いかけに少年はマシンガンのように罵倒を浴びせてくる。
それが終わったかと思えば、今度はポロポロと涙を流し始めた。
(怒ったり泣いたり忙しい奴だな)
そんな少年を慰めるように数人の妖精がヒラヒラと舞っているのだが、見えていないのだろうか?
レオがそれを教えてやると少年には妖精達が光の玉にしか見えないと言う。
少年に「ズルい」と言われて、レオは子供の頃から妖精が見える事を伝えた。
すると少年は涙をぬぐうとレオの前へと飛んできた。
「ズルいなんて言ってゴメン」
そう謝る少年と話をしてレオはダークエルフの女王が「妖精王」の座を狙っている事を知らされる。
(そんな物騒な女王に「王の証」を奪われるわけにはいかないな)
レオがそう考えているとホバリングをしていた少年が失速しかけ、レオは慌てて少年の身体を手のひらで受け止めた。
「うわっ!」
レオの手のひらに落ちてきた少年は少しだけ大きくなり、妖精達も見えるようになったそうだ。
「良かったね。僕の名前はレオ。君は?」
レオが名前を問うと、少年は思い出せないと頭を抱えた。
妖精達がレオ達の周りをクルクルと回り、レオに名付けてくれと言い出す。
しばらく考えてレオが少年に「フィル」と名付けてやると何故かピカッと少年が光った。
(光った! まさか従属したとか言わないよな)
レオはラノベで読んだ事のある展開を思ったが、どうもそうでは無かったようだ。
フィルはレオに「一緒に陛下を探しに行こう」と告げてきた。
レオは何故かその誘いを断ってはいけない思いにかられた。
(ダークエルフの女王に人間界を支配されるわけにはいかないからな。それに僕に妖精が見えるのはもしかしたら、このためなのかもしれないしな)
こうしてレオはフィルと共にライトエルフの王を探す旅に出る事を決意した。
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