醜い孤児で奴隷の男娼だったけど、引き取られた先で蝶よ花よと愛されまくる話

うらひと

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奴隷で人気のない男娼

1※男娼の仕事

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「私の事はこれからご主人様と言え。お前は閨の教育を受けて娼館に売りに出すから」


身なりの良い小太りの男性は自分の家に着くと俺にそう伝えてきた。
手首を緩く縄で縛られたまま何日もかけてここまでロバ車に乗ったり歩いてきた。

あの村の生活やファン爺ちゃんとの思い出も歩いている間に色褪せた思い出に変化して涙も枯れたし、俺は孤児から奴隷になった。


「はい……ご主人様……」



小太りの男性の家からまた移動して娼館という建物についた。その家は見た事も無い二階建ての大きな家だった。建物自体の柱も太く、木造で作った家ではなくて四角い石を積み上げて少しずつ固めて造りあげた家

ファン爺さんの家からこの建物に来る迄に幾つか分からない位、小さな集落を渡った。
俺自身も今迄住んでいた村の隣村迄は行った事があるが、それ以上は行く理由もなかった為にこんな遠く迄来たのは初めての事だった。

前の村に比べてこの村はとても賑やかな町だ。世の中にはもっと賑やかな都会があるらしくそこに比べればここでもまだまだ田舎らしい。
そしてここにはもう俺の事を知っている人間は誰1人としていない。

閨教育はファン爺ちゃんの家まで付いてきたあの2人だ。
わざわざ迎えにきたのは俺の顔と体型を見る為だったそうだ。
黒髪や黒い瞳が綺麗とされているが、都会に行くとそうでもないらしい。

都会では多くの人が綺麗な黒髪、黒目である為、返って俺の様な茶髪や翡翠色の瞳の方が物珍しく人気が出る可能性があると考えたんだそうだ。

それに顔は女のような顔でかなり整っているらしくそういう所も売れそうだと目をつけていたらしい。
俺が知らない間に、ファン爺ちゃんがこの2人に俺の事を珍しい髪と瞳だぞと売り込んで、それに乗っかったとニヤニヤしながら教えてくれた。






ーーーーーーーー




「すみません、すみません、お許し……ください」


「すみませんじゃねーんだよ、クソッ!くっせーなあ。お前の顔は見たくないからケツの穴だけこっちに向けろっ」


バチーンと頬を打たれた時に床に身体が転がってしまって、それから自分の腹を足で踏まれた瞬間、激痛と衝撃に耐えられずに放尿してしまった。
もっと痛がる様子が見たかったのにおしっこを垂れ流すとはふざけるなと男の神経を逆撫でしたのだ。


俺は自分で解しておいたお尻の穴を突き出した。
相手は「臭くて金払ったのに萎えそうだわ……」と言いながら容赦なく穴に突っ込んで早く出したいと言わんばかりに腰を振る。

「はっお前こっちの穴がゆるゆるじゃねーか!!」

男が腰の動きを一旦止めて煙草に火をつけてから俺の背中に押し付けた。
ジュッとした音とともに背中に激痛が走り思わず身体を跳ねさせると「ああ……穴が締め付けられた。やれば出来るじゃないか」と男は楽しそうに笑って腰の動きを再開した。




「8番の部屋です。掃除まで終わりました」



男が満足して部屋を出てからは自分の与えられた部屋を素早く掃除しなければならない。

身体がどれだけ痛くても自分で掃除してから連絡をする。そうしないと、サボっているのかと様子を見にきたこの娼館を任されている教育係の2人にムチで叩かれる。


今日は8番。
部屋は人気順で決められている。部屋の番号が小さければ小さい程、男娼としての待遇も違っていて、男娼同士を競わせている。だけど俺は人気が出なかったので大体9番か8番の部屋が与えられている。

1番から10番があって、部屋の作りも違うらしい。見た事はないけど1番や2番はとても豪華な部屋で人気者の男娼やまだ入りたての初心で人気が出そうな子が入っているらしい。


俺は最初の頃からそんな番号になった事はない。少しでも人気が出るように髪を伸ばせと言われて伸ばしたら見た目は女性の様に見える。

しかしこんな髪の色で瞳だ。
それに身体は痩せていて今ではお客様につけられた傷や火傷の跡が沢山あった。
後ろの穴のゆるゆるになってきて楽に入る様になったはいいけれど、とても具合が悪いというのだ。
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