【完結】王子様の婚約者になった僕の話

うらひと

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番外編2

エドワード王子のご褒美5※

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 私は思わず叫んでしまい苦しんでいる小さなアンドルめがけてルームウェアを咥え、ズルズルと引っ張った。

   するとそもそも着脱のしやすいルームウェアは簡単に私に引っ張られ、中から出っ張りが強めのアンドルのパンツが見えた。

   小さなアンドルよ、もう少しの辛抱だよ!!私を待っていてくれっ!!


「ああーー!!……王子、ぐっ、ふぅっふぅっ……今やっとパットを取り出したんですが身体が揺れて……落としてしまいました。王子は今媚薬に影響されているのでしょう?それでも僕の服を噛んでまで色々と……その我慢してくれて有難う御座います」

「はっ……?」

   アンドルは私が媚薬の影響が出てしまったものの必死で性欲を我慢していると思っていたらしい。それなのにズボンを噛んだ程度で抑えていたと思っているのか私に感謝していた。


「落ちてしまったペニスパットを王子も探してくれますか?僕も曲げていた膝を元に伸ばして探しますから」

「な……ん……だと……?」  


「王子の両手に近い処に落としてしまったので、王子の方が見つけやすいかもしれません」

「ああ……分かった……」


   
   アンドルの話を聞いて私の無謀な小さなアンドル救出作戦から一気に現実へ戻る事ができた。


 終わってしまった……か。


 こんな事になってしまったが最高に楽しかった。

 アンドルと2人麻袋に入れられ、モゾモゾと動くアンドルにそそられ、アンドルのお口で股間を貪られ……揺れ動くアンドルの股間を楽しんで……。

    ああ……なんて素晴らしいひと時だったのだろう。 
    信じられるか?
   まるで私の夢が全て詰まった出来事だったのだ。

 仕方なく落ちたペニスパットを縛られた両手で探すと私が直ぐに見つけたので、先にアンドルの手首の縄を切ってあげるとそこからは速かった。

 2人で麻袋を出た時には2人とも服がヨレヨレだし髪もボサボサで2人共お互いを見合って笑い合ってしまう。

「「疲れた~!!」」

 そのままシャワーを浴びて少し気持ちが落ち着いても2人とも自分の息子達の興奮がまだ治っていなかった。
 やはり2人共媚薬の耐性はつけていても若干影響はあるのだろう。

「アンドル……」

「はい……」

 思わずアンドルを抱き締めるとアンドルも抵抗しないで私を抱き締め返してくれた。

「今すぐ結婚したい……アンドルが好きなんだ。こんなに2人でくっついていては私の息子ももう治らない。頼む。アンドル!!」

「ううっ……僕との結婚は決まってますが、今日直ぐとは流石に難しく……」

「結婚したい!!アンドルと結婚したい!!」

 アンドルの腕がビクッと動いたのが分かった。
 麻袋に媚薬が塗り込まれていたとしても、私とアンドルはそれぞれ薬の耐性をつけているから中途半端な媚薬では効かないだろうと思っていた。

 だから出来るだけ冷静に頼んでみたのだがやはりダメか………小さなアンドルも硬くなっているのが分かるが、アンドル自身は最後まできっと冷静だ。

 だか私の方はその理性をとっくに手放した。
 だからアンドルにも理性を手放してもらい小さなアンドルを助けてあげよう。


「アンドル……」

「王……んっ……んっ」

 思わずアンドルの口に思いっきり舌を入れて口腔内を舐め回す。私の舌先は早速身につけた舌先クニクニスキルを使ってアンドルの口腔内を掻き回すとアンドルの反応がとても良かった。

 一通り掻き回してゆっくり口を離すと……アンドルがボーっとして見た事もないトロトロな顔に変わっているし身体の力も抜けている。

「アンドルッ!!そんな顔と態度を私以外に見せては駄目だぞっ!!」

「はっは……い」

 ぎゅっとまた抱き締めると小さなアンドルがビンビンになっていた。
    これは……触るしかないな。
 私の右手の力を見せてやろうとゆっくり小さなアンドルを握ってやる。

「んはっ王子……ふああ……」

「アンドル……したい」

「うああ……はっ…はっ…」

 アンドルには結婚という言葉で誤魔化していたが、その言葉をすっ飛ばして私の本当の気持ちを伝えながら優しく小さなアンドルを撫でてやる。

 先程から私の息子が(俺もっ!!)と怒っているが、そんな事知った事か。
 いきなり息子が出て乱暴に攻めてはアンドルにトラウマを植え付けるだけだろう。
 ちゃんとアンドルの気持ちを優先させてあげるのが夫だぞ。

 もう一度アンドルにキスをする。
 小さなアンドルは先程より強めに撫でてあげるとアンドル両腕が私の首に回ってきて私の舌を貪る様に積極的に動いてきた。

 アンドルもボーっとし始めている……理性を手放したか……?
 そう思った所で小さなアンドルを撫でるのをやめて握るだけにした。

「あうっ……王子……どうして?」

 一旦口を離したアンドルがトロ顔で私を見つめてくる。
 どうして……とは、もっと触って欲しいでいいか……?
 私の息子だって限界ではあるんだが。

「アンドル……愛しくて堪らない。大好き。したいよ」

 右手を止めたまま耳元でまたそう言うと小さなアンドルの方がピクンと動く。
 そして本当にゆっくりとだが私の握っているだけの右手めがけてアンドルの腰が揺れ動いているのが分かった。

 ああ……真面目なアンドルが快楽を求めているとは息子と私の神経も擦り切れそうだ。

「王子……」

「アンドル……愛している。したいんだ」

 もう理性がとっくに吹っ飛んでいる私はアンドルをベッドに運び、また貪る様にキスをした。

 くちゅ……くちゅ……と音だけが薄暗い静かな部屋の中で響いている感覚になってきた。

 そしてとうとう制御不能な私の息子が大暴走してアンドルの太腿を使って擦り始めてしまい勝手にイってしまった。

 ドピュッーー。

「クゥーッ……!!……はあっ……はあっ」

「えっ……王子……!!」

「アンドル……大丈……夫だ……よ。アンドルの気持ちが伴わない迄は私は我慢する……からね」

「うあっ……ああ」

 そう言いつつ小さなアンドルを優しく握っていた右手でゆっくり擦ってあげると意外にも透明な液がダラダラと濡れている。

 そして滅多に使わない左手はいつの間にかアンドルの乳首を探し当ててしまい、やっと発見したレアなお宝みたいに大切に愛でていた。

(左手かっ!!いつの間に宝探しをしていたんだい?)

(お前の本能で動く)

(そうか……凄いな。左手は無意識だったのだな。知っているか?アンドルにはもう一つお宝がある事を)

(お前の本能で私を動かせ)

 左手は私がもう一つのお宝の在りかを教えるとそのまま探検に行き直ぐにもう一つの乳首を見つけて愛でていた。

 一方右手の方は小さなアンドルを優しく包み込んで全く動かさない。

 しかし実際には微妙に動かしていて小さなアンドルの感じる所をぼんやり刺激しつつ興奮を煽るという高等技術を駆使している。

 アンドルは「うああっ……」と言いながら上の口からも小さなアンドルからも涎が垂れ始めてきてしまった。


「アンドル可愛い……したい。しよう!!」


 私はアンドルの気持ちに寄り添いつつ、最後までしたい事は諦めない。諦めないぞ!!


「アンドル……大好き。したい。いいか……?」

 もう気持ち良さで涎が垂れているのも分かっていないアンドルの耳元でしつこく囁くと……。

「……は……いっんん!!」

   アンドルゥー!!

 返事をしたと同時にまたキスをしてしまった。

 それから覚悟を決めて理性を手放したアンドルもしどろもどろになりながらも積極的に快楽を追い求めてくれる。

 私達はいくら大人として振る舞っていても年齢的には思春期真っ盛り。

 2人共こんなに出るのかと言うくらい精液の量が出ている。

 後ろのアンドルは私が黒猫の時に毎晩優しく解していたので傷つかない様に右手で解してあげる事はスムーズにできた。
   
   更に私の舌先クニクニスキルを使って後ろとアンドルを解してあげると「ふああ……それっダメに……んあ」とアンドルが言っているにも関わらず、後ろのアンドルはヒクヒクと疼いて息子を受け入れる準備ができてしまった。


 月明かりだけの薄暗いアンドルの部屋の中でもアンドルの顔ははっきりと見えた。
 アンドルも私の顔ははっきり見えているのか汗ばんでいる顔が真っ直ぐに私を見つめてくれている。


「アンドル……挿れるよ」

「んふっふぅっ……王子……は…い」


 とうとう……アンドルの初めてを貰う。
 そして……私もアンドルで初めてを捨てるよ。

 初めての営みはもっと興奮してしまうと思っていたが、実際は全く違って2人ともとても冷静だった。

 何故かというと私は挿れる迄に4回。アンドルも2回もイってしまっていて2人共多分玉の中が空に近い状態だったからだ。

 だからこそお互い媚薬にも充てられていないし神聖で清らかな気持ちでいられた。

「アンドル、愛しているよ」

「僕もエドワード王子を……愛しています」

 ゆっくり私の息子を後ろのアンドルの中に沈ませて行く。
 私の息子もイキまくって流石に少々お疲れ気味だったが、やはり後ろのアンドルを目の前にしたら伝説の不死鳥の如く復活してくれていた。

 しかし刺激を与えない様にゆっくり中に挿れた筈なのに、後ろアンドルの中が思った以上にうねうねして私の息子を刺激しまくり強制的に腰を振らされてしまう。

「くぅっアンドル済まない!!私の腰がっ私の腰が止まらないんだ!!」

「エディ!!エディ!!激しっ!!うああーーっ!!」


 結局2人共盛大にイッた後は私は流石に力尽きて寝てしまい、アンドルは逆に眠れなくなってしまったそうだ。

 次の日の朝、何故か普通の侍従では無く、侍従長がアンドルの部屋に入って来て私を叩き起こした。


「あらあら~、まだ結婚も済んでませんのに我慢出来なかったなんて仕方がないですね~」


 と驚きもしない侍従長は……意外にも良い結果になりましたと言わんばかりの明るい口ぶりで注意してくる。

 どうやら昨日の刺客達はアンドルの部屋の窓から出た所で直ぐ捕まっていたらしい。

 その者達を取り調べると、エドライ王子を王太子にしたい勢力で第一王子のゆっくりとした信頼を得るやり方に痺れを切らし、第一王子の勢力を6割にするにはエドワード王子の力のある勢力が一気に加わればいいと暴走したらしい。

 捕まった後はアンドルの部屋へ直ぐに騎士達が乗り込むつもりだったが、私と示し合わせていた護衛の証言もあり、私とアンドルの2人でいる事はなんら問題がないと侍従長が突っぱねた。

 勿論私達が部屋から出れば護衛達は待機していたので部屋の外に行けばよかったのだが、私達はまんまとそのまま盛ってしまったんだ。

 侍従長は私とアンドルを何か理由をつけて前倒しで結婚しようとも画策していた時にふって沸いたこの事件。
   
   侍従長が嬉しそうに「何かあれば2人は部屋から出て来るでしょうから朝迄は外で待機をしていましょう」と要らぬ気遣いで助けに来なかったのは流石にやり過ぎじゃないか?

「捕まえた刺客達に聞いて知っていると思うが、私達は麻袋に入れられたのだぞ!!私達がどうなっても良かったのか?」

   と……アンドルの危険を考えて侍従長に注意すると侍従長は全て把握していた上ですと返事を返す。

「王子なら大丈夫ですよね?だって股間に宝刀をいつも忍ばせておりますのは私も存じてますよ?何故そこに王族の宝刀を隠すのか……といつも思っておりましたが役に立ったとは流石です」

 流石は王子!!っと侍従長に褒められるが、近くにいた護衛達に「王子は素晴らしい宝刀をお持ちなんですよ!!」と要らぬ誤解を呼びそうな話し方を聞いて、その話をしないで欲しいと伝えた。

   
   それにしても先程からアンドルの顔が青白い。


 いっぱい愛し合って大満足の夜の後は爆睡してしまった私とは対照的に、真面目なアンドルの方はずっと青ざめて考え込んでしまったようだ。


「アンドル。理性が吹っ飛んでしまった事なんか気にする必要はない。全ては私の責任だ。直ぐに結婚しておくれ」

「……いえ……王子……僕が悪いのです。僕の気持ちがしっかりしていれば……自分を律して生活して来たというのに……我慢ができずに本当に申し訳ありません」

 いくら王子から何度も誘われたとしても王子は僕の気持ちを優先してくれていたのですから僕が断るだけでよかったのです……と仕切りに猛省しているが、状況を理解した侍従長は満面を笑みを浮かべている。


「アンドル様は悪くありません。アンドル様の部屋に夜這いに来たこのエドワード王子が全部悪いのです。媚薬まで間接的に嗅がされてしまっては仕方がない事でしたが、結婚前という事もあり良からぬ噂が広がってしまうでしょう。つきましては結婚を前倒しさせて頂きますね」


 媚薬も染み込ませた麻袋に入れられていて、しかも王子の私から誘ったら断れる訳がないでしょうと侍従長が嬉しそうにアンドルを慰めていた。

「はい……この様な事態になってしまい結婚の日取りを混乱させてしまい本当に申し訳ありません。先生のご指示通りにさせて下さい」

 声を震わせたアンドルが泣きそうな表情で侍従長にそう言うので「違う!!」と言ってアンドルを抱き締めた。
 すると侍従長が後から私に蹴りが入る。

「くわっ」

「そうですね。全部王子が悪いんですよ~。ではアンドル様、今日はお身体もお辛いでしょうから久しぶりに丸々1日休暇に致しましょう。そして王子はこれから仕事です」

「えっアンドルは今日休みなのか……?」

 アンドルが休暇というのは私には知らされていなかったが、アンドル自身も驚いた表情をしているという事は急遽休暇になったという事か?

「…………みたいですね」

 何だと!!じゃあ私も休みたい。アンドルの部屋で一日中ゴロゴロして休みたい。アンドルと二度寝をして起きたらシャワーを浴びてまたしたい。ご飯を口移しをしながら食べてまたしたい。ちちくりあってしたい。したい!!


「侍従長、私も今日は休みたい!!」


 と思わず私も要望を伝えた。私だって疲れているんだ!!夜は私だって刺客達とやり合ったんだぞ!!


「ダメです。今日は大切な要人をお迎えしての貿易交渉ですよ。陛下をこれ以上お待たせしてはなりません」


 何なんだ!!
 最近は兄上に仕事を任せないで私ばかりに仕事をさせて……クソッ。
 アンドルが危険な目にもあったし王宮内でも事件が発生している……こうして問題が起こっても効果のある対策を取らない兄上達を本来なら何とかしなければいけないのではないか?

 ……それにはやはり私が力をつけるしかないではないか。

 ここで休みたいと言っても問題解決にならないぞ。
 アンドルを1番幸せにするのはこの私だ。


「アンドル!!」

「はいっ」

「これからも私について来てくれるか?」

「勿論です!!王宮に来た時から王子と生涯を共にするつもりです」

 そうか……アンドルより私の方が覚悟ができてなかったのかも知れない。

   が、今やっとこの国の為に生涯働く覚悟がついた。


「アンドル、私と一生を共に生きよう。私は仕事に行ってくるよ」

 断腸の思いで声を振り絞ってそう答えれば侍従長が感激して涙を流していた。


 その後直ぐに準備を整え側近達と共に仕事に邁進する。
 兄上達にもアンドルの件を直接報告し、今後この様な事があれば此方も大切な人を守る為に容赦なく行動すると釘をさしておいた。
 今後の出方次第では私はやってやる。
 人がついて来なくても私にはアンドルが生涯いるのだから。



ーーーー




 結局私とアンドルは卒業と同時に結婚した。
   自慢ではないが文句の付け所のない家柄と容姿端麗のアンドル王子妃に誰もが驚き、一応カッコいいと世間では言われている王子の私よりアンドルの方が目立ったのは言うまでもない。
   

   その後父上の仕事の大半を引き受ける様になったが、王宮内や貴族間でも不穏な事件が多くなっているにも関わらず兄上達が積極的に取り締まらない事に腹を立てて、私はとうとう自分から王太子に立候補すると名乗り出た。

 するとアンジュと義理父の侯爵からは「やっとか」と言われ、騎士団長と宰相からも全面的に支持をする宣言をされるとパタパタと私の支持が集まりとうとう私が王太子になる事が決定した。

 まだ未熟な私には辛い事が多いが、その分夜にはアンドルが甘えさせてくれるので何とか職務を続けられている。


「アンドル……どうした?」


 2人きりになると時折心配そうに私を見つめてくるアンドル。
 私は何か悪い事でもしたか?


「エディは……この国の国王に……本当になりたかったですか?」


   ああ……私を心配してくれていたのか?


「その質問をされると難しいな。国王になりたいと思ってもなれる物でもないが……少なくとも私はアンドルを含め国民が安心して暮らせる国にしたいと常に思っている。それが兄上達より私が出来そうだと思ったから王太子に立候補したんだよ。誰に頼まれた訳でもない私の意思だ」


 そう思える様になったのもアンドルがいつも側で私を助けてくれるからだけどな。


「エディ……私は貴方をずっとお支え致します」


 アンドルは変わらない。
 小さい時からずっと私を支えてくれているし、これからも私と共に歩んでくれるだけで私はこの先も自信を持ってやっていけるんだよ。


「ありがとう。じゃあ一緒にシャワーに行こう」

「ええっ!!……何故突然シャワーに行く話に?」

 それはアンドルが私を支えてくれると言ったからだよと言っても不思議そうな顔をして悩むアンドルは可愛らしく、つい手を引っ張って強引にシャワーを一緒に浴びに行く。


「アンドルゥ……シャワーで身体を洗いっこしながらしたい」


「もっ!!エディ!!恥ずかしいのでそんな事言わないで下さい!!」


「頼む!!アンドルゥ頼むっ!!先っぽだけでいいからっ挿れたいんだ。お願いだっ!!」


「先っぽだけって言っていつも奥まで挿れる癖にっもうっ!!」





 こうしてなし崩し的にどこでも盛る様になり、アンドルは性欲が強すぎる私を何とか受け入れつつ、その後私は冷静で知的な賢王と国内外で知れ渡る様になった。






 Fin


 ーーーーーーー
    完全完結になります。

 最後までお読み頂き有難う御座いました。

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