【完結】王子様の婚約者になった僕の話

うらひと

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番外編2

エドワード王子のご褒美4※

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「そうだったアンドル、ズボンのボタンは外さなくてもペニスパットは取り出せる筈なんだ!!」

「えっそれは本当ですか!!」

 頭ばかりを動かしているアンドルがふぅふぅしながら返事をしている。

「今気がついたんだが、私の息子はいつも右に寄るんだ。だからペニスパットもスボンの真ん中のチャックを外すと真ん中ではなく右よりにずらして私の股間仕様になっているんだよ。
 だからチャックを開けさえしてくれれば右……アンドルから見ると左側に隠しポケットがあり、その中にペニスパットがあるから取り出してくれっ!!」

「ええっ??王子の息子はいつも右寄り!!……わ、わかりました。こ、この話は緊急事態故の重要機密と言う事で内密に致しますので安心して下さい。何よりボタンを外す手間が省けたのは大きいです。気がついてくれて有難う御座います王子。じゃあ僕は後スボンのチャックを開けるだけで良さそうですね!!」

「ああ、頼む」

 私の息子がいつも右寄りだという事に強い反応を示したアンドルだったが、いつも通り冷静に返事を返してくれた。

 そしてとうとう……アンドルのお口を使って私のスボンのチャックを開ける時が来た。ハアハアと息が荒くなってしまうのは仕方がない事だろう?

 ダメだ。やはり想像しただけで息子が暴れ出すか、アンドルの息遣いと顔からの刺激だけでイってしまうかもしれない。

(いつもそうだ!!なんでなんだ!!)

 私は勢いに任せて思わず息子に怒鳴ってしまった。
 何で私の息子はこうもアンドルに弱いんだ。

(息子よ!!もっとしっかりしてくれ!!)

(……おいっクソ親父……俺が黙っていれば好き放題言ってくれやがってテメェいい加減にしろよ!!全部自分のせいなのに俺に責任転嫁しやがって!!)

(ヒィッ……)

 今日は比較的大人しくしていた息子に調子に乗って怒っていたら、私の息子も私を返り討ちにしようとツバを溜めだした。

 いやだっ!!

 溜めたそれを一気に吐き出されたら私の尊厳が全て失ってしまうっ!!

(息子よっそれだけはやめてくれっ!!)

(はあっ?今更お前の尊厳なんか何処にもねーわ!!)

 しかしチャックと格闘しているアンドルは意図もなく顔で私の股間に刺激を与えてくる。
    私が堪えられるのも時間の問題かもしれない。
 息子の協力も得られないなら信じるのは自分自身しか居ない。
 頑張って耐えろ私。

 私が腰を動かしでもしてしまえばアンドルのお口がチャックで怪我をしてしまうぞ!!

 やはり意識をアンドルの顔じゃなくて目の前に持って来なければ。
 そうしてまた私は目の前にあるアンドルの股間と真摯に向き合う事にした。

 一生懸命アンドルがチャックと悪戦苦闘しているせいか、アンドルの股間も熱気もあり汗ばんでいる。
 私の目の前でアンドルの股間がモゾモゾと近づいたり遠ざかったり……。

 それを見て心を落ち着かせていたが、何となく私だけの1人ゲームを思いついてしまった。

 私が舌を出したその舌とアンドルのモゾモゾ動いている股間の先とがくっつくと良いなぁ?ゲームだ。

 気を紛らわせる為に早速やってみよう。

 私が伸ばせるだけ舌を出せば直ぐに届きそうだと思ったのに、目の前の揺れ動くアンドルの股間がくっつきそうでくっつかない。

 意外と難しいな。
 ズボンの奥にいる小さなアンドルがもう少しテントを張ってくれると余裕なのに。
 とにかく私の舌よ、もっと伸びろ。

 実のところ自分の頭をもう少しだけ前に動かせば直ぐにアンドルの股間とくっつくのだが、ここで私の頭を少しでも動かせば私の負けになってしまうのがこのゲームの難しい所。

 伸ばしていた舌を更に伸ばそうと必死になっていたら舌がプルプルと震えてきた。
 それが続くと舌の筋肉が疲れて苦しくなってくる。
 
   私の舌がもたなくなる前に早くアンドル股間の1番出ている部分とくっつけ!!くっつくんだ!!

 アンドルよ、君がチャックと悪戦苦闘している間に私も頑張るからな!!

 アンドルの股間とくっつく様に自分の舌とも悪戦苦闘していたら自分の舌の先っぽだけクニクニと曲げられる事に気がついた。

 そこで私の舌の先っぽの能力を確認してみる事にする。

 舌の先っぽだけでもっと速くクニクニ動かせるかやってみると……できた!!
   人間はこんな事も出来るのかと少しだけ衝撃を受けたし、クニクニ動いているのが私自身の舌だと分かっていても凄く気持ちが悪い動きだ。
   今度アンドルにも出来るか聞いてみようか。

 そして動かせる可動域も確認すると360°自由自在に動く。

 ほお……私の舌は中々優秀じゃないか。

 その舌先クニクニスキルを使って目の前の股間が近づく度に舌の先でクニクニ追っているがやはり届くまでには至らず中々難しい。
 こんなに頑張っているのに報われないとは世の中は無常ばかり……。

 しかしチャンスとは突然やって来る。


「王子!!チャックが全て開きました!!わっうわああっ!!」


 プニュッ


 アンドルがチャックが開いたとそう言ったと同時にアンドルの股間もビクッと今までで1番私の顔に近づいて、そのどさくさにアンドルの股間と私の舌がプニュッとくっついたのだ!!


 いやったああーー!!
 私はとうとうゲームに勝ったぞ!!


 プニュッ……
    プニュッ……
    プニュッ……


    っと今くっついた感触を頭の中でリフレインさせて余韻に浸る……。


 フゥーー……1人ゲームは最高に大満足だったが、アンドルに私がしていた事を気づかれて驚かれてしまったのには焦る。

 当たり前と言うべきかアンドルの股間に私の舌をくっつけたのはバレたのだろう……驚いたというのは私の行動にドン引きされたか?

 しかし最後の足掻きとして一応知らない振りをして聞いてみるか。


「アンドル、そんなに驚いてどうした?」


「えっと…………チャックを全開にした途端に王子の息子が目の前に……勢いよく飛び出てしまって顔に直撃してしまって……び、びっくりしてしまったんです。すみませんっ!!」


 そっちかっ!!

 それなら私の舌の方はバレてないじゃないか!!
   しかしそうだなぁ。私の息子もバッキバキで驚いたのだろう。


「そ、そうかアンドル……それは済まなかった。どうしても生理現象が起こって私のパンツも濡れてしまっているかもしれないがアンドルは大丈夫……か?」

「濡れてます……けどしょ、しょうがない事です。僕の顔とも何度もぶつかってしまってますし、王子が痛くないならもう少し我慢してくださいね?えっとペニスパットは僕から側だとズボンの左側でしたっけ?」

 アンドルは私の息子に顔をぶつけながらスボンの隠れポケットを探す。
 やはり息子のせいでパンツが濡れていたか……知っていたけどな。

 しかも濡れたまま私の息子もいきり立っているから息子の裏側の気持ちが良い所とアンドルの顔が何度もぶつかってヤバいんだ。

 頼むからアンドルも予測不可能な動き方をしないでくれ!!

 チッこのままだと妄想だけでイってしまうから、やはりお口を使ってくれているアンドルから意識ずらさなければ!!

 そうしてまた私は目の前のアンドルの股間に集中する。

 先程のゲームでもまたやるか……?

 しかしよく考えれば先程はアンドルに気づかれなかったが、バレたらアンドルと歩むはずの私の一生が台無しになる危険なゲームだったかもしれない。

「うん?……おやっ?」

 アンドルの股間を観察しながら考え込んでいると、おやっ?と疑問に思った時につい声迄出してしまった。

 他に良い方法はないかと引き続き目の前のモゾモゾ動くアンドルの股間に集中していると、少しずつだが小さなアンドルが大きくなってきているのに気がついたのだ。

 まさか……アンドルも私の濡れそぼった息子を見て生理現象が起こっていると言う事が!!
 それにしても人の勃起と言うのはこの様に成長するのだな。

   黒猫だった時も見た事はあったがあの時はパンツの中の狭い空間内だった為に、小さなアンドルの全体像を把握出来て無かったんだよね。

 だんだん小さなアンドルか成長する経過観察が楽しくなってきてじっと見ていると、今度はまた別の事を思いついてしまった。

 アンドル自身には本当に申し訳ない事だが、今、自分の息子をアンドルの顔の前でピクピクと動かしてみたら小さなアンドルはどう変化するのかという実験がしてみたくなったのだ。

「済まないアンドル。もう少しでナイフが取れそうか?今まで抑えてきた息子が生理現象のせいでもっと動いてしまうかも知れない」

 一応これから息子が動き出しますよと遠回しにアンドルには断っておいた。

「はっはい大丈夫です。ふぅっもうパットが見えていますから取り出すだけです。もう少しですからっ」

 アンドルの為に今まで息子を我慢させていたが、私の大事な実験の為に息子を自由にさせる事を許して欲しい。

 そうして私は息子に対して抑えつけていた理性を呆気なく手放した。

(おい、いいのか?お前がずっと大切に守ってきた尊厳とやらはどうしたんだよクソ親父!!)

   いつも私の意見を聞かない息子が珍しく心配してくれている。


(何を今更っ!!私に尊厳なんか何処にもないと言ったのは息子の方じゃないかっ!!)

   
   最近は息子に翻弄されていた私だったが今回は違う。
   やりたい実験の為に多少の犠牲も厭わない私の強い態度に息子も怯んだ。


(確かに俺はそう言ったけどもよっ!!折角アンドルとの仲を真面目に心配してみればこの言い草かよっ!!チッ……もうどうなっても知らねーからな!!)


 私という理性が外れた息子は早速またツバをパンツに塗りたぐりながらそのまま出っ張ったパンツをアンドルの顔に当て始めた。

 ピクンッ
 ピクピクンッ

「んあっ王子、もう少し……ですからね」

「済まない。本当にありがとうアンドル」

 それからも私の息子はピクンピクン、ペチャペチャとアンドルの顔に容赦なく攻撃してしまっている。

 アンドルに申し訳ないと思いつつ、私の方は目の前にある大きくなって来た小さなアンドルを観察し続けるという使命を全うしなければならない。

「んっ……ふぅっ……ふぅっ」

 私の息子が容赦なくパンツ越しにツバをアンドルに吐きかけているせいなのか、薬物の耐性があっても媚薬効果が出ているせいなのかアンドルが悶え苦しんでいる声が聞こえてくる。

 もうアンドルの顔や耳にも私の息子のツバのついたパンツで沢山濡らしているだろう。

 アンドルの息が上がっていると同時に目の前にある小さなアンドルは一段と大きくなっており、服の向こう側では小さなアンドルがルームウェアが狭すぎるから外へ逃して欲しいと無言で訴えていた。

 何とかして小さなアンドルを助けてやりたいが、ルームウェアの囲い込みから私が助ける手段は思い付かず見守る事しかできない。

「今は何も出来ないんだ。小さなアンドルよ」

 すると大きく膨らんでいた小さなアンドルがとうとう全力を振り絞って一度だけ大きくブルンッと動いた!!

 そんなにしてまで私に助けを求めていたのかっ!!

 小さなアンドルがこんなに必死で助けを求めていたのに、一体私はなんて非道な人間に成り下がったんだ!!小さなアンドルよすまなかった!!


「今助けるぞっ!!」

「んえっ!!王子??な、何を?ああーー!!」





ーーーーーーー
明日に続きます。
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