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番外編1
国王の息子・前
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あらすじ
国王の息子が長年確執のあった父親の権力を奪い取り、この国の権力の中心ですべてを支配しようとする壮大な野望を持つ主人公の物語です。
そんな設定ですが人間2人と擬人化したゆるい世界観です。
ほんとすみません。
※2話で終わります。
登場人物
・エドワード国王陛下
・アンドル(王妃、男性)
・息子(この小説の主人公でエドワードのお◯ん◯ん)
・小さなアンドル(アンドルのお◯ん◯ん)
・後ろのアンドル(アンドルのア◯ル)
・右手(エドワードの右手、性別無し、息子の愛人)
ーーーーーーー
俺は国王の息子。
この国の最高権力者であるエドワード国王の息子だ。
王子継承権はまだないが唯一の正当な息子だ。
このまま順調に成長すれば王位継承権も手に入るんじゃないかと思っている。
俺の父親は長年婚約者で想いを寄せてきたアンドルと結婚し、仲睦まじい生活を送っている。
この国の国民や臣下達にも意外と慕われていて、常に公平なジャッジを下す賢王だと言われているが……
彼と1番身近に過ごして来た俺からすればそんな風に言われてるなんて「はあっ?」だ。
賢王だなんてなんの茶番なんだと思っている。
確かに俺が小さい頃は父上父上とお慕いしていたが、彼はアンドルという綺麗で真面目な人間に心を奪われてしまって以降、人生がアンドル中心に動いていると言ってもいい。
かく言う俺も早くアンドルに人生を捧げたいとずっと願っていたのに……
あいつは……クソ親父は息子の俺を差し置いて、自分ばかりがアンドルの息子である小さなアンドルと楽しくやりやがっていた。
自分の息子を可愛がらずに、他人の息子と仲良くなろうとするか普通?
違うだろ??
そんなのおかしいに決まっているのにクソ親父は自分の家庭を顧みずに優しくするのは他人の息子ばかり。
それを俺は何年も寂しさと悲しみに暮れながら過ごしていたんだが、クソ親父がアンドルと気持ちが通じ合うと、何と俺自身が驚く程デカくなり強靭な力が手に入った。
さあっクソ親父に反撃と行こうじゃないか!!
ーーー
(息子よ頼むっ!!暴れるのは止めてくれっ!!特にアンドルの前ではっ!!何とか頼むっ!!)
(ぺぺッ今日もツバを撒き散らしてやるっ!!今更お前のいう事なんか聞くもんかよっ!!もう俺の好きにさせて貰っから!!)
(そんなっ!!くっ……ハアハア……はああ……またイクッ!!)
俺は長年の悲しみと恨みを怒りに変えて、とうとうクソ親父を力でねじ伏せて負かした。
この意味が分かるか?
そうだ。
俺はこの国の1番偉い国王より偉くなったんだよ!!
と言う事は……俺がこの国の権力の中心だ!!
ーーー
(おいっ!!)
(はは……何だい?息子君……?)
俺に屈服させられたクソ親父は俺に対して慎重に対応する様になっていった。
クックッ……弱くなったなあ~お前。
(お前のアンドルを俺が所望している。直ちに会わせろ!!)
(えっ!!ちょっまっまって下さい!!まだ仕事中なんです。もうすぐ3時のおやつ休憩だなぁっと、それでちょっとだけ思い出しただけなんです。もう昨晩のアンドルなんか思い出しませんからっ!どうかその……暴れそうになっているのを鎮めて頂けませんでしょうか……?)
クソ親父が戦々恐々しながら俺にお伺いを立ててくる。
(お前!!口答えするのかっ!!またツバをスボンに沢山撒き散らしてやろうかっ!!)
(ヒィィーッわっ分かりました!!し、少々おっおっお待ちください!!)
クソ親父はおやつ休憩になると素早くアンドルのいる書斎に大急ぎで向かった。
この国の国王のクセに使えねーな!!
最初からそうしろっての。
「ア、アンドル!!今おやつ休憩だから私と一緒にお茶しようか!!」
「あっ陛下お疲れ様です。んーーそうですね!!僕も丁度休憩したいと思っていました」
今日のアンドルの予定は……午前中は騎士達と基礎訓練と護身術の訓練を嗜み、午後からは王宮にいる文官達を回って労いの言葉をかけた後は、持ち上がって来た案件の書類をできるだけ処理してくれている。
一見人形の様に整った顔をしているので冷たい人間だと思われがちのアンドルだが、王妃になって自分から積極的に声をかけると、純粋で気さくな性格だと世間が分かってしまい、とても人気者になってしまっている。クソがっ
私以外にそんなに愛想を振りまかなくても……とクソ親父はボヤいているが、そこに関しては俺も同意見だ。
「アンドルを補給したいんだが抱き締めてもいい?」
「はいはい。陛下お疲れ様です」
俺の命令に従ったクソ親父が両手を広げると、アンドルはクスッと笑いながら胸の中に入ってくれる。
本当にクソ親父によくこんな俺好みの子が手に入ったもんだぜ。
たがこの国王が俺の操り人形だという事をまだ誰も……アンドルさえも知らないとは。クックックッ。
抱き締めあったその隙に俺は出来るだけ自分を長く伸ばしてアンドルの下半身に攻撃する。
俺が長年クソ親父から蔑ろにされていたのは、このスボンの先にある小さなアンドルと後ろのアンドルって奴をクソ親父が大切にしてきたせいだ。
俺がこんなに反抗的になったのもクソ親父が1番の原因でこいつらのせいじゃないって事位分かっている。
分かっているが、積年の恨みが大きすぎて攻撃するのを止められないんだよ。
(おいっ!!お前ら聞こえているかっ俺だ俺っ!!)
俺がそう呼びかけると小さなアンドルはその呼びかけに応えてはくれたがお昼寝をしていたらしい。因みに後ろのアンドルは起きなかったようだ。
(あっ国王陛下の息子さんこんにちは……その……こんな時間に元気ですね……ふぁっ……今日は……僕達のお昼寝の時間にどうしたんですか……?)
クッ俺の呼び掛けにも関わらず随分な態度でいやがる。
( お前ら俺を誰だと思っているんだ!!この国で1番偉い息子だぞっ!!もっと敬えっ!!)
グイッグイッと俺の力強さをアンドルに押し付けて俺は怒っていたが、小さなアンドルは冷静に対応しやがった。
(息子さん、またそんな事言って……。国王陛下が可哀想ですよ?お仕事しているのは国王なんだから頑張っているお父様を思えばそんな言い方はできない筈です。なんだかんだ言ってお父様が1番大切に思っているのは貴方なんですから)
こいつは……小さなアンドルは感情任せで行動しようとする俺に対して、いつも冷静な理論を使い正論をぶつけてくるからやりにくい相手だ……。
(ぐっ……お前は小さい頃から愛されて生きてきたから俺の気持ちなんか分からないんだよっ……だがまあ良い。その代わり夜になったら覚えていろよっ)
(うん。ちょっと乱暴で暴走しちゃうけど僕は貴方の事が大好きだから夜会えるのを楽しみにしてますね!!ふぁぁっ……まだ今は眠いので……おやすみなさ~い)
(ちょっおまっ!!まだ話は終わってねーだろうがっ!!)
クソっ何て奴なんだ!!俺の言う事を聞かずにまた昼寝に戻って行きやがった。小さなアンドルの奴は全く躾がなっていない。
こんな奴に俺が振り回されるなんて馬鹿馬鹿しい。
俺は仕方がなくクソ親父にお茶を飲んで休憩しろと命じる。
(あーーっ!!もう萎えたわ。おいっクソ親父、そろそろ仕事に戻れ!!)
(はっはいっ。息子君ちょっと落ち着いてくれたかな?丁度お茶もして小腹も満たされた事だしね。では急いで戻ろう)
「陛下、そろそろ……」
俺がクソ親父に命令した頃に丁度側近達もやって来て、おやつ休憩が終わる事を知らせてくれた。
そういえばこの後は側近達と共に会議があったな。
「じゃあアンドル、また頑張ってくるね」
「はい。お互い頑張りましょう」
あームカつく。
なーにがお互い頑張りましょうだよっアンドルめ。
アンドルだって俺がグイグイ押し付けているのを知っていて無視しやがる。それに何で小さなアンドルと後ろのアンドルをもっとちゃんと躾けていないのか。
俺はムカつきを抑えながらふて寝した。
国王の息子が長年確執のあった父親の権力を奪い取り、この国の権力の中心ですべてを支配しようとする壮大な野望を持つ主人公の物語です。
そんな設定ですが人間2人と擬人化したゆるい世界観です。
ほんとすみません。
※2話で終わります。
登場人物
・エドワード国王陛下
・アンドル(王妃、男性)
・息子(この小説の主人公でエドワードのお◯ん◯ん)
・小さなアンドル(アンドルのお◯ん◯ん)
・後ろのアンドル(アンドルのア◯ル)
・右手(エドワードの右手、性別無し、息子の愛人)
ーーーーーーー
俺は国王の息子。
この国の最高権力者であるエドワード国王の息子だ。
王子継承権はまだないが唯一の正当な息子だ。
このまま順調に成長すれば王位継承権も手に入るんじゃないかと思っている。
俺の父親は長年婚約者で想いを寄せてきたアンドルと結婚し、仲睦まじい生活を送っている。
この国の国民や臣下達にも意外と慕われていて、常に公平なジャッジを下す賢王だと言われているが……
彼と1番身近に過ごして来た俺からすればそんな風に言われてるなんて「はあっ?」だ。
賢王だなんてなんの茶番なんだと思っている。
確かに俺が小さい頃は父上父上とお慕いしていたが、彼はアンドルという綺麗で真面目な人間に心を奪われてしまって以降、人生がアンドル中心に動いていると言ってもいい。
かく言う俺も早くアンドルに人生を捧げたいとずっと願っていたのに……
あいつは……クソ親父は息子の俺を差し置いて、自分ばかりがアンドルの息子である小さなアンドルと楽しくやりやがっていた。
自分の息子を可愛がらずに、他人の息子と仲良くなろうとするか普通?
違うだろ??
そんなのおかしいに決まっているのにクソ親父は自分の家庭を顧みずに優しくするのは他人の息子ばかり。
それを俺は何年も寂しさと悲しみに暮れながら過ごしていたんだが、クソ親父がアンドルと気持ちが通じ合うと、何と俺自身が驚く程デカくなり強靭な力が手に入った。
さあっクソ親父に反撃と行こうじゃないか!!
ーーー
(息子よ頼むっ!!暴れるのは止めてくれっ!!特にアンドルの前ではっ!!何とか頼むっ!!)
(ぺぺッ今日もツバを撒き散らしてやるっ!!今更お前のいう事なんか聞くもんかよっ!!もう俺の好きにさせて貰っから!!)
(そんなっ!!くっ……ハアハア……はああ……またイクッ!!)
俺は長年の悲しみと恨みを怒りに変えて、とうとうクソ親父を力でねじ伏せて負かした。
この意味が分かるか?
そうだ。
俺はこの国の1番偉い国王より偉くなったんだよ!!
と言う事は……俺がこの国の権力の中心だ!!
ーーー
(おいっ!!)
(はは……何だい?息子君……?)
俺に屈服させられたクソ親父は俺に対して慎重に対応する様になっていった。
クックッ……弱くなったなあ~お前。
(お前のアンドルを俺が所望している。直ちに会わせろ!!)
(えっ!!ちょっまっまって下さい!!まだ仕事中なんです。もうすぐ3時のおやつ休憩だなぁっと、それでちょっとだけ思い出しただけなんです。もう昨晩のアンドルなんか思い出しませんからっ!どうかその……暴れそうになっているのを鎮めて頂けませんでしょうか……?)
クソ親父が戦々恐々しながら俺にお伺いを立ててくる。
(お前!!口答えするのかっ!!またツバをスボンに沢山撒き散らしてやろうかっ!!)
(ヒィィーッわっ分かりました!!し、少々おっおっお待ちください!!)
クソ親父はおやつ休憩になると素早くアンドルのいる書斎に大急ぎで向かった。
この国の国王のクセに使えねーな!!
最初からそうしろっての。
「ア、アンドル!!今おやつ休憩だから私と一緒にお茶しようか!!」
「あっ陛下お疲れ様です。んーーそうですね!!僕も丁度休憩したいと思っていました」
今日のアンドルの予定は……午前中は騎士達と基礎訓練と護身術の訓練を嗜み、午後からは王宮にいる文官達を回って労いの言葉をかけた後は、持ち上がって来た案件の書類をできるだけ処理してくれている。
一見人形の様に整った顔をしているので冷たい人間だと思われがちのアンドルだが、王妃になって自分から積極的に声をかけると、純粋で気さくな性格だと世間が分かってしまい、とても人気者になってしまっている。クソがっ
私以外にそんなに愛想を振りまかなくても……とクソ親父はボヤいているが、そこに関しては俺も同意見だ。
「アンドルを補給したいんだが抱き締めてもいい?」
「はいはい。陛下お疲れ様です」
俺の命令に従ったクソ親父が両手を広げると、アンドルはクスッと笑いながら胸の中に入ってくれる。
本当にクソ親父によくこんな俺好みの子が手に入ったもんだぜ。
たがこの国王が俺の操り人形だという事をまだ誰も……アンドルさえも知らないとは。クックックッ。
抱き締めあったその隙に俺は出来るだけ自分を長く伸ばしてアンドルの下半身に攻撃する。
俺が長年クソ親父から蔑ろにされていたのは、このスボンの先にある小さなアンドルと後ろのアンドルって奴をクソ親父が大切にしてきたせいだ。
俺がこんなに反抗的になったのもクソ親父が1番の原因でこいつらのせいじゃないって事位分かっている。
分かっているが、積年の恨みが大きすぎて攻撃するのを止められないんだよ。
(おいっ!!お前ら聞こえているかっ俺だ俺っ!!)
俺がそう呼びかけると小さなアンドルはその呼びかけに応えてはくれたがお昼寝をしていたらしい。因みに後ろのアンドルは起きなかったようだ。
(あっ国王陛下の息子さんこんにちは……その……こんな時間に元気ですね……ふぁっ……今日は……僕達のお昼寝の時間にどうしたんですか……?)
クッ俺の呼び掛けにも関わらず随分な態度でいやがる。
( お前ら俺を誰だと思っているんだ!!この国で1番偉い息子だぞっ!!もっと敬えっ!!)
グイッグイッと俺の力強さをアンドルに押し付けて俺は怒っていたが、小さなアンドルは冷静に対応しやがった。
(息子さん、またそんな事言って……。国王陛下が可哀想ですよ?お仕事しているのは国王なんだから頑張っているお父様を思えばそんな言い方はできない筈です。なんだかんだ言ってお父様が1番大切に思っているのは貴方なんですから)
こいつは……小さなアンドルは感情任せで行動しようとする俺に対して、いつも冷静な理論を使い正論をぶつけてくるからやりにくい相手だ……。
(ぐっ……お前は小さい頃から愛されて生きてきたから俺の気持ちなんか分からないんだよっ……だがまあ良い。その代わり夜になったら覚えていろよっ)
(うん。ちょっと乱暴で暴走しちゃうけど僕は貴方の事が大好きだから夜会えるのを楽しみにしてますね!!ふぁぁっ……まだ今は眠いので……おやすみなさ~い)
(ちょっおまっ!!まだ話は終わってねーだろうがっ!!)
クソっ何て奴なんだ!!俺の言う事を聞かずにまた昼寝に戻って行きやがった。小さなアンドルの奴は全く躾がなっていない。
こんな奴に俺が振り回されるなんて馬鹿馬鹿しい。
俺は仕方がなくクソ親父にお茶を飲んで休憩しろと命じる。
(あーーっ!!もう萎えたわ。おいっクソ親父、そろそろ仕事に戻れ!!)
(はっはいっ。息子君ちょっと落ち着いてくれたかな?丁度お茶もして小腹も満たされた事だしね。では急いで戻ろう)
「陛下、そろそろ……」
俺がクソ親父に命令した頃に丁度側近達もやって来て、おやつ休憩が終わる事を知らせてくれた。
そういえばこの後は側近達と共に会議があったな。
「じゃあアンドル、また頑張ってくるね」
「はい。お互い頑張りましょう」
あームカつく。
なーにがお互い頑張りましょうだよっアンドルめ。
アンドルだって俺がグイグイ押し付けているのを知っていて無視しやがる。それに何で小さなアンドルと後ろのアンドルをもっとちゃんと躾けていないのか。
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