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本編4
50エディとの生活
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父上にマルコをどうやって飼っていたか聞いてみると、マルコは人間と同じ食事を好み、父上から離れず学校にもよく内緒でつれて行ったんだとか。そして意思疎通も殆どできてまるで人間のお世話をしている様だったと教えてくれた。
父上の世話の話を聞いて、僕も同じ様にエディに接してみると、本当に人間の食べ物と同じ物を食べる。
試しにキャットフードを何回か与えてみたけれど、エディはお腹がいくら空いても食べようとはしなかったので、僕が根負けして潔く僕の食べ物を分け与える感じで食べる様になった。
そしてとってもシャワー好き。
僕がシャワーを浴びようとすると必ず一緒に入ろうとする。
「エディ、駄目だよ!!子猫って毎日洗うと逆に皮膚が乾燥しちゃうんだって!!あっもうっまた自分で身体を濡らしてっ!!」
「ニャンニャン」
ダメって言っているのに隙をついて勝手に一緒にシャワーを浴びてしまう。
猫って基本水が苦手と聞いたんだけど、エディはシャワーがとっても好きなんだ。
やっぱり普通の子猫ではないし、本当に僕の言葉が分かっている様だし賢い子だけど、たまに言う事を聞いてくれない。
人間っぽいって父上は言っていたけど、やっぱり子猫だよなぁと思う事もある。
そして、僕がベッドに入って寝ようとすると当然のように一緒に入って来る。
寝る前には僕の唇をペロペロされて、首や鎖骨なんかもペロペロされる。
僕の身体ってそんなに美味しいのかな??たまにそのままルームウェアを捲られて乳首をペロペロ、チュウチュウされてしまう。
「ふあっああんっま、待って、エディ!!そんなに僕の乳首を吸っても僕はミルクが出ないんだ。ごめんね」
「ニャンニャン」
やっぱりエディは子猫だからお母さんのオッパイが恋しいのかも知れない。
仕方がないので、寝る前にはお皿にミルクを用意してみたんだけれど全然飲んでくれなかった。
考えた末に、昔アンジュが使っていた人間の赤ちゃん用の哺乳瓶にミルクを入れて寝る前にエディを抱っこしなが飲ませてみると、何とこれはチュウチュウ飲んでくれたからエディの要求に答えられた気がしてとても嬉しかった。
「よーしよし、エディはオッパイが好きだったんだねぇーやっと気づいてあげられて良かったよ」
眠そうなエディが全部ミルクを飲んでチュポンッっと哺乳瓶の乳首から口を離してあげたのに、エディの口がまだチウチウ動いたりしてとっても可愛い。
「ミルクを飲んだら人間の赤ちゃんみたいにゲップを促した方がいいのかな?背中ポンポンするのかなぁ?ポンポン、ポンポン、エディはいい子いい子」
僕は昔アンジュが赤ちゃんだった頃の様子を思い出して僕の肩にちょこんとエディを乗せて、背中を撫でたり、優しく叩く。
エディもやっぱり子猫で赤ちゃんなのかもしれない。
ミルクを飲んでいる時はうつらうつら首が動いていたけれど、ポンポンと背中を優しく叩いている頃にはすっかり「スピーースピーー」と寝息を立てる様になった。
ふふっエディは可愛いなぁ。僕にも将来赤ちゃんが生まれる事になったらこんなに可愛いのかな……そういえば、王子と結婚したら僕は子供を産まなくちゃいけないんだよね。
自分の子供ならきっと可愛いけれど、自分が産むとなるのは、また別の話でやっぱり考えるほど不安が募る。
そうしてその日も先に眠ってしまったエディと一緒に僕も寝るのだけれど、寝る前にミルクを飲ませる様になったのに、エディは夜中にもお母さんのミルクが恋しくなるのか無意識に僕のオッパイを吸ったりして……これはもう仕方がない事なのかな。
またその内父上にマルコを飼っていた時はどうだったのか聞いてみよう。
それとエディは寝相がとても悪い事が分かった。
最初こそ僕の胸の近くで抱きしめて寝ていた筈なのに、いつの間にか脇や足先をペロペロしながら寝ている時がある。
1番驚いたのは夜中の出来事だ。
「ニャニャニャニャ!!ニャーー!!」
と言うエディの声で起きた僕は自分のパンツの中にエディの頭がスッポリはまってしまってエディがジタバタしていたのには、もう可笑しくて笑ってしまった。
「あはははっどうやったら僕のパンツにエディの頭が入るのかい!!」
「ニャンニャン」
エディ!!寝相が悪過ぎるぞ!!
父上の世話の話を聞いて、僕も同じ様にエディに接してみると、本当に人間の食べ物と同じ物を食べる。
試しにキャットフードを何回か与えてみたけれど、エディはお腹がいくら空いても食べようとはしなかったので、僕が根負けして潔く僕の食べ物を分け与える感じで食べる様になった。
そしてとってもシャワー好き。
僕がシャワーを浴びようとすると必ず一緒に入ろうとする。
「エディ、駄目だよ!!子猫って毎日洗うと逆に皮膚が乾燥しちゃうんだって!!あっもうっまた自分で身体を濡らしてっ!!」
「ニャンニャン」
ダメって言っているのに隙をついて勝手に一緒にシャワーを浴びてしまう。
猫って基本水が苦手と聞いたんだけど、エディはシャワーがとっても好きなんだ。
やっぱり普通の子猫ではないし、本当に僕の言葉が分かっている様だし賢い子だけど、たまに言う事を聞いてくれない。
人間っぽいって父上は言っていたけど、やっぱり子猫だよなぁと思う事もある。
そして、僕がベッドに入って寝ようとすると当然のように一緒に入って来る。
寝る前には僕の唇をペロペロされて、首や鎖骨なんかもペロペロされる。
僕の身体ってそんなに美味しいのかな??たまにそのままルームウェアを捲られて乳首をペロペロ、チュウチュウされてしまう。
「ふあっああんっま、待って、エディ!!そんなに僕の乳首を吸っても僕はミルクが出ないんだ。ごめんね」
「ニャンニャン」
やっぱりエディは子猫だからお母さんのオッパイが恋しいのかも知れない。
仕方がないので、寝る前にはお皿にミルクを用意してみたんだけれど全然飲んでくれなかった。
考えた末に、昔アンジュが使っていた人間の赤ちゃん用の哺乳瓶にミルクを入れて寝る前にエディを抱っこしなが飲ませてみると、何とこれはチュウチュウ飲んでくれたからエディの要求に答えられた気がしてとても嬉しかった。
「よーしよし、エディはオッパイが好きだったんだねぇーやっと気づいてあげられて良かったよ」
眠そうなエディが全部ミルクを飲んでチュポンッっと哺乳瓶の乳首から口を離してあげたのに、エディの口がまだチウチウ動いたりしてとっても可愛い。
「ミルクを飲んだら人間の赤ちゃんみたいにゲップを促した方がいいのかな?背中ポンポンするのかなぁ?ポンポン、ポンポン、エディはいい子いい子」
僕は昔アンジュが赤ちゃんだった頃の様子を思い出して僕の肩にちょこんとエディを乗せて、背中を撫でたり、優しく叩く。
エディもやっぱり子猫で赤ちゃんなのかもしれない。
ミルクを飲んでいる時はうつらうつら首が動いていたけれど、ポンポンと背中を優しく叩いている頃にはすっかり「スピーースピーー」と寝息を立てる様になった。
ふふっエディは可愛いなぁ。僕にも将来赤ちゃんが生まれる事になったらこんなに可愛いのかな……そういえば、王子と結婚したら僕は子供を産まなくちゃいけないんだよね。
自分の子供ならきっと可愛いけれど、自分が産むとなるのは、また別の話でやっぱり考えるほど不安が募る。
そうしてその日も先に眠ってしまったエディと一緒に僕も寝るのだけれど、寝る前にミルクを飲ませる様になったのに、エディは夜中にもお母さんのミルクが恋しくなるのか無意識に僕のオッパイを吸ったりして……これはもう仕方がない事なのかな。
またその内父上にマルコを飼っていた時はどうだったのか聞いてみよう。
それとエディは寝相がとても悪い事が分かった。
最初こそ僕の胸の近くで抱きしめて寝ていた筈なのに、いつの間にか脇や足先をペロペロしながら寝ている時がある。
1番驚いたのは夜中の出来事だ。
「ニャニャニャニャ!!ニャーー!!」
と言うエディの声で起きた僕は自分のパンツの中にエディの頭がスッポリはまってしまってエディがジタバタしていたのには、もう可笑しくて笑ってしまった。
「あはははっどうやったら僕のパンツにエディの頭が入るのかい!!」
「ニャンニャン」
エディ!!寝相が悪過ぎるぞ!!
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