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〜王子side〜3
46エドワード王子の不貞6
しおりを挟む隣で疲れ切って眠っているアンドルは私の一回り大きなパンツを履いていて、ずり落ちない様にパンツの中にシャツをインしている。
そんな姿もとても可愛くて魅入ってしまい、アンドルから目線を外させてくれない。
ああ……それでどうしてこう……私の息子は大きくなってしまうのか……
今日は私が欲望に負けてアンドルがいるスリリングな状況なのにも関わらず体液を出してしまった。大きなアンドルは気づいていなかったが、小さなアンドルは気づいて私を軽蔑し誤解を生んでしまったんだ。
小さなアンドルには何とかこの誤解を解かねばならない。
冷静になって考えてみれば、私の右手は愛情のかけらもないいわば道具だ。それを小さなアンドルは知らないのじゃ無かろうか……まさか未だ右手か左手を使った事がない……??
私はその真相を確かめる為に、大きくなった自分の息子をなだめる為にクチュクチュと扱きながらも寝ているアンドルのパンツを静かにずり下げてみた。
(きゃあっ王子!!まただ!!また僕の前で僕以外とそんな行為を見せつけて酷い!!)
(まっ待ってくれ!小さなアンドル。確認させて欲しいんだ!!君はもしかして……手を使った事が……ないのか?)
(えっ……?手を使う?)
(そうだ!!誰だってここが成長すると刺激が欲しくなって手を使用すると思うのだが……知らない……のか?)
(……うん)
(そうか……やはりな……。小さなアンドルはもう少し大人になれば手を使うのは常識なんだよ!!だからこれは誤解だ!!頼む!!私を信じて欲しい……)
(えっ……本当に??じゃあ僕も大きくなったら王子の様に毎晩するの?)
(ああ……毎晩かは分からないが、きっと私と同じ事をするだろう……だからこれは不貞じゃないから安心してくれ!!)
(……王子……僕が未熟なせいで早とちりして御免なさい……)
(いや誤解が解けたなら良いんだ。人の成長速度はそれぞれだから小さなアンドルは楽しく元気に育ってくれたらそれでいい)
(王子!!有難う。大好き!!)
(ふふっ私も大好きだよ!!ハアハア……アンドルもうっイク!!っグゥッ!!)
ドッピュウーーーーー!!
ハアアアーーー気持ちいいーー!!
ハアハア……寝ているアンドルの近くで……小さなアンドルに見守られながら盛大にイッてしまった。
(王子……の息子さんって凄い!!)
(そうか?ふふっ私の息子は不死身なんだよ。だから君より先に死んで悲しませる様なマネは絶対しないからね。安心して将来仲良くしてくれ)
(うん!!きっと仲良くするよ……じゃあ……そろそろ寒くなってきたからまたね)
(ああ、今日は済まなかったな。ゆっくり休んでおくれ)
私達はようやく誤解が解けた。
そして小さなアンドルが風邪を引かない様に私のパンツで包み直し、シャツをちゃんとパンツにインさせて元の状態に戻しておいた。
良かった。これで小さなアンドルはきっと私の息子とも仲良くしてくれるだろう。これから先にある長い付き合いがまだ始まってもいないんだ。
大切に思っている人とのこの関係を大事に育んでいかなければならない。悲しませる事がない様に……。
改めてそう決意した時、「ん……あっ、火の番変わりますよ」とアンドルが目覚めて起きた。
私もまだ賢者タイムを味わっていた所だったので目が冴え渡っていたからアンドルと一緒に携帯食と水で楽しく語り合った。
大変なハイキングだったのはそうだが、アンドルと一緒にいるだけで、何故がとても安心して幸せを感じる事になるとはな。
私はこの世に2人だけで生きている様な至上の楽園を味わう事ができたんだ。
次の日は朝早くからようやく王宮の者達が私達を見つけ出し救助してくれたのでこれで長いハイキングが終わった。
しかしこの幸せな思い出をきっと一生忘れないだろう。
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