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コブリン

26意識回復

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ーーーーーー



「ん……こ…こは?」


 俺はどうしたんだっけ……ここはタンジョンの中の洞窟の壁が見えたので、多分そのままダンジョンの中にはいるんだろう。
 そういえばランズと俺は沢山のコブリンに出会って一生懸命倒していたんだけれど、それからどうなったんだっけ……そういえばランズは何処だ?
   ランズは大丈夫なのか?


「ロジェ!!目を覚ましたのか!!よかった!!私は今、向こう側にある安全な泉を見つけて、自分の身体とその……汚れたロジェの服や私の服も洗って来た所だよ。コブリンの液体が沢山ついていたから、またロジェが液体でおかしくなるかもしれないからね……」

 ランズは少し気まずそうに俺に話してくれた。
 そういえば、俺の身体も綺麗になっていて新しい服に着替えてあった。きっとランズが俺の身だしなみを整えてくれたんだろう……


「ランズ……迷惑かけちゃったみたいでごめんね。俺さ、コブリンに液体をかけられてからあんまり記憶がなくてさ……もしかしてランズが残りのコブリンを倒してくれたのか?」


 するとランズは「ちゃんと正直に話すから驚かないで聞いて欲しい」と言ってコブリンの液体を舐め出した俺の話を聞かせてくれた。


「うぎゃあーーーーー!!お、お、俺は!!ランズに自分の股間を扱きながら自分の指を口で出し入れしていた所を見せつけていたのか!!」


  ランズにそう教えて貰うと、朧げながらも夢物語の様な記憶がぼんやり蘇ってくる……

   お、俺はランズに……立派だと思い込んでいる自分の可愛い肉棒を見せつけて自慢している記憶……。
  ええっ!!この記憶って本当に現実に起こった俺の事なのか!!

 うわあーーーなんて恥ずかしいんだ!!
 


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